車体の方はなんとかまとまってきたので、あとはカプラー、パンタ、屋上機器をどう調達するかです。
カプラーはこんなのが付いてます。「GFカプラー」というものだそうで、スイスにある+GF+社(←なんて読むんや~w)が主にトラムやメーターゲージ車両向けに供給していたそうです。外見から判断するに「密着式朝顔形カプラー」ともいうべき構造のようで、出っ張ったベロが中に納まったところでピンが降りて連結が完了するらしい。
(出典:下記のサイトの写真よりカプラー部分を拡大 )
ちなみにこの写真が掲載されていたのは Railpics.club - FUNET railway pictures archive というところで、無加工・高画質の鉄道画像をウリにする投稿サイトのようです。サイトポリシーを読むと「ここに掲載された資料はあなたが好きな方法で使用することを歓迎する」「写真家の名前を併記すれば投稿者は喜ぶでしょう」と書かれていますので、リサイズこそさせて頂きましたが、敬意を表して原版を掲載させて頂きます。サンキュー! ミスターイルッカ・シサロ!!(同姓同名でなければヘルシンキ大学の先生のようです。なれなれしくてスイマセン・・・)
(
Picture from Gossau 4.7.2019 by Ilkka Siissalo.)
さて、この見た目シンプルで実は奥が深そうなカプラー、どう料理しましょう。スクラッチも考えたのですが、試しに市販パーツはないものかと探したらありました。Ricardoという、スイスのメルカリみたいなサイトに出品されていたもので2セット30スイスフラン(約3,500円)。ぐぬぬ・・・です。ていうかそもそも「東H-R-F」って何ですの??(笑)
調べたらH-R-Fはスイスのガレージメーカーのようでした。「韓国と日本にパートナーが居る」と書いてあったので、探せば国内でも手に入るのかな?
もっとも、この値段では仮に手に入ったとしてもさらにリッチなお値段なんだろうなぁ。。
ということでカプラーはちょっとペンディングにします。最悪、ケーディーをしれっと付けることも視野に入れて・・・。あ、いや密連の方がまだ似てるかな?
続いて屋根上のモノたちです。まずパンタグラフですが、実車はいわゆる欧州型のシングルアームパンタを編成当たり2基載せています。外国型模型店で聞いたところ「1個4~5千円ぐらいしますよ」とのことで、店に常備してあるものでもなく取り寄せになる、とのことだったので、温めていたプランを実行しました。
それは「中古車から調達する」方法であります。中古を扱う別の模型店に立ち寄ってみたところ、ちょうど運良くオーナーが手放した大量の外国型模型が販売中でした。そのなかから5千円の2丁パンタ付きメルクリン製ロコをゲット。1個当たり2,500円と、昨今の和製パンタよりも安く手に入りました。さっそく製作中のわがモデルに載せてみたところ・・・
デカい!! 1/87のはずなのに(笑)、、、機関車用だからでしょうか?いや違うなー実用本位ということで頑丈に作ってあるのだと思います。限界突破とまではいってないのでこれでOKとします。
しかしカギを外すとこんなことに!ちょっとあんた元気すぎない?ww 架線集電対応なので仕方ないですね。ちょっと工夫して高さを調整しましょう。バネ圧はさすがに固すぎず柔らかすぎずで、恐らく架線に吸い付くように走るんだろうなーと思わせるに十分なクオリティです。
ちなみに追い剥ぎに遭った機関車は某国国鉄の有名ロコで、外国型ファンからすれば何たる不届き者!と叱られてしまいますので伏せておきます。本日2度目の恐れ多い事案です。車体はコレクションとして大切に保管しますハイ。。。
恐縮ばかりしてはいられませんので、せめて屋上機器ぐらいはスクラッチすることにします。前にもリンク貼りましたが、
幸いにもこんな俯瞰シーンが出てくる動画がありましたのでおおまかな機器の様子は分かりました。これをもとにチマチマと作っていきたいと思います。サンキュー!ミスターYves Mamin !!
だいたいはハコなのですが、ここに少し毛色の変わった角が丸いヘンなものが写っています。何だろうと思って色々な写真を調べたところ、どうやらこの直下にある機器室へ冷却風を送るファンと風洞らしいことが分かりました。脇に見えるルーバーから空気を取り込んでいるようです。まずはこれを作ってみましょう。
t1.0イラストボードを2枚貼り合わせ、長方形のものを4枚切り出します。
加工中写真を撮り忘れたので一気に完成してます(笑)。要は角を丸く削って半分に切り、断面よりやや大きめの紙を挟んで再び貼り合わせたものです。これにφ3mmパンチの抜きカスを接着して風洞に見立てています。しかるべき場所に置いてみると・・・
サイドからのチラリズム良き良き♪
斜め上から覗き込んだ時の「風洞つながってますよ」感もよきよき♪♪
ということで、しばらくは屋上機器づくりに励みたいと思います。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村