80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ちくま完結編(1)

2024-11-19 10:50:51 | 中央西線方面
某ぽちっとするショップの中古に状態の良さげなKATOのナハネ20が上がっていたので、速攻ポチって確保しました。付属品未使用の良品です。



ということで、なかなか完結しないでお馴染みの完結編に「客車急行ちくま」を追加しようと思います。12系座席車と20系寝台車を混結していた頃の編成を仕立てていて、ナハネ20が再生産待ちで市場から払底していた頃に、ナハネフ23のAssyボディを1両だけ改造した状態で疲れ果ててストップ(元々は「はやぶさ」向けに4両ぐらい改造する気でいた(怖ッ!)もののお下がり)。これで3両の20系が揃ったので再びGO!であります。



で、改造ナハネ20のフィニッシュ・・・の話にいくかと思いきや今回は12系です。こちらの懸案材料2件を先に解決しておきたいと思います。

懸案1として、オハ12の開いている窓を閉めます。初期品はなぜか2か所の窓が半開きになっているのがデフォだったらしく、譲渡していただいた個体2両がその状態でした。



窓閉め改造を試みてまあまあいけそうとの感触はつかんだのですが、最近になって交換用ガラスが手に入ったので、試験改造部分も含めてそちらに交換することにしました。古い製品ですが純正Assyだけあってパチンと気持ちよくはまります。



懸案2はこのいささか開き過ぎの連結面間隔です。KATOらしい運転重視の設計なわけですが何とかしたいと思っていたところ、こちらのブログにIMONカプラーへの交換方法が紹介されていたので、このたび満を持して決行することにしました。



使用するのはIMONの密自連カプラーでHO-231という型番のもの。パーツがバラバラで組立説明図もなく最初は戸惑いましたが、なんとかいじっているうちに出来上がりました。笑



12系客車のカプラーを外します。カプラーポケットは端梁やジャンパホースと一体になっていて交換のためにはここだけ外せばいいのですが、車体に固定するためのマウント(バラしたパーツの左端)も一緒に外れてしまうので、なるがままに任せて全部取り外します。



あとは、自連と復元バネの代わりにIMONカプラーを装着するだけですが、カプラー後端の輪っか?の部分が微妙にポケットと干渉して浮き上がるので、ポケット後端を少しだけカットしてやるとうまく収まります。



これが交換後のカプラー・端梁ユニット。違和感なく収まっています。



あとは元の位置にパチンと取り付ければ交換完了。実際にやってみれば思ったより簡単な作業でした。余談ですが、先ほどの“輪っか”のお尻が伸縮ドローバーのマウント部にジャストフィットしている光景は、設計なのか偶然なのか分かりませんが美しいのひと言です。で、連結面間隔がどうなったかというと・・・



をををっ!これは攻めすぎかも知れません。神様仏様。。🙏



わが家の公式最急カーブR610で恐る恐るチェックしてみます。これはギリいけてるのか??



向こうが透けて見えるのでOKということにしましょう。車端部の“絞り”が効いているように見えます。推進運転は不可でしょうか。あとS字カーブとか4番ポイント(R550相当)とかチェック項目はまだまだあるはずですが見ないことにします(笑)。最近はお座敷運転会でもなるべくR670以上を使うようにしているので大丈夫でしょう。近々チェックの機会があるので結果は追ってご報告します。



ということで、方向幕など若干のドレスアップ項目は残っていますが12系座席車の整備問題は解決。あとは20系客車3両の整備ですが、改造ナハネ20を仕上げないと始まらないので、まずはそこからガンバリマス。

コメント (9)
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スロフ62を入手

2024-11-09 19:05:00 | 中央西線方面
所用で久しぶりに秋葉原へ行ったので、LEDや銅箔テープを補充したついでに“被弾”覚悟で某店中古コーナーへ立ち寄り、見事に被弾しましたのでご報告いたします。

じゃん♪ タニカワのキットを組んだスロフ62であります。「荷物車の比率が高すぎる客レ」ということで、以前、中央西線の825列車について記事を投稿した際に、3両連結されていた旅客車のうちのオハフ33が老朽化したためスロフ62が普通車代用で連結されていたという事実をこちらの投稿で知り、これはぜひ模型で再現せねばと緩~く編成仕立てを続けていましたが、ついに本命が現れました。



実はわが家にも同じくタニカワのキットを組んだスロ62の9割完成品はあって、コイツにテールライトの穴を開ければ転用できるな・・・と思いながらも面倒な思いが先に立って手付かずじまいでした。間違って屋根をキャンバス調に仕上げてしまっているので、その修正もしないといけないという事情もあります。



何より、それなりの出来の割にリーズナブルだったのが決め手でした。渋沢さんと等価交換を覚悟したのですがおよそ半額で済みました。まあシートも入っていないしそんなもんかとも思いますが、いろいろ見ていくと床下機器が割と大味なことに気付きました。どうやらナカセイのプラ客車用のダイキャスト製品のようです。どうりで機関車並みに重いはずだ・・・。このあたりがシビアなお客さんの御めがねにかなわなかったのかも知れません。



決定打はこのディーゼル発電セットあたりでしょうか。なんと大きな気動車用の燃料タンクが付いていて、しかも発電セットとの位置関係が逆です。インレタが「スロフ62 2033」なので、もしかしてこんな改造例もあったのか?と思い画像検索してみましたが、そういった事実は無さそうです。この個体は後年、お座敷客車用の「スロフ81 2114(鳥越)」に改造されたため割と写真が残されていて、それを見ても違うようです。床下機器は一式換装決定です。



テールライトも非点灯だったので点灯化必至。にしてもパイプがここまで仕切り近くまで伸びていると難工事ですなぁ。。



シートは定番品・TOMIXのグリーン車用のストックがあったのでこれで決まり。しかも客室とピッタリ合ったのでラッキー!と思いましたが1列多すぎました。。実車は定員44名で11列。対してこちらは12列ありますが、ん~このまましれっと付けるかぁ。。それにしても11列ってことは1窓1席!?スロ・スロフ62って豪華だったんですね。乗っとくべきでした。。



というわけで、買って来てそのまま投入とは残念ながらなりませんでしたが、懸案だったスロフ問題はこれで解決したので、あとはこのワキ8000の仕上げとマニ37のマニ36への改造を頑張ることにします。




あと、おまけ情報。

有害なw優良図書も入線しました。創る楽しみいっぱい♪



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今日の825列車

2024-01-31 03:47:45 | 中央西線方面
引き続き中央西線の825レを進めています。

アクラスのキットを組んだスハ32改のマニ36は2131番としました。荷物車は皆、ステップが改造されているのかと思ったら、名古屋にいた2130や2131は未改造で客車時代と変わらないとの情報を得て写真を探したところ、こちらの写真で確認できました。名古屋から米原に移った後の姿ですね。



名ナコ標記も入れました。車番ともどもレボリューションファクトリーのインレタです。



カプラーは説明書にしたがってIMONのHO-209を装着。



荷物車群の先頭を切ってマニ36 2131完成です。



もう1両のマニ36となる334号車は、エコーの大型蓄電池箱を買ってきたので床下機器はおおむね完成。



発電機のベルトを車軸が上下しても当たらない位置に固定すること、トイレ流し管を台車の回転に支障ない位置に植え込むこと、この2つの命題をクリアできたので小一時間ニヤニヤしながら愛でました。



その一方で屋根の整形は苦戦中です。溶きパテでフィニッシュしようとしたのですが、まだ下地が浮き上がって来ちゃう・・・。まあキャンバスのつなぎ目だと言い張ってこのまま進めますか。。



ということでマニ36 334はまだ絶賛改造中です。



3両つながる客車のまん中に挟まるオハ47も小加工してみました。「窓がアルミサッシ交換済でトイレ側デッキドアが旧型プレスドア、反対側がHゴム窓」というスタイルにします。長野から福知山に転じた後のオハ47 2193の両側面の写真がネットで確認できたのでこの番号でいきます。

手持ちの木枠窓のオハ47(スハ43の台車振替品)をアルミサッシ化するのですが、KATOのAssyパーツの市場在庫が払底していて手に入らないため、仕方なく車両(オハ47ブルー改装型)を丸ごと買いました。笑



ドアの改造方法はちょっと考え中なので、ひとまず上と下の車両のサッシを交換します。



ドア窓は残すのでドア部分をカット。



そしてサッシの交換終了!



アルミサッシ+プレスドアというエモい姿に生まれ変わりました。ちなみにアルミサッシを供出したもう1両は、木枠窓にHゴムドアという、まあありがちなオハ47に収まっています。むしろ台車をTR47に戻してオハ46にした方がしっくり来るかな?



以上、本日の825レはここまでです!

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マニ36をもう1両

2024-01-29 03:14:37 | 中央西線方面
中央西線825列車用のもう1両のマニ36を作っていきます。タネ車は友人の元から戻った自称「マニ37 2010」。若かりし頃に作ったペーパー自作車両ですが、どうやらスロネ30改造のマニ36の図面をもとに作ってしまったらしいので、ここで本来のマニ36 300番台・・・名ナコの「マニ36 334」への転換手術を受けていただこうと思います。



下回りを完全にバラシます。写真撮るのを忘れましたが、車体も窓セル、ベンチレーター、貫通幌などをすべて外しました。



マニ36化とは直接関係ないのですが、屋根が約1mm低いのが気になったので併せて嵩上げ工事をすることにして、まずt0.5の帯紙を屋根のテッペン部分に貼ります。木製屋根なので今回は脳天唐竹割ができません。。



さらにt0.5の幅20mmの帯紙を貼り重ね、両サイドにt0.3×幅4mmの帯紙を貼ります。これらをアンコにして上からパテを塗って乾いたら整形・・・という手順です。



ヒケが大きいのが難点ですが、手軽に盛れて乾燥後の強度も高いタミヤパテを愛用しているので、今回も地道に盛っては研磨を繰り返します。



比較できる施工前の写真がありませんが、こんな感じで客車らしい深い屋根になりつつあります。



パテ乾燥中に床下機器の方を進めておきます。タネ車がスロネ30ということでちょっと様相が違います。しかも300番台車は1両ずつ個性があるらしく教科書的なものがないので、ネットや優良図書(笑)を駆使してなんとか334号車の床下らしきものを再現しました。2-4位側(写真上側)にはオフセットされた水タンク(スロネ時代の半分)が付き、蓄電池箱は1-3位側(同下側)に大型のものが1個付くようです。大型の手持ちが無かったので仮に普通型×2を置いてあります。まだ未解明な部分があるのですべてまだ接着はしていません。



色変えだけで済むかと思ったら大工事になってしまいましたが、前回のスロ62の先祖返り同様、廃車・休車にはせずに第一線へ復帰させてやりたいと思います。どうよ、これって立派なSDGsじゃな〜い?笑


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アクラスのマニ36塗装済キットを組んでみた

2024-01-27 18:09:07 | 中央西線方面
中央西線の825列車用に購入したアクラスのマニ36を組み立ててみたのでご報告します。

今回購入したのはスハ32改造のEG(電気暖房)仕様です。発売元はアクラス製品の販売代理店であるディープランニングで、アクラス製のマニ36塗装済みボディに、オリジナルのMDF製床板セット、エコーモデルの床下機器、日光モデルのTR23台車(台車枠、スポーク車輪及びセンターピンセット)まですべてセットした内容で、これに好みのカプラーを買い足せば完成するという至れり尽くせりのキットです。



まずMDF製の床板に「梁」表現用パーツを接着します。レーザーカットなので位置合わせはスムーズですが、念のためセンターピンを通して位置ズレを防ぎました。床板には床下機器取付用の穴も開いているのでケガく必要がありません。



ただし床下機器の接着には少し工夫が必要です。エコーのパーツは基本的に木製床板にベタ付けするように設計されているので、梁の隙間に取り付けるものは梁の厚さ相当のペーパーを台座にして嵩上げした状態で取り付けました。



デッキステップと端梁が一緒になったパーツを両端に接着し塗装。今回はマットブラックではなく、ジャーマングレーを濃くしたぐらいの「NATOブラック」を吹いてみました。



台車はバラバラなので、まず台車枠にブレーキシューを瞬着で取り付け、軸受けにLPSオイルを垂らしたうえでスポーク車輪とともに組み上げます。



床板に台車を装着し、床上には30gの板ウエイトを接着。水タンクと蓄電池箱で重心がやや前位側にあるので、ウエイトはやや後位寄りに接着してバランスを取りました。



トイレ流し管は取説では台車装着が推奨されていますが、いろいろ削り込んで、意地で床板側に取り付けました。笑 ちゃんとテストしていませんがR610は通れる感じです。



さて、車体を被せるぞ・・・という段になって手順ミスが発覚しました。MDFの床板の上にもう1枚プラ製の床板が載るのですが、これでは板ウエイトやセンターピンに干渉してしまいます。シートは車掌スペースにしか付かないので省略できそうにも思えますが、これがないと窓ガラスが押さえられないので何とかします。。



センターピン部分には予め下穴が開いているのでこれを拡大してナットどめ。ウエイトは両面テープで強力に接着されてしまって取れないので、逃げ穴を開けて事なきを得ました。別に売る模型ではないのでこれでヨシ!



車体は屋根板とベンチレーターが別添状態ですが、いずれもパチンパチンとはめるだけ。お手軽工作でマニ36が1両完成しました。デザインも良好でいい車両と思いますが、唯一、デッキステップが荷物車用の浅いものでなく客車と共用なのが惜しいところです。インレタが手持ちでまかなえるかと思ったら「名ナコ」が無さそうなので、カプラーとともに買い出しに行ってきます。



コメント (2)
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