こんばんは。
昨日はとある用事で中目黒まで出かけてきました。ここまで来たらコレを見ずには帰れまい・・・
ということで、今年度中に予定されている東横線と東京メトロ副都心線の直通化に伴って役目を終える代官山~渋谷間の高架橋を見てきました。
代官山駅のようすです。新しい地下線はこの駅の途中から始まるとか。そこかしこで工事中ですが、既に地下線の躯体は完成しているはず。ひと足早くメトロ10000系が東横線の仲間入りを果たしています。
代官山駅ホームの中央付近から渋谷方を見たところ。ここから地下へのアプローチが始まるようなのですが、完成すると半分が勾配途中の駅になっちゃう?
工事計画図をよく見ると代官山駅というのはもともと渋谷に向かって上り勾配になっているようなんですね。だから実際は水平に戻って、そこから下りに入るということのようです。ここも活線状態での施工になるためジャッキが設置されると思うのですが、いったんホームを剥がして入れるのか、興味あるところです。
ホーム脇の歩道橋から渋谷方を見たところです。背後の高い煙突は渋谷清掃工場。ハデハデなMM線Y500系が終点へ向けてラストスパート。ぜんぜん東急車が出てこない?
工事区間内に唯一ある踏切。やっと東急車がチラッと登場・・・(^^;
小洒落た店がぽつぽつとあって、いかにも代官山って感じですね。
その踏切から渋谷駅方向を見たところ。線路はこの踏切の下あたりで地下にもぐってしまうので、ここは将来遊歩道か何かになって景色が一変するのでしょう。
反対の代官山駅方向を見たところ。このあたりは掘割のはずなので、左側の敷地から見るとものすごい断崖絶壁になるんじゃないかと思います。またMM車だ・・・
山手線をまたぐトラス鉄橋。格好の撮影スポットとあって写真を撮ってる同業者を多く見かけました。
昭和初期の歴史的な構造物なので、遊歩道か何かにして残してほしいですね。
トラスの高さが低いので、清掃工場をからめて撮ろうとすると車両がうまく入りません(泣)
高架線路はここで大きく北に向きを変えて渋谷駅に向かいます。下を流れるのは渋谷川。
数百メートルしか離れていないのに、代官山とは打って変って殺伐とした都会の風景に変わります。
並木橋交差点脇の架道橋を行く。このあたりまで来ると周辺はもう渋谷の繁華街で賑やかです。
ここにはむかし「並木橋」という駅があったそうですが、第二次大戦の空襲で焼け落ちてそれっきりだそうです。
ここでトンデモないものを発見しました。この写真では既に全体が見えているのですが、何だか分かりますか?
真っ黒な木製の電柱です。コールタール処理なのかなとも思いましたが、戦火で焼けたと書いてあるブログもあって真相は定かではありません。先端はスパッと切られてもはや電柱の役目は終えているものの、朽ちることなくすっくと立っている姿は立派というほかありません。あえて保存目的で残しているのか、はたまた管理台帳に誰かがこぼしたお茶で文字が滲んおかげで、偶然取り残されたのか・・・
個人的にはこの前後100mくらいの高架橋とセットで「旧並木橋セクション」として残してもいいんじゃないかと・・・(^^;
そしてここから先、高架下に店舗や倉庫が入居するようになると出現するのがお約束のファンキーなウォールアートの数々。ひと足早く廃線になった高島町~桜木町間はボリューム、質ともに目を見張るものがありましたが、こちらは若者というか人の流れそのものがあまりない土地柄を反映してか、いわゆるイタズラ書の域を出ないものが立ちます。
例えばこんな感じだけど、まあ、これでいいのだ(^^;
そして渋谷駅にたどりつきますが、ここは東急デパートの?納品所になってたんですね。
しかし、ここで荷物を受けて、どうやって国道246を超えてデパートに運ぶのよ・・・?
秘密の地下通路でもあるのか??
そしてここにも遺構のニオイが立ち込める風景が♪ 高架線の一角が切り取られたようになっています。
まさか東横線渋谷駅には幻の0番線があった!?
いや、どうもこれは元々とこうなっていたらしく、上側の倉庫か配電室のようなうな建物の場所に荷物電車用のホームがあったようなのです。東急でも荷電自体は最近(といっても昭和後期あたり)まで走っていたようですが、さすがにこの専用ホームは使っていなかったのではないかと。どなたかご存知ありませんか?
で、歩道橋を渡れば旅の終点、渋谷駅前に到着です。この特徴ある東横線渋谷駅の屋根も、いよいよ見納めの時期が近づいて来ました。跡地には
巨大なタワービルが建設されるようです。
ついでにこの風景も瞼に焼き付けておかないと(^^;
渋谷が「谷」であることを端的に見せてくれるのがこの「空中を泳ぐ地下鉄」ですが、渋谷駅地区の大改造の一環として、今は東急百貨店の中にある駅がこの位置へ移動してきます。新駅は島式ホームになるそうですが、終端駅ということを考えるとかなり広々としたホームの駅になるんじゃないでしょうか。マークシティにつながる西口の連絡デッキの中に駅が出来るようなイメージかもしれませんね。
東急東横店の3階にぽっかり空いた穴に入る銀座線。ここを抜けて西口のマークシティの下には銀座線の車庫があるので、恐らく再開発ビルができてもそれを貫通する連絡線は残るはず。その時はどんな景色になるのやら。。
と、ここまで考えて「なーんかおかしい」と気付きました。移転してくる銀座線の駅って、ひょっとして再開発ビルができるまでの仮設駅ではないんでしょうか? だって乗り換えを考えれば今の位置がベストですしヒカリエに近づく理由もない。。
そうすると真新しい高層ビルにもこんなポッカリ穴が? 見てみたい~♪けど2027年か・・・
さいごにもう一枚。この怒涛の自動改札も消えてしまうんですね。。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村