80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

久々にホビダス京王5000系

2018-02-18 12:06:04 | 私鉄電車
最近、毎週末に仕掛品の"棚卸し"をしています。まあ出るは出るは...笑

卸すだけじゃナンなので少しは前に進めないとね、ということで、ホビダスの京王5000系プラキットを少しいじってみることにします。




前回の最終記事を探したら、なんとちょうど3年前!さすがに去年じゃないだろうとは思ってたけどこれはびっくりですわ。。




このキットは、サイコロのような分散型クーラーがずらっと並ぶタイプがプロトタイプになっています。これを、先頭車が集約分散型、中間車が集中型のタイプに改造することにしていました。クーラーはエンドウのパーツを入手済み。捻出されるキットの分散型クーラーは、別途ペーパースクラッチしている付属編成の5100系に積むことにしています。




分散型クーラーの搭載位置がわかる資料を持っていないので、5100系に移植する際に困らないよう、元の取付穴を埋める前に寸法を測っておきます。




載せ換えるクーラーを仮置きし、埋める穴を特定します。クーラー位置は雑誌の写真やエンドウの製品写真などを参考にして決めましたが、真横に近いアングルのものが少なく苦労しました。そんな中で“RMライブラリー146『京王5000系-ファンの目から見た33年』”に掲載されたいくつかの写真はとても参考になりました。




これで一件落着かと思われたのですが、中間デハの集中型クーラーの搭載位置は果たしてど真ん中でいいのだろうか?という本能的な防御心理(笑)が。。以前、103系の記事でもさんざん調べましたが、ど真ん中に載ってるように見えても実は十数センチずれているなんて可能性はいくらでもあるわけです。




で、結論から言えばやっぱりズレてました。本能の勝利です。しかしズレ方がいやらしい。

5000系中間車のデハは2両ユニットになっていて、このうち新宿寄りのデハ5000形は新宿寄りにパンタがありますが、いくつかの写真を調べてみるとクーラーは“パンタと反対側”に少しズレていました。ここで「はは~ん♪」と思うわけですが、相棒となるデハ5050形の決定的写真が見つかりません。形態的にはデハ5000形を線対象にした形で京王八王子寄りにパンタがあります。通常ならクーラー位置もそっくり反転させれば済むはずですが、ここでまた本能がザワつき始めました。

念のため他を調べてみると、なんと“パンタ側”にズレた個体を発見!クーラーの中身は前後左右対称ではないので、タル木の位置など取付空間の制約を考えれば、編成を通して同じ方向にズレていても不思議はありません。ただ、その写真は5000系ではなく5100系だったので、同じ京王八王子寄りパンタ搭載車どうしとはいえ、デハ5050形も同じかどうかは結局分かりませんでした。

上のリンクを付けた『PMライブラリー』の紹介記事の冒頭に多摩川を渡る5000系の写真があります。上流側から撮られたこの写真では右から2両目がデハ5050形ですが、目を細めて見てみれば、な~んとなくパンタ側にクーラーがズレてるように見えなくも・・・・・・ないですよよね。



てことで、集中型クーラーは2両とも京王八王子寄りに2mmずらして搭載します!(また重箱の隅をつついてしまった..)


穴埋めはプラ棒とプラ板を使い瞬着で固定していきます。四隅の取付用の丸い穴(φ0.8)は、手持ちでプラストラクトの『半丸棒φ0.8mm』があったので、これを2本抱き合わせにして差しこみました。中央の四角い穴は何のために開いているのかわかりませんが(笑)t1.0プラ板でふさぎます。




出っ張った部分をカットし、タミヤパテを盛って乾燥中。




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ラストラン!E351

2018-02-12 16:54:17 | 実物・資料系(現在)
どっかの鉄道雑誌みたいなタイトル。これでS字カーブを車体傾けて華麗に走り抜けるスーパーあずさの写真がバババッと並んでるとかっこいいのですが、自称床下フォトグラファーにそんなセンスも行動力もございません。3連休最終日、都内でひっそりと“おくりびと”の真似ごとをやって参りました。

終着東京駅へ向けて粛々と歩みを進める5006M「スーパーあずさ6号」を御茶ノ水橋の上から。耐震工事中のため仮設構造物が多く、ビル陰で光線状態も厳しいですね。




折り返しの回送を四ツ谷駅の快速線ホーム北端から。




青梅特快ですぐ後を追って新宿駅へ。12:00発15M「スーパーあずさ」として10番線で車内整備中の姿を11番線の代々木方ホーム端から。新南口の整備でほとんど“屋内”状態になってしまったのに、意外と綺麗な編成写真が撮れるという嬉しい矛盾。ちなみに大久保方ホーム端は自由通路設置工事の関係で階段脇が閉鎖されているので、魚眼レンズでもない限り編成全体は撮れません。。




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東急5200系の製作(中休み)

2018-02-11 23:48:37 | 私鉄電車
前面、コルゲート、主抵抗器、台車・・・。懸案だったブツの見通しがだいたいついてきて一段落。中休みが中だるみに移行するのは時間の問題・・・かな?




今日、某店へエコーの貫通幌を買いに行ったらエンドウ製品でやけに幅広のがあるのを発見。測ってもらったら16mmあったのでさっそく購入しました。#2542私鉄電車用広幅の「ホロ-J」だそうです。何用なのかな?ここまで広いのは珍しいので東急5000系用なのかも知れません。




エコーの幅15mmのを使うつもりでデフォルメした貫通路も本来の幅に戻して抜きました。こうすると窓との間が細くてユニットサッシの枠と干渉するので、見えにくい連結面で敢えてファインスケールにこだわる必要もないのですが、パーツを見つけちゃったからにはしゃーない。逆にユニット窓表現を省略する方が正解かな?コルゲートはさすがに目立つので入れとかないとですが。。




三連休の方、最終日も楽しく有意義にお過ごしくださいねー(´∀`)ノシ


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東急5200系の製作(7)台車の改造

2018-02-11 02:03:12 | 私鉄電車
下回り関係を続けます。お次は台車。

実車はTS301という台車を履いています。模型でもエンドウなどから出ていますが、今回は手持ち台車を消化するため、日光のTS316(伊豆急用)を改造することにします。外見はパッと見、違うタイプに見えますが、TS301の直系の進化版がTS316なのだそうで、これは実際に改造してみてなるほどと納得しました。ただしホイールベースが全く異なり、TS301(30mm)に対して26mmと4mmも短いため、少し違った雰囲気になるのは避けられません。

こちらが改造前の姿。旧作の京王5000系に履かせていたためブレーキシューが既に折り取ってあり、だいぶコンパクトになっています。




まず、メインフレームの両サイドを削ってさらにコンパクトにします。あわせて軸バネ部分のモールドも削り落します。元の塗装を剥がしてから作業すればいいものを、本当に改造で似るのかを早く知りたかったので、そのまま先走りました。




そして、ここは温存しようか迷ったのですが、一体成型になっているボルスタアンカの中をくり抜きました。TS301の特徴ともいえる『横梁』をうまく表現するには、やはりここに部材を貫通させるのが一番と判断したからです。




これがその『横梁』です。ペーパーの4枚重ねでブロックを作り、瞬着で固めたあと上下の丸みを削り出し、サフを吹いて軽くペーパーがけしました。台車側の取付部の高さに差があるため2種類あり、上がボルスタアンカ側用、下がその反対側用です。




これを瞬着でメインフレームに貼り付ければ完成。TS316が無事、先祖帰りを果たしました。




ちょっとミニサイズですが、こっそり走らせる分にはバレない程度には似たのではないでしょうか。




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東急5200系の製作(6)主抵抗器の製作

2018-02-08 21:13:35 | 私鉄電車
車体がだいぶ出来てきたので(といってもまだ1両ですが・・・)下まわりの製作に移っていきたいと思います。その前に通風器カバーをすべて取り付けたので簡単にご報告。

通風器カバーの前後板とルーバーの1段目を接着したところです。このあとルーバーを重ねて天板を被せ・・・




この状態になりました。




続いて本題の床下機器の製作です。コンプレッサーやエアタンクなど市販品が使えるもの以外はすべてスクラッチします。といっても大小のハコモノがほとんどなのでそう難しくはないのですが、唯一やっかいなのが主抵抗器。MGと一体となった強制通風式のものが付いています。カワイのレトロなパーツの利用(まだ売ってるのか??)も考えましたが、形や大きさやが違うのでこれもスクラッチすることにしました。




材料と道具を揃えます。IMONの3kwMG、紙、φ6木製丸棒、真鍮メッシュ、2穴パンチです。




まず丸棒を適当な長さに切り、電動ドリルにくわえて耐水ペーパーで表面を整えます。




MGの両端のモールドを削って平面にし、セメダインスーパーXクリアで約1cmに切った丸棒と接着します。MGの直径は6mmで丸棒と一緒。位置がずれないよう、ペーパーをM字型に折った簡易ホルダーに載せて乾燥させました。




乾燥させている間に抵抗器箱を作ります。ペーパー(#400スノーマット)に2穴パンチで穴を開けます。この穴の直径がφ6mmです。パンチの構造上、予めケガいた位置に合わせて穴あけということができないので、開けた穴を基準にして抵抗器箱をケガいていきます。




で、途中は諸々省略してこんな箱が出来上がります。




MGと丸棒の接着面に合わせて紙帯を巻き付けます。#300スノーマット(t約0.35mm)を幅2mm弱に切ったものを2枚重ねにしました。これが冷却ファンのアンコ(中身)になります。




この上に真鍮メッシュを3.5mm幅に切ったものを巻き付け瞬着で固定。




最後に、浮いているメッシュの両端を、紙帯の断面に沿って折り込んで完成です。




抵抗器箱の表面にはシール紙でフチどりや取っ手などのディティールを表現してあります。通風器に続いてメンドーなことになってしまいましたが、最初に書いたように他の機器はほとんど箱モノだけなので、なんとか頑張って、あと2個作りたいと思います。




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