80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ホリデー快速あきがわ(ライト関係の配線)

2024-06-02 08:46:40 | 中央東線方面
引き通し回路用の銅箔テープ貼りが4両とも終わりました。一番上と一番下のクハ用が左右で長さが違うのは、連結運転を想定せず運転台側へ引き通さず各台車までの配線となっているためです。



床下機器もすべて取り付けてマットブラックで塗装済み。MPギヤ方式の動力はモハ201に一応組み込めましたが、床下機器はかなりのパーツの取付けを諦めたりカットしたりしました。鑑賞重視のプラモデルと走行重視の鉄道模型との違いを改めて感じた次第。



前回書いたように大きなハコモノは表側のパーツだけ使えばなんとかいけたのですが、電動送風機は泣く泣くインテークのガラリだけ切り取って・・・



こんな感じ。。ハハ・・



モーター横の断流器はアークシュートだけ辛うじて皮一枚状態で残りました。。ハハ・・



車体側への給電は、当初、通電カプラー取付ネジのお尻に接点を当てることを考えていたのですが、面倒なのでワッシャーをラグ板に交換して直接結線することにしました。市販のプラ完成車と比べると床板、特に内装用床板の嵌め合いがかなりきついため分解に手こずることが分かったためです。写真はビニールコードの半田付け前。



一体成型ボディの構造を活かして「天井裏」にライト類の配線を仕込みます。ここでも銅箔テープを使用。左下が給電用コードの引出し部分で、ブリッジダイオードを経て室内灯のLEDへ向かうようにしてあります。



LEDは例によってテープ物を1灯ずつ切り離したもので3灯を配置。中央はゲートカット後の穴を利用し、他の2か所はφ6mmの穴を開けてLEDを落とし込んであります。この後、拡散・減光用に半透明の梱包用クッション材を被せる予定。



クハは運転室の天井裏にライト収納スペースがあるので、クリアパーツを入れたら反射用のアルミテープを貼っておきます。今回、運行番号は手抜きで非点灯とするので、この部分にヘッド/テール兼用の抵抗を仕込んであります。銅箔テープが4条見えますが、両サイドがヘッド/テール用でレールと直結されるもの、中央の2本がブリッジダイオード経由の室内灯/方向幕灯用です。



すべて組み込んだ状態。光が少しでも拡散するように“イロプラ”のクリア(ほぼ半透明)の小片を挟んでLEDを配置しています。配線は案の定グダグダになりました。。ちなみにヘッドライト用はテープLEDの分解品ですが、屋根サイドで高さが不足する方向幕用には1006サイズの配線済みLEDを利用しました。プラ板に貼ってあるのですが、裏側の半田付けの状態が1個ずつ違うので発光面を正面に向けるのに苦労しました。



テールライトの導光材はクリアパーツのコーナー部分を利用。前回のスイスの電車で本格導入してみましたが手軽で光量も問題なく、当工場の廃材活用選手権で現在暫定1位となっております。笑



ヘッドライト、方向幕よし!(あ、サイン幕も手抜きで非点灯です・・・)



テールライトよし!ちょっとあちこち光漏れが気になりますね。。対策しましょう。。




ということで、もう1、2回で完成に持ち込めそうです。というか持ち込まないとヤバイ。。

コレが来てしまいましたから♪




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169系「快速みすず」を仕立てる(5)

2024-04-19 01:11:25 | 中央東線方面
少しずつ塗装を始めました。屋根はタミヤのTS-67佐世保海軍工廠グレイ、ベンチレーターはAS-7ニュートラルグレイです。



ボディはサーフェーサーを軽く吹いて元の湘南色を消した後、下地色としてクレオスのNo.97灰色9号を吹きましたが、まだ足りないようなので(グレーの下にグレーが見える笑)もう1、2回吹き重ねようと思います。



クハ169はジャンパ栓収めが付くのを忘れていたので、外側のKE64のつもりでエンドウの#5809(車体側2連)と、内側のKE70のつもりでエコーのNo.2646(車体用B)を接着剤で取り付けました。ロストで出来はいいのですが、いかんせんオーバースケール気味で横にはみ出しています。。床下の栓受も元のモールドをカットしエンドウの#5822(床下側3連B)を取り付けてあります。



アドバンスブルーとリフレッシュグリーンは、こちらのポストで公開されている配合を参考に・・・というかモロそのまま拝借して配合しましたが、後者は気を許した隙にホワイトを入れ過ぎてしまいました。。ベースとなるターコイズグリーンはひと瓶丸ごと使ってしまっているので濃い方へ戻せないという・・・。塗ってみないと分かりませんが許容範囲かなぁという気はしています。



他には、懸案となっているフロントガラスのデフロスター除去にもチャレンジしてみました。



カッターで浮き出ているモールドを削り、#800→#1000→#1500の耐水ペーパーで磨いてから、最後にタミヤのコンパウンド(仕上げ目)で整えています。



結果は微妙。。一応向こう側が透けて見える程度には仕上がったのですが、周囲に磨ききれない部分が残ったのと、平面性があまりよろしくないのが余計に助長されたような感じになってしまいました。



しかも片側のガラスはうっかりカッターの刃で深めのキズをつけてしまっているので、そのリカバーも兼ねてもう少し研磨を続けてみようと思います。あと、手持ちの関係で耐水ペーパーが#1500までしか使えていないので、#2000を入手して、より細かな下地作りをする必要もありそうです。


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169系「快速みすず」を仕立てる(4)

2024-04-12 06:29:33 | 中央東線方面
パンタのPS23化に伴い避雷器と配管がパンタ前位へ移動しているので、元のモールドはすべて削除したうえで新たにエンドウの避雷器を取り付け、φ0.3真鍮線で配管を表現しました。パンタもIMON製あたりに交換したいところですが、TOMIX製のストックが1基あるので、当面はそれを使うべく取付穴を存置しています。この穴にそのままTOMIXパンタの取付ツメが入ります。



スノープラウは頂き物のモアの真鍮製パーツ(電車用No.2111[カツミ規格])があったので、ちょっと線が細めな感じですが採用。右がクモハ用のパワトラ式DT32、左がクハ用のTR69ですが、それぞれの構造に合わせて元のステーを適宜カットし、プラ板でサポートすることでうまくセットできました。ただしパワトラの方は筐体にヘタにタップを立てられないのでゴム系接着剤でベタづけです。



下回りをマットブラックで塗装。トイレタンクはTOMIX製で、これも内側を削るなどの若干の加工でカプラー脇のスリットに差し込むことができます。“カトミックス”の親和性は想像以上です。笑



塗装してからクモハのジャンパ栓を交換していないことに気付き、元の2連のモールドを削ってエンドウの3連を取り付けました。カプラーポケットが張り出しているため床板側はあまり削ることができず、硬いロストパーツを縦に横にカットするのにひと苦労。。



シートはリクライニングに改造されているため、とりあえず元のボックスシートを抜き取った状態の床上パーツをはめておきます。シートは定番?のTOMIX485系普通車用を確保してありますが、構造上シートバックの背丈が低いという難点があるのと、シートピッチが違うので1列ずつバラして取り付けないといけない・・・とハードルだらけなので使うかどうか悩み中。



前面は製作途上の写真を何回か出していますがこれが完成形。手すりは一番小さいもの4か所にオリジナルパーツを用いた以外はφ0.4真鍮線で置き換えました。



要部が出来上がってきたのでクモハ169だけ仮組み!!



165系のシールドビームは好きじゃないけど169系なら許せてしまうのなぁぜなぁぜ? ま、169系だからというよりも新長野色との親和性ということなのでしょう。つまりは「見慣れた顔」。 ちなみにデフロスターの除去にまだ踏み出せていません。どうしますかねぇ。。



発煙筒は元パーツの流用で、新たに列車無線アンテナとホイッスルカバーを取り付け。どちらもジャンクBOXからサルベージしたものでメーカー不詳。



トイレタンクはこんな感じで取り付け。ちょっと下過ぎかも知れないので完成までにチェックしておきましょう。。



スノープラウも現物合わせでアバウトに組み付けた割には、乗務員ステップにも支障せずいい感じです。



ハイ。ということで完成へ向けて引き続き進めていきたいと思います!


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169系「快速みすず」を仕立てる(3)

2024-04-07 03:23:38 | 中央東線方面
「快速みすず」を仕上げていきましょう。

169系は冷房準備車で登場しているので新製冷房車相当のベンチレーター配置になっています。KATO製品の改造冷房車と比べると、クモハとクハは2列目と3列目の位置が後位にズレ、モハはセンター配置ではなくサイド2列配置に変わっています。この改造はすでに何度かこのブログでもご紹介していますが、一応簡単に触れておきます。


移転するベンチレーターの台座を削ってパテを盛ったところ。左端は新製時から冷房を搭載したサハ165用でこちらは無加工です。



モハ168は「後年PS23化された」とされていて、それがいつなのか分からないので、あわよくばPS16のままでいけるかと思ったのですが、どうやら「かもしか」時代の写真や動画を見ると既にPS23化されているようなので、避雷器をパンタ前方に移設して配管も変える必要がありそうです。



下からでちょっと見にくいですが、避雷器と幕板まで伸びるアース線です。

(坂城駅のモハ168-1保存車)


避雷器取付用の突起、台座、配管をすべて削りました。



不要な穴を埋めてパテ整形し、新しい位置にベンチレーター取付用の穴を開け直したところ。



モハ168の集中クーラーの位置が微妙で、少し非パンタ側(下の写真の左側)へ移動する必要があるかのように見えますが、パンタ側(右側)の位置はだいたい合っており、要は「クーラーが小さめ」なのではないかとの疑惑があります。1、2ミリ動かすのも面倒なのでこのままにします。


(上:実車=モハ168-1 下:模型)


とりあえずモハだけベンチレーターを仮置き。これではまだ165系の新製冷房車改造でしかないので先は長い。まだまだ頑張らないと!



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169系「快速みすず」を仕立てる(2)

2024-03-23 10:51:26 | 中央東線方面
KATOの165系改169系「快速みすず」の第2回です。クモハ169を仮組みして改造箇所を確認しました。ま、あと同じ改造するのはクハ169だけなのでさっさと作れや・・・って話ですが♪

まず、ライトユニットを刷新します。先日の165系再生産に合わせてリニューアルされたライトユニットが出たようですが、あっという間に市場在庫が消えてしまったので自前で行います。刷新といっても暗いオリジナルのLEDを手持ちの高輝度のもの(電球色)に置き換えるだけです。方向幕灯は電球が使われていたので取り外し、室内灯のパネル(後述)から導光する方法に変えました。



ヘッドライトの導光材は二股に分かれたアクリル棒が使われていますが、先端がヘッドライトケース内まで伸びておらず後方から照らす構造。ただ、先端のカット面が斜めに向いてるのは、これはこれで正しいんでしょうかねぇ??? 見たところφ2.5〜3mmぐらいあって、シールドビーム化するとどのみち入らなくなるので導光材周辺はいじらないことにしました。



ヘッドライトケースとシャッター式タイフォンはエンドウ製パーツを使用。



ヘッドライトケースはシールドビームの細い部分だけあればいいのですが、向きを調整しにくくなるので太い胴体部分をノリシロとして1mm弱だけツバ状に残してカット。先ほどのアクリル導光材で後ろから照らすことにします。ただ、残したツバ状の部分が厚すぎたので・・・



ライトユニットのヘッドライト部分を大きく削ることになりました。こうしないとテールライトのアクリル導光材が奥に引っ込んでしまうので。。



点灯試験をします。抵抗はオリジナルのままですが、LEDを撤去するので基盤にガンガン熱を加えてしまったので心配でしたが・・・。ヴェリグッ!!👍



室内灯には今回初めてIMON製のパネルライトを使ってみました。330μFのコンデンサー付でチラつき防止を謳っています。



この製品の導光パネルは光源と反対側が凸型の断面をしているので、乗務員室寄りの天井板の一部をカットして埋め込むことにしました。これで光源の光が一直線に方向幕に届きます。



長さもピッタリで、こちらもヴェリグッ!!👍 しかしコンデンサーが微妙な大きさで今のところ置き場のメドが立っていません。トイレ、洗面所、通路、天井裏NGでした。リード線が配線済みなので、できれば車体側に置きたい。かくなる上はAU13クーラー内に・・・!?



とにかく仮組み仮組み♪ 前進ヨシ!(走っちゃうと撮影が面倒なのでクハの床下を組み合わせています)



後進ヨシ! 写真だと室内灯がかなり光っていますが、実際は程よい感じの均一な光り方で、コンデンサーによるチラつき防止効果も実感できました。



床下を本来のクモハに戻して記念撮影。この調子でクハも作ればあとは色を塗るだけ・・・なんですが、実はフロントガラスにモールドされたデフロスターの撤去問題がまだ解決していません。あとHゴムも黒にしないといけないのですが、こちらは、まさに作ろうとしているN35編成の塗り替え直後(1993年)の写真を見るとグレーのままだったことが確認できたのでそのままとします。黒の方がJRっぽいですがグダる未来しか見えないので...笑


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