80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

年末のご挨拶

2022-12-31 20:27:46 | 総務部
2022年も残すところあと3時間半となりました。
本ブログをご覧いただきましたすべての皆様に感謝申し上げます。

例年ですと年末の総括として、完成の有無に関わらず手がけた車両をピックアップして振り返るのですが、過去記事を遡ってみたところ、今年はなんと完成に至った車両はワラ1(ホビーモデル プラキット)だけでした。しかも「ワラ」と打ったら「(笑)」と変換されるほど忘却の彼方に忘れ去られていました。痛恨の極みであります。。



完成目前まで進んでいる仕掛かり車両は山ほどあるのですが、今さらそれらをご披露しても虚しいだけですので、ここは潔く上の写真を見ながらワラって新年を迎えようと思います。

コロナは依然しぶとく我々のまわりに居座っております。どうか皆様におかれましては十二分にご自愛のうえ健康な日々をお過ごしください。
本年もご訪問、コメントいただき誠にありがとうございました。
来たる2023年の「80分の1丁目16番地」も引き続きご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

管理人 isao

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富山地鉄クハ173の製作(7)

2022-12-30 15:21:56 | 私鉄電車
低すぎたテールライトの位置を修正します。マスキングテープを貼った場所に移したいのですがなかなか微妙な位置です。穴をふさいで瞬着で固めて開け直す・・・という方法も脳裏をよぎったのですが、手っ取り早くエイヤっとカッターを振りかざしてしまいました。



まずテールライトの周囲を大きめにカット(左)。次にぴったりの大きさにカットした紙片をはめ込んで(接着はしない)新しいテールライトの位置に十文字をケガキ(中央)、いったん外して丸刀で穴を開けてから元に戻して隙間で固定(右)。



パテとサーフェーサーで整えて修正は完了です。



車体全体もサーフェーサーを吹いて仕上げました。未来の連結相手(モハ14760)とともに。



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富山地鉄クハ173の製作(6)

2022-12-29 20:53:44 | 私鉄電車
床下を仕上げます。まずはカプラー胴受を取り付けますが、案の定3連ジャンパ栓が内側に寄りすぎていて入らないことが判明。。



ジャンパ栓部分だけ床板ごと切り取って車端へ寄せることにします。



ついでに不均等に空きがあった中央と内寄りのジャンパ栓の間もカットして幅を詰めました。



おかげでなんとか幅いっぱいに収めることに成功。乗務員ステップはエンドウ製の取付足をカットし、彫り込んだ床板に瞬着でベタづけしています。カプラーはKATOの密自連で、伸縮機構から取り出した頭の部分をφ2ビスで取り付けたものですが、連結は想定しないため首は振りません。



前部台車にはスノープラウを取り付け。実車をみるとなにやら大型のものがついているようなのでアダチの蒸機用を奢ってみました。ボルスターに半田付けしたt0.3真鍮板の自家製ステーで吊っています。



スノープラウが大きいため、台車のブレーキ引棒やテコ周辺の出っ張りはカットしています。それでも乗務員ステップに当ってしまうためセンターピン位置を2mm後ろへずらしました。プロポーションより走行性能重視!



なんとか収まって回転も支障ありません。



連結面側にはISカプラー(IMONの通電カプラー)を試用する予定です。従来品と比べて通電性能が向上したとのことなので、重量のある連結相手の14760形(エンドウ)の動力車からのみ給電を受ける方法で実用に耐えうるかのテストです。もしチラつくようなら自車集電も併用します。うまくいけばPLUM209系の集・給電システムとして導入しようと思います。



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富山地鉄クハ173の製作(5)

2022-12-25 13:00:22 | 私鉄電車
メリークリスマス!皆さまのお手元にプレゼントは届きましたでしょうか?
管理人の枕元には可愛いギフトラッピングの小さな小箱が置かれていました。ドキドキ♪

中を開けると1通の「修正指示書」が! もー最悪⤵⤵
詳細は後段で。


“上すぼまり”がきつすぎる件について、屋根側は補強材の内側に「矯正梁」を入れて拡幅。これをやると屋根中央が凹んでくる可能性があるのですが、その兆候もなく、うまく肩Rのところで吸収されたようでめでたしめでたし。さらに床板は両サイドをトータル0.5mmぐらい削って狭くしたので、完ぺきではありませんがだいぶプロポーションは改善されました。



床下機器は初回の着手時(非冷房時代を想定)にみつくろってあったものをベースに、冷房化等で後年置き換えられたと思われる機器を追加・置き換えて配置。今回もすべて手持ちパーツでまかなえました。ただし、形状、設置位置ともにネットの写真から割り出したものなので正確ではなく、あくまで雰囲気重視のシロモノです。



2-4位側で左が運転台。中央のブレーキ制御装置は小高のパーツから切り取ってきたもので、実車はこのような集約型ではなく“パイプとコックとバルブの森”のようです。右端に205系パーツから改造した大容量MGを設置。



1-3位側で右が運転台。非冷房時代はスカスカでしたがでかい箱が追加されたようです。SIVのようにも見えますがMGと両方は要らないと思われ用途不明。それでも模型は走る!笑



運転台側にエコーのジャンパ栓を設置。単体型の「床下開」を左に3個、「床下閉」を右側に1個取り付けました。台座の幅を詰めたものの、うーむこのままだとカプラー胴受が入らない疑惑・・・。。



さて、ここからがサンタ氏の置いていったプレゼントの話です。

以前の地鉄の車両のジャンパ栓収めは、このようにテールライトの横に三角形に配置されていました。

<「復刻版私鉄の車両10 富山地方鉄道/加越能鉄道」((株)ネコパブリッシング,2002年刊)P.21より引用>


ところが、冷房化時の改造かどうか不明ですが、晩年はこのようにテールライトの下に横一列に設置されていました。どうやら、この改造によってテールライトの位置がやや上げられたようなのです。上半色と帯の塗り分け位置との関係を見ると違いが分かります。以前はテールライトが塗り分けラインより下にありましたが改造後はラインとほぼ同じ高さになっています。

<「富山地方鉄道「ちてつ電車フェスティバル」稲荷町テクニカルセンターの一般公開」(i北陸,2013年11月3日掲載記事)より引用>


「テールライトの位置を修正せよ」・・・これがサンタ氏が置いていったメッセージの中身です。最初期のモハ10020形の形式図を測ったのがいけなかった。。作ってる途中でなんとなく表情が違うなぁと違和感を感じてはいたのですが・・・。天地だけでなく左右の位置も広すぎですが、これも形式図の罠といってよいでしょう。形式図ではなく真正面写真を測るべきでした。



というわけで年内に何か1個は完成させようと始めた案件ですが、ここにきて黄信号が灯ってしまいました。顔は車両の命。さーてどうやって修正しますか。。

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富山地鉄クハ173の製作(4)

2022-12-24 16:38:44 | 私鉄電車
オデコ部分を作っていきます。ヘッドライトケースはキハ40用では太すぎたので、エンドウのヘッドライトケース・レンズF(#2619;105・119系等用)を採用。所定の間隔に接着し、その上に屋根板の端材から切り出したブロックを被せます。ライトケースの穴を削っているうちに3つに割れてしまいましたが、これは想定内なのでとりあえず元通りになるように接着します。



カッターと#180耐水ペーパーの合わせ技でオデコのカーブを出しながら屋根Rに合わせて削り・・・



継ぎ目部分を中心にパテを盛っておきます。車体裾のRは机に置いた#180耐水ペーパーの上で車体を動かしながら削り出しました。屋根肩も奇麗なカーブが出ていない(山折れ線が出ている)部分を軽く削っておきます。



台車は似ているDT24(日光)を使用。軸受メタル無しのプレーン軸ですが、マッハのLPSオイルをさしたところ良く転がります。これでまたストック台車の消化が進みました。クーラーは実車が青みがかった明るいグレーなのでタミヤのライトゴーストグレイで塗装。台車はじめ下回りも同じとみられますが、連結相手のエンドウの14760形が普通のグレーなので、あまり差が出ないようにねずみ色1号としました。



さて、なんとか車体は組み上がってきたのですが、上の写真を見ていただくと分かるように“上すぼまり”加減がきつすぎるようです。「左右合計で0.5mm」狭めるところ、片側それぞれ0.5mmぐらいずつ狭まっている印象。
型紙を作り直した際にやや展開寸法が不足気味かなと思ったのですが、修正せずにそのままGOしてしまったのがいけなかったのと、妻板や運転室仕切りを切り出す時に「上側をちょっとだけ狭く」など目分量でやったのもいけなかったと反省。
妻板をはずして作り直すことはできないので、車体中央部付近だけでも「上を広げて下を狭める」矯正手術でなんとかしのげないかと画策中です。

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