80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

これが今年最後の散財と固く誓う

2024-11-28 15:17:46 | 上野口夜行急行方面
某店の委託品リストにまたまた気になるブツが登場したので速攻で確保してきました。

フェニックスのオハネフ13キット×2であります。みんな大好き「急行越前」用にぜひ欲しかったアイテム。一時期、ペーパースクラッチ品のオハネフ12のジャンクボディから改造を試みたもののうまくいかず、それ以来沙汰止みとなっていました。これが入れば編成仕立てが一気に進むはず。



妖しい光を放つ黄銅色の寝台客車。いい眺めですねぇ。。ブラスキットは8年前に「準急アルプス」用のナロハネ10を組んで以来でしょうか。ま、すぐに着工できればの話ですが。。汗



さすが年代モノ。輪ゴムがカチカチボロボロです。。ちなみにこれはただの側面図と部品一覧表で、組立説明書などという生易しいものは入っておりませんッ!とはいえ、相当昔の“組めるもんなら組んでみろ”的なキットとは違って良心的な構成なので、そこは安心です。



ところで、サロマニア氏の悪魔の手引書(笑)によればTOMIXのオハネ12の窓ガラスがぴったりはまるらしい・・・。あちらはフジモデルの車体ですが萩原系なら同じだろうと思い、わが家にも行き場のないオハネ12があるので試しにはめてみたら・・・。



あらビックリ!まるでオプションパーツかと思うぐらいピタッと馴染んでるじゃあーりませんか。フェニックスとトミックスは親戚ですか? まだ箱組み前ですが、窓ガラス以外にも内装から床板まで全部転用可能というウワサはどうやら本当のようです。



このオハネ12、元々はオハネフ13の改造タネ車とするか「ながさき」に組み込む予定で買ったのですが、トイレ窓が改造前の大窓で使いにくいために温存状態でした。ジャンクではありませんが割と安めの委託品だったと思うので、台車、床下機器、内装だけ流用しても十分元は取れそうです。



というわけで、もうこれが今年最後の散財と固く心に誓って引き取ってきたのですが、これから年末に向けてまだ何か“不測の事態”が起きそうな予感がします。笑
コメント (4)
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ホビセンでプチ散財

2024-11-20 10:45:06 | その他
昨日の夜、ホビーセンターカトー東京へ出向いてナハネフ23の「床下セット」を買ってきました。プチ買物のつもりでしたが、ジャンク・・・というか半端ものコーナーにとんでもないものが山積みされていたのでプチ散財する結果となりました。



オハフ33(茶)のボディであります。見た感じ20体以上あるのではないかと思うくらい山積みになっていて摑み取り状態。1両税込300円は安い!と飛びついてとりあえず2両買ったはいいけれど、さぁて屋根なし・窓なし・下回りなしの戦前型ボディにどんな未来があるのでしょうか。。ひと晩寝て、いささかブルーになっております。(茶とかけてます。言わんでよろしw)



そしてもう1品、正体不明の屋根板も山盛りでした。1-415という型番がモールドされていて、調べたらサロ165用の屋根板のようです。クーラーやベンチレーターの位置が違うことは織り込み済みで3枚ほど購入。



オハフと違ってこちらはかなり有望な未来があります。以前買って九州の475系に仕立てようとしていたクハ165の半端ボディにぴったり。木製屋根板を当てがおうと考えていたのですが、ボディ側の出っ張りがあるため加工が大変そうで放置していました。オハ12系用Assyで窓ガラス問題も解決しているので後は自分の尻を叩くだけです。



しかし、ことあるごとに申し上げますがKATOの共通設計思想は美しい。クハ165ボディとサロ165屋根板のツメ位置が見事に一致しています。👏👏👏



ということで、「戦前型オハフ33(茶)ボディのみ」の活用方法を募集して今回の投稿を終わりたいと思います。ちなみに管理人は「も~~面倒なのでふつうのオハフ33(西コフ)でいいじゃん」という気になっております。。



※参考情報
DD51のキャブ(窓ガラスなし)と屋根のハンパものもありました。これこそどう使うんだ?って感じですが、着せ替えを楽しむのもアリ?

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ちくま完結編(1)

2024-11-19 10:50:51 | 中央西線方面
某ぽちっとするショップの中古に状態の良さげなKATOのナハネ20が上がっていたので、速攻ポチって確保しました。付属品未使用の良品です。



ということで、なかなか完結しないでお馴染みの完結編に「客車急行ちくま」を追加しようと思います。12系座席車と20系寝台車を混結していた頃の編成を仕立てていて、ナハネ20が再生産待ちで市場から払底していた頃に、ナハネフ23のAssyボディを1両だけ改造した状態で疲れ果ててストップ(元々は「はやぶさ」向けに4両ぐらい改造する気でいた(怖ッ!)もののお下がり)。これで3両の20系が揃ったので再びGO!であります。



で、改造ナハネ20のフィニッシュ・・・の話にいくかと思いきや今回は12系です。こちらの懸案材料2件を先に解決しておきたいと思います。

懸案1として、オハ12の開いている窓を閉めます。初期品はなぜか2か所の窓が半開きになっているのがデフォだったらしく、譲渡していただいた個体2両がその状態でした。



窓閉め改造を試みてまあまあいけそうとの感触はつかんだのですが、最近になって交換用ガラスが手に入ったので、試験改造部分も含めてそちらに交換することにしました。古い製品ですが純正Assyだけあってパチンと気持ちよくはまります。



懸案2はこのいささか開き過ぎの連結面間隔です。KATOらしい運転重視の設計なわけですが何とかしたいと思っていたところ、こちらのブログにIMONカプラーへの交換方法が紹介されていたので、このたび満を持して決行することにしました。



使用するのはIMONの密自連カプラーでHO-231という型番のもの。パーツがバラバラで組立説明図もなく最初は戸惑いましたが、なんとかいじっているうちに出来上がりました。笑



12系客車のカプラーを外します。カプラーポケットは端梁やジャンパホースと一体になっていて交換のためにはここだけ外せばいいのですが、車体に固定するためのマウント(バラしたパーツの左端)も一緒に外れてしまうので、なるがままに任せて全部取り外します。



あとは、自連と復元バネの代わりにIMONカプラーを装着するだけですが、カプラー後端の輪っか?の部分が微妙にポケットと干渉して浮き上がるので、ポケット後端を少しだけカットしてやるとうまく収まります。



これが交換後のカプラー・端梁ユニット。違和感なく収まっています。



あとは元の位置にパチンと取り付ければ交換完了。実際にやってみれば思ったより簡単な作業でした。余談ですが、先ほどの“輪っか”のお尻が伸縮ドローバーのマウント部にジャストフィットしている光景は、設計なのか偶然なのか分かりませんが美しいのひと言です。で、連結面間隔がどうなったかというと・・・



をををっ!これは攻めすぎかも知れません。神様仏様。。🙏



わが家の公式最急カーブR610で恐る恐るチェックしてみます。これはギリいけてるのか??



向こうが透けて見えるのでOKということにしましょう。車端部の“絞り”が効いているように見えます。推進運転は不可でしょうか。あとS字カーブとか4番ポイント(R550相当)とかチェック項目はまだまだあるはずですが見ないことにします(笑)。最近はお座敷運転会でもなるべくR670以上を使うようにしているので大丈夫でしょう。近々チェックの機会があるので結果は追ってご報告します。



ということで、方向幕など若干のドレスアップ項目は残っていますが12系座席車の整備問題は解決。あとは20系客車3両の整備ですが、改造ナハネ20を仕上げないと始まらないので、まずはそこからガンバリマス。

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ASカーを作る!(8)

2024-11-17 10:22:34 | 私鉄電車
元祖ASカー・旧101系の製作に戻ります。「登場時非冷房」にする予定だったのを変更して試作冷房車に仕立てようとしているのですが、意外に資料とか写真が少なくて苦労しました。もちろん「模型視点で」ということですが。。

優良有害図書(笑)(ネコ「西武の黄色い3扉車」)には不鮮明ながらパンタ付きM1車の屋根上写真があったのと、chitetsu(宮下)様のブログ「吊り掛け電車をもとめて」のこちらの投稿にクーラーの詳しい搭載状況がまとめられていて大いに助かりました。感謝感謝です。


パンタ付きのM1車は集中クーラーが載ります。後年の新製冷房車や冷房改造車とは配管などが異なるということで配管の引き回しについてはだいたい理解したのですが、どこにも記載がなく迷ったのが扇風機カバー(屋根上に飛び出る突起)がどうなったかです。



パンタ下やヒューズ箱付近にはグローブベンチレーターに代えて扇風機カバーの突起があるということ自体、冷房改造車の写真を見ていて偶然見つけたくらいなので仕方ないことですが、いろいろ読んでいくと風洞は設置されても扇風機は残ったらしいのでそのままでいいのか?とか、グローブベンチレーターが全て撤去されているのでむしろその跡に増設しないとダメか?などなど妄想は膨らみ続け・・・。



念のため先述の優良有害図書の写真をよーーーく観察したところ、少なくともヒューズ箱付近には突起が見当たらないことが判明。風洞設置とあわせてお尻が飛び出ないように再設計されたのだろうと判断し、撤去することにしました。この写真だといとも簡単に外しているように見えますが、瞬着でしっかり固定してしまったのと円錐状にテーパーがついていてペンチやニッパーが滑るのでひと苦労でした。。



グロベンと扇風機カバーの穴を専用の穴埋め材(設計者さんホントごめんなさい、、でも形状がアレなのでこういう使い方しか、、、)で塞ぎます。



分散クーラーが載る残りの3両もクーラーで隠せない場所の穴を塞ぎ、あとは糸鋸で上部を切り取ってからペーパー研磨で整えます。



貫通路にはすべてドアが設置されたのでM1(左)とTc2(右)にエコーの両開きドアを取付け。プラ車体は厚く、そのまま裏から貼っただけでは奥まってしまうので貫通路の大きさに切ってはめ込んでいます。妻窓も本当ならM2(中央)のようにHゴム窓の大きさにしないといけないのですが、このまま放置する気まんまん。。いやいや貫通ドアなんかよりよっぽど目立つぞ~・・・とひとり葛藤中。



ということで、M1の配管を除いて上回り関係はほぼ形になりました。👏

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ASカーを作る!(7)

2024-11-11 01:38:07 | 私鉄電車
新101系を「ASカー」と呼んでいいかどうかは悩ましいところです。デザインは変わっても101系の増備車である以上はれっきとした「ASカー」の仲間のはずですが、そう呼んでいる雑誌やブログにお目にかかったことはありません。まあ今回のメインは旧101系で新101系は“おまけ”みたいなものですから、引き続きタイトルは「ASカーを作る!」でいきたいと思います。


で、さっそく今回は“おまけ”の方の進捗報告です。4両すべてが箱になりました。



ほぼストレート組みですが、台車の回転の自由度を高めるため、ボルスタアンカを左右とも約0.5mmずつ外側に出して“ガニマタ”化してあります。まず床板に開いている取付穴をドリルでグリグリして長穴にします。



ボルスタアンカ受け(車体側ステー)の内側を斜めにカット(赤丸)してから長穴の外側いっぱいに接着します。このダブル処方でかなり回転の自由度が高まるはず。



床下機器もすべて取付けました。右から2番目のM1車はEN22が仮に積んであり、これに当たらないよう主抵抗器と主制御器の内側をカットしてあります。



そのM1車。旧101系以上に主抵抗器の密度が上がりいい眺めです。笑



旧101系編成用の分散クーラー(エンドウ)を調達してきました。形態を似せる改造をするか、それともしれっとこのまま使うか悩み中。。



編成を決めました。旧101系4連(左)は1972年に試作冷房車として落成した177F、新101系4連(右)は1980年落成の251Fとして、これらを連結した8連で1980年代初頭をイメージしたヘッドマーク付き快速急行「奥武蔵」に仕立てたいと思います。




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