80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京都にて

2020-10-29 21:24:41 | 実物・資料系(現在)
仕事で京都わず。

嵐電かわいい。


(エヴァ初号機ラッピング:モボ615号車)



(江ノ電コラボ塗装:モボ631号車)



(モボ2001車内より)


作りたくなっちゃう。。
(実はキット手配済みw)


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鳥沢の鉄橋を見てきた

2020-10-25 12:10:09 | レイアウト
以前、プランのところで書きましたが、今回のレイアウト改修では「鳥沢ライクな鉄橋」を出現させようともくろんでいます。昨日クルマで遠出したついでに実物を取材してきました。

中央本線鳥沢~猿橋間に架かる全長513mの、正式名称「新桂川橋梁」がそれであります。実際は左側に続く合成桁部分も含めて513mですが、今回主に見たのはこの3径間連続上路式ワーレントラス橋部分270mです。列車のいない鉄橋単体の撮影って。。(笑)



なので一応列車も撮りましたが付け足し感丸出し。あっという間にヌシとなったE353系が高速で駆け抜けていきます。



E233系は割とよく見かける印象。まあ大月まではフル編成でフツーに入ってきますもんね。。



211系を下からアップで。しかもトリミングしてさらにぐぐっと寄せてみました。



そう。今日は一応「取材」なので直下や真横からも撮っています。鉄橋と並行して道路が1本あるのですが、最初そこから見上げて撮ったらこんなことに!何が何やらワカラン。。帰ってからじっくり見たら、まあこれはこれで色んな情報が詰まってたんですけど。



現物を見るまではプラかヒノキ材でパパっと作っちゃおうと思ってたんですが、いざ現物のディティールをまじまじと見てしまうと手が止まります。車両製作と同じですね。これはいけませんねー、、色んな意味でヤバすぎる・・・!

今回なんでわざわざ現物を見に行ったかというと、ネット写真などを見ていてトラスの構造とか部材が、割とワンパターンじゃなくて複雑に見えたからなんです。

例えばこの写真をじっくり見ていただくと分かるんですが、トラスの斜めの部材(斜材又は弦材ともいう)が箱型のものとH型鋼のものがあります。そしてX型の筋交いも同じ方向の斜材にしか付いていません。もっというと、ガセットプレートと呼ばれる部材同士を連結する当て板や、そこに刺さったボルトの数もいくつかパターンがあって、さらにもっと目を細めてみると、遠目には同じに見えた斜材の太さも一様ではありませんでした。。



これは大変なことになった・・・とアワアワし始めたところで、大昔に勉強した構造力学の教科書(というか今ではネットに山ほど転がってる記事)で勉強し直してみると問題は氷解しました。

トラス構造は各部材に「圧縮」と「引張」の力が加わる、という基本を忘れてました。圧縮力が加わる部材は箱状にして、さらにX型の筋交いを入れて「座屈」現象を抑止しているのでした。一方の引張力が加わる部材は、必要な強度を確保したうえでH型鋼でスマートに設計、ということのようです。

これは河床の真上にある中央径間のさらに中央部分ですが、筋交いのある圧縮部材が両側からハの字に組み合わされています。ここから左右に同じパターンが続いていて、橋脚から外側の台形状のトラス橋部分ではこのパターンが反転。複雑に見えても構造を理解したら実は割と単純なカタチなのでした。やっぱり実地学習は重要よね。



ということですが、わが「鳥沢ライクな鉄橋」はあくまでライクなのでこんな形になりました。長さで1/270、中央部分の桁高さで1/120になっています。高さ方向を等倍に縮めてしまうと車両とのバランスがおかしくなって迫力に欠けてしまうので、なるべく1/80に近い縮率にしてあります。あとは斜材の箱型とH型を作り分けるかどうか、材料はヒノキ材をメインに使うつもりですがEH200やEF64重連に果たして耐えられるのか・・・などなど、検証すべき課題が山積しております。



新しいように見えて実はこの橋が建設されたのは1967年~68年とけっこう古いです。当時の国鉄線では、長さ、高さとも随一の規模だったとか。設計や用地買収に時間がかかり実際の建設期間はかなり圧縮されたそうです。設計には電子計算機(コンピュータと言わないところが時代を感じます)を駆使し、施工にも当時最新の技術を導入して見事に完成されたこの雄姿は、半世紀を経た今も決して色あせていませんね。



ところで新桂川橋梁の設計に当たってはこんな複数案が検討されたそうです。もしコンクリートや鉄骨のアーチ橋が採用されていたら、今よりもっと強力な「映え」スポットになっていたことでしょう。

※石崎・柳沢「中央本線鳥沢・猿橋間新桂川橋梁の設計施工について」(コンクリート・ジャーナル Vol.7,No.6,June1969)より引用


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【レイアウト】駅セクション改築(5)

2020-10-16 14:31:47 | レイアウト
相変わらず牛歩で駅セクションを改築しています。
旧レイアウトの路盤面はくるぶし程度でしたが、改築後は腰の高さレベルに上がります。
駅セクションは横倒しにした本棚の上に載るので、木材を組み合わせて地下ヤードとメインボードを支える「脚」を作りました。通称「ゲタ」。



断面はこんな感じになっていて、上に載せてあるのは地下ヤード用の床板です。左右の脚に当たる部分に凹型の切り込みを入れて落とし込みます。このとき、補強として入れてあるスチールラック用の30mmアングルが横桁の溝にはまるという仕掛けです。ん?アングルの直角が出ていないように見えるのは目の錯覚???



長年仕掛り車両置き場になっていた駅セクションを眠りから起こします。邪魔者をどけてホコリをはらい・・・



裏返してしばし悶絶しました。このポイントマシンは絶対にパンタに当たるよね。。第1次から3次プランあたりまでは出入庫線の延長も長く、勾配も若気の至りで4.5%以上だったので天地寸法に余裕があったんですね。それをそのままにしして低くしてしまったからこうなりますわ。なんで今まで気づかなかったのか・・・。



中央に走っている補強材の真下はそもそも高さ不足につき線路を敷かないので、この補強材の上に一直線に並べるという案も考えたのですが、転換ロッドの取り回しが複雑になり過ぎるので1か所を残して潔く地上設置としました。作動音の反響が気になっていたので線路敷設に使った「ヨガマット」を敷いてあります。固定方法はこれから検討。



マシンに近いところは直接ロッドをつないでしまいますが、遠い部分はすでに敷いてしまった線路の下にロッドを通すため、φ3.5mmドリルで路盤のヨガマットをグリグリ穿孔し、手持ちのφ3.2-1.7mmプラパイプを通します。



マシンの仮置きとパイプの設置まで完了。ちなみにこのスペース、コスミックの「現代詰所」(90×180mm)に合わせてあるのですが、果たして入手できるのだろうか、、、



一方、注文してあった駅跨線橋のペーパーキットは早々に届きました。t0.7mmペーパーをレーザーカットしたもので、まだ着工してませんが完成写真を見ながらニヤニヤする毎日であります。



民鉄協が制作したローカル線ガイドが同封されていて、何事かと思ったら破損防止の台紙代わりだそうです。ペラペラめくるほどに旅情がかき立てられますねー。



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【レイアウト】駅セクション改築(4)

2020-10-06 08:46:56 | レイアウト
今さら・・・ですが、実車を入れて地下ヤードの頭上クリアランスをチェックしました。改築前は路盤と天井の両方を削ってなんとかギリギリでしたが、これならば十分ではないにせよ、よほどパンタが飛び上がった車両でなければ大丈夫でしょう。念のため天井をあと2~3mm削って誘導用の剛体架線を取り付ければOKかな。



出入庫線(中線)の擁壁もすべて貼り終えたカーブセクション。端切れとなったフレキが山のようにあるので、実感的なジョイント音を出そうと25mレールの長さに切ってつないだらガタガタになって脱線頻発!本線がこれでは楽しい運転などおぼつかないので、特に状態の悪い内回り線だけ虎の子のまっさらなフレキに置き換えました。



駅セクション(左)との接合部のレールを敷いていきます。目測では十分イケるはずだったのですが・・・。



無理がたたってあらら角折れ。。どこかに合わせると他にしわ寄せが来るのでなんとか現状で解決しないといけません。



カーブポイントの端切れを仮に置いてみたらいい感じにつながりました。ちょっとおもちゃっぽい線形だけど試行錯誤しながらフレキ曲げるより楽なのでこれでいきましょう。端切れの勝利!あぁやっぱり断捨離できないネ・・・。(笑)



さて、ストラクチャーも最低限のものは置く予定ですが、スクラッチの意欲はあっても目、手、根気もろもろが追い付かなくなってきているので、使えるものは既製品を積極的に使っていこうと思います。で、駅舎まではなんとかスクラッチするとして、跨線橋はフジドリームスタジオ501さんのペーパーキットを初めて注文してみました。写真で見る限りかなりいい雰囲気ですが実際どんな感じでしょうか。到着が楽しみです。



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【レイアウト】駅セクションの改築(3)

2020-10-01 00:15:39 | レイアウト
早いものでもう10月ですね。4連休中に駅セクションだけでも完成!と意気込んではみたものの見事に計画倒れでした。
車両製作記も挟みつつ・・・など夢のまた夢。時間は有限だということを身に染みて感じております。
とりあえずあと数回、駅セクションの全貌が見えるまで土木工事におつきあいください。

カーブ区間とのつなぎをスムーズにするため、シーサスのあるボードを50mm延長します。9mmべニアの端材で地面を延長し、ここにカーブ区間と連結するための「端梁」を接着しているところです。乾いたら木ネジで完全固定します。



カーブ区間は元のセクションを内・中・外の3枚にまず解体し、線路間隔を両側10mmずつ広げたうえで中線(出入庫線)の勾配が逆になるように組み直します。中線が半径の基準になるのでまずこれを組み立てているところです。軽量化のため支持脚は両サイドと中間の3か所のみ(従前は4か所)としました。勾配は3%台に収めることができず4%となりました。ブラス客車は出庫に際して補機が要るかも知れません。(笑)



内回りと外回りのベースも取付けます。線路中心間隔を変えたので厳密には半径も変わるわけですが、なんとかごまかしながら修正しました。右上に見えるセクションとは蝶ボルトで仮固定してあります。



その隣接側から見たところ。向かって右側のポイントは固定済み、左側は置いただけです。客車を走らせてカーブが不自然になっていないか確認。



出入庫線の両サイドの擁壁は板目紙をボンドで貼り込んでいきます。「脚」を減らす代わりにこの擁壁で内・中・外の3枚のベース板を一体化し、いわばモノコック構造のようにして強度を確保しようという試み。最初2.3mmべニアを使うつもりで買うは買ったのですが、いざ手にしてみると曲げにくそうな上に重量がかさむのでやめて板目紙にしました。ボンドをコテコテに盛り付ければしっかり強度が出ます。



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