80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

2021年の総括(後編)

2021-12-30 12:26:13 | 総務部
今年の総括の後編です。完成品・中古品購入やお仲間からの移籍品、そして着工はしたものの未完成で年を越すものをまとめました。

B.完成品・移籍品編

■TOMIX475系新北陸色サハ入り6連
この塗色は、遠い北陸の地ながら出張のたびに何度か乗車・撮影する機会があったので割と好きでした。413系を所有していたこともあって即購入。半分を457系に改造したことは前編に記したとおり。



■TOMIX115系1000番台湘南色
新製冷房車のモハユニット2組を新品購入し、冷準車3両セットを東ウラ様より購入。モハユニットを冷準車に改造した話は前編に記したとおり。115系は手持品の300番台・1000番台(いずれもスカ色)を含めて編成仕立てを再構築中なのですが、来年はPLUMの300番台もたぶん買っちゃうのでさらに混とんとしてきそうです。とりあえず就活中のこのユニットを何とかせねば・・・。



■トラムウェイ キハ35
筑肥線の晩年編成向けに購入し無改造で投入。これも前編記載のとおり。写真は割愛。


■TOMIX ED76 0番台JR九州仕様
ナナロクはやっぱりいいなぁの呟き声とともにポチッた一品。牽かせるものがないので急きょブルトレを手配するというドタバタ劇の発端となった車両。しかし客車の整備が追い付いておらず国鉄客車の先頭に立ちます。↓



■TOMIX 14系14形寝台車
ED76、ED73、DD51・・・なんでも似合う客車が欲しいなぁ・・・と呟いて東ウラ様よりご提供いただいたブルトレ。近年、東ウラ様は、モデルスIM★Nに続く車両調達先となっております(笑)。ありがとうございます。これも早く「さくら」に仕立てないと。。写真割愛。


■TOMIX オシ14
ちょうどいいタイミングで委託品が出ていたので「さくら」フル編成用に購入。写真割愛。


■TOMIX オハネ24
これも「さくら」フル編成用。オハネ14の代用として某店に眠っていた新品を購入。写真割愛。


■KATO 20系寝台車
久々の再発売ということで、ナハネフ23の切り継ぎ加工はやめにしてナハネ20を4両と、ナロネ21を購入。ぶじ「はやぶさ」フル編成が組めるようになりました。写真割愛。


■KATO 12系客車6両
これも衝動買いといえばそれに近いもの。切り継ぎ加工をやめて余ってしまったナハネフ23ボディをなんとかすべく「さんべ」か「ちくま」で迷った末に「ちくま」にすることにして、手持ちのオハ12は1両しかなかったので残りをAssyパーツ組みと中古品で揃えました。Mr.You様ご支援ありがとうございました。写真割愛。


■モデルアイコン TORANCYコンテナと20Dコンテナ
車両ではありませんが新規購入品には違いないので備忘録として載せておきます。消えて久しいトランシーコンテナがひょっこり販売されていたのを見つけてすかさずゲット。これを契機に中央東線の貨物列車もコキ、積荷のコンテナともに見直しを図っています。19Dコンテナも少し古くなりつつあるのでモデルアイコンの20D背高コンテナを1セットだけですが年末に購入。UR系リーファーコンテナとともに混ぜ込んで現代のコンテナ貨物の雰囲気を出してみました。





C.着工済み・仕掛りのまま年越し編
■嵐電モボ631形
3月頃にイコマ商会のキットをいい感じで組んでいたのですが窓に挟んで破損。いつぞやの近鉄の“踏んづけ”と違って比較的軽症だったのですが、それ以来手付かずになってしまいました。暖かくなったら救済に動きたいところ。



■アクラス80系6連
「横軽を越えた普通電車」として製作中。Hゴムやアルミサッシの色差しのところで手が止まりました。タンポ印刷やゴム印の要領でポンポン色付けできないかと横着な考えを試してみたものの不発。これも暖かくなったら筆で地道に色差ししていきたいと思います。写真割愛。


■クモユ141
115系冷房準備車につなげるアイテムとして小高のキットを組んだもの。これもHゴムの色差しで止まってるので暖かくなったら・・・(以下略w、写真も割愛)


■キユニ15
急行「うわじま」の編成見直し(年代を遡り)に伴ってスクラッチしたもの。ご覧のようにHゴムをマスキングして入れようなどという手間をかけ始めたために年越し。これも完成一歩手前なのでガンバリマス。



■レーティッシュ鉄道(スイス)の電車・客車・貨車
ベルニナ線の混結編成を目指して着工。先に貨車(木材運搬車)が完成しました。ABe4/4Ⅲという機関車並のパワーを有する電車が重連で牽く姿がカッコよすぎて作り始めました。KATOがNゲージで出さないかビクビクしています。ゲージ違いなので対抗してもしょうがないんですけど。笑



■えちごトキめき鉄道413系+クハ455
クハ455は小高のモハ152キットを改造し、クモハ413とモハ412はスクラッチで仕立てることを考えています。こちらは(も?w)気長に作るつもりで着工してますんでとりあえず備忘録として記載。写真割愛。


■ED73 1000番台
突如として沸いたブルトレブーム(私的なマイブームの話)の挙句にカマまで新調しようと企んだもの。これもヒラキ状態で年を越します。下回りは既製品なので作り出せば早いんですけどナカナカ。。写真割愛。


■近江鉄道モハ226とホキ
いちばんホットな仕掛り品。とりあえず窓抜きは終わりました。ステンレス無塗装ドアをシャープに表現するのに後付けにした方がよいか、それとも普通に組んで最後にマスキングして塗り分けるか思案中。前者だとどうしても組み立て中の強度が保てるか不安なのですが、でも試みとしてやってみようかという方向に傾いてます。さてどうなりますやら。




以上、前・後編でお届けしたのが80分の1丁目16番地の2021年総括です。
今年も思い付きで着工したり購入したりの連続でしたが、少しずつ編成としての形が整ってきたのが手応えとして感じられます。2022年はこれをさらに進める一方で、原点に立ち返って「中央東線」をいま一度見つめなおす年にしたいと思います。

70系にはモハ72850番台を加えて「山スカ・山ゲタ」と呼ばれた時代を再現する、115系も0(800)番台をちゃんと完成させる、客車準急アルプスもEF13とマヌを含めて完成させる、DC急行アルプスには富士急の両運キハ58003を組み込む・・・などなど課題山積ですが地道に進めていけたらなと思います。

ということで2021年もご訪問とコメントありがとうございました。
大切な車両をお譲りいただいた方々にも感謝しかありません。
コロナ禍は簡単に収束しそうにありませんが、来たる2022年が少しでも明るい年になりますよう祈念して今年のブログを閉めたいと思います。皆さまどうぞ良い年をお迎えください。

ブログ「80分の1丁目16番地」管理人 isao


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2021年の総括(前編)

2021-12-29 02:14:24 | 総務部
2021年、令和3年も残すところあと3日となりました。
今年の鉄模ライフを振り返っていきたいと思います。

全体を大きくABCの3パートに分け、今回は前編として「A.完成編」を振り返ります。
なお、昨年から持ち越しとなっている仕掛り車両は数が多すぎるので割愛。笑
A.完成編
 A-1.フルスクラッチ
 A-2.改造・軽加工
B.完成品導入編
 B-1.新規購入
 B-2.移籍等
C.着工&仕掛り編

A-1.フルスクラッチ完成車
映えあるフルスクラッチ完成車はなんと国産車ではなく、スイス・レーティッシュ鉄道(RhB)の貨車と相成りました。厳密に言うとナンバーなどが未記入なのでアウトなのですが大目に見てネということで・・・。

■フラットカー
日本の“チキ”に相当する材木運搬車です。RhBのベルニナ線の貨客混合列車に組み込むためのものですが、電車や客車より先に貨車が出来上がりました。車体はオールプラ製で、台車は市販の路面電車用台車枠を魔改造しました。



なお、僚車ともいえる「COOPコンテナ」は残念ながら仕掛りのまま年越しです。



A-2.改造・軽加工
一方、プラ完成車やB級品ボディを使った改造や軽加工では意外と多くの車両が生まれました。

■457系3連
TOMIXの「475系新北陸色サハ入り6連」を購入した際、そのまま走らせるのも面白くないなーということで、サハの入らない方の3連をエイヤっと457系に改造しました。とはいえ改造はほぼ屋根上のみで、ベンチレーターやクーラーの位置移動などで新製冷房車相当に仕上げたものです。手前が改造したモハ456、奥が製品のままのモハ474です。



右が改造後の457系3連、左が製品状態のままのサハ入り475系3連。



■115系1000番台湘南色の冷房準備化
「横軽を越えた普通電車」として80系とともに仕立てることにした115系1000番台5連。TOMIXの冷準車セットが入手できなかったので新製冷房車のモハユニットを購入し、クーラー撤去と準備フタの設置、一部ベンチレーターの位置移動を行ったものです。その後、東ウラさんから冷準車3両セットをお譲りいただき5連が揃いました。なお、一緒に連結予定のクモユ141は未完成状態で年を越す模様。。




■筑肥線の気動車群
電化前夜となる東唐津気動車区(門ヒカラ)の最晩年の姿を再現しました。キモは天賞堂のキロ25。これを実車同様に格下げしロングシート化、塗装も首都圏色としてキハ26 600番台へ改造しました。他に、眠らせてあったトラムウェイのB級品ボディのキハ30と36に下回りを組み付けて完成。さらにトラムウェイのキハ35完成品を加えて4連としました。



構想だとこれにキハ58系を3両加えて「筑肥線朝の通勤列車」となる予定でしたが、キハ58系の手持ち車両の編成仕立て直しがお祭り状態なので、今のところ「昼下がりのローカル列車」で運用中です。



■マヤ20 1
KATOの20系客車が久々に再生産されました。これを機に「はやぶさ」をフル編成に仕立てることとし、併せて付属編成用の簡易電源車「マヤ20」を製作したものです。改造のベースはB級品で入手してあったアクラスのスハ32。窓埋め、屋根のラジエーターファン設置、独特のテールサインなど、今年の改造案件の中では割と精力的に手を動かした車ではないかと思います。



■DD51 735
「はやぶさ」長崎編成や「ながさき」を牽かせるべくKATOのDD51(花月園互助会で入手)に手を加えました。元々お召機への改造途中だったためシルバーが色差ししてあった部分を一般仕様に戻し、スノープラウ撤去、赤ナンバー化などにより九州仕様としたものです。



次回は「B.完成品導入編」と「C.着工&仕掛り編」を駆け足で振り返って今年の締めくくりとしたいと思います。


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モハ226とホキ(1)

2021-12-23 10:53:06 | 私鉄電車
今年も押し詰まって本当なら年間の総括をする時期なのにまだ着工しています。またか!と生温かい視線をお送りください。

実車をみて・・・



こういう動画をみちゃうと・・・



やっぱり作りたくなっちゃいますよね。
こんなのも手付かずで放置状態だし。。



実車同様に西武電車を切り継ぐんですよね?というコメントもいただきましたが、残念ながらペーパージャンクボディは上信500形(Zug)を作るときにイラネ!って捨てちゃいましたのでWordを使って型紙を新製します。作図するときに西武(新101系)のドア周辺の寸法を参考にしているのでデジタルな現代版切り貼りと言えなくもないです。その他の寸法はWikiにあった全長・全幅と真横写真からの比例計算で算出しました。



「とりあえず着工」のテイですが一応パーツもちゃっかり揃えてたりします。こちらは実車同様手持ちパーツが中心ですが、モーター、ユニバーサルジョイント、床板などは新たに購入しました。



MPギヤと台車枠の手持ちがあったのがかなり背中を押しました。WB28.5mmは新幹線用ですが、たぶんDT200台車を流用して作ろうと思った小田急NSEがとん挫したので余ったもののはず。プラ台車枠はZugの西武新101系キットの余りでWB26mmですが、切り貼りで延長してFS40タイプにしようと思います。本来FS40のWBは30mm(実車2400mm)ですが、台車枠とドライブシャフトの両方を延長するのも手間なのでMPギヤに合わせちゃえってことで。



さて明日はクリスマスイブ。買い忘れたパーツ数点をメモに書いて靴下に入れておこうと思います。


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スイスの低床電車を作る(28)

2021-12-21 01:06:08 | 海外
下塗りのホワイトを塗装しました。最初にタミヤのベースホワイト(TS-101)、次いでクレオスのホワイト(1)の順に吹いています。下塗りではありますが、窓上の帯とドアの部分はこれが仕上がり色になるので重点的に吹きました。その他の部分はサーフェーサーのグレーがなんとかカバーされたかなという程度にとどめています。



そのドアですが、中間車はいったん切り抜いてから周囲に溝ができるようにひと回り小さくカットして貼りなおしたのに対し、両方の先頭車は横着をしてスジ彫りでお茶を濁したところ見事に差がついてしまいました。実際はドア部分だけが白く塗り分けられる程度でよかったので中間車の方がやりすぎなのですが、うーんどうしましょう。下手に悪あがきしないでこのままいくのが吉かな。。



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“イチぶんのイチ模型”に心を奪われる

2021-12-20 14:46:08 | 私鉄電車
東海道新幹線を使って久しぶりの出張。富士山が綺麗です。出張先は滋賀県某市内で、何年かぶりに近江鉄道に乗りました。以下、少しだけですが撮影できた車両をご紹介。



何年かぶりどころか、もしかすると10年近く前だったかも知れません。なんかジョイフルトレインみたいな流線形のかっこいいクロスシートの電車に乗った記憶があります。

調べてみたら700系電車で「あかね号」という愛称が付いていたらしい。新車と思い込んでましたが西武からの譲渡車を改造したものだったようで2019年に廃車済みとのこと。そして、その塗装を引き継いだ二代目「あかね号」が就役していました。元西武の新101系ですね。

(モハ1901+モハ901,2021/12/19 八日市駅にて)


鮮やかなブルー一色の電車が電留線で昼寝中。窓配置からして元西武3000系ですかね。近江に輿入れて300形となった由。現有の最新形式のようです。

(モハ301+モハ1301,2021/12/19 八日市駅にて)


実はこんな電車にも遭遇してびっくりしました。西武カラーというか古い近江カラーというか・・・。前面サボにも「赤電」と書いてあります。復刻塗装車で2016年には既に登場していたそうですが知らなかった~!「近江顔」に改造される仲間が多いなかでこの3連続窓スタイルは赤電塗装とベストマッチ。車端裾の切り欠きがいかにも近江鉄道“らしい”ですね。元西武401系を改造した820系とのこと。

(モハ822+モハ1822,2021/12/19 八日市駅にて)


いちばん数が多いのはこの800系でしょうか。すべて元西武の401系だそうで様々なラッピングの車両を見かけましたが、残念ながら撮れたのはこのオレンジ色の「土山たぬき」Ver.だけ。近江鉄道が経営している土山サービスエリアのマスコットキャラクターだそうです。

(モハ804+モハ1804,2021/12/19 八日市駅にて)


そしてこちら、モハ220形電車であります。実は今回、彦根駅でJRから近江鉄道に乗り換えた際に最初に撮った電車なのですが、最後に回したのには訳があります。ハマりました。笑

(モハ226,2021/12/19 彦根駅にて)


16m級?で両運の模型みたいな電車が居ることは知ってました。しかし今回改めて勉強し直してみて驚いたのが・・・
・旧型電車の台枠を使って彦根工場で車体を製造した
・前面は新製だが側板と屋根は西武701系を切り継いだ(!)
・釣り掛け駆動
・現在は電機に代わって貨車などをけん引
・ホキ工臨もある
などなど

改造中の写真をTwitterで発見しました。心臓の強い方だけ見てください。笑
本当に黄色い701系を切り継いでいて目を疑いました。IPAどぼんはしないんですね。シルバーシートステッカーを貼ったまま戸袋窓をパテ埋めしてますね。なんか親近感・既視感満載ですね。笑笑
イチぶんのイチ模型と言われる理由がよーく分かりました。

「ホキ工臨」についても私は知りませんでしたが動画サイトにあがっている動画をみて、モハ220が国鉄ホキ800相当の黄色いホキ10形を2両牽いて釣り掛けを唸らせてる姿を見て完全に魅了されました。近江ワールドの破壊力、やばいです。

ということで・・・・作・・・・・る?笑



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