不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ED76入線

2021-08-30 02:58:54 | 機関車
予約していたTOMIXのED76が入線しました。0番台後期型JR九州仕様です。



ユーザー取付パーツと格闘すること約半日。とりあえず営業できる姿になりました。
が、窓下の手すりの歪みが気になります。車体に合わせてカーブしているのに左右端の2点でしか支えられないのが原因。差し込み具合を調整すれば矯正できるかな??



国鉄形との違いはこの小さなJRマークとHゴムが黒色になっている点。機番は「85」にしました。中間台車の速度検知用ケーブルが良いアクセントになっています。説明書では上級者向けとされていますが、付属の治具を使って軸受に穴を開けてパーツを差し込むだけなので絶対付けるべきでしょう。



後年SGが撤去されたカマもあったようですが、85号機は存置されていたとのことなので、SG排気用ダクトと整風板は「有り」の姿としました。電暖を積まない50系客車も牽けます。



コックへの色差しやヘッドマークの取り付けなど、試運転へ向けて引き続きドレスアップを進めていきたいと思います。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

方向幕を交換してみた

2021-08-23 04:05:52 | 九州・山陽方面
発射ギミックで方向幕を交換できることが確認できたので、さっそく「急行日南」の方向幕とトレインマークを装着してみました。



まずはPCでそれぞれの画像を作成し、シール紙にプリントしてベースに貼り付けます。
イラスト入りトレインマークは「愛称別トレインマーク事典新館」様よりダウンロードさせていただきました。ありがとうございます。これを車両に付属している交換用トレインマークの「彗星」を磨いて透明にしたものに貼りました。
方向幕の方は以前に作成したデータが残っていたのでそのまま使っています。



ところでこの写真では行先が「宮崎」となっていますが、これは宮崎~西鹿児島間が普通列車として運転されるためで、寝台が20系時代の実車写真では12系座席車も含めてこのように表示されていたのにならったのですが、24系時代の写真をみると行先は「西鹿児島」で、その下に小さく「宮崎~西鹿児島間普通」と表示されるパターンだったようです。いつ頃変更されたか分からないのでそのままにします。


方向幕を所定の場所に押し込みます。“発射装置”は逆方向の力でも動かせるので、ぐいと押し込めば“くさび”が元の位置に戻ります。



トレインマークも交換。いいねー♪



さて、ここでこの“発射装置”がやはり「徒労」かも知れない実験画像をお目にかけます。冗談でやってみたのですがコレ衝撃!

方向幕の表面にマスキングテープをしっかり貼り付けます。



エイヤッ!!


アハハ取れました~ www



表面の印刷がぺりっと剥がれるのを恐れてセロテープやガムテープはやめておいたのですが、こうも簡単に取れるとは思ってもみなかったなぁ。。

まあ速いっちゃー速いですが、既製品はともかく自家製のシール紙では恐らく耐えられないと思うので禁じ手ですね。よい子は真似してはダメです。せっかく作った“発射装置”を活用していきましょう。笑


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛び出す方向幕

2021-08-22 14:55:01 | 九州・山陽方面
TOMIXのED76がいよいよ今週末に発売となるようです。待ち遠しいですね。

牽かせる客車としては、既報のとおり、譲り受けた14系14形を「さくら」に仕立てることを考えていますが、もう1本、急行「日南」「かいもん」の晩年編成として、寝台車を20系から24系25形に置き換えたものもいけるかなと考えています。既に20系を組み込んだ「日南」は仕立てているので、今度は「かいもん」でいこうかなと。

要は「つるぎ」用に確保している24系25形0番台を共用するという魂胆ですが、大きな問題が2つあります。



1つめはオハネ25の問題。手持ちはすべて0番台なのですが、当時の鹿カコの配置を調べると寝台側窓高さが低くなった100番台ばかりでした。以前の投稿で「とぼけるか」と書いたものの、やはりモヤモヤするので販売店を探してなんとか1両確保しました。実車が登場した当時は何となく窓が小さくて野暮ったい感じがあまり好きになれませんでしたが、すべて引退した今となっては逆に新鮮で、模型的なアクセントとしても好ましいと感じます。



2つめは方向幕とテールマーク(トレインマーク)の問題です。共用するとなれば可変式にするかその都度交換しなければなりません。この製品はどちらも表からハメ込むように出来ていますが、外すためには裏側から押し出してやる必要があり、いちいち車体を分解しなくてはなりません。そこまでして共用するなら新しく買った方がマシです。実際、2両のうち1両を既に新規購入してしまったので、これから書く内容も、今となっては正直ナンダカナァ~と思い始めてるんですが...w



ということで、「徒労」というワードが目の前でグルグル回っている現状ですが、実は思ったよりうまく出来てしまった高揚感の方がやや勝っていることもあるので、気を取り直して、巻き取り式でもパラパラ式でもない、「発射式方向幕」について書いてみたいと思います。

前に書いたように、この製品の側面方向幕は一応交換式となっていて、オハネフ25はデフォルトでは「彗星 新大阪」が入っています。中央の突起を裏側から押すと簡単に外れます。この仕組みを使って車体を分解せずに突起を裏側から押すギミックを考えます。



没頭して作ったので途中の写真がありませんが、これがそのギミック「方向幕発射装置」の主要パーツです。とはいえ仕組みは簡単で、“くさび”を打ち込むと棒が横に動いて方向幕の裏側を押す、という動きになります。素材はプラ板とプラ棒が主体ですが、耐久性を考え、棒の先にはφ1.0真鍮線を差し込んであります。



これを車端部の屋根裏にM2ネジ2本で固定します。ネジと“くさび”は緩くとめてあるため前後にスライドします。果たしてこんなんで棒を押し出すことはできるのか??



いよいよ実験。いっせーの・・・



せ!


飛んだwww



もっと遠くへ弾け飛ぶかと思て警戒したらそんなでもありませんでした。これなら紛失の心配もないですね。割と軽い力で押せたのはグリスをたっぷり塗り込んだおかげでしょう。

かくして車体を分解せずに方向幕を外す実験は成功裏に終わりました。これで晩年の「急行かいもん」が再現できる!と喜んだのも束の間、今まで考えが及ばなかった第3の問題点が発覚しました。
寝台車はいいとして、12系座席車(カツミ)は「急行日南」の方向幕がペタペタ貼り付けてあるのでこれも交換しなくてはいけません。何でこんな簡単なことに気付かなかったのか。クゥゥー....
さすがにあと5両分の「発射装置」を作る気力もなく、今回の晩年編成も「急行日南」、すなわち寝台車をスゲ替えただけという結末になりそうです。

ちなみにオハネフのテールマークにはこの発射装置は付けず「日南」を表示したままとし、「つるぎ」に使う時は中間封じ込め位置に連結すればオッケーです。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

川へ沈み込むレールの謎

2021-08-15 16:49:46 | 海外
コロナ禍でなかなか外出できないなか、Googleストリートビューを使ったお手軽海外旅行にハマっています。

元はといえば、かつて仕事やプライベートで訪れたことがある街角が今どうなっているのか興味があって、ブラついてみたのが始まりですが、さすがに20~30年前とはだいぶ趣が違っていて、リモートツアーであってもなかなか楽しめます。

そんななか、1991年に仕事の視察で訪れたフランス・リヨンの街並みを徘徊している時、極めて神秘的なモノを発見しました。
いや、神秘的というほど高尚なものではなく、いわゆる「廃なもの」であります。

リヨンはフランスの中南部にあって、首都パリから500キロ弱に位置しています。
“美食の街”として知られ、確かに、ワインと共においしい食事をいただいたことは強く覚えています。
ローヌ、ソーヌ2つの川が合流する交通の要衝でもあります。

その2つの川が合流する三角州のエリア・・・コンフリュアンス地区は、今でこそ再開発で洗練されたデザインのショッピングセンターや前衛的な集合住宅、そして遊歩道などが整備されていますが、私が訪れた頃は刑務所、場、ガス製造工場などが立ち並ぶ殺伐としたエリアだったようです。そのためローヌ川とソーヌ川の合流点そのものを近くで観た記憶はなく、どこか近くの高台から眺めたようなうっすらとした記憶がある程度です。

そして、今回のリモート旅で見つけたその「廃なもの」は、この合流点の先端部、下の地図の赤丸を付けた場所にありました。



ご覧のように崩れかけた石畳の中に埋まった線路が、緩やかな傾斜で川の中に吸い込まれていっているじゃありませんか!
ちなみに左がローヌ川、右がソーヌ川で、先端に見えるのは衝突防止用のサインと思われます。

(Google ストリートビューより)


振り返ると再開発地区に出来た「合流博物館」が見え、線路はそこへ向かって一直線に伸び、途中から地面の中に消えています。

(Google ストリートビューより)


上空から見ても水中にしっかりとレールらしきものが沈んでいるのが見て取れます。

(Google ストリートビューより)


この廃なもの、実は去年のうちに見つけていたのですが、「リヨン」「合流」「レール」など(日・仏)で検索してもヒットせず悶々としていたものです。

ところが今朝、ふと思い出して再び検索していくうちに、「ダム」というキーワードが出てきました。
こんなに急流でもない広く穏やかな川面なのにダムがあった?

結論から言うとありました。
かつてソーヌ川には1882に竣工し1966年まで稼働したダム(堰堤)とロックゲート(閘門)があって、くだんの線路は、そのメンテナンス用の資器材を運ぶためのワゴン(トロッコのようなものか?)を走らせるために使われていたそうです。

Twitterでとても鮮明なカラー写真を発見しました。絵葉書のようです。写真の一番下にダムと閘門が見えます。コンフリュアンス地区には港があって舟運も盛んでしたが、ソーヌ川はローヌ川より1メートルほど低かったことから、水深を稼いで大量の船舶を安全に航行させるためにダムとロックゲートが造られたということです。

(Mémento Lyon ;https://twitter.com/lyonmemento/status/1280426776720785408 より)


上の写真ではローヌ川の方へも水が落ちている様子がうかがえるので、現在の航空写真に重ねてみるとだいたいこんな感じでL字型のダムが建設されていたのではないかと推定されます。1966年に下流に別のダムができたためダム本体はすべて撤去されたとのことですが、ロックゲートの擁壁は残されたとのことで、写真でもその様子がはっきりとうかがえます。

(Google ストリートビューより)


ダムの建設の経緯や様子などは下のサイトで知ることができますので、興味のある方はご参照ください。
ただし、建設に使用されたトロッコの写真はあっても、実際にあのレールの上を走ったであろうメンテ用のトロッコの写真はありませんでした。残念!

The mysterious rail tracks in Confluence
 https://www.comhic.com/en/the-mysterious-rail-tracks-in-confluence/

◆Narrowboat Dream On : Barrage et écluse de la Mulatière, près de Lyon (1876-1882)


ということで、キニ15の仕上げを予定していた1日がズルズルと終わってしまいそうですが、長らくもやもやしていた疑問が解明されてすっきりしました。
まあこの先コロナが落ち着いたとしても実際にリヨンを訪れることはないと思いますが、万一その機会があれば、この目で実際に水中に沈み込んでいく線路を心ゆくまで堪能したいと思います。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安価な車両収納箱探し

2021-08-14 12:51:13 | その他
車両収納箱とりわけ紙箱についてはサイズ、強度、コスパを満たすものがなかなかありません。

エコーモデル発売のコチラ(4両箱だが詰めれば5両も可)は程よい強度と価格のバランスがよく愛用していたのですが、1、2ヶ月前に買おうとしたら売り切れでした。当面の追加予定もないとのこと。



ならばとネットを探索。なんとか希望に近い商品が見つかりましたので参考までに情報共有します。

クロロスという会社が販売しているクラフトボックス。サイズは各種あるようですが、今回購入したのは型番がIF-9240というA4サイズのものです。コメント欄を読むと「開けにくい」とか「貼り合わせが悪い」wなど散々な書かれようですが、手元に届いたものをみるかぎり、それらのトラブルは既に改善されているようです。



本来なら試しに1、2個買って様子をみるべきでしょうが、たいした金額でないのと、もしダメなら仕事用の書類ケースにしてしまえばいいやという気持ちで「まとめ買い5個セット」を注文しました。楽天経由で税込2,722円(送料395円)、1個当たり544円とリーズナブルです。AmazonやYahoo!などでも取り扱っているはずです。



実測の内寸(約mm)は幅310×奥行235×深さ67で、幅(車両の長手方向)は20m級車両でも十分余裕がありますが、奥行(車両の幅方向)は6両だときつめで、5両にとどめた方がよいかも知れません。写真は「急行うわじま」6連を収容したところですが、ワイドボディのキハ58系×2、標準ボディのキハ55系×3、そしてナローボディのキニ15を収めて車両間に極薄の緩衝材が挟めるかどうかといったところでした。



ちなみにすべてワイドボディだとどうなるか・・・。試しにTOMIXの115系を6両、和紙にくるんだだけの状態で収納してみたところ、ご覧のように入ることは入りましたが、モノによっては手すりの破損などにつながる可能性があるので難しいかな~?といった印象です。



なお、緩衝材は自分で調達しなければならないので実際は500円ちょっとでは済みませんが、それでもコスパは最強クラスでしょう。
余程の重量物を入れない限り、10箱程度の積み重ねにも耐えられると思います。
すそ絞りのない車両ならば6両収納は可能なので、旧客などの編成物に活用していこうかなと思ってます。

以上、「安価な紙箱を買ってみた」の情報を共有させていただきました。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする