80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

471系急行「立山」の製作16(4両まとめて・・・)

2013-08-31 15:19:25 | 北陸方面
こんにちは。8月も終わろうとしていますが相変わらずお暑うございます。

さて471系ですが、先送り体質のしわ寄せが来て見事にユニットサッシ祭りの様相を呈しております(^^;
面倒なのでモハ470×2、クハ455×1、サハ455×1の4両をまとめて組み立てることにしました。
側板、妻板、ドアなどを全部箱から出してしまい、形式と号車を書き込んで準備完了です。



窓1個1個にユニットサッシの外枠をケガきます。面倒だが避けて通れない作業・・・
サーフェーサーが吹いてあるのはユニットサッシ表現をテストした部分です。透明シールを使って同じ方式で試したものですが、塗料(サフ)が食いつかない材質だったので、量産品では普通の紙シールに変更しました。写真ではすでに透明シールは剥がしてあります。



幅15mm×高さ12.5mmにカットした紙シールを貼っていきます。



ということで、ここから先の作業はこれまでにご紹介したものと同じですので割愛させていただき、製作に没頭したいと思います(^^)


ところで編成中にもう1両必要な動力車。毒を食らわば皿までということで、仕掛品の115系からこれも転用することにしました。
クモニ(M付き)+クモユニを連結する前提ならば8両に対してMP動力2組は贅沢かなと思い、カンモーター+インサイドギヤの「簡易動力車」として製作したものです。
ペーパー車両の場合は余裕をみれば3両程度の牽引力はあるので、今回の「立山」編成の場合、MP動力が負担するのは基本9両編成単独では6両、TOMIXの475系3両を連結した12両フル編成では4.5両の負担ですから、緩やかな勾配線区ならば十分いけるのではないかと思います。
これも国鉄の標準設計のおかげで、台車と床下機器を取り替えるだけですぐ使えるのが嬉しいですね。



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船旅はいかがですか

2013-08-29 10:43:39 | その他
おはようございます。

先週末から火曜まで三宅島へ行ってました。遊びだといいんですが仕事です(^^;

往復の足は船。行きは夜行便だったので帰りの様子をちょっとだけお伝えしたいと思います。
たまには船旅もいいもんですね。


三宅島・阿古港(錆ヶ浜港)に接岸した「かめりあ丸」。この航路は東京~三宅島~八丈島を結んでいて、午前中に八丈島を出発して14時すぎにここへ途中寄航し、東京・竹芝桟橋を目指します。
前線の影響を受け明け方まで暴風雨でしたが、うねりは大きいものの天気は回復しました。


「かめりあ丸」や航路の詳細に興味ある方は東海汽船のHPから「航路・船の案内」へどうぞ。


島を後に東京を目指します。滞在中は見ることができなかった島のシンボル雄山がよく見えます。仰角の関係で上陸しちゃうと見えないんですね。2000年の噴火による火山ガスの影響で頂上周辺はまだ立ち入りが規制されていますが、それ以外は自由に観光できるようになりました。皆さん、三宅島に遊びに行きましょう!(観光大使モード)(^^;



「かめりあ丸」の船内を見てみましょう。実は1986年建造のこの船、老朽化に伴って来年の夏前に退役が決まっているそうです。ということで、いつもの車両ディティール取材のノリで船内を舐め回すように撮影してきたのですが、さすがにココに載せるわけにはいかないので一部だけご紹介。

ここは一般客が出入できる最上階のEデッキ。納涼船にも利用できる設計で、このように広々としています。平日なのでガラガラですが、壁際や階段の手すりの陰なんかに座ったり寝転んだりして、海風に吹かれながら旅を楽しんでいる人もポツリポツリみられます。のんびりしてていいですね。



こちらは軽食コーナー。自販機だけでなく、そばやカレーなどの提供もあります。



2等椅子席はこのようにリクライニングシートがずらりと並んでいます。こっちもガラガラね(^^;



そして庶民の楽園?2等和室。一応、座席指定というか区画指定になっていて、区画線があって床と壁に番号が貼ってあるので、混雑時でもわれ先に駆け込む必要がありません。窓はないので昼間でもひたすら寝るのみ(^^)



この他にも特別室、特1等、1等とありますが、さすがに全部は撮れませんでした。東海汽船HPをご覧下さい。

ただ、ここだけは使ってる人がいなかったので潜入してしまいました。シャワー室です。男女別に5、6室はあったでしょうか?コイン式ですね。



白波を立てて順調に航行を続けます。17時をまわって房総半島沖に差し掛かる頃には陽も傾いてきました。



そして束の間の見事なダイヤモンドリング!
なーんて遊んでみたり・・・(^^;



三浦半島が近づきいよいよ浦賀水道に差し掛かる頃、夕焼けの中に富士山のシルエットが現れました。
こちらは正真正銘、何の作為もない自然が作り出すドラマです。



夜の帳が降り始めた東京湾内。富士山は完全に日が暮れるまでずっと見えていました。
湾内は船の通行量が増えるので当船も速度をグンと落として航行。横浜のランドマークタワーなんかが見えてきてもまだまだ到着まで時間があるのはそのため。



そして下船準備を促す2回目のアナウンスとともにレインボーブリッジをくぐり、定刻より20分くらい早めに東京・竹芝桟橋に到着しました。
富士山を見ながらのサンセットクルージングも楽しめて、いやー、普段は経験できない、なかなかいい船旅を満喫しました。皆さんも機会があったらぜひ船旅を楽しんでみてください(^^)




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471系急行「立山」の製作15(クモハ471が箱になる)

2013-08-24 16:15:06 | 北陸方面
こんにちは。

モハベースのクモハ471の製作を続けます。

側窓にシールを貼ってユニット窓表現。この作業もだいぶ慣れて短時間でできるようになりました。
一方で、スムーズになればなるほど頭をよぎるのがアルミサッシをどうしようかという悩み。
ただでさえ厚めのプレスボードにシールを貼ってるわけですから、アルミテープを貼った窓セルをそのまま裏から貼っただけではサッシが引っ込みすぎて実感味に欠けます。
さりとてプラ完成品のようにサッシ部分だけ浮き上がらせるなんていう技は、これイコール窓1個1個を別々に作るということですから到底ムリ。何か妙案はないものでしょうか・・・



内貼りと補強材も貼って下ごしらえが済んだパーツ一式。ご覧のとおり今回はクモハ471を動力車にします。
なぜかというとモハ470用の床下機器は先日お目にかけた掘り出し物のダイキャスト製。モーターやウェイトを避けるのにけっこう機器の裏側などを削る必要があるのですが、ちょっと作業してみて、あまりに硬いのでギブアップしてしまったからです。
その点、クモハの方はカツミのプラ製なのでまだやりやすいのではないかと(^^;



その動力装置ですが、結局9連に対して2両組み込むことにしました。1両は別の車両用にストックしてあるMP動力バラパーツからの組み立て。そしてこのクモハ471向けには仕掛り品の115系の完成動力ユニット(ユニットB)を転用します。台車はDT21が付属しているので、これを新しく買ってきたDT32に変更し、床下機器も外してしまいます。



大きな揺れ枕のあるDT21とインダイレクトマウントのDT32ではボルスターの穴の位置が違います。センターピンを外して交換しているうちにバラバラになり、おまけにドライブシャフトも抜けてしまったのでウェイトも外すハメに。本来なら5分もあれば終わるはずなのが何ともドタバタな交換作業となりました(^^;



先頭車は中間車より400mm(1/80換算5mm)車体長が長く、中間車用の動力ユニットではこのように車体との間に隙間ができてしまいます。外からは見えないのでそのままでも問題ないのですが、衝突に対するダメージを避けるための対策は必要かも知れません。
この車両は中間に封じ込めとなるので、カプラーはドローバーでいくことにしました。カプラー取付け座には、恐らく小半径の線路で遊ぶための配慮と思われるネジ穴が外側に1ヶ所あいているので、とりあえずこちらへドローバーを移動しておきました。移動量は3mmなので2mm足りませんが、前面に後退角がついているので、このままでいけると思います。



屋根板も整形して車体と合体し、クーラーやベンチレーターを仮載せしたところ。牽引力を稼ぐため、動力車にはソフトメタルやホワイトメタルパーツをなるべく使うようにしています。
正面の貫通扉の下部を内側に曲げていたのですが、クハ153のみのデザインとSatokawaさんからご指摘いただいたため、平らに戻してあります。



まだ床下機器をつけていないのに床下はすでにぎっしり。プラとはいえ、これに合うように切り出すのは結構大変かもね・・・(^^;;



※今夜から27日(火)まで出張します。多分ネット環境は良くないと思いますので、もしコメント頂いた場合はお返事が遅くなりますことをお許しください。



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471系急行「立山」の製作14(続・モハのクモハ化)

2013-08-23 11:16:05 | 北陸方面
こんにちは。

前回の予告どおり、TMS掲載の展開図を使って東海型前面をスクラッチしてみました。

まず掲載図の寸法にしたがってケガきます。0.25mm単位だったのでかなり忠実にスケールダウンされているものと理解し、特段の修正は加えずに忠実に写し取りました。原寸大図なので、出ていない寸法は図面から読み取りました。



軽く曲げぐせをつけたあとに窓やライト部分を切り抜いていきます。
後退角と幅を固定するための補強板も天井部用と腰部用の2枚作ります。
この後退角はTMSの図には掲載されていなかったため、RM MODELS別冊のディティールファイルから153系の寸法を割り出して求めました。


運転台と貫通路の窓には、ユニットサッシ表現に使っているのと同じシール紙を貼って中をくり抜き、Hゴム表現をしました。ちょっと太めなので、サフを吹いて整形していく段階で心持ち削ろうかと思っています。
乗務員ドアも貼り合わせてあります。



補強板2枚を裏に入れて立体にします。なかなかいい感じじゃありませんか♪♪
裾絞りのために入れたスリットは、もう少し隙間を抑えてもよかったようです。
パテを盛って整形するので、あまり大きな問題ではありませんが・・・
むしろ手すりの穴あけをしないうちに組み立ててしまった方が問題かも!?(^^;;



側窓のユニット窓表現をまだしていないため、仮どめにて寸法の合い具合と雰囲気を確認。
順調にクモハに化けてくれているようです(^^



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471系急行「立山」の製作13(モハのクモハ化)

2013-08-21 11:01:55 | 北陸方面
こんにちは。

今回製作している基本編成9両にはクモハ2両、クハ1両、合計3両の先頭車が含まれています。
一方、いただいたペーパーキットに含まれている先頭車は両端のクハ153の2両だけ。
そこで、中間に挟まる3号車のクモハ471は、モハ152をベースに前面を自作することにしました。


中央がモハ152、上下がクハ153の側板です。
モハの斜線を入れた窓1個分をカットして切り継ぎ、新たに前頭部を作って結合することにします。



そしてこちらが切り継ぎ、ドアステップ追加、ドア貼りが終わった様子。
今回はドアの窓位置が低く、ステップ部に隙間ができてしまいました。
ロットというか、個体によって寸法取りが違うのも手作りキットならではの面白さといえるでしょう。
もちろん、後で裏打ちをして隙間は塞ぎます。



前面は、同じ小高キットベースの115系0番代(ベースは111系)の長期保留車があるので、そこから1個拝借すれば簡単ですが、いずれは作り足さなければいけないのでペーパーで自作することにしました。
TMS1975年3月号にクハ153の展開図が載っているので、これを参考に作ることにします。
製作の様子は続編にて(^^




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