秋の「花月園りゅーでん運転会」の募集がかかり、さっそくエントリーしました。「お題」が「半流私鉄」とされ、すぐに「半流」全般に拡大されたので旧国にも心が動いたのですが、既に物色中だった表題のクルマをそのまま作ることにしました。
例によって見たことも乗ったことも撮ったこともないクルマなので手持ちの実車写真がありません。元東急のデハ3650形で、池上線で活躍した海坊主といえば思い出す方もいらっしゃるでしょうか。譲渡後は十和田観光電鉄の塗色で走っていたものの、晩年は東急ライトグリーンに塗り替えられて路線の廃止を迎えたようです。昔の車両紹介ページが残っていたのでリンクを貼っておきます。
レールファンとうてつ-車両のご案内-
そのものズバリの図面が見つからなかったので、上記ホームページにある主要諸元、他の類似の東急旧型の模型図面、ブログ記事、実車のサイドビューなどを参考に、窓幅800mm、窓柱100mmの17m級車体(車体長16.2m)と推測して模型図面を作成。運転会まで3カ月近くあるのでここで手を止めればよいものを、調子に乗って窓抜きから組み立てまで突入してしまいました。
窓抜きの終わった車体パーツです。このクルマは譲渡に際して両運化されていて連結面側は完全な平妻です。旧5000系を改造した「平面ガエル」の亜種ともいえるでしょう。
パーツ類はほぼストック品でまかなえました。いや、正直に言えば仕掛品からの“追いはぎ”で調達したものも多々含まれているのは毎度のことで・・・。
製作が前のめりになっているのは、これから仕事が繁忙期に入り時間があまり取れなくなるためですが、せっかくだから製作中の「青ガエル」デハ5100と一緒に塗装をしてしまいたいという思惑もあります。
半流スタイルの前面を組んでみます。何やらライト部分が京津線電車みたいになってますが、最後にヘッド・テール一体になった独特のベゼルを被せるための下準備です。
裏側の補強のようすです。天井と窓下に補強板を入れ、前面のカーブを固定しています。
オデコはヒノキ棒からの削り出し。あらあらの形に整形してからオデコに接着し、その後さらに実感的なカーブに仕上げていきます。
台車は釣合梁式のボールドウィンタイプで、KS33かD-16が似ているのですが、前者はホイールベースが31mmで大ぶりなので、手持ち(追いはぎ)品のD-16(WB=26mm)を使うことにします。実車はコロ軸受ですが平軸受のまま無改造とします。
単車でとりあえず走ればいい系のクルマなので駆動系はインサイドギヤとします。出所不明の車輪から何からオール真鍮生地丸出しの金ピカ製品です。セオリーどおりに絶縁側を左に向けるとこんなボルスターの配置になってしまいました。(笑)なおモーターは台車と一緒に追いはぎしてきたカンモーター(MCR3B00)を使う予定です。
土日2日でここまで組んじゃいました。本来の運転台=半流前面側から。
完全平妻の増設運転台側。「屋根が深い」という情報を頼りに作ったら20系寝台車なみの断面になってしまいました。。外周を面取りすればもう少し表情も変わってくるでしょう。
というわけで、またしても新規案件に手を出しておりますが、今回はデハ5100とともに短期決戦で作ってしまいたいと思います。(何度同じ言葉を書いたことか・・・汗)
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例によって見たことも乗ったことも撮ったこともないクルマなので手持ちの実車写真がありません。元東急のデハ3650形で、池上線で活躍した海坊主といえば思い出す方もいらっしゃるでしょうか。譲渡後は十和田観光電鉄の塗色で走っていたものの、晩年は東急ライトグリーンに塗り替えられて路線の廃止を迎えたようです。昔の車両紹介ページが残っていたのでリンクを貼っておきます。
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窓抜きの終わった車体パーツです。このクルマは譲渡に際して両運化されていて連結面側は完全な平妻です。旧5000系を改造した「平面ガエル」の亜種ともいえるでしょう。
パーツ類はほぼストック品でまかなえました。いや、正直に言えば仕掛品からの“追いはぎ”で調達したものも多々含まれているのは毎度のことで・・・。
製作が前のめりになっているのは、これから仕事が繁忙期に入り時間があまり取れなくなるためですが、せっかくだから製作中の「青ガエル」デハ5100と一緒に塗装をしてしまいたいという思惑もあります。
半流スタイルの前面を組んでみます。何やらライト部分が京津線電車みたいになってますが、最後にヘッド・テール一体になった独特のベゼルを被せるための下準備です。
裏側の補強のようすです。天井と窓下に補強板を入れ、前面のカーブを固定しています。
オデコはヒノキ棒からの削り出し。あらあらの形に整形してからオデコに接着し、その後さらに実感的なカーブに仕上げていきます。
台車は釣合梁式のボールドウィンタイプで、KS33かD-16が似ているのですが、前者はホイールベースが31mmで大ぶりなので、手持ち(追いはぎ)品のD-16(WB=26mm)を使うことにします。実車はコロ軸受ですが平軸受のまま無改造とします。
単車でとりあえず走ればいい系のクルマなので駆動系はインサイドギヤとします。出所不明の車輪から何からオール真鍮生地丸出しの金ピカ製品です。セオリーどおりに絶縁側を左に向けるとこんなボルスターの配置になってしまいました。(笑)なおモーターは台車と一緒に追いはぎしてきたカンモーター(MCR3B00)を使う予定です。
土日2日でここまで組んじゃいました。本来の運転台=半流前面側から。
完全平妻の増設運転台側。「屋根が深い」という情報を頼りに作ったら20系寝台車なみの断面になってしまいました。。外周を面取りすればもう少し表情も変わってくるでしょう。
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