80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

こんなもの出てきた

2009-09-28 14:33:17 | その他
押入れの整理をしていたら昔つくった怪しげな電車が出てきました。全長14m級くらいの自由形でピンク地に青(たぶん青15号)とオレンジ(たぶん朱色1号)の帯が入っていて、方向幕には時刻表から切り取ったと思われる「天竜峡」の文字が…
側面には「CNR」の社名がありますが、これは20年以上前に考えていた架空鉄道「中部日本鉄道」(勿論、近畿日本鉄道のパクリ)のこと。ちなみにこの鉄道は豊橋と富山を結ぶという無謀な設定で、後にも先にも模型化したのはこの電車しかありません(^^; 下回りはもとより相棒のクハもあったはずですが残念ながら行方不明です。捨てるに忍びないので、今しばらくは押入れの奥で眠ってもらうことにします。

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でかいR/Cエアロバス(製作中)

2009-09-17 12:57:21 | バス事業部
"出戻りモデラー"が出戻る前に何をしていたかというとバスを追っかけてました(^^; まだ日陰の趣味?だった黎明期から写真を撮ったりナンバー整理したりとね…
ところが最近は、バス専門誌は言うに及ばずバスモデルからグラフ雑誌まで発行されるは、ネット上にゴマンと情報が溢れるはで外へ出て行かなくても済むようになり、一挙に活動量が落ちて安楽趣味に転落、鉄道模型に出戻ったというわけです。
でもせっかく模型ブログを立ち上げたので、バス事業の方もちょっとずつネタを披露していきたいと思います。

今回ご紹介するのはラジコンのエアロバスでエアポートリムジン成田線仕様。まだ未完成です。スケールは1/14で下回りはタミヤのビッグトラックシリーズ(余剰部品が少なくてすむメルセデスベンツ1838LS)を使用し、ボディはアルミ材とABS板からフルスクラッチしました。一応モーターとギヤボックスを後部に載せた"リヤエンジンバス"になってます、サスペンションはタネ車の関係から板バネです(^^;


本車は電装とサウンドパーツが仕込んであり、ライトアップするとこのとおり!実車の重厚なV8サウンドには及びませんがエンジン音も結構楽しめます。ただしバックブザーは「宅急便が来たかと思った」(カミさん談)という具合で、車庫入れを楽しむにはボリュームを下げないといけないのが不満といえば不満…


サイズがでかく車内が丸見えなので運転士を乗せています。ご存知の方はニヤッとするかも知れませんがHUNTER×HUNTERのレオリオのフィギュアです。サイズや服装がドンピシャなのでびっくりです。シフトレバーの持ち方が泣かせるじゃありませんか。でもこれ無加工ですよ。


今後も時期を見て細部を紹介していきたいと思います。ってまずは完成させなきゃ(^^;
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急行「鳥海」を仕立てる・その1(ワキ改造スニ41)

2009-09-17 09:54:01 | 上野口夜行急行方面
上野駅地平ホーム或いは13番線と聞くと、10系寝台を連結した「越前」「能登」「鳥海」などの発車シーンを思い描くj-train世代の方も多いのではないでしょうか。かく言う私の中でも中央東線と並んで愛着のある場所となっています。
わが家ではいま「越前」と「鳥海」の整備が同時進行中で、今回は「鳥海」用に製作中のパレット荷物車・スニ41の製作状況を書いてみます。

なお、目指す編成は次のとおりで、まだ車号は決めていませんがスニは北オク、その他は秋アキ所属車から選ぶことになります。実物はさらにハザ数両とスニ40が加わりますが、9両がMAXの当鉄道ではこれが限界で、荷物車2両とカマを引くとハザは2両になってしまいました(^^;

↑秋田方面
EF58 (KATO完成品)
スハフ42 (KATO完成品を充当予定)
オハ46 (ペーパー自作)
スロ62 (タニカワキット組み)
スハネ16 (フジモデルキット組み)
オハネフ12 (ペーパー自作…休車中につき要整備)
オロネ10 (ペーパー自作…休車中につき要整備)
マニ36 (ロコモデルキット組み)
スニ41 (ホビーモデルワキ5000改造)
↓上野方面

■スニ41をつくる
本来ならペーパースクラッチでいきたいところですが、有がい車特有のあの補強プレスボディが面倒なので、安価で手に入るホビーモデル製ワキ5000のプラキットから改造することにしました。ワキの方が車長が短いため、乗務員・貴重品室部分の寸法の端数を切り上げるなど悪あがきしてみましたが、結局全長で約6mm短いショーティーモデルとなってしまいました。

まずワキ5000の両開き扉のうち左側を削除し3/4に縮めます。
一応、切断面どうしをイモ付けで接着していますが、後ほどさらに補強材で裏打ちします。


乗務員室兼貴重品室部分はプラではなくペーパー製です。t0.4アイボリィ紙にけがいて切り抜きます。妻面の小窓とその下の扉は中心よりやや右にずれているのが特徴ですが、私が見た図面ではその詳細寸法がわからなかったので、気持ち1mmずらしておきました。


切り継いだ荷物室の補強と、乗務員室と荷物室とを合体するため、側板の上下に4×4ヒノキ材を貼ります。これも普通ならプラ角棒を使うところでしょうが、手元に細いものしかなかったのでこうなりました。既に3種類の素材のハイブリッド構造です(^^; なお、わが家ではこのような異種素材どうしの貼り合せにはセメダインSUPER Xなどの多用途接着剤を使っています。2液混合エポキシのような面倒さがなく、ムダも出ずに便利です。


乗務員室部分を組み立てたところです。


床板は中央で切断し、床面と梁にあて板をあてて切り継ぎします。なお床上面側にはウェイト(金属厚板)取り付け用の突起が2か所モールドされていますが、延長すると位置が合わなくなるためばっさりカットし、ウェイトは接着剤で貼り付けてしまいました。


仮組みしてみました。台車は古いコキ50000からの拝借ですが、このまま転用になりそうです。床下機器はワキのものはエアタンクしか流用できず、その他は手持ちの客車用、電車用混合でそれらしいものを並べました。これから屋根の延長、手摺やベンチレータの取り付けを行って塗装です。

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キハ58系「アルプス」を仕立てる・その1

2009-09-15 14:56:57 | 中央東線方面
こちらは気動車急行時代の「アルプス」です。
例によって適当な編成で遊んでいたKATOのキハ58系の小加工&キロ補充記になります。さすがにこの時代になると自前のメモや写真も乏しいため、各方面の資料をひっくり返して次のような編成にしてみました。(キハ65は新宿向きかも知れません)
※(M)は動力車、車号末尾の矢印は運転台の向き

↑松本・糸魚川
キハ65 503↑ (寒地仕様化…未施工)
キハ58 411↓(M)
キハ58 407↓
キハ28 2508↑ (2500番代化…未施工)
キロ58 5(M) (キハ28の屋根上加工&動力車化)
キロ58 1 (ペーパー自作…製作中)
キハ28 2155↓
キハ58 408↓(M)

■キハ65 503はタイフォンを寒冷地仕様に小加工して済ませる予定。

■キハ28 2508はキロ58の冷房化に際して電源供給用に改造された初期の冷房車で、パノラミックウィンドウのモデルチェンジ車。前面窓をクイッと広げれば済むというものでなく、乗務員扉の移設なども必要なためちょっと渋っているところ。いさみやキット組みのキハ58モデルチェンジ車の休車ボディがあるので、これに差し替えてしまうかも…

■キロ58 5はキロ28のクーラーをTOMIXのAU13角型に交換し、別のキハ58の屋上水タンクを切り継ぎました。このクーラーは、元の取付台にφ3mmの穴を開ければ高さもぴたっと取り付けられます。

一方の動力車化は、苦しいだけであまり意味のない加工でした(^^; 編成中にバランスよくM車を入れた方が良かろう、ならば2エンジンに敬意を表して自走するキロがあっても良かろう、などと変な考えを起こしたのが運のツキ。キハ58(M)の下回りとそっくり入れ替えればいいやと思っていたのですが、M車とT車とでは床板パーツの構造が根本的に違っていて、そのままではシートが入らないんですね。おかげで、
○ウエイトの金属板を抜く
○この金属板はモーター支持も兼ねているので別のモーター支持板をプラ板で作る
○モーターと干渉する部分を微妙に削って元のシートパーツを装着する
○抜いたウェイト板は屋根裏に隠す(おかげで重心UP!)という大工事になりました。
中央の白い板がプラ板で作った支持材
モーター集電板や上記の支持材部をカットしたシートパーツ
元の給水口を埋め、新たに中央に2箇所設置して完成(ちょっと雑になった…)
ちなみにTOMIXの485系「増結セット」のTをみるとMと同じ設計で、動力化は容易なようです。

■お隣りキロ58 1はペーパー自作です。ほぼ完成していますが、窓セルの貼り込みと屋上水タンクの製作が残っています。車体はt0.4mmアイボリィ紙と3×3ヒノキ材を使ったペーパールーフ構造。下回りは手元にあった車体長20m車用(たぶんカツミのオハ12用)に、エンドウのDT22とKATOのキハ58系用伸縮カプラー(Assy)を組み合わせてあります。シートはTOMIXのサロ481用Assyを入れる予定。“KATOと連結して恥ずかしくない品質”目指して製作しましたが、みごと玉砕です(^^;

■キハ28 2155は、2500番代に混じって1両だけいた平窓車。無改造で投入できる必須アイテムです。

■他のキハ583両は、基本的には素のまま番号貼り替えだけで対応しています。

このDCアルプスの仕立てに当たっては、次のHPやブログを参考にさせていただきました。感謝感謝です。
モデラーの視点から考える国鉄型
懐かしの国鉄列車・車両編
ARC資料館(編成表のページ)
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165系「アルプス」を仕立てる・その1(サロ455改165)

2009-09-14 11:26:00 | 中央東線方面
中央東線を駆け抜けた列車の中でも思い出深いのが165系による「アルプス」「かいじ」「こまがね」「かわぐち」といった急行群。

KATOの165系は、そのシャープな出来に惚れ込んで発売当初から少しずつ買い足し、基本セット×3(うち1セットは低屋根800番代)にサロとサハシ各1両を加えた11両のストックが出来ていました。
製作中のレイアウトのホーム有効長(9両分)から、サロ2両を組み込んだ「アルプス」8両をまず仕立てることにして、モハ164の低屋根化とサロの補充にとりかかりました。サロ165は品薄になってきているので、買うだけ買って余剰気味だったTOMIXのサロ455をサクッと改造することにしました。

目指す編成はこんな感じで車号も入れてありますが、1970年代の長モト所属車を拾ってきただけで特定番号、特定編成の模型化ではありません。
※(M)は動力車
↑松本
クハ165-64
モハ164-845(基本セットを低屋根化改造)
クモハ165-125(M)
サハシ165-2
サロ165-38
サロ165-31(TOMIXサロ455改)
モハ164-812
クモハ165-73(M)
↓新宿

■サロ455改サロ165
両者は細かい差異と床下に目をつぶればドアステップの有無だけなので、まずはここを改造します。追って掲載予定の181系「あずさ」でもTOMIXサハ481のドアステップをスパッとやっていますので、比較的簡単にできました。

1)KATOサロ165とTOMIXサロ455(バラし済み)の比較。よく似ています。


2)ドアステップをカッターナイフでカットし、#600耐水ペーパーに車体を乗せてゴシゴシやってボディ下面を平らにします。サフェ作業で消えてしまうであろう点検蓋のモールドも思い切って削除。現塗装の剥離は手を抜いて割愛しちゃいましたが(グリーンマークも残ってる…)、これは後々塗装の段でややトラブル肌の原因に。


3)上写真の右側に写っているt0.3プラ板をドア下に貼り、パテ&サフェで仕上げれば改造終了。ちょっと太いけどクツズリも表現しました。


4)KATOの伸縮密連カプラーは分売されていない?ようなので、どうしたものかと思案していたところ、カプラーに2箇所ある突起の逃げ穴を床板に開けてやるだけでパチン!パチン!と小気味よくはまってしまったのにはびっくり。こんなところに“カトミックス”の共通点があったとは…。ちなみにこのカプラーは編成両端の先頭車から移植したもので、こちらにはエンドウの密連をつけることにします。


5)GMのカンスプレーを塗れば、ハイ、見事直流車に化けました(^^;(右が改造車)


今後はヒマを見て床下機器の手直しと、色が濃すぎたグリーン帯(しかもトイレ部分が塗り忘れ!)の修正などをしていきます。
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