80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新・阪急2000系の製作(2)

2019-06-28 03:12:56 | 私鉄電車
しばらく空いてしまいましたが引き続き阪急の製作を進めます。とはいえ梅雨空が続いて塗装系がダメなので電気系を少しいじってみました。

この車両は、ヘッドライトのほかに、テールライトと一緒になった通過標識灯を前面窓上に備えています。この2000系がどのような構造であったかは知りませんが、古い車両の場合、赤色フィルターを出し入れしたり、フィルターの前後にランプを置いて切り替えるなどの方法でテールライトと標識灯を切り替えていたようです。いずれも模型では再現しにくいため、2色発光ダイオードを使ったシンプルな方法で再現してみたいと思います。

ところで標識灯ですが、色については事業者によって「白」や「黄色」などの種類があるようです。ハロゲンランプなどない時代、「白」というのは恐らく普通の電球色のことではないかと思われ、この2000系もそうだったのではないかと思われますが、赤と電球色を切り替えられる2色発光LEDはないため、仕方なく「赤・黄2色発光」というものを求めました。

なんで2色出せるのか長年不思議だったのですが、何のことはない、赤と黄色のLEDがカソード(-)をコモンとして合体した構造になっているのでした。なので足が3本出ています。これとは別に2本足のものもあって、これは2色のダイオードがプラス・マイナス反対向きに合体されたような構造らしく、これだと配線がやりやすいのですが、赤/黄緑や赤/青しかなかったのであきらめました。なお、この写真のデータシートは実物とは別物で、足の順番(長さ)が違っています。



右が配線図、左が汎用基板の実装イメージ図です。2色発光LEDについては、各色と反対向きに整流用ダイオード(1N4148)を組み合わせることにより前後進で赤と黄色が切り替わって点灯します。最初、この3本足をどう配線したら赤/黄を切り替えられるのかわからず3日ぐらい悩んだのですが、フタを開けてみれば実にシンプルな回路で拍子抜けしました。こういう物はあまりシロウトが手を出すものではありません。。



配線図は出来ても、まだちゃんと点灯するか確証が持てなかったので、点灯試験をすることにしました。基板の方はコンパクトにまとまりましたが実に怪しい配線です。左端がだいぶ前に試作したケースに収めたヘッドライトで、その右がテール/標識灯用の2色発光LEDです。



点灯させてみます。まずは前進から。おお、ちゃんと両方光ってますよ!標識灯はやはりちょっと黄色過ぎですなぁ。。



続いてスイッチを切り替えて後進!おおセーフ!めでたく赤くなりました~♪




ということで、中学生の夏休みの宿題か!というほどの恥ずかしい中身でしたが、ひとまずこれで「ヘッドライトと標識灯を明々と点した特急」の実現の目処が立ちました。

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新・阪急2000系の製作(1)

2019-06-18 12:18:35 | 私鉄電車
製作工程の関係で4連と2連の両方を行ったり来たりするので、この際、タイトルを統一してイチから出直すことにしました。“新京阪”ではありませんぞ。あくまで“新・阪急”です。笑

まずはマルーンを吹いてそれっぱなしになっていた4連の方を仕上げていきます。いくら乾燥が遅いジェイズとはいえ1年半放置はやりすぎですわ。。

1回目の塗装ではそこそこ綺麗なツヤ加減になったのですが、やはり地肌の荒れや塗装のムラがあるので研磨して2回目を吹きます。最初#2000の耐水ペーパーをかけたところ全く手応えなし。下地仕上げがあまり平滑でなかったのがそもそもの原因のようで。。仕方ないので#1200に落としてもダメ、#1000でもまだまだ・・・。仕方なく#800まで落としてやっと研磨してる感が出ました。これじゃサフ仕上げしてるのと変わらん( ̄∇ ̄;)



こんなので本当に大丈夫なのだろうかと不安に思いつつ2回目のマルーンを吹きます。うっ・・・ゆず肌だわ。。ノズルが逝っちゃってましたか??



なかばヤケ気味に禁じ手の「厚塗り」作戦に出たところ、あら不思議、美しい光沢面が現れました!(ブラス生地じゃないので平滑性はそれなりですが・・・)



ちょっと嬉しいので先に完成している下回りと合わせてみます。一部ゆず肌っぽい部分が残りましたが、まあまあよろしいんじゃないでしょうか。



次はいよいよアルミサッシの色差しです。基本的には「ながまれ号」で割と使えることが確認されたジェルボールペンを使っていく予定ですが、それとは別にちょっとした秘策を試そうと思っています。お楽しみに。^^(ハードル上げまくり)




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お座敷運転会行ってきました

2019-06-16 14:38:48 | 運転会
外の大雨とは異次元のお座敷運転会へ行ってまいりました。

車両はもちろん線路も個人持込み。勝手に敷いて勝手に走らせるスタイルです。ちなみに一番内側のうねってるのが管理人の線路。直線が足りないのでこうなってしまうのですが、Ωカーブを行く列車が眺められるというメリットも。



B氏鉄道のコンテナ列車。ものすごく長いので全部入りきれません。コキ沼へようこそ!という勧誘列車であります。笑



T幹事鉄道のDC特急「しまんと」と「はやかぜ」



Y氏鉄道でもDCが快走。右端のキハ45はキハ58と組んだローカル色豊かな4連。



ぐりれ氏鉄道はNゲージでの参加。80系300番台が当線の70系と並走。



当鉄道の70系スカ色と新潟ローカル色編成。スカ色はモハ71を組み込んだ中央東線Ver.2本(エンドウと自作)を持ちこみましたが、モハ1両がお座敷線路との相性が悪く調整に手間取りました。



591系もこちらの運転会では完成後初披露。こちらのM1を先頭にすると良く走るのに、高運転台のM3が先頭だと走りが渋るという駄々っ子ぶりを発揮してしまいました。原因調査しないと・・・。



一方、何事もなく平和に走る各鉄道オーナーは次々と就寝タイムに突入するのでありました。



お世話になりましたT幹事はじめご参加の皆さまありがとうございました。


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591系の運転会前整備

2019-06-15 07:46:21 | 東北方面
本日は恒例のお座敷運転会。591系のまだ未完成な部分を少しだけ補いました。(少しだけかーい!笑)

φ0.3mm真鍮線を使って前面の手すりを植え込みます。穴は最初から開けてありました。ごく少量の瞬着で固定。



クリーム4号を筆塗りして完成。プライマーは省略。。



乗務員ドアの手すり。φ0.4mm真鍮線を使い、車体のカーブに沿って曲げてあります。こちらは塗装後にピンセットを使って取り付けるので、プライマーを塗ってからシルバーを吹きました。



少量の瞬着で取り付け。



運転台窓は花月園運転会向けに突貫工事で30分で仕上げたもの。1個のパーツとして型取りしている時間がなかったので、前面と左右の3ピース構成としてコーナーで継いであるのですが、少し位置を修正してコーナーを瞬着で貼り合わせたらまあまあ見られる顔になったので、今回もこれでお茶を濁すことにします。いずれは作り直しを・・・。(令和中に、ね)



というわけで、またまた前日突貫工事で仕上げました。では運転会行ってきます!




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阪急2000系の追っかけ製作(8)

2019-06-08 18:36:43 | 私鉄電車
前回の投稿から1年半の時を経て阪急2000系の製作記事を再開します。本人はつい昨日の事のように思ってるわけですが...笑

前回はモニター屋根も載せ終わり、ランボードの取り付けに入ったところで中断していたようです。ここから再スタート!



ランボードの「脚」を建植します。KSの0.4×0.6帯材をコの字型に曲げていますが前回はもう一段スリムな素材を使っていたかも。。でも手持ちが今のところこれしかないので我慢。ランボードを載せてしまえば分かりませんて。ちなみに固着方法は瞬着です。



ランボードのほかに配線架台?もあって複雑なので、前回の4連口の自分の記事を見ながら作り込んでいきます。現物見りゃいいじゃん、と思うかも知れませんが、塗装や色差しがまだ済んでいないため屋根のマスキングが剥がせないのです。



ひたすら植えて「脚」の方は完成。しばらく車両工作をしていなかったので少々お疲れモード。。



パワー振り絞ってランボードなどを全部貼り込みました。こちらは位置ズレするといけないので接着剤にはスーパーXクリアを使っています。本日はここまで。



ところで、レイアウトの駅セクションの下の横倒し本棚はこんな感じで横板を入れて出来上がりました。しかしA4の上段は高さが足りず中途半端な空間になってしまいます。小型のガイドブックなどを入れても余るので、とりあえず車両の展示コーナーにでもしようかと。。
なお線路の下にCDが詰め込んでありますが、計画でもここはCD置き場とする予定です。ただしちゃんと立てて置けるような高さを確保し、なおかつその上にヤードが載る形となるので、駅のレール面はさらに20センチ以上高くなる予定。




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