goo blog サービス終了のお知らせ 

80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

マニと気動車

2025-04-05 18:11:31 | 中央東線方面
このたび中央東線がらみの車両を2両増備し、微速度ながら編成仕立てが前進しました。

まずはこちら、新発売されたばかりのKATOのマニ60 350番台です。荷物車ぐらいスクラッチしてもたかが知れて・・・という思いもあったのですが、オハニ61などの合造車から改造された他の番台に比べると、木造客車から直接鋼体化でマニとして生まれ変わったこの番台は窓が多いため、手間の面からも完成品に軍配が上がります。しかもさすがKATO、ディティール、見栄え、価格のバランスも良くコスパ最強です。



屋根だけ黒くしてその他は付属パーツを付けただけで一切いじらず、まだインレタを貼ってませんがとりあえず編成仕立ての準備は完了。長ナノの2382あたりにして、オハ35系電暖車を中心に組成されたEF64牽引時代の客レに投入することにしましょう。



もう1両は天プラのキハ55準急色です。某店の委託に出たので速攻GETしてきました。とても美しい準急色でこのまま走らせたい気持ちが膨らみますが、心を鬼にして「初期急行色」に塗り替え、急行アルプス編成に組み込みます。これでキロ25を含めて手持ちのキハ55系は5両となり、あと1両で1960年4月から1年間だけ走ったとされるキハ55系時代の急行アルプスがコンプリートできます。




さて、どうせ客車の屋根を塗るなら・・・ということで、仕掛りになっていた「ながさき」向けのマニ36 62(門モシ)の屋根も一緒に塗ることにしました。タネ車はトラムウェイのB品ボディで、スタイル的にはオロ40改の鋼板屋根車なのですが、これをキャンバス屋根にすると62番のスタイルになる・・・らしいので、こちらも心を鬼にして(節分でもないのに鬼だらけ)継目のモールドを削ることにしました。



まずカッターであらあらモールドを削り取ります。溝ができたように見えますが、塗装が剥げて成形色が出ただけなので大丈夫です。



溶きパテを筆塗りし#240→#600で仕上げたところ。モールドは完全に消えてくれました。この後サーフェーサーを吹いて#800で整えてあります。



マニ60と一緒に塗り上げた屋根板にKATOのガラベンを取り付けます。なんとピッタリ合うのでびっくり!です。ちなみに屋根色はガンシップグレイ→NATOブラックと吹き重ねて最後にマットブラックを遠目に薄く吹いたのですが、なんかまだらになって美しくないのでいろいろ吹き直し、最終的にほとんどNATOブラック1色になってしまった感じ。最後に艶消しコートを吹いてあります。



デッキ周辺など細かいパーツが残っていますがとりあえず形になりました。これで「ながさき」もコンプリートです。👏👏


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベストフィット屋根板

2025-03-13 15:18:26 | 中央東線方面
来た来た来たキターーー! アクラス製品の販売代理店「WEB SHOP ディーピー」に注文していた旧客用屋根板が届きました。スハ32系の分売パーツのようです。これを何に使うかというと・・・



以前、KATOのホビセンで買ってきたオハフ33のハンパボディに合いそうだなーと思って、合うかどうかも分からないまま注文してしまいました(笑)。スハ32系の進化版がオハ35系ですから合わんはずないやろ~~てなノリです。



結論から言うと、まるで純正品かってくらいベストフィットしました。ツメの位置もほぼ同じ。



1か所だけ明らかに違うツメだけニッパーでカット。



ただ、「絞り折妻」の上部・・・キャンバス押さえの部分だけは中央だけ隙間がぽっかりあいてあいまいました。たぶん実車の寸法は変わらないと思うのですがスハ32系の方がオハ35系より丸かったりするんでしょうか?? 走っちゃえばワカラナーイ精神で放置するにはちょっと大きいので修正かけるかどうかモンモン。。



トイレ/洗面所区画の上にあるベンチレーターはVC図面によると「昭和11年度以降ナシ」とされているので取っておきます。屋根は塗り直しになるので穴はパテ埋め処理する予定。



はじめは木製屋根板から削り出すことを考えていたので、これでだいぶ楽になりました。オハフ過多なので1両はオハ35に改造する予定です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

E353系への想い断ち難く

2025-03-08 22:59:58 | 中央東線方面
毎年のことながら年度末進行で模型をいじる時間がなかなか取れません。仕掛り品箱を順ぐりに開けてはニヤニヤ、ヒヤヒヤ?するぐらいが精々なのですが、時としてその仕掛り品にロックオンしてしまうこともしばしばです。先日の115系0番台しかり、京王2010系しかり、前回の「メルヘンズーム」しかり・・・です。

そしてついに大物にロックオンしてしまいました。E353系「あずさ・かいじ」であります。前面貫通路カバーの微妙なカーブをどう表現したものかで悶々としているうちに沙汰止みになってしまいました。

(基本+付属の12連「あずさ38号」/2024.4.28、中央本線甲府駅にて)


久しぶりに優良有害参考図書「とれいん」なんぞを引っ張り出し・・・



動力系を中心にパーツの多くを他へ流用してしまったのですが、幸いなことに台車はすべて(基本編成9両分)残っていたので、無謀を承知のうえで付属3連を加えたフル12連を目標に再スタートを切りました。えらいこっちゃ。。。



独特の裾絞りはモックアプで検証済み。



何で再着火したかというと前面貫通路カバーの成形に一定の手ごたえをつかんだからです。以前はスプーンでペーパーをサンドイッチプレスしたらどうか、スプーンにポリパテを盛ったものをゴリゴリ成形したらどうか・・・などなど試してみたもののパッとしなかったのですが、シンプルにプラ板を挟んで熱を加えたらできるような気がしてきてトライしてみました。

t0.5プラ板を適当な大きさに切ってスプーンに挟みます。実は以前にもこの方法はやったことがあるのですが、t1.0という厚板でやったのでうまくいきませんでした。その時は基本9連を念頭にしていて貫通路を開くという発想がなかったため厚板を使ったのですが、付属編成を連結するとどうしてもカバーをパッカーン!しなくてはなりません。そのため薄板に変更したのですが、それがいちるの望みにつながりました。



沸騰させたお湯にプラ板をサンドイッチしたスプーンを漬けて15秒ほど置きます。ちなみに器はみんな大好き「峠の釜めし」の釜です。どうしても先端が開きがちになるのでフォークで2枚のスプーンを挟んだりして圧着しました。さすがに指を熱湯に入れるわけにいかないので。。



お、これはいい感じでは?♪ カドを落としたのはなるべく均一に力が加わるようにするためです。



前頭部のラフ画です。貫通路カバーはなんとか先が見えたけどキャブ周りがノープランというのが何とも。。ちなみにこのカバーは「開閉式」とはせずに、連結した状態ではKATOのNゲージ方式で「パッカーン状態の別パーツを貼り付ける」予定です。この方法、実にシンプルでいいですね。まさに目からウロコ的な方法です。



縦型モーターの485系をMP化しようとしたものなど、転用していた下回りパーツを再び呼び寄せてとりあえず基本編成用の動力ユニットが完成しました。



付属編成分はWB26mmのIMONギヤなどいくつかは手持ちで揃いましたが、台車(エンドウDT64/TR249)や床板などを新たに購入し・・・



無事3両分の動力ユニットを確保。車輪は普通のメッキ、黒染め、波打ちと三者三様ですが、銀ピカ車輪を塗ってしまえばワカラナーイ♪



すそ絞りの形がクセつよなので補強材(床板受け)にヒノキ材は使えず、4×4アングルを車体裾に合わせて逆L字型に接着することにします。ただでさえ品薄のKSアングルを刈り取ってしまいましたスミマセン。。これ作らないで放置したら大ひんしゅくですね。。動力車以外の床板は軽量化のためt1.2アルミ板を使います。



再スタート案件だけですでに首が回らなくなってきていますが順番に、地道に消化していきましょう。それにしてもE353カッコイイなー💕

(臨時特急「信州」/2022.5.7、篠ノ井線 稲荷山~姨捨間にて)



(臨時特急「信州」/2022.5.7、篠ノ井線 田沢~明科間にて)



(「あずさ4号」新宿行/2022.5.7、中央本線 上諏訪~下諏訪間にて)



(桃源郷を行く「かいじ31号」甲府行/2021.4.1、中央本線 春日居町~石和温泉間にて)

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も切り継ぎざんまい

2025-02-12 01:26:34 | 中央東線方面
クモハに続き、クハ115のお面もクハ165から移植します。パーティングラインを使ったフリーハンドカッティングの技!笑



乗務員ドアの手すりとフロントガラスの位置が近いので、フロントガラスを避けるようにギリギリのラインでカットして接合しています。



乗務員ドアを接着している傍らで、余った車体をさらに切り刻んでモハ474を製造します。



上の写真は、こんな感じで切り出した妻板、前位デッキドア周辺、後位側ボディを組み合わせて接着しているところです。



使い道はというと・・・JR九州のクハ455-600番台入り475系のモハ474(中段)になります。下段はクモハ475ですが、これもクハ165半端ボディをそのまま活用して仕立てることにしています。屋根板は両方ともサロ165用のハンパもの。形式は違えど「ほぼピッタリ屋根板」で重宝します。



こちらが本題・115系です。左が先行移植したクモハ115、右が今回移植したクハ115ですが、TR62台車をどこかに流用してしまったようでダルマさん状態。そういえばサハ115も1両、台車が無いやつがあったので、買ってこないとだめですね。。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

115系0番台再々点火

2025-02-10 03:14:22 | 中央東線方面
本題の前に・・・

買って参りました怪しいダブルルーフ。MAXモデルのスハニ35650、後年のスハニ31です。台車とカプラーも一緒に付けてもらいましたが、とりあえずこちら今すぐには着工せずに罪庫神社へ奉納しました。笑



そのかわり今日いじっていたのはコチラの超熟仕掛り品・・・115系0番台であります。70系からバトンを受け継いだ「山スカ」第2世代。ベースは小高の111系キットで、もはや起源が定かではありませんが、2009年12月に「再開」しているのでそれ以前から着工していたことは確実です。さすがにこれはヤバイ。。



今回は「顔」を移植しました。以前にKATOのホビセン東京でクハ165の半端ボディを4両分買ってきた話をしましたが、いよいよこれを115系に実装します。実車は8両編成中に4両の先頭車が入りますが、別の改造用に2両分使いたいので、編成の両端に出る新宿向のクモハと松本向のクハの2両だけに使うことにしました。まずは運転台部分を切り離します。



運転席横の窓もカットして乗務員ドアを前進させ、クモハ115のボディにエポキシ系と瞬着のハイブリッドで接着。



乾いたらキット付属の屋根板を仮載せして屋根断面の「合い」を確認します。左右の肩はだいたいOKで中央だけ0.3mmぐらい高かったので、ヤスリで削って自然なラインになるように整えました。側板の高さも違和感ありません。小高のキットは大味なように見えて基本的な寸法はきっちり押さえられているのでこんな組合わせもできるわけです。



とはいえ経年変化で屋根板が反ってしまってます。前を合せたら後ろに隙間が・・・。重石をしっかり乗せて接着する必要がありますね。



あと、長年放置した仕掛り車両あるあるなんですが、動力装置一式(2両あるので2式か)を他へ流用してしまったのでもう一度揃え直すことになりました。モーターやギヤなどは手持ちがあったので(手持ちという名の流用を含むw)床板を買いました。カツミのB-Lightシリーズの東急8500系用で、無塗装ながらエンドウのMP床板よりかなり安いので助かりました。ただしカツミ直営店の限定品のようです。



ボギーセンター距離が172.5mm(実物13,800mm)あり、115系の175mm(同14,000mm)よりは短いものの、MP床板の170mm(同13,600mm)よりは実車に近いこともイチ推しポイントです。



そのまますっぽりと入ります。



「お面」の移植が思ったよりうまくいったので、熱が冷めないうちにもう1両のクハ115も加工しようと思います。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする