80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

京王2024Fの製作(7)

2025-02-26 11:36:52 | 私鉄電車
ヘッドライトを作っていきます。実車はこんな感じで、1次車がオリジナルの1灯白熱灯を2つ並べて2灯化した巨大なケースであったのに対し、2次車以降は一気にコンパクト化したシールドビーム2灯になりました。スマートでいいのですが模型的には小さすぎてなかなか手強い相手です。



実際のシールドビーム本体の寸法は分かりませんが、φ3mmぐらいがちょうど良さそうなので、手持ちの外径3mm内径2mmの真鍮パイプに合わせて周囲をt0.5プラ板で囲み、2灯間も0.5mm空けることにしてケースの寸法を決めました。見栄え勝負の場所なので穴開けは小径のドリルから始めて慎重に拡大していきます。板はt1.0プラ板です。



φ3mmまで広げたところで真鍮パイプを通して確認。第一難関突破です。



一方、作業中も常に煩悩がチラついていて、実はトレジャータウンの「シールドビーム フチ丸」というパーツが良好なデザインで気になっていたのです。ただ、直径がφ3.3mmとやや太めなので諦めていたのですが、「とりあえず買ってみるか。大きすぎたら他に使えばいいし・・・」ということで調達しました。ちなみに上に見えるのが箱に組み立てたライトケースです。



これがパーツ一式でクリアレンズ付き。まさに「フチ丸」のデザインが実感的で非常にムフフであります。



しかし案の定φ3mmの穴には入らず、φ3.3mmドリルは持ち合わせていないのでMPボルスターの穴開け用のφ3.2mmドリルでだましだまし広げてみたところ、だましきれずに中央が割れて周囲が膨らんでしまいました。2灯ともあと0.1mm分広げると確実にバカボンに出てくる「本官さん」の目のようにつながってしまいそうです。まぁ全体が破壊しないのでこれでいいのだ👍



・・・って、よくないよくない・・・。まあそれでもプラの弾力を信じてフチ丸を差し込んでみます。お、いけるか!?



確かに少し太めな感じではありますが、そんなことはフチ丸の威力には勝てません。これでいいのだ👍 ただ、さすがにこのケースでいくのは無理がありそうなので、φ3.3に合わせて全体をわずかに大きくしたケースを作り直したいと思います。



あと、テールライト用の赤レンズのほか、通過標識灯用に好適なクリアレンズ(いずれもφ1.6mm)もトレジャータウン製品で揃えました。痒い所に手が届くパーツありがとうございます。



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京王2024Fの製作(6)

2025-02-24 02:12:08 | 私鉄電車
中間のサハ2500系2両の内貼りをすべて貼り込み、補強材を接着した状態がこちらです。



予め貼り合わせてあった妻板を当てがってうまく展開寸法が合っているか確認。今回は上すぼまりになることもなくピッタリ合いました。👏👏



そのままサハ2両を箱に組み立て。



先頭デハのフロントウインドウがイメージと違っていたのをリベンジします。まずは天地寸法を約1mm拡大したもので窓抜き。この後、窓の内側に沿ってt0.25×w0.5プラ帯を貼ってHゴムに見立てます。後年は太いスチールの押さえ金になりましたが、登場時からしばらくは普通のHゴム支持だったようです。



前面の下半分を先に車体に接着しますが、ここで寸法取りのミスが発覚。2mm弱全長が長くなり過ぎたので、いったん乗務員ドアの前でカットしてから接着し直しました。



湘南顔のお面が完成しました。



これで4両がとりあえず箱になったので、雨樋やランボードなどのディティールを追加したのち塗装に入りたいと思います。


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8時ちょうどのあずさ5号

2025-02-22 15:25:03 | 実物・資料系(現在)
3月15日のJRダイヤ改正が迫ってきました。よほどの変化がない限りふだんはそれほど気にしないダイヤ改正ですが、今回は「特急あずさ5号/46号の運行区間短縮」がどうも気になって仕方がありません。

これは、現在1日1往復だけ大糸線南小谷(みなみおたり)まで乗り入れている「あずさ」が白馬止まりとなるもので、信濃森上~白馬大池間に代表される“お立ち台”での撮影や南小谷駅でのキハ120との並びシーンなどが見納めとなります。

大糸線を行くE353系「あずさ」は1年前に信濃常盤~南大町間で撮りましたが、前日の高遠の花見疲れ(笑)と花粉症のダブルパンチで早々に引き上げてしまい、白馬以遠には行かなかったので、できれば残り少ない日にちの中でスケジュールを工面して最後の姿を収めに行きたいものです。

(E353系「あずさ5号」南小谷行 2024.4.15、信濃常盤~南大町間にて)


これは2018年に初めて“お立ち台”で撮ったE257系「あずさ」。これをE353系で撮っておきたい!

(E257系「あずさ3号」南小谷行 2018.4.21、信濃森上~白馬大池間にて)


上の撮影場所から少し白馬大池寄りには、こんな少々見上げる感じで撮れる場所もあるし、Googleでしかロケハンできてないけど第一姫川橋梁も外せないねぇ・・・などなど、1往復しかないので、もー1週間ぐらい泊まり込みで出かけない限り無理。普段から撮っとけよって話ですね。。

(HB-E300系「リゾートビューふるさと」“白馬回送”後追い 2018.4.21、信濃森上~白馬大池間にて)


この日は4月も下旬に入っていたので桜がちょうど見頃でしたが、もはや桜とのコラボは諦めましょう。

(E257系「あずさ3号」南小谷行後追い 2018.4.21、信濃森上~白馬大池間にて)


というわけで撮影行プランは今少しじっくり練るとして、まずは身近なところからということで、新宿駅でできる「南小谷の記録」を今朝やってきました。8時ちょうど発「あずさ5号」南小谷行であります。最近のカッコイイ系の電車は行先、愛称はおろか、特急かどうかさえ前面に出してませんねえ。(今さら笑)



3連休初日のゴールデンタイムとあってホームは旅行者で溢れかえっています。それらに混じって行先表示器にカメラやスマホを向ける鉄男君もチラホラ。半月後には怒号からの「アリガトー!」コールが起きるのかなぁ。。😂



英語表示も撮っときましょ。



E353ロゴとのコラボも撮っときましょ。



本日は臨時列車も多数運転されていたので、8:05発の「あずさ77号」にはE257系5000番台(OM-92)が充当されていました。緑のE257系は何気に好きです。何ならオリジナル時代より好きかも。ひと編成手元に置きたいものです。5分前に出たあずさ5号に追い付かないのかと心配したら、小淵沢に加えて韮崎、富士見、下諏訪にも停まるってあーた、それほとんど「急行アルプス」級じゃないですかー!w


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京王2024Fの製作(5)

2025-02-21 02:11:43 | 私鉄電車
去年の2024年にちなんだ「ケガキ初め」のお題として作り始めた京王2010系の2024F。案の定、仕掛りのまま軽~く年を越してしまったわけですが、「2024年度」ならまだ間に合うゾ・・・ということで再開してみました。

調べてみたら去年の10月の3連休に少しいじっていて、先行して組み立てたデハ2024号車の「湘南顔」のイメージが違ってしまったので前面窓を解体したところで止まっていました。



残りの3両は手付かずだったので、とにかく車体を箱にすることから始めます。反対側の先頭車・デハ2074の窓を抜いてドア、内貼り、補強材まで貼ったところ。



連結面妻板と乗務員室仕切りと組み合わせて箱になりました。湘南顔の作り込みはこれからです。



中間車のサハ2両も何とか気持ちを奮い立たせて一気に窓抜き。



1両は内貼りまで、もう1両はドアまで貼った状態で時間切れとなりました。



下回りはほぼ出来上がっているので車体が組み上がれば後は速いはず。。いったんコアレスパワトラからMP動力(片方のデハに動力集中)に変更しかかりましたが、やはり走行のバランスを考えると両端に動力車があった方がいいのでパワトラに戻すことにしました。


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走れ!ボロ電(8)

2025-02-17 03:17:27 | 私鉄電車
付随台車の練習成果を活かして(笑)動力側の台車枠を製作しました。軸受をプレーンにしただけで作り方は全く一緒です。マクラバリは結局、付随台車側共々IMON製に交換しました。



床板はt1.2プラ板から切り出し、床上側に補強を入れました。台車の固定方法はMPボルスター方式です。



実は、台車のセンターピン位置を決める段になって現地(山梨県・利根川公園の保存車)で測ってこなかったことに気付きました。形式図も無いので現車だけが頼りなのにこれは痛手です。当日撮った写真も斜めやアップの写真ばかりで台車の位置関係が分かるものがなく愕然としたのですが、根性で探したら1カットだけ真横の写真があり、2番目の窓の直下あたりということが分かってホッとしました。



モーター搭載位置を決めるために仮組みします。モーターはIMONの1527Dタイプを使用。ギヤとモーターはシリコンチューブでつなぎましたが、台車の回転の制約が大きいので本当はもう2、3mm長くしたいところです。しかし・・・



モーターと付随台車が近すぎてこれが限界でした。これでもモーター軸をカットし、配線端子も内側に折り曲げてやっと収まった状態です。



かなり形になってきてニヤニヤが全開です。


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