80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

上信500形の製作(11)

2019-11-28 09:53:54 | 私鉄電車
上信電鉄500形の仕上げに戻ります。

手すり類はステンレスエッチングの非常に繊細なパーツが同梱されています。実車も無塗装なのでこのまま取り付け、最後にクリアコートで仕上げます。パーツを切り取りやすいように周囲をカットしたのですが、さすがステンレス硬いこと硬いこと・・・。どーすんのコレ?と不安になりましたが、肝心の手すりの根元部分は肉薄にエッチングされていたので軽快にカットでしました。



フロントガラスまわりは最後に艶消しブラック塗装とするため、窓上部にある手すりと、マスキングの際に邪魔になる窓下の手すりを除き、すべて装着。



連結面の両サイドの昇降ステップも取り付けます。こちらは実車だと車体色に塗られているようなので、母線配管とともに最後にアイボリーに塗ることにします。プラパーツのぶっとい配管止めとの差にめまいが。。(笑)



形式番号はエンドウの183系に付属していたメタルインレタの余りを使用。なぜか「クモハ」があるので好都合。第2編成なのでクモハ503と504になります。



乗務員室の手すりはモールド表現なので、周囲を養生したうえでジェルボールペンで色差しします。



「ながまれ号」の時に試行錯誤して買い込んだペンを再び持ち出してチェックしたのですが、線のシャープさと発色で、やはり今回もPILOT Juiceに軍配が上がりました。本当はペン先がフェルト系の方が手すりの側面にもインクがまわって美しいのですが、ボテるリスクがあるので安全運転で乗り切った次第。



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客貨車増殖中

2019-11-22 10:21:28 | 東北方面
EF71やオハ50の導入をきっかけにして客車・貨車が再び増殖し始めています。

先日、KATOのスハ43改装形を2両通販で取り寄せ、うち1両をオハ46 2668[仙フク]としました(写真中央)。KATOのスハ43は良く出来ていますが、ドアが初期のプレスドア仕様で昭和中~末期頃に合わないので、そのままでも、また番号変えるだけでオハ46にもなるHゴムドアの改装形は重宝します。



で、またもや着工案件が。(笑) オハフ61であります。



一応コレ、一連の仕掛り品退治の一環ではあるんですね。だいぶ前に手掛けていた、「スロ62先祖返りプロジェクト」で生まれたオハ61(写真上)の相棒として、型紙とパーツは準備してありました。



素直に組めばいいものを、ジャンク箱の底から客車胴受パーツなんかを拾い出してしまったのが運のツキ。え、端梁の形ってどうなってるん??みたいなところで手が止まっております。エコーからは「61系端梁セット」なる秀逸なパーツも発売されてますが、ここはコスト抑制のためあえてガマン。。



こちらのワムハチはアキバ某店の中古コーナーで入手。ホビーモデルのキット組みで、車輪・カプラー付いてレタリング済みで1両千円はお得。長らく袋入りのが“吊るし”で売ってて気にはなってたのですが、先日行ったら、店内改装ついでにジャンク箱行きになってたので慌てて回収してきた次第。右の方は無塗装っぽいけど遠目にはおもちゃっぽさはありません。



で、ワキ8000ですが、やはりというか意外というかトラップは多いようです。ワキ10000改だから「無い」と勝手に思い込んでいた妻面の縦樋がどうも「有る」みたいです。手摺の位置も微妙に違い・・・(以下略)。とりあえずレボさんのどんぴしゃのインレタを買ってきて気分をアゲていきます!



ということで色々手を出しまくってますが、そろそろ花月園運転会も近付いてきましたので、次回からは「マンナンライフ」の仕上げに取り掛かろうと思います。ちなみに写真は、「黄色ドアのタッチアップ用のマスキングを剥がしたら、黄色が剥げて、おまけにシールも剥げちゃった~泣」のひとコマ。先は長い。。




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続・峠を越えるワキ

2019-11-16 20:05:31 | 東北方面
ワキ8000の組み立てを続けます。

荷貨兼用なのでベンチレーターが載ります。天井の補強リブの間に取り付けるのですが、キット付属の図面でシミュレーションしたところ、ワキ8000はリブが27本なのに対しこの図面では26本しかなく微妙に合いません。本当なら側扉の突き合わせの真上(○印をつけたところ)にリブが来ないとバランスよくならないわけです。これは困った。やはりワキ5000では無理があったのか・・・。



ところが、実際の車体をみるとこのようになっていて、リブはちゃんと27本ありました。なんと図面が違ってたんですね。ほっと胸をなで下ろしました。なおベンチレーターは、ジャンク箱にトミックスのガラベンがちょうど4個あったのでそれを使いました。



続いて床下を作ります。キットにはエアタンクしか入っていませんので、外から見て目立つアイテムとして、側ブレーキ装置のテコとステップを作ることにします。まず主なパーツをt0.5mmプラ板から切り出します。中央のギザギザのついた棒(何て呼ぶのでしょう?ラチェット機構でブレーキを固定するやつ)はエバーグリーンの波板をスライスしたものです。



治具を使って組み立てたものを床板に取り付けたところ。そのまま付けると内側に寄り過ぎるので、床板の端部をカットしたうえで瞬着で固定してあります。



腰を落とすため、台車芯皿は絶縁ワッシャから普通の金属ワッシャに交換しました。リン青銅板から切り出した、ボルスタの間にすっぽり収まる「復元板ばね」を介してTR203台車を取り付けます。



カプラーは、ポケットともどもKATOカプラー(自連)を若干の加工を加えて取り付けています。ただしカプラー本体の手持ちが1個しかなかったので、反対側(写真)はメーカー不詳の頂き物を取り付けました。いろいろ車高を調整したので、カマ(EF71)のカプラーとも高さがばっちり合いました。



継ぎ目が目立つ、屋根と妻板の合わせ目をパテ仕上げしてから、全体にサーフェーサーを吹きます。手すりの穴が貫通してたり、してなかったりするため、サフを吹くことによって状況が分かりやすくなります。



おかげで妻面のこんなものまで発見してしまいました。ワキ5000特有の思いっきり内側へ寄った縦樋を取り付けるための穴で、一番下のものはジャンパ栓あたりで隠せると思いますが、矢印で示した上部の2箇所は埋めておかないと目立ちます。



側ブレーキが思いのほかいい感じに出来たので(笑)一生懸命写真を撮ろうとしたのですが、魚腹台枠のシルエットに負けて綺麗に撮れません。仕方ないのでエイヤッと持ち上げて撮りました。ギザギザがオーバースケールだけど雰囲気は出てるでしょ?^^




ところでこのワキ8000。8757だとすると広島所属だった可能性が高いのが気になっていていろいろ調べてみたのですが、その過程で最も重要なことに気付きました。EF71は蒸気発生装置を積んでいないので、冬季は電暖のある客車しか牽けないはず。一方、ワキ8700番台車は電暖引通しを持たないスチーム(SG)専用。後年はすべて電暖引通し付に改造されたとのことですが、編成記録が取られた昭和51年はまだ改造前で、しかも12月ですから、暖房を使用していないはずはありません。つまり番号違いの可能性が・・・。

その後さらに調べるも結局、確証はつかめませんでしたが、可能性として高いのは「ワキ8957」の間違いではないかと思うのです。手書きのメモだとしたら「7」と「9」は間違えやすいので。8900番台は、ワキ10000からの改造車のうち電暖引通しを持つグループで、昭和50年頃のワキ8957の配置は隅田川(北スミ)とされています。
こちらのサイトによると、東北本線から奥羽本線に入り、山形や秋田へ向かうパレット貨車(荷物車)には「北東荷217」や「北東荷219」といった運用があり、時間帯的にみても上り424レに連結されていた可能性はありそうです。

ということで、真相不明ながら、本車はワキ8957(北スミ)として仕上げていきたいと思います。


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峠を越えるワキ

2019-11-15 10:57:49 | 東北方面
11月に入りめっきり寒くなってきました。季節は移ろえど当工場は一貫して乱造ペースを維持しております。(←日本語おかしい)

前回突如として現れた50系客車。実はこちらと連動しています。TOMIX・EF71(1次形)。1年前の発売当時は「まーいっか..」とスルーしたのですが、板谷峠の動画を某Tubeで観たりしてるうちに「やっぱりほしい」となりました。プレステはお高くて手が出ませんのでノーマル版です。その代わりといいますか、年初に発売予定のED78も予約してきちゃいました。



さて、EF71はこれからゆっくりとパーツ付けて完成させていきたいと思いますが、今日の投稿のメインはタイトルのとおり「ワキ」であります。

スイッチバック全盛の頃はどんな列車が峠を越えてたのかな~と各種WEBサイトをブラウジングしていたところ、こちらのサイトに、こんな編成記録が載っていました。
奥羽本線424レ(S51.12.12)
↑山形(又は米沢?)
オハフ33-2065
オハ46-2668
オハ61-2578
オハフ61-2737
マニ60-2580
ワキ8757
EF71-2
EF71-1
↓福島

マニ60とか36が多い普通列車併結の荷物車に、一風変わった「ワキ8757」というパレット貨車(荷貨車)が入っています。他の客車はKATOや自作のクルマでカバーできそうなので、ワンポイントアクセントになりそうなこのワキを作ってみることにしました。

ところでワキ8000形ということは分かりますが、700番台という大きな番号がついています。これはナニ?と調べてみると、ワキ10000からの改造車のうちSG仕様車の区分と分かりました。ちなみにワキ8757という個体は広島に居たようなのですが、こんな東北の奥地まで入ってくるものなのでしょうか??

こちらのブログに8757そのものの写真がありました。汐留で撮影されたとのことで、東海道・山陽スジのニモレで汐留までは来ていたようです。台車は後年コキフ50000と交換されたとされますが、この時点では元ワキ10000系の証としてTR203空気ばね台車を履いていることがわかります。

で、とにかく廉価・お手軽にワキを作りたい人向けの定番商品といえばコチラ!ホビーモデルさんのワキ5000プラキットであります。車体のサイズはワキ10000と同寸。細部に拘らなければ問題ないでしょう。(適当)



さっそく瞬着とセメダインスーパーXを併用して車体を組み組み・・・。ひと晩で作るよーー♪(笑)



と意気込みましたがやっぱ無理。しかもダブルでムリ・・・。台車はKATOのTR203を使おうとしているのですが、ボルスタ高さが高すぎて車体側枕バリを大幅に削らないとダメ。しかも、車端部の作業性向上という名目でボギーセンター距離が500mm(約6mm)縮まっているらしいと聞くと・・・。仕方ないので元々の枕バリは全てカットして新しくプラ板で作り直しました。



芯皿はジャンク箱にあった絶縁ワッシャを用い、センターピンはφ3mmのツバ付ねじとしました。仮組みしたところ少しまだ腰高なので、ワッシャはもっと薄いものにするかも知れません。φ3ねじに合うスプリングは手元にないので復元バネはリン青銅板か何かで作りましょうかね。



お、いいですねー♪あとはベンチレーター乗っけて、妻板と屋根をブルーに塗って側板をシルバーに塗ればできちゃいます・・・か?なんかトラップありそうだけど。。



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レッドトレイン復活計画(1)

2019-11-05 00:34:24 | 東北方面
復活といってもジャンク品の再生ではありません。その昔、初期ロットのTOMIXのオハ50を2両持っていたのですが、牽くカマもないし中途半端だし、まぁいいか・・・と売ってしまったんですね。最近はカマ事情も改善してED76とかDE10とか、まだ幻ながらED77とか(爆)所属機も増え、来年には富からED78も出るということなので、再増備という意味で復活に動き出した次第。しかし現実は厳しいようで。。


最近はEF71の発売に合わせて再生産されましたが、案の定、あっという間に市場から消えました。別々の模型店に眠っていたのを探し出して通販でなんとか2両ゲット。ほぼ定価でした。



現役の頃は見向きもしなかったレッドトレイン。うーん、こうして見るとなかなかいいじゃないか♪でも掘り出せたのはここまで。オハフ50がまったく見当たりません。



しゃーない、作るか。(笑) しかし参ったなこの図面、戸袋窓と妻窓の寸法ナシってどーゆーコト??



写真判定とか想像とか駆使してなんとか型紙になりました。サハ85の時と同じく、今回もペーパールーフではなく屋根板を使います。完成車に挟み込むので形をなるべく安定させたいからです。



さらに完成車に“擬態”するため、目につきやすいパーツもTOMIX純正品を使うことにしました。TR230N台車と角型ベンチレーターです。まあ本音は低コスト化なんですが・・・。(笑)




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