80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

やっと身軽に

2021-03-31 02:04:40 | その他
しばらくぶりの更新です。
毎年のことですが仕事の関係で2~3月の年度末は超多忙を極めます。いきおいブログ更新も滞りがち。なぜならモケイが作れないからです。(笑)
そんなこんなでドタバタだった令和2年度末もなんとか無事〆ることができそうでホッとしています。

気が付けば桜も満開を過ぎて散り始め。慌てて近所の公園で文字通り見るだけの花見です。写ってるのはこの2月に導入した新車「RENAULT LIGHT10(ルノー ライト10)」。ずっと自転車ナシ生活を送ってきましたが一念発起して購入しました。一念発起といってもそんな高いもんじゃないです。「475系新東北色特別企画品」の方がよっぽど高い!(笑) 軽量コンパクトなので、もう少し暖かくなったらこいつをクルマに積んで遠出しようかなと。



こちらは先日、池袋方面へ所用で行ったときに見かけた東京さくらトラム(都電荒川線)と桜のコラボ。大塚駅前です。



向原電停方面に向かって歩いてゆくと大きな桜並木のある通りと交差しました。大塚周辺もまた風情があっていいところですね。そういえばやったようでやってなかった「都電撮り歩き」。チャリとの相性も良さそうなので考えてみるかなー。。



東池袋にあるIKE SUNPARK(イケ・サンパーク)にやってきました。日曜なので大勢の人で賑わっています。公園の一角からこんなミニバスが発着していました。TVで観たことあるIKEBUS(イケバス)ですね。池袋駅のまわりを巡回してるやつ。黄色い車体がかわいいけどタイヤが5組もついててどうやって曲がるのかナゾ。



と思ったら赤いのも来ました。ほほ~最後輪以外が少しずつ角度違えてステアするわけか!



後で調べたら赤がデフォルトで黄色は1台しかないそうです。幸せの黄色いバス♪ 知らない間に運をチャージしてたようです。


そのご利益かどうかわかりませんが、本蓮沼の駆け込み寺ことエコーモデルに久々に立寄ったらこんな放出品が!今や国内で新品の入手が困難なフルグレックスのスローアクションポイントマシンです。改築中のレイアウトのヤード用のマシンが足りず、もう手動でいくしかないかないか・・・と諦めていたところだったので飛び上がりました。しかも新品の4分の1のお値段。動作確認もしていただいて至れり尽くせり感謝感謝です。



ということで、4月からはまた工場を本格稼働させたいと思います。まずはスイスの低床電車をフィニッシュ。ポイントマシンが手に入ったのでレイアウト製作も少しずつ再開したいです。ブログもなるべくコンスタントに更新していきますのでよろしくお願いします。



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475系新北陸色入線

2021-03-20 23:03:50 | 北陸方面
遅れていたTOMIXの475系「北陸本線・新塗装」セットがやっと発売になり、わが家にも新宿の某量販店からサハ455の入った6連の「特別企画品」が届けられました。一時期、頂き物のカツミのブラスキットでチャレンジしようと思って挫折。しかし諦めきれずに予約開始と同時にポチっていたのです。なかなか勇気のいる買い物で財布が一気に軽量化されました。



例によってユーザー取付パーツがこれでもかというくらいあるので、仕上げは4月になってヒマになったら追い追いやっていくことにして、とりあえず全部出して編成に組んでみます。が・・・残念ながら有効長が足りずモハとクハが改行された状態に。w



今回の製品は3連と6連で仕様が少し違っていて、3連の方はベンチレーター撤去済みの姿なのに対し6連は残った姿を再現しています。前面表示窓がふさがれ、クモハの主電動機用ベンチレーターが1基になった姿は共通。



そしてなんといっても6連の魅力はこのサハ455!デッキの妻窓がチャームポイントです。



大糸線のキハ120との並び。仕事で糸魚川に何度となく通った10年前が思い出されるなぁ。あの頃は食パンもまだ健在だったなぁ。。



ということで愛すべき北陸の役者もだいぶ揃ってきました。
やっぱ食パン作るしかないかな~(遠い目)



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嵐電モボ631形の製作(1)

2021-03-14 00:18:39 | 私鉄電車
スイス旅行がだいぶ続いていて、そろそろ日本食が恋しくなりましたので、一時帰国して「和」の感覚を取り戻そうと思います。
せっかくなので思いっきり「和」の方向に振り切って、京都は嵐電のモボ631形を短期決戦で作っていきます。初回投稿の、まだ追番がない記事はこちら


初回投稿にあるように車体はイコマ商会さんのペーパーキットを使います。モボ611形、621形、631形は改造タネ車が違うだけで同一車体なのでキットは便宜的にモボ621系となっています。



内容物を並べたところ。側板と妻板は貼り合わせ済みです。今は無きロコモデルを思い出しますね。
ところで、一番上にある横長の板だけは、実はキットのものではありません。「どうみても屋根板」で紹介した頂き物の内装材です。当時の記事では営団300形を作ろう!と相変わらず掛け声だけは勇ましいですが、結局は作らずに眠り続けていました。それが今回やっと日の目を見ます!



というのも、キットの屋根板のようすが一見しておかしいことに気付いたからです。この断面・・・これでは「どうみても床板」であります。厚さ3mmに合わせようとした結果でしょうか。両肩の小Rはまだしも、大Rの修正ってかなり大変なんですよね~、、、



で、パッとひらめいて引っ張り出したのがこの「どうみても屋根板」。どうですピッタリじゃあないですか。ただし厚さが4mmあって1mm高いので何とかしなければなりません。



速攻でなんとかしました。側板の上側を1mmカット。オーソドックスなやり方であります。



丁寧に測ったつもりでも、、、あらら側面方向幕の上側が欠けちゃった。。まあ追い追い修正しましょう。



組み立てます。すでに貼り合わせ済みなうえに、車体の前後端にある「絞り」も折り曲げ済みなのでラクはラクなのですが、逆に真四角じゃないために正確な幅を出しにくいなど、組み立てにちょっとした工夫と注意が必要です。結局、「屋根補強型紙」なる天井板の両サイドに補強材を接着し、それで幅を決めたあとに側板を接着するという工程で箱にしていきました。



ところが急いだばかりにこんな凡ミスを。。これは側板を1mm切り下げたからだけじゃないですね。元々ヘッドライト部分は屋根板も含めて切り欠いておく必要があったわけです。屋根板貼り付け前だったので、この後8mm四方ぐらいの切り欠きを入れておきました。



あと、こちらの方がかなり重症の凡ミス。説明書には「下から6mmの位置に補強材を貼る」となっていて、やけに高いな、上側が6mmってことかな?などと思いつつ、いつもどおり「下から3mm」の位置に貼ったのですが、オーマイガー路面電車スタイルのこの電車の床は限りなく地面に近かったのであります。これじゃ車輪が入らん!!



仕方ないので床板そのものはt0.5mmプラ板で作り直し、元の床板は両サイドをカットして補強材の間に落とし込むという、こんなスタイルでなんとかリカバーしました。強度は実質元の床板が負担してくれるので、プラ板でタテヨコに補強梁を入れるより結果として簡単に済み、側板の補強材の位置も低く抑えることができました。ケガの功名です。



屋根板は幅31mmになるように両サイドを落としたあとで肩Rと前後の絞りを整形。ABS樹脂らしいですが、加工には固すぎず柔らかすぎず、さらにカンナも木と同じ感覚で使えて非常に扱いやすい素材でした。切れ端は取っておいて、今後、オデコの整形などが必要になった時に使いたいと思います。f.babaさん、けっこうな品をいただきありがとうございました・・・って何年たってるんだか。。汗



屋根と車体をスーパーXクリアで接着して本日は終了。




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スイスの低床電車を作る(22)

2021-03-10 00:50:35 | 海外
配線関係を仕上げています。照明関係のみ、3車体分の引き通し回路で電気的に接続することは前回書きましたが、台車から引き通しまでの立ち上がり部分はこんな感じにしました。真鍮帯材の先に燐青銅板から切り出した接点(メス)を半田付けしてあり、ここに床板側の接点(オス)が差し込まれて通電します。



上の写真は妻面側ですが、実はこれと同じものが運転室後方の配電スペースにもすでに仕込んであり、これら一対で両台車から電気を取り込みます。



中間車は両先頭車から電気をもらうので台車からの立ち上がりはなく、天井両サイドに這わせた引き通し回路からブリッジダイオード経由でテープLEDに電気を送ります。なお現状ではまだ屋上ジャンパ栓が出来上がっていないので、その部分をあけて配線してあります。



中間車のドア付近にはモーターがデンと居座るので、ここだけはテープLEDを間引いてあまり明るくならないようにしました。扉脇は自転車搭載スペースになっていて窓がないということもあります。



つでに中間車の走行関係も仕上げてしまいます。台車をマットブラックで塗装。軸受とボルスター部分は通電のためマスキングテープを貼ったのですが、外側(上段)は軸受のマスキングを剥がすと金ピカが目立ちそうだったので剥がさずそのままにしました。プレーン軸受は穴が貫通しているので両サイドのマスキングが必要なのです。



戴き物のフクシマの集電シューを使ってみました。取付穴の位置がエンドウのボルスターに開いている純正シュー用のネジ穴と合わないので、元穴とつながってしまわないよう少しずらした位置に新たに穴をあけ、そこがセンターになるように左右のシューをカットしました。



モーターと台車を組み付け、ユニバーサルジョイントでつなぎます。



配線はバスタブの下を這わせました。



センターピンへの配線も床下側でまとめることも考えましたが、軸距が24.5mmと短く、ギヤの間を縫って配線を取り回すのが難しいので諦め、開口部から車内へ引き込みました。センターピンのラグ板を横向きに取り付けることで、配線がなるべくシートの下に隠れるようにしてあります。



走行テストはいつものように一発合格・・・といきたいところですが、真鍮床板とはいえ補重をしていないため少しギクシャク感が。。仕方なく近くにあったピンバイスやドライバーを屋根に載せたところ安定しました。(平屋根で遊んではいけない 笑)



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スイスの低床電車を作る(21)

2021-03-02 03:16:35 | 海外
早いものでもう3月がスタートしました。スイスの電車はなんとか今月中に完成させたいものです。

この車両は3両完全固定編成なので、電気的に車両どうしを接続して照明のチラつきを抑えるべく、引き通し回路を設けることにしました。ただし、動力と照明を直接つなげると、なぜかあまりいい結果にならないのを多く経験しているので、今回は動力回路と照明回路を分離して照明関係だけを引き通すことにします。

ちょっと見にくいですが、各車とも天井の中央に室内照明用のテープLEDを貼り、左右の隅に真鍮帯材で引き通し回路を設けました。が、よく考えてみればテープLED自体が導体ですからこれは不要でした。まあ相手はペラペラの銅箔ですから電圧降下対策ですヨ!(笑)



前回説明をはしょったのでヘッドライトの導光についておさらいしておきます。導光材はタミヤのプラソフト丸棒φ2mmを使用。その名のとおり柔らかく、急角度の曲げでも白濁しません。ただ光ファイバーではないため導光効率は下がります。長さを測ってからおおまかのS字に曲げておき、ライトの穴から挿し込んで光源の穴に確実に落とし込みます。



出っ張った部分をニッパーでカットし、動かないように裏側に接着剤を流して固定します。



黒塗料で光源ともども遮光します。



配線と導光関係がすべて整った運転室部分をいよいよ車体本体と合体します。合体してからだと半田ごてが入らないので、まずは引き通しと室内灯の計2回路4本を短いコードで配線しておきます。



運転台ユニットには紙1枚分の厚さのノリシロがあるので、それをガイドにして本体と接着。スカート部分が内側に曲がったりしているので、裏打ちをした上でクリップで挟んで矯正します。



合体後のようす。光源や諸々の配線はすべて機器室の中に納まりました。当初ここにミニモーターをL字型に仕込む案もあったのですが、これじゃ無理ですね。早々に却下しておいてよかった。



さて、3車体を引き通すには通電カプラーが必要です。実車は妻面の左右と屋根上の計3か所にジャンパケーブル・ホース類を備えているので、取り扱いやすい屋根上のものを実際に通電可能なジャンパケーブルに仕立てることにしました。

まずは先頭車側に付くツナギ箱?の台座を作ります。左のヒノキ材をカットし、削って、右端のような台形のものを作ります。これがいわばジャンパ栓=コネクタの一部になります。



その上に乗るツナギ箱?とケーブルを固定するステーをペーパーから切り出します。実車は3回路で繋がっているので、φ0.7の穴を3か所ずつ開けておきます。紙ですからドリル穿孔するとメクレが出ますが、これがケーブルのソケットのように見えるので、削らないでそのままにしておき最後に瞬着を浸み込ませて固めます。



こんな形に組み立てます。台座には接点用のφ1mm真鍮線を2本埋め込んでおきます。



細めのビニールコードの先端を少し剥いて半田処理しておき、これをステー側からツナギ箱へ向かって差し込み、真鍮線の頭に半田付けします。必要なのは両端の2回路分で中央のものはダミーです。最後にこのツナギ箱にフタをすればできあがり・・・ですが、通電確認できていないのでまだしません。w



屋根に装着したイメージです。中間車側はツナギ箱がないだけで、同じようなケーブル保持ステーを作ってやる必要がありますが時間切れ。。



車内側は真鍮パイプでソケットを作りますが、φ1.5-1.0の細密パイプを切らしていたのでこれもペンディング。突き出している真鍮線をパイプで受け、左右の真鍮帯板に半田付けすれば引き通し回路は完成します。あとは台車まで降ろすラインですが、これは妻板の壁に沿って接点を組み付ける予定です。



運転室を合体した先頭車2両。だいぶ形になってきました。




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