80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

マニ37 2150の製作(その4)

2010-03-30 21:25:48 | 上野口夜行急行方面
マニ37 2150の進捗状況です。

窓埋めした部分はまだ溝や盛り上がりが目立ちますので、念入りにサフェがけと研磨を繰り返すと同時に、窓や荷物扉の形や幅を所定の大きさに削り込みました。



荷物室側端部の引き戸は予定通り、フジモデルのHゴム付きパーツを取り付けました。車体が絞られているため平行に注意して位置決めを行い、瞬着を流して固定してあります。



荷物扉は、適当な厚さのプラ板を切らしていたので、ペーパーから自作しました。




乗務員室側端部の引き戸もペーパー製です。左右の浮き出た部分(扉の枠)はプリンタ用のシール紙を貼って表現しました。



後部妻面はタネ車のオハフ33では梯子が付くのですが、マニ37では手すりが千鳥についているので、梯子の穴をパテで埋めてから穴を空けなおし、φ0.4mm真鍮線の手すりを差し込みました。なお、その他の手すりもプラパーツはやめて、真鍮線で作り直してあります。



こんな感じで塗装前の車体が完成しました。



屋根板は既に塗装が終わっているので、明るめのグレーに塗ったガラベンを所定の位置に取り付けました。また、両端部につく屋上ステップですが、埋蔵中に箱をひっくり返したおかげで両方とも紛失していたので、エコーのパーツを同じくグレーに塗って写真のように取り付けました。



というわけで、なんとかゴールが見えてきました。一部消えてしまったリベットは結局、復活をあきらめ、そのまま見ぬふりをすることにします・・・


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自由形電機を作ってみようかと

2010-03-30 09:27:57 | その他
私が初めて鉄道模型の世界に入門したときの車両が、写真のカツミ製EB58形電気機関車とエンドウのコラ1形コンテナです。この姿で16本組金属道床レールの上をくるくる走り回る姿を、飽きもせず眺めていました。もっとも飽きないのは最初の1週間だけで、すぐに増結の貨客車、ポイント、信号などがあっという間に増えていくわけですが・・・



写真を見てアレ?と思われる方もいらっしゃるかも知れません。このEB58には1度改装工事が施してあって、特急塗装をわざわざ一般塗装に改めているのです。ツヤ消しには汗止めのパウダーがいいという情報を、TMSだか模型とラジオだか忘れましたが見つけて、マッハの青15号に混ぜたところ、入れすぎたためかザラザラの鮫肌になってしまいました。
あわせて機械式のライト切り替えスイッチ(車軸の回転に合わせて接片が前後に倒れる)をセレン整流器に取り替えていますが、モーターやウォームギヤは全く問題がないため当時のままで、40年の時を経ても軽快な走りを見せてくれます。



さて、何で今頃こんな年代モノを持ち出してきたかというと、テッパクへ行ったからではありませんョ。こんな台車をジャンクBOXの中から見つけたので、息抜きにD級のフリー電機でも作ってみようかと思い、制作意欲高揚のため(笑)引っ張り出してきたんです。


アルストム式の台車↑ですね。ならばおとなしく電車に使えばよいものを何で電機なんかに?ということですが、軸バネまわりがすっきりしていて、おまけにブレーキ機構がバッサリ省略されていて(省略なのか元々ないのかは不明ですが)、こいつにちょっと大きめのφ11.5車輪でも履かせてグレーに塗れば、イマドキのハイテクロコ用FD系っぽい台車になるんでないかい??という安易な発想です。そう、作ろうとしている自由形電機はデッキ付きや凸型じゃなくて、ズバリ“太郎系”です。


ところでこのアルストム台車、小田急2200系列用のFS203ないしはFS316のようにも見えますが、メインフレームが真っすぐでないことやブレーキシリンダが付いていないなどの違いがあります。むかしカツミがドロップ製のアルストム台車を出していたという情報があるので、それかなとも思うのですが、裏側にメーカーや形式の刻印が一切ないので素性は不明。一応WBは26mmで手持ちのインサイドギヤが使えるので、ツリカケ音も香しいハイテクロコを目指したいと思います。
さあてナニ太郎にしようかな?(笑)



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おとなの遠足3・・・パークに潜む鉄なモノ、廃なモノ

2010-03-26 01:57:31 | その他
正月以来3ヵ月ぶりに家族でヨメの実家に来ており、昨日は犬山にある「日本モンキーパーク」へ行ってきました。そこで見つけた鉄なモノや廃なモノをいくつかご紹介します。


まずは比較的メジャーなところで、名鉄モンキーパーク・モノレールです。名鉄犬山遊園駅と日本モンキーパークとを結び、途中に成田山駅がありました。私は営業中の列車には乗ったことはなく、犬山遊園駅のすぐ脇というか真上に、覆いかぶさるようににして止まっている列車が印象的でした。
2008年末に赤字のため廃止されましたが、保存車両が旧動物園駅に置かれていました。塗装が登場当時の銀色に戻されているものの、3両編成のうち後ろ1両を外して101号車(先頭車)と201号車(中間車)の2両だけになっているのが惜しまれます。車内開放はしていないようです。



3両目が切り離されたおかげで連結面がよく見えます。走行用のタイヤは側窓の下あたりまで車内に張り出していることがわかります。



旧動物園駅側から旧成田山駅方向を見たところです。谷越えになるこの区間は既に軌道桁が撤去されていました。したがって残念ながら復活運転はできません。



続いては園内の乗り物です。遊園地側のゲートを入ってしばらく坂を上るとこんな踏切に出ました。線路側には柵が建てられ、既に列車は運行していないようです。しかし、柵や線路の状態などから、廃止されてまだそれほど日がたっていないようでした。



ホームだったと思われる場所には3両の赤い客車が留置されていました。まだまだ現役で走れそうです。機関車の姿はありません。DLかSLか、どんな機関車が牽いていたのか気になります。



終端部は手動式のターンテーブルになっています。これも、いつでも使えそうな雰囲気です。



客車の腰部に製造銘板がありました。「C.P.HUNTINGTON」と書かれています。モデルNo.は102、製造年は1991年6月のようです。「CHANCE RIDES INC」とあるのでこれがメーカーでしょう。調べてみるとアメリカの「チャンス・モルガン」という遊具メーカーのようです。
同社HPにはこれと同じミニ列車の動画もありました。機関車はいわゆる「シングルドライバー」と呼ばれる、西部開拓時代のような古典機関車で、これと客車とがセットで販売されているようです。ゲージは24インチ(約60センチ)とのこと。



さらに調べてみると、このミニ鉄道は昨年の春まで運行されていて、どうやら晩年は機関車が「トーマス」と「ジェームス」に改装されていたようです。
ホビダスのコラム「編集長敬白」にこんな記事がありました。
消えるモンキーパークのおとぎ列車。(上)
消えるモンキーパークのおとぎ列車。(下)

最初期の丸っこい日本車両製のDLというのが気になります。かつて西武山口線を走っていた凸型バッテリー機関車にも相通ずる雰囲気があります。

また、読者投稿のページにもこんな記事がありました。
【日本モンキーパーク】“トーマス号”復活運転 〔その他〕

さらにさらに、現役時代の走行風景がYouTubeにあがっていたのですが、このブログには動画貼り込みができないようなので、「日本モンキーパーク」&「トーマス」などで検索してみてください。
できれば古典機関車時代の映像も見てみたいものです。


次は、上記2例とは違って、かなり朽ち果てた廃線跡です。
実はこの日は期間限定で公開されている、故岡本太郎作「若い太陽の塔」の一般公開を見に行ったのですが、その塔が建っている丘(現在は立ち入り禁止)へ上る斜面にケーブルカーがあったというのです。廃止は7年前とのことですが、写真のようにほとんど跡形がありません。

これがふもと側から見たところで、斜面沿いの階段程度しか残されていません。木に隠れたところに駅舎の基礎らしきコンクリート構造物があります。



頂上側からみたところです。こちらにも四角いコンクリートの基礎らしき残骸があります。
さて、どんなゴンドラが上下していたのでしょうか。こちらについては、検索しても情報が出てきませんでした。どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらお教えください。



参考までに、これが「若い太陽の塔」です。大阪万博の1年前に制作・設置されたそうで、万博の「太陽の塔」の練習作品ではないかと言われているそうです。4月6日まで毎日、平日2回(11時と14時)、休日3回(10時半、13時半、15時半)、ガイド付で公開されています。



さて、最後に怪しい画像を。一見ふつうの子供向けの乗り物ですが、レールの敷き方に注目!接触限界を無視したこの線路配置はまさに涙モノです。たぶん1列車しか運行しないのだとは思いますが、これで2列車運転したらスリルありすぎ!



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マニ37 2150の製作(その3)

2010-03-22 12:56:20 | 上野口夜行急行方面
今日の東京地方はカラッとよく晴れて風も穏やかなので、朝から塗装系の作業をボチボチやっています。

床板と台車にはツヤ消し黒を軽く吹いて落ち着かせました。台車は換装したTR23コロ軸改造タイプです。これらはもともとが黒の着色済みなので、集電に影響する部分だけを最小限マスキングしカプラーはつけたまま、色を乗せる感じでサッと吹いています。



車体の窓埋め部分はパテとサフェで目止めしたのち、盛り上がりが大きい部分があるため、ちょっと荒っぽいですがまず金属ヤスリで大まかに削りました。



続いて、窓高さに合わせた角材に#320耐水ペーパーを貼った自家製ヤスリをつくり、細かい成形をしていきます。



デッキ脇はリベットがあるのでちょっと難儀です。寝かせたカッターの歯で大まかな成形を行ったあと、耐水ペーパーを上下に動かして研磨しました。



最初、サフェを車体全部に吹いてしまったのですが、リベットが甘くなるかも知れないと気付き、2回目以降は上下をマスキングして必要な部分だけ吹くことにしました。



しかし!これだけ気をつけていたつもりなのに、知らないうちに金属ヤスリの平行が狂って、ウインドヘッダーのリベットの一部を削り込んでしまいました(>_<)
一見リベットがあるように見えますが、傾けても影が出ていないのがお分かりいただけるかと・・・
どう再生するかは、もっか思案中です。



屋根は元々のベンチレーターの穴をパテでふさいだあと、耐水ペーパーを屋根全体にざっと当て、「スエード調スプレー」(ダークグレー)で仕上げました。



ドア類が一つもついていないのに、先走ってちょいと仮組みをば。
とりあえず、それらしくなってきたのでひと安心、かな。。



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おとなの遠足2・・・ホビセンは楽しい!

2010-03-20 11:10:17 | その他
大宮でたっぷり鉄分補給をした帰りに寄ったのはホビーセンターカトー。先日読者の方に教えていただいた「TR23コロ軸」を買いに行ったはずなのですが・・・(^^;


3日必要な合宿見学(笑)を半日で済ませ、いささかへとへとになった体で埼京線に乗車。見事に爆睡してドアが閉まる寸前に気付いて池袋で下車。imon池袋店でオハ61向けのTR11(日光)とRM Modelsなどなどを購入し、「池11」系統バスに乗って哲学堂公園入口で下車(落合南長崎駅でもよかったが・・・)。池袋方面からは電車だと遠回りだけど、バスだとショートカットで行けるんですね。で、歩くこと数分。

おお!これが噂のデハ230形か。住宅街にひょうひょうと佇む赤い電車。



良く手入れが行き届いていますね。下回りがグレー塗装になっています。



さっそく階段をのぼってホビセンへ。初めての訪問です。明るい雰囲気の小ざっぱりとしたショウルームですね。
さっそく「1,000円」の文字が踊るワゴンが目に。おおこれか、と思って視線を走らせるも台車らしきものはなく、レールやポイントばかり。さてはすでに売れてしまったのか!?

少し落胆しつつ、3階にAssyなどが置いてあるようなので上がってみるとびっくり!
製品に混じって、アウトレット品やハンパものがごっそり置いてあります。お目当てのTR23台車(型番1-553D)も10個以上あったので、をとりあえず2両分GETしました。



しかしこれで終わらないのがお買い物の常。隣の箱の中にはなんと、今や市場から完全に姿を消したといってよい「エネオスマーク入りタキ1000」のボディがゴロゴロ。ブルサンEH200(いつ入線するか知りませんが(笑))の伴侶として、塗り替えを前提に日本オイルターミナル色の「青タキ」を見つけては少しずつ買い足している身からすれば、これは事件です。
ちなみにお値段は1,500円。台車と床板(前後フレーム)を買い足すと明らかに完成品を上回ってしまうので躊躇したのですが、床板(とあわよくば台車)を自作できればしめたものと思い、実験サンプルのつもりで1両買ってみました。



さらにさらに、キハ80ボディまでもが1,500円とくれば。。(これは残数2両でした)
ハイ、目出度くご入線です(^^;



というわけで、台車だけのつもりが、またまた散財を重ねてしまったの巻です。


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