80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

田んぼの中の高知運転所

2016-05-24 21:00:46 | 実物・資料系(現在)
こんばんは。出張で高知へ行ってきました。レンタカー利用だったので、空港へ戻る前に寄り道して高知運転所を偵察?してきました。



現在の高知運転所は、高知駅の高架化に伴い移転してきたとのことで、土佐一宮(とさいっく)駅と布師田(ぬのしだ)駅の間にあります。周辺は青々とした田んぼが広がっています。ローカル用の1000形気動車が多数休んでいるのが目に入りました。





こちらが1000形気動車。ステンレスボディのいわゆる軽快気動車に類する車両ですが、車体長は21mもあって、3扉の中央は両開きドアになっています。データイムは閑散としているものの、ひとたびラッシュ時間帯になると通勤通学客であふれ返る、都市近郊の需要特性ゆえの設計なのでしょう。後付けされたトイレ部分の窓が塞がれています。




しばらくすると土佐一宮駅の方から2両編成の小さい気動車がゆっくりと回送されてきました。キハ32でしょうか。国鉄から新会社への置き土産ですね。




研修庫の方には特急用2000系の先頭車が2両、間を開けて置かれています。




手前側がノーマル塗装。車番は読み取れずです。ドア窓がキハ58を連想させますね。




奥側の車両はアンパンマンのラッピングが施されています。




この2両がそうかはわかりませんが、列車の中には高知駅で増結車を切り離し、単行で高知運転所へ回送する運用があるようです。先頭車だけのシュールな回送は伊予鉄にもありますね。なぜ四国に多いのでしょうか?(笑)
先々週に訪れた時に撮った動画があるのでご覧ください。コンデジの動画モードで、おまけにデジタルズームで後追いしてるので画質のクォリティが低い点はご容赦ください。




高知運転所脇の土讃線を駆け抜ける3両編成の「南風10号」。2000系気動車列車の俊足性がよくわかります。





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(自由形)東海電鉄モハ700形の製作10(ヘッドライトケース)

2016-05-21 10:59:20 | 自由形
こんにちは。スカッと抜けた空ではありませんが今日も晴れました。なにげに次の運転会も迫ってきましたのでモハ700形の製作をスピードアップします。今回は湘南顔のヘッドライトケースを作ってみました。


ライトケース本体はKSのNo.983=113系等用のシールドビームを使います。外径3mm、内径2mm程度なのでφ3mmLEDはそのまま収納できません。なので今回も光源から光ファイバーで導光することにしますが、今までとはちょっとやり方を変えています。それはのちほど。




t0.5mmプラ板からライトケース前面となる部分を作ります。φ3mmドリルで2穴を開けますが、なかなかポンチどおりの間隔に開きません(泣)。下のは失敗、上のでもまだ広すぎるなぁ・・・




結局6回くらい開けなおした中から、比較的イメージに合った2枚(平妻用も含む)をチョイスしました。




プラ板で囲って箱型にしていきます。最初はプラ用接着剤と瞬着を使い分けていましたが、最後の方はほとんど瞬着頼みになりました。




続いて車体のオデコにライトケース収納部の切り込みを入れます。既に内側は彫り込んで薄くなっているため、ちょっとカッターの刃を入れるだけで写真のように割れてくれます。




成形したライトケースを仮に差し込んでみたところ。ばっちりですね。。




と思ったら、屋根板の彫り込みが浅く、これでは光ファイバーが引き出せないことが判明!




削って削って、ついでにライトケースが丸ごと車内側からも行き来できるまで削り込みました。というのも、今回はヘッドライトの光量を上げるためライト1個につきファイバー3本を束ねることにしたため、ライトケースを車体に取り付けてからだと、ファイバーのセッティングが非常にやりにくくなると予想されたので、あらかじめ光源までユニット化したものを最後に車内から差し込むという段取りを考えているからです。




光源はφ3mm電球色LEDを内径3mmのアルミパイプに差し込んだもの。これに合計6本のφ1mm光ファイバーを差し込み、ボンドSUクリヤで根元を固めているところです。このまま光らせればよくある光のオブジェのようですが、なにせ6本なので、かなりショボいことになるでしょう(^^ゞ





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こてはし鉄道さま運転会

2016-05-17 06:02:05 | 運転会
こんにちは。先日の日曜日、こてはし鉄道さまで開催された恒例の運転会に参加して参りました。

仕事の関係で急きょ昼で帰ることになってしまったのですが、先般整備した413系を走らせることができたほか、参加者の方の秀作を拝見したり、工作上のポイントなどをうかがったりと、大変有意義な時間を過ごすことができました。
こてはし鉄道さま、がっちゃん幹事さま、ご参加の皆さま、どうもありがとうございました。


ということで、今回はあまり皆さまの車両を撮影することができませんでしたので、一部だけになりますが、ご紹介したいと思います。


まずは、がっちゃんさまのB20 1です。北海道の旧朝日駅跡に保存されている実機を取材され、他作品同様こだわりをもって精力的に製作されています。無載荷ながら、なんと写真に見えるシキを牽いて元気よく走っていました。




banushiさまの電機たちです。EF15とEF16の重連(でよろしかった??)が大きなトランスを載せたシキ550(ワールド)を牽いて駆け抜けていきます。このシキはかなりのハイペースで完成されたようです。




こちらがそのシキ550。シキといえば、私ごとですが、いにしえの昔にデパートの鉄道模型売場で見たエンドウのシキは垂涎ものでした。ワム、タムなどの2軸貨車に混じって展示されていたシキやク5000といったボギー貨車群は、本当に輝いて見えたものです。




EF16を単機で撮らせていただきました。ワールド工芸のキット組みですが、設計が良く非常に組みやすいとのことでした。私もノープランのままEF13を衝動買いしてしまったので製作のポイントなどを少しうかがいました。実はEF13の組立説明書を密かに持って行っていたのですが、時間がなくて詳しいお話を聞くことができませんでした。




おなじみ軌道検測車マヤ34を持ち込まれたのは、もちろんととさん。今回は73形旧国2両でサンドイッチしたエグい編成でしたが、M車が軽すぎたのか登坂できず、華麗な走行シーンが拝見できなかったのが残念でした。




私は前回の記事に書いたとおりエンドウの413系を運転させていただきました。新北陸色はレイアウト映えしますね♪




急行型改造のクハ455-701を先頭にしてお立ち台の大鉄橋を行きます。外からの反射光が強いと白いクルマは露出が難しいです。。




大糸線のキハ120と顔を合わせるシーン。413系は並行在来線会社に引き継がれたので、新幹線開業後も糸魚川ではまだ両者の共演は見られるはずですが、残念ながらクハ455-701を含む編成は譲渡対象とはならず消えてしまったようです。




今回は早上がりさせていただくということで、トップバッターで運転させていただくことになったのですが、箱から出して並べているときに、なんと編成中の1か所だけACEカプラーのカプラー本体がポケットから抜けていることが判明。床下機器をはずし床板をはずし、そしてカプラーポケットをはずし・・・と、30分くらいロスタイムが発生してしまいました。事前のチェックは十分やらないといけませんね。お手伝いいただいたなかむらさん、ありがとうございました。(^^;



今回の報告は以上です。今後ともよろしくお願いします。



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413系の運転整備

2016-05-15 03:02:02 | 北陸方面
こんばんは。

明日というか、もう今日ですが、こてはし鉄道様で開催される運転会へおじゃまして参ります。新作車両はすべて製作途上のため、今まであまり走らせたことのなかったエンドウの413系新北陸色3連×2本を整備して持参することにしました。この車両は本ブログでも何度か触れている亡き友人の形見で、押し入れの中で眠りっぱなしにさせておくのも忍びなく、雄大なレイアウトで伸び伸びと走らせてあげようと思い立ったものです。
413系は急行型471系のパーツを再利用して車体を新製した2扉の近郊型で、2編成のうち1編成はサハ455を先頭車化改造したクハ455-700番台を含むセットとなっていました。




整備といってもインレタを貼って付属品を取り付けるだけです。700番台の入らない編成の車号は3(B03編成)を選択、700番台はB04編成=クハ455-701+モハ412-4+クモハ413-4としました。




付属品はワイパーとドアの“手かけ”が封入されていますが、時間の関係でワイパーだけ取り付けることにしました。作業を始めたところ、ワイパーの取付ステーが車体の取付穴に対して太いのか、曲がってしまって挿入できません。仕方がないので手持ちのエコーモデルのパーツを使うことにしました。こちらは逆にとても細く、そのままでは抜けてしまうので、少量のボンドSUクリヤーで固定しました。




クハ455-701です。改造車らしく前位ドア周辺が一風変わった窓配置になっています。ちなみに側面方向幕は付属シールの中でもポピュラーな「富山」を入れました。




さて、413系だけでは寂しいので共演者を用意しました。大糸線のキハ120です。しかしこのクルマ、走りがイマイチで少しギクシャクしてしまうのです。車輪の汚れを落としてもすぐに元に戻ってしまうので、どうも車重が軽すぎるために、スパークによる汚れが溜まりやすくなっているように思われました。




そこで、以前にエンドウで買ってきた鉛板を切って積むことにしました。この車両は珍しく内装が作り込んであるので、非動力台車側となるロングシート部分に接着剤で貼り付けました。




しかし多少は改善したものの、まだ十分とは言えなかったので、結局残りもすべて積み込んでしまいました。機関車並みのずっしりとした「軽量気動車」です。(笑)




糸魚川駅をイメージした413系とキハ120のコラボ。より時代に合わせるならば413系のベンチレーターは撤去し、列車種別表示幕も埋め込みたいところですが、とりあえずこのままで。。





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横軽で鉄分補給

2016-05-09 10:48:11 | 信州全般方面
こんにちは。GW最終日の8日、好天に誘われて軽井沢方面へ遠征して参りました。目的は「沢屋」のジャムを買うこと、そして模型製作のマインドを高めるための鉄分補給です。(^^ゞ



渋滞を避けるため早朝5時に自宅を出て7時半には軽井沢駅近くの駐車場に到着。気温11℃で快晴。気分は高まる一方でしたが写真を撮ろうとして大失態発覚!なんとデジカメにSDカードが入ってないよー!!!前の晩にブログを書こうとしてPCに挿入したまんま忘れてきてしまったのでした。あぁなんてこった・・・。スマホは持ってるけどコンデジに比べたら機動力ないしバッテリーも減るだろうし。。

駅前のレンタサイクル店が8時から店を開けて準備を始めたのでさっそく自転車を借り出し、もしやと期待しながら駅近くのコンビニへ行ってみると売ってましたSDカード!量販店に比べると高いけど千円でお釣りがくる程度なら我慢しましょう。かくして出撃準備OK。今回は今まであまり回ったことのなかった南軽井沢方面へ自転車を走らせました。浅間山もこのとおり青空を背景にどっしりとその雄姿を見せつけています。ちなみに目を凝らしても電車走ってませんよ♪(笑)




軽井沢駅前へ戻り駅周辺をぶらぶら。新幹線乗り入れ後の軽井沢駅構内というのをあまりまじまじと見たことがなかったのですが、しなの鉄道が使っている部分以外の旧駅構内は、まだかなりの施設が手つかずのまま残っているんですね。ホームに草は生えているものの、少し整備すればイベントスペースとか、(旧)軽井沢駅舎記念館のアネックス的な活用もできそうで、なんかもったいないなあと感じました。




その「(旧)軽井沢駅舎記念館」。今回は時間があるので中へ入ってみることにしました。入館料は大人200円と良心的。1階は横軽や草軽電鉄関係の歴史資料の展示スペースになっています。2階は当時の貴賓室が復元され、明治・大正・昭和の要人がかけたであろうソファーに座ることもできます。
それらをひと通り見学したあと、本日の第一の目的地である屋外展示場へ出ました。旧1番線ホーム跡にEF63 2やEC40やクモハ169-6などが静態保存されています。しな鉄ホームには観光電車「ろくもん」が。。




多くのファンはロクサンを見に来るのでしょうがワタシの目的はこいつ一択!(笑)ロクサンとの協調運転で横軽を超えた169系の生き残り、クモハ169-6です。一部のドア部分で塗装剥離が進んで痛々しい姿になっていますが、全体的にみた保存状態は良好です。模型製作上必要な情報はすでに十分揃っているのですが、KATOの165系を169系化するプロジェクトがこのままお蔵入りにならないよう「喝」を入れるためにじっくり観察することにします。




管理人さんの「見るだけでなく実際に手で触れてみてください」というお言葉に甘え(しかもかなり拡大解釈)、ちょっと興味のあったヒューズボックスの中をのぞかせていただきました。これは「MF」と書かれた親ヒューズ。発煙筒かダイナマイトかというような太い50Aヒューズが収まっていました。迫力ありすぎて生ツバごくり状態です。。




「給水」と書かれた箱。バラエティーの世界では「“押すな”は“押せ”」というフリの鉄則があるようですが、ここは素直に「おす」を押してみると・・・




給水口(^^ゞ 丸っこいポッチを押すとロックが外れてフタが開くというシンプルなものでした。




う~ん、これは・・・「9」の位置が残念なことになってる。。165系のインレタを流用したりすると発生する凡ミスですが実車でこういうのは初めて見ましたよ(笑)。昔は職人さんの手書きでしたが今はたぶんカッティングシートかなんかですよね?よく見ると「積」が右下がりだったり「屋代工」も歪んでたりで。。記念館の人かボランティアさんあたりが貼ったのかな?(^^;




協調運転の心臓、界磁短絡接触器「FKB」。ホーム側の床下機器もすき間に手を突っ込んで撮りました。この人もうほとんど重症・・・




小一時間楽しく見学したあとは軽井沢でセレブなランチを♪


などという頭はまったくなく、第二の目的地であるR58号沿いの「沢屋」さんへ立ち寄ってジャムを購入したあとは、すぐに碓氷バイパスを下って横川へ向かいました。横軽エリアでランチといえば峠の釜めしを置いて右に出るものはありません。「おぎのや」ドライブインで腹ごしらえをし、横川駅へ向ってみるとやや!?こげ茶色の客車がズラリ!しかも先頭では煙が出てるよ~!


ということで昨日は「SLレトロ碓氷」号の運転日だったんですね。鉄やってる割にこういう情報疎いんです。。
カマはC6120。シロクイチという機関車は初めて見ました。2C2の車軸配置が貫禄充分ですねー。




横川方にはDD51888が連結されプッシュプル態勢。




中間の客車はオハ47よりやっぱりこっちに目が行っちゃいます。スハフ32 2357。平軸受のTR23台車、狭窓、リベット付きシルヘッダーなどなど原型をかなりとどめていますね。




そしてもう1両の注目車両はオハニ36 11。半室合造車というのはローカル色豊かで味があっていいですね。だいぶ以前に氷見線でオハユニ61に乗った記憶が蘇ってきました。



荷物室内は車販基地になっているようです。




予定外の撮影ができてウキウキ気分のまま、本日3番目の目的地である横川駅隣のこちらの施設「碓氷峠鉄道文化むら」へ。




こちらでもロクニ、ロクサンなど見どころはたくさんあるのですが、今回はこのスニ30 8がメインターゲットです。準急「アルプス」編成の荷物車としてエントリーしているのでその取材。




もともと救援車スエ30となっていたものを復元したため、床下などオリジナルと異なる部分があるわけですが、端梁や荷物扉のディティールなどを中心に撮影しました。




隣のEF53のデッキに上がってモニター屋根の状況も把握。あまり見えませんけど・・・
モニター屋根の明り取り窓が塞がれています。「ノーブルジョーカーのホームページ」の記事によれば、戦時中の灯火管制で窓は塞がれ、戦後に復活したのは優等列車程度だったとのことですから、荷物車である本形式は間違いなく塞がれたまま運用されていたものと思われます。なんか塞いだ部分が末広がり気味に見えるのですがそういう仕様なのでしょうか? 反対側(2つ前の写真)は垂直に近いように見えるのですが目の錯覚でしょうか。




というわけで、早朝出発、早めの帰宅というスケジュールのおかげで連休最終日にしては渋滞にも遭わず、ふだんの運動不足解消に加えて鉄分補給もできて有意義な1日となりました。



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