80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

東急5200系の製作(10)床下機器

2018-03-31 02:28:58 | 私鉄電車
2017年度の仕事がなんとか片付いたので、さー模型づくりに戻るぞ!と意気込んではみたものの、こんどは花粉症が重症化。ここ何年かは軽症で済んでいたので甘く見ていたらヒドイことになりました。くすりを飲んだら眠くなるは、目は涙目で細かいパーツは像がぼやけて見えないはで一向に捗りません。

で、とにかく床下機器のハコモノを作らないと先へ進まないので、まず、3×8ヒノキ材にスノーマット紙を貼った“ベース材”をつくり、これを必要な大きさに切り分けました。裏側には機器番号を書いてあります。青い線は「上」を表すつもりでしたが、線を引いてから切り出しているので、小さいパーツは真ん中あたりに線がきてしまいました。




遮断器はアークシュートが4列なので、やや幅広になりますがエコーのCS10型用の真ん中を切って貼り合わせることにしました。




中央の溝にノコ刃を入れて真っ二つに切ります。パカッ




瞬着で貼り合わせ、左側にヒノキ材で箱を増設。ちょっと大きかったので、このあと右側と同じ大きさに削っています。




コンプレッサーはモリタのC-1000。気にせず買ったら、床下モーター対応の“M車用”ということで奥行きが薄いものでした。当車の場合、取付場所はモーターの制約を受けないうえ、ウェイトも板状のものを床上搭載しようと思っているのでノーマルバージョンの方が良かったのにと悔やんでも後の祭り。




主抵抗器がまだ1組しか出来てませんが一応並べてみます。一番上が大井町向き先頭車のデハ5201、中段が中間車のデハ5211、そして下段が長津田向き先頭車のデハ5202となります。パーツはすべて共通で、中・下段は上段と線対称、すなわち連結面に鏡を立てた状態で左右反転した配置となります。





よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

古いEF65をED○○にする

2018-03-24 19:23:20 | 機関車
桜も開花したので浮気ネタをいっぱつ♪(年中浮気中ですが・・・)


古いカツミのEF65-1000番台のジャンクボディ。詳しい経緯は忘れましたが、EF64がどうしても欲しかったので、分解してアタマを取り外して胴体を作りなおそうとして挫折したものではないかと思います。その後下回りはKATOの500番台ボディを得て復活したのですが、こちらのボディは再起することなくジャンク箱で眠っていました。




今回これを掘り出したのは、うまくすれば長年欲しかったアノ機関車がコイツから作れるんじゃね?的な妄想に駆られたからにほかなりません。まだ浮気の初期の初期で作れるかもわからないので、何を作るかは伏せておきますが、中間台車つきの某交流機とだけ言っておきましょう。



で、何はともあれ中間台車。というのも、動力台車「DT129」は比較的入手しやすいですが、いろいろ調べてみたものの中間台車「TR103」の入手はどうも絶望的のようなのです。仕方ないのでウチのED76からコピることにしました。そういえば形式番号のインレタの貼り付きが悪くてこれも放置中だったなぁ・・・。




片方だけ外します。裏側を見たらMSKすなわち宮沢模型の刻印がありました。フェニックスのキットに同梱されていた台車です。




ボルスターのガイド突起やブレーキシューの部分が飛び出しているため、これらを避けるように穴を開けたプラ板を作成。おゆまるで型取りしますが、熱湯に入れても取り出せばせいぜい70~80℃くらいには下がってるからプラ板でも溶けはしないでしょう。




こんな感じで台車枠をセット。




おゆまるを熱してしっかり被せます。青1色だけでは足りないかと思って緑を付け足したら、なかなか小洒落たグラデーション加減になってしまいました。




型取りヨシ!




タミヤのエポキシパテ速硬化タイプをよく練って充填します。




できたー♪ ちょっと微妙なところもありますが黒く塗っちゃえばわからんでしょう。実車はブレーキシリンダが点対称ではなく両サイドとも同じ側に付いているようですが、これもまあ気にしないことにして。。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東急5200系の製作(9)下回りの仮組み

2018-03-22 00:45:04 | 私鉄電車
5200系の製作記を続けます。MP動力、台車、ドローバーなど下回りの仮組みを行いました。

まず動力車デハ5211にMP動力を組み込みます。床板はエコーで求めたt1.0×W30mmの床板用真鍮板を用い、所定の位置にモーター、MPボルスター、ドローバーの穴を開けます。ドローバーの取付座はカツミ式に切り込みを入れて持ち上げる構造としました。




台車は古い日光製品(TS316)を使うこととし、ボルスターだけMP対応のものに交換します。ボルスターは台車取付ネジの位置が低い(=ボルスターの高さが高い)タイプで、DT21などと同じ「MPボルスターC」が適合しますが、このままでは幅が広すぎて入りません。




ボルスターの下部を左右1mm程度カットしてやるとピタリと入りました。




MPギヤとモーター(EN22)をユニバーサルジョイントを介して接続します。モーターは短軸を使い、ユニバーサルジョイントも小型車両用の「タイプⅡ」を使っていますがキチキチです。




他の3両も台車とドローバーを組み付けました。ちなみに台車は一部を除いてまだTS301への改造が未着手です。




床下機器は一部手を付けただけで時間切れになってしまいましたが、部品点数の少ないサハだけはパーツを寄せ集めて完成しました。点数は少ないですが資料が全くなく、わずかな写真と、「サハ5350とほぼ同じ」という解説文を頼りにデッチあげました。写真では黒く潰れていて手前側の中央がどうもよくわからなかったのですが、どうやら制御弁装置らしきものがあるようなので、ユーザー取付パーツの余りのトイレ流し管を切り刻んでそれらしく見せました。これがホントの便装置であります(失礼)。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東急5200系の製作(8)量産開始

2018-03-21 09:25:55 | 私鉄電車
おはようございます。冷たい雨の休日になりました。
仕事のピークが過ぎたので、また少しずつ工作に復帰したいと思います。

1編成しか製造されなかったのに量産?

各部の構造を確認するために先行試作車としてデハ5201号車を作ったので、いよいよ残り3両を一気に作りますよという当工場限定のローカルな話です。


まず、何はともあれ窓抜きです。2両半抜いていつもお馴染みの「あ゛~煮詰まった~~&%@*」の図。




なんとか抜けました。左からデハ5211、サハ5251、デハ5202です。といっても中間車はまったく同じ車体ですが。。




コルゲートを鉄筆で押し出したり、断面が「く」の字形に折れ曲がっていたりと手間がかかる車体なので、5201を作る時に書き出した作業手順メモに従って作業します。今までこんなの書いたことありませんでしたが、うっかり間違うと、ものすごく作りにくくなってしまうんですね。特に窓抜きのように定規を押しつける作業はコルゲート押し出し前に済ませないといけません。内貼りや補強材を貼る時は、コルゲート側に重ねたティッシュを敷いた上で弱めに圧着します。




ドア周辺の段差をスジ彫りで表現。雨でサフ作業は難しいので、車体の方はこの行程③で切り上げて下回りを作ることにします。




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年度末だな~

2018-03-08 23:06:39 | 私鉄電車
ご無沙汰しております。毎年のこととはいえ2月3月は忙しくて模型工作どころかブログも書けません。あまり投稿しないとアカウント没収されてまう~

最近ちょっと非日常だったことといえば、もう2週間も前のことですが三宅島へ渡ったことでしょうか。もちろんシゴト。
三宅島には5年前にも行っていて「船旅はいかがですか」という記事をUPしました。東京~三宅島~八丈島航路に就航していた「かめりあ丸」が退役間近ということで船内を探検した様子をつづっています。

今回は時間の関係で往路は飛行機を利用しました。調布~三宅島間に新中央航空(NCA)が1日3便運航しています。調布飛行場は中央線沿線民としては羽田よりも近いので助かります。以前は納屋のようだったターミナルが近代的な建物に建て替わっていてびっくりしました。

機材はこんなの。ドルニエ228という19人乗りのプロペラ機です。搭乗券に座席番号がないのでどうするのかと思っていたら、飛行機の前に全員集合!して、名前を呼ばれた順に言われた席へ座るようにとのことでした。チェックインの際に体重を書く欄があって、それと荷物の重さを全部考慮して座る席を割り振っていたんですね。だから席の移動は禁止。飛行の安全のため体重は正直に申告しないといけませんよ。(笑)




11:10定時に離陸。天気は上々でですが、季節がら上空は季節風が強いので海へ出るまでは結構揺れました。少し前に鹿児島~喜界島間でも乗りましたが小型機って面白いですね。大型機ではまず感じられない“ヨーイング”という蛇行動のような動きを体感できます。
三浦半島の脇をかすめてから洋上を快適に飛行し、わずか50分で三宅島空港へ着陸しました。残念ながら途中の写真は無しでーす。

島内の移動はレンタカーを手配していたので、電話を入れたら5分くらいでハイゼットカーゴに乗ったおばちゃんが迎えに来てくれました。

レンタカー屋でひととおり借り出しの手続きをして、「じゃあクルマこれ使って」と指さされた方向にあったのはさっき乗ってきたハイゼット。


どっひゃ~~ん!#*%&@*


まあ、おしゃれなビーチに乗りつけるわけでもなし、仕事の足ならこいつで十分か。


ということで1日目の仕事をさっさと終えて16時には宿へ。前に泊まったことがある古い旅館で、季節がら宿泊客は私1人だったようです。だからかどうか知りませんが、お風呂はここがいいですよと島内唯一の温泉施設のタダ券を渡され、やんわりと外風呂へ誘導されたのでした。
「ふるさとの湯」というこの温泉施設、実は前に来た時も入ったことがあるのですがロケーションが抜群によろしい。この写真は温泉の前の道路から撮ったものですが、これと同じ景色を眺めながらのんびり湯船につかっていられるのです。もっとも周りは地元のジイさんばかりなので、あまりのんびりした気分にはなりませんが。。




翌日もハイゼットカーゴで仕事先を2軒まわり(別に配達じゃないです)、昼過ぎの船で東京へ戻ります。三宅島には3つの出帆港があって、その日の天候によって港が変わります。この日は風が強かったので「伊ケ谷港」という港から出航することになりました。三宅島の旅客船ターミナルの“第3の港”として整備された伊ケ谷港は漁港ですが、災害時避難港にも指定されていて荒天時でも比較的接岸しやすいのです。その代わり周りには何も商店などがありません。東海汽船の待合所は地元の公民館?の建物に同居していて、観光協会がみやげ物を持って出張販売に来ていました。

写真は伊ケ谷港岸壁に接岸する「橘丸」。退役した「かめりあ丸」の後を継いだ大型客船ですが、黄色と緑色の塗装には賛否両論あるようです。確かに曇天の湾内ではパッとしない感じですが、晴天の洋上を颯爽と走れば映えるのかも知れません。




わずか26時間の滞在を終えて三宅島を後に。前回は夏だったのでデッキをうろつきましたが、今回は身を切るような風に負けて早々に客室へ退散。




今回は少しふんぱつして特2等という半個室タイプの2等船室のチケットを取りました。2段ハネってとこですね。狭いは狭いですが、カーテンを引けばある程度のプライバシーは保たれます。しかし解せないのは切符の売り方。ガラガラなのに通路を挟んで向かい側とこちら側の下段だけ人がいる状態。ガラガラの新幹線のA席とB席に座っているようなもんです。しかも席は移動しないようにと念押しのアナウンス。カーテンがあるとはいえ気を遣っちゃいますよね。




飛行機と違ってこちらは6時間の船旅。今回は雲が多くて夕陽と富士山もよく見えなかったので、東京湾に差しかかってからもほとんど客室で過ごしました。最後にレインボーブリッジの下をくぐる時だけデッキに出て夜の東京夜景を楽しみました。




ということで、久々の投稿にして2週間前の話を持ち出すという厚かましさ。少しは模型の話もしろよという声も聞こえますので少しだけ。

残り3両分の東急5200系の“ひらき”です。1両だけドアが抜いてあったので。。




残り2両も抜きました♪♪




それだけかーーい



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする