80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

松山にて

2017-01-30 23:01:17 | その他
こんばんは。仕事で愛媛県内某市へ行ってきました。

伊予鉄市内線の路面電車はまだツリカケが顕在。松山駅前に停車中のモハ50形59号車です。伊予鉄といえばこの色が一番しっくりきますが・・・




最近は電車もバスも、このオレンジ一色化が進んでいるとのこと。瀬戸内海の反対側では黄色い電車が増殖していますが、ここにも“地域色”の波は押し寄せているようです。電車は元京都市電のモハ2000形2005号車。夕陽を受けてより赤くなっています。




坊ちゃん列車テイストのスタバ電車。昨年末に松山市駅の伊予鉄会館ビルにスタバがオープンしたのに合わせてラッピングされたそうです。車両は超低床式のモハ2100形で、車号がわかりませんがWikiによると2001号車のようです。




特急「宇和海」に乗るべくJR松山駅ホームへ向かうと、側線に顔の丸い8600系電車が留置中でした。2000系アンパンマン気動車(のちにこれに乗ることになる)の陰に隠れていて撮れません。。




アンパンマンが引上線に移動したのを見計らってホーム端に向うも、残念ながら顔を入れた編成写真は撮れませんでした。側面の“SS”のロゴは愛称の「SETOUCHI STREAM EXPRESS」をデザイン化したもののようです。パンタを装備し床下もぎっしりですがいわゆる「クロハ」です。




こんかいもあまり「鉄」していません。代わりにおまけを2題ほど。



松山空港のすぐ近くに古いバスの廃車体があることは知っていましたが、今だ変わらず置いてあるのを発見し、空港行きのバス車内から急いでカメラを出してシャッターを切りました。日野BT51BT71型のようです。ラーメン屋か居酒屋だったようですが、中ドアに板が貼ってあるところをみるとすでに閉店した模様。解体の日も近いのかな?今時この型式が残存しているのは貴重なんですけどね~




で、最後は飛行機です(笑)。T字尾翼のスタイリッシュな小型ジェット機、J-AIRのボンバルディアCRJ200です。なんかトランプさんが乗ってそう。トーイングトラクターもなしでどうやって出ていくのかと思ったら・・・。小型機のランプアウトシーンて初めて見ましたが感動! 尺が長いので動画はちょっと巻いてます(笑)。





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富士急行モハ7000形の製作1

2017-01-26 20:18:35 | 私鉄電車
こんばんは。年度末はまとまった時間が取りにくいので、細切れ時間を使って工作を進めていきます。富士急の7000形2連を着工しました。


その前に、昨日の型取りの結果を簡単にご報告しておきましょう。


ひと晩たって完全に水分が抜けた「マットメディウム」を剥がします。けっこう"おゆまる"の型に食いついているので、破らないように慎重に剥がします。




凹凸がわかりやすいようにグレーのスプレーを吹きました。少し甘い感じがしますが、まずまずの出来といえそうです。ただ、パックのごとく薄皮一枚で耐久性も不明なので、このまま量産するのは無理がありそうですね。いっそのことアクリル塗料を厚塗りして、パリパリの皮にした方が扱いやすいかも知れません。引き続き実験してみます。





ということで富士急行7000形の製作です。まず小高のモハ32(クモハ14)のキットを使ってモハ7031号車を作っていきます。このキット、プレスボードパーツは揃っていると以前書きましたが、よく見るとドアの内貼りだけ不足しており、なんと工作用紙の裏に印刷したものが入っていました。窓抜きもされていませんが、今回はドアや窓サッシはすべて別パーツに取り替えてしまうのでドンマイです。




旧型国電などの主台枠は中央のケタの部分が厚いので、それに合わせるため妻板の両端下部がテーパー状になっていたり、妻板は一直線で側板の両端に段差があるものがあります。クモハ14は両方の形態があるようで、モハ7031号車の前身のクモハ14007は後者のタイプなので、側板の前後端にプレスボードの切れ端を貼って"ゲタ"を履かせました。




逆に妻板のテーパーは直線状に直しますが、三角形に切ったパーツを貼るのは面倒なので、四角いものを貼って、後で余分なところを切り取ることにしました。断面どうしを木工用ボンドで接着したあと、表裏に瞬着を流して補強してあります。




とりあえず一次研磨用にサーフェーサーを吹いておきました。ちなみに側板のリベットは省略します。硬いプレスボードに打ち出すのは大変なので・・・。その代わりシル・ヘッダーにはリベット付きのエッチングパーツを使うことにします。




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ク5000も作る方向で・・・

2017-01-26 00:18:40 | 貨車
こんばんは。なんだか前の投稿と似たタイトルですが・・・(^^;


塩漬け期間?が終わったのでク5000もそろそろ再始動をかけようと思います。


懸案の台車ですが、池袋の某店にエンドウのTR63がまとまった数在庫しているのを発見したので、さっそく回収に行ってきました。前回までに入手した4両分と合わせ、9両製作が可能となりました。これだけあれば専用列車としての体裁も整います。一時は払底した感のあったTR63ですが、また再生産されているようです。ただしお値段は1,500円から2,000円へと大幅アップになっていました!(泣)




軽く模型図面を起こそうと思い、以前に那珂川清流鉄道保存会の保存車を採寸したメモを眺めていたところ、側柱の厚みに疑問が生じました。メモでは「側構厚82mm」と書いてあるのですが、どこを測ったのか略図もなく数字しかありません。82mmとは親指と人差し指を緩く開いた程度しかなく、どうみても側柱はもっと厚みがあるように見えます。

いろいろ見ていくと、どうやら車端部の柱(写真中央)の厚さを測ったらしいことがわかってきました。ここは中間の柱よりも薄く、10センチ以下のように見えます。ちなみにこの幅は、台枠(=1F床)や2F床の両サイドに走る長ケタの幅とほぼ等しいようです。




では実際に中間の柱の厚さはどのくらいなのか? そのものズバリがわかる写真がなく、唯一、1Fの天井と柱が写っていた写真を拡大してみると、この写真の赤丸に示すように、長ケタの1.5倍程度の幅(厚さ)であることがわかりました。これまで側板は1.0mm厚の1枚板で済まそうと思っていたのですが、中間部の柱はさらに貼り重ねて厚くする必要があるようです。




両数が多いので車体は極力シンプルな設計として、“なんちゃって”までは崩さずとも、ク5000“タイプ”程度には簡素化した設計にしようと思います。しかし、そうはいっても1F、2Fの床に張り巡らされた滑り止め、いわゆる縞鋼板は、これを省略してしまうとかなり味気ないものになってしまいそうなのでなんとか表現したいもの。戦艦模型などをターゲットにした目の細かいパーツも出てはいるようですが、1両分で2,000円くらいかかりそうなのでちょっと考えてしまいます。



なにかうまい方法はないものか、とググッてみたところ、「金網にアルミテープを乗せてこするとそれらしいモノができる」と書いてあったので試してみました。ベースはありあわせの真鍮メッシュで、目はけっこう細かいものです。




爪でこすってみたところ・・・・・・メッシュの模様が浮き上がっただけでした。。(^^;
目が細かすぎたのかも知れません。こすり方にもコツが要りそうです。




メッシュではなく、いっそのこと実際の縞鋼板をこすったらどうなるか?今は縞鋼板が手元にないので、手持ちの「菱形目デッキ板」(フクシマ)にアルミテープを重ねてこすってみました。こんどはマイナスドライバーの先で強めにこすっています。




模様は浮き出るには出ましたが、ドライバーのスジがたくさん入って、とても使い物にはなりません。これもこすり方やこするツールを吟味する必要がありそうです。




そして最後は奥の手、「おゆまる」で型取りを試みました。




取れた型の模様の上に、レイアウトのバラストの固定に使う「マットメディウム」を原液のまま塗ります。盛り付ける感じで3~4回重ねて塗り乾燥させます。




約1時間後・・・。残念ながらまだ乾いていませんでした。速乾性の木工用ボンドと同じに考えていましたが甘かったようです。色といい質感といい、下に敷いた広告の商品と妙にシンクロしてるのがシュールですなぁ。。




皆さんお気づきの通り、メディウムが乾いたら、かさぶたを剝すように型から剥ぎとってやれば、かなり薄手の縞鋼板のパターンシートが出来上がる(かも知れない)という期待です。さーてどうなることやら、結果は明日のお楽しみ。



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富士急行7000形を作る方向で・・・

2017-01-22 22:09:47 | 私鉄電車
こんばんは。とりたてて急いで報告しなきゃいけない内容でもないのですが、また忙しくなると投稿が億劫になるので今のうちに・・・笑


某運転会がらみでタイトルのようなことになりそうです。富士急の7000形は元国鉄の旧型国電を譲り受けたもので、2扉クロスシートの元クモハ14と3扉のクハ16がペアを組む編成が2本と、元クモハ12+クハ16の1本の計3編成が在籍していました。今回ロックオンしたのは前面雨樋が直線で、前面窓がHゴム化されていないクモハ14007を種車とするモハ7031と、クハ16425を種車とするクハ7061がペアを組むこちらの編成です。

(モハ7031+クハ7061;1975年頃,禾生駅にて)



モハ7031は小高のモハ32キットを使います。もともと富士急にするつもりで買ってあったもので、やっと日の目を見ることになりそうです。キットの箱はもはや形式がずらずら印刷された昔懐かしい箱ではなく、形式図と組立説明書もコピーになってしまいましたが、ボディはちゃんとプレス抜きされた昔ながらのプレスボードで暖かみが感じられます。




相方のクハ7061は旧作品をバラしたものを再利用することも考えたのですが、窓寸法が少し違っていたので、このジャンクボディ(サハ17)を改造することにしました。長い間小高キット組みとばかり思っていたのですが、久々に見たらいさみやのキットであることが判明しました。高め横長のドア窓がいさみやの特徴です。この修正は、そっくり剝して真鍮パーツに置き換えるか、窓の左右を埋めて正方形に修正するかですが、いずれにしても難工事になりそう・・・。窓枠もアルミサッシ化されているため、いっそのことバラして組み直した方が早いかもですね。




片面はサフが吹いてありますが、もう片面は昔の塗装が残っています。コバルトブルーにクリーム帯は、今やNKグループ化されてしまった「東海電鉄」の旧塗装でした。腰板一面に順法闘争のスローガンみたいな文字が書きなぐってあります。しかも銀で。。



スピード仕上げなら1週間~10日程度の作業ボリュームですが、年度末なので、一応2月着工~3月末完成を目指したいと思います。



あと103系の近況もご報告。Hゴム入れが終わり形式番号のインレタも貼ったので、これらの剥離防止のためMr.スーパークリアー(半光沢)を吹きました。半光沢とはいえ屋根にこれ以上のツヤが出てしまっては困るので、屋根全面にマスキングをしてから吹いています。




アルミサッシは薄紙に窓を抜いたものを貼り込む予定でした。というのも、実車は窓の左右にもほんの少しだけサッシの銀色が見えるので、ちゃんと四角く窓を抜いたものを使おうとしたのですが、車体の方もそう精度よく窓が抜けているわけでもなく、窓ひとつずつ現物合わせで揃えていくことになりかねないのでギブアップ。アルミテープで窓下と中桟だけ表現することにしました。
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こてはし鉄道様運転会

2017-01-22 12:13:22 | 運転会
こんにちは。寒い日々が続いてますが皆様お変わりないでしょうか。当方ピンピンしておりますが更新途絶え気味で申し訳ございません!!m(_ _)m


さて、昨日は「こてはし鉄道」さまのレイアウトをお借りしての、恒例の運転会に参加してきました。今回参加者は少なめでしたが、特別ゲスト(後述)を迎えて、いつもながらのアットホームな雰囲気の中で運転を楽しませていただきました。
オーナーさまそしてご参加のみなさま有難うございました。以下、全車ではありませんが参加車両などをご紹介します。


ととさんは今回も個性的な車両をお持ち込み。EF65が牽く配給車で車輪がぎっしり載っています。最後尾はこてはし鉄道オーナー様のクモル(いや「モル」かな??)。




拡大するとこうなってます。外国製品ですが意外とロクゴともお似合いですね。




これはまた華々しい色のロマンスカー風電車!オクで調達した車体を「NK」色に塗り替えられたようです。緑の多いこてはし鉄道によく映えます。




そしてこちらは懐かし塗装の東武5700系の堂々6連。こちらの方から移籍した編成とのこと。




こちらはS氏の小湊鉄道DC。うまい角度の写真が撮れませんでしたが小気味よいジョイント音をたてて軽やかに周回していました。幹事代行ありがとうございました。




なかむらさんは、JAMにも出品された軽快気動車2両を持ち込まれました。こちらのキハ130はスタジオH.Oのキット組みです。




とれいん誌の付録型紙から組み上げたキハ120。高山線仕様で8色に及ぶ塗り分けに苦労したとのことです。いつかはウチの大糸線仕様とのコラボをお願いします!




そして天賞堂のEH10とコキ編成も入線。いいですねこの雰囲気。現代のJRFにはない武骨さとスマートさを併せ持った古き佳き貨物列車です。KATO製品を黄緑に塗り替えたヨ5000が編成の最後尾をシメていました。実はこのあとコキ編成をお借りしてわが赤熊に牽かせてまして・・・(笑)。




「こてはし鉄道」の魅力はスケールの大きさと様々な“作り込み”の見事なまでの融合です。今まであまり撮らなかった駅単体の望遠シーンを撮ってみました。線路脇で、ダイヤと時計を見ながら、今か今かとお目当ての列車を待つワクワク感が思わず脳内再生されます。




仕事終わってTVをみながらささやかな晩酌のひととき。ん~たまりません。




桑野さんの奥さんが庭を掃除中。手前に見える箱の中身は何なのでしょう?




オーナーは「みんなが作らないもの、知らないもの」を作りたいと腕を発揮されているとのことで、こんな作品を見せていただきました。木造の荷物車モニ14001。モニ14000形なのかモニ14形なのかわかりません!!(笑) でも、最近個人的にはこういった古い電車や客車も興味対象になってきたので、いずれは手を出してみたいと思っております。




ダブルルーフの配給電車。形式をメモりませんでしたが、こちらもクモルではなく「モル」だったような。。




相方クルもダブルルーフ!




そして、今回私が運転させていただいたのはこの4種。まずは大糸線のスカイブルーの旧型国電でクハ55+クモハ51+サハ45+クモハ43(合の子)の4連。サハ45以外は40年くらい前に作ったインサイドギヤ式で、クモハ51をカンモーターに換装してあったのですが集電が良くなく、残念ながら1周で撤退と相成りました。




こちらは大糸線の現行車E127系100番台。旧作ですが旧国とセットで持ち込みました。こちらも駆動系は同じくインサイド+カンモーターでしたが、最初ギクシャクしながらも、周回を続けるうちに調子が上がってきました。インサイドギヤも調整次第でうまく走るようになります。ただ、昨今主流の密閉ギヤ式にはかなわないので、旧国含め、いずれは下回りを一新しようと思います。入線準備中にパンタを引っかけて破損してしまい烏山線のEV電車状態です。プラパンタだって高いのよ~!(泣)




TOMIXの153系冷改タイプの「内房」も運転させていただきました。去年の花月園運転会では新品なのにいきなり走らず、モーターの過回転(あるいはラビットスタート)を抑制しているのでは?と言われる“ナゾのチップ”を外し、なんとか走るようになったものです。モハ2ユニットのうち1両だけ外してもう1両は外していないのですがなんとか走りました。ナゾのチップゆえ個体差があるようです。




なかむらさんのコキをお借りしてDF200レッドベアに牽かせちゃいました。昭和と平成、東海道と北の大地・・・、時空間を超えた“ウソコキ”です。。




そして、ご紹介が最後になってしまいましたが、今回はS氏のお知り合いとして鉄道写真家の武川健太(むかわけんた)さんが参加されていました。気鋭の鉄道写真家・中井精也氏に師事し、このたび独立して自らのオフィスを立ち上げられたとのこと。住まいが近くということで初めて「こてはし鉄道」の世界に足を踏み入れることになったわけですが、さっそくその魅力にとり付かれたようで、様々な撮影ポイントを探しては盛んにシャッターを切られていました。
一本立ちしてやっていくのは大変かと思いますが、武川さんなりの感性で切り取った鉄道シーンがより多くの人の心に届き、人気写真家として大成されることを願っています。この笑顔がアピールポイントとのこと。頑張って!!




武川さんの近況はこちらでご覧になれます。


ブログはこちら
http://mukawakenta.cocolog-nifty.com/blog/

Twitterはこちら
https://twitter.com/kenta_camera



最後に改めまして、こてはし鉄道オーナーさま、ご参加の皆さま、ありがとうございました。



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