80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ながまれ号の製作(5)

2017-10-22 14:53:49 | 北海道方面
こんにちは。台風が接近しています。超大型だそうです。十分警戒して参りましょう。

キハ40「ながまれ号」がわずかだけ進みました。

側面の吸気口はエバーグリーンの波板をはめ込んで表現。エンジンを換装しているため側面の吸気口はこの外気導入口のみです。




乗務員ドアハンドルの“逃げ”をつけ忘れたので、φ3円定規でケガキ→丸刀でスジつけ→カッターで表皮はぎ取り、の手順で凹みをつけました。




排気管はφ外1.8-内1.5mm真鍮パイプを使い、屋根を少しだけ四角く彫り込んだところに植え込みました。




ヘッド/テールライトを取り付けてオデコを整形。前面との接続部などがまだデコボコなので、もう少し地ならしをしてからタイフォンやジャンパ栓受などを取り付ける予定です。




編成モノもいいですが、両運の単品製作もじっくり向き合えるのでいいですね。




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雨続きなので・・・

2017-10-21 08:01:14 | 私鉄電車
おはようございます。来る日も来る日も雨ばかり・・・。サフ仕上げや塗装ができません。なので仕方なく小田急NSEの先行試作品を作ってます。(^^;;

連接台車は特殊なのでまずは足回りから攻めます。台車はFS346というミンデンタイプでカツミと中村精密に該当品があるようですが、いずれも入手可能性は低いと判断。代替品としては昔から日光のFS345(阪急用)がよく使われてますが、WBが短いうえにブレーキシリンダが露出しているのが難点です。

そこで、0系の増備いや100系計画のとん挫で出番のなくなった新幹線用のDT200を使うことにします。ざっくり見れば同じミンデン系でWBも長いので雰囲気的にはマル!




ただし残ってるのがピボット6両分とプレーン1台車分だけ。動力車は2両入れたいのですが買い足すのもナンなんで、3台車分についてφ1.6mmドリルを軸受メタルに突っ込んで“なんちゃってプレーン軸改造”を敢行しました。このメタル、内側こそすり鉢状ですが、外側はずん胴なのでこういう荒技が通用するのです。




外側は軸箱表面のモールドを削り、軸箱脇についているブロック状のものをカットしておきます。枕バネの再現と、なぜか欠落している内側からの軸箱支持板の追加はまた追い追い検討することにします。




ボルスターはMP用に交換しますが、センターピンをそのまま使うと太くなりすぎるため、M2×8mmネジを内2.0-外2.4mm真鍮パイプに通したものに交換しました。パイプと同径になるまで小頭ネジの頭をさらに削り込んだものです。




こうすると床板との絶縁ができないため、床板にはt1.0mmベーク板を使いました。プラ板よりも剛性があると踏んだのですが、1ミリ厚ではさすがにたわみやすくチト後悔。。




連接構造ですが動力車は通常どおり2台車駆動とします。ギヤボックスとユニバーサルジョイントの逃げ穴、そしてモーター穴を開けたところ。




台車に乗せた状態。1枚だとかなりヘナヘナなので、この上からもう1枚貼り重ねることにします。




モーターはIMONの1527Dというタイプを使ってみました。ホルダーは1/87用の取付高さ5mmタイプ(型番EC100)です。ユニバーサルジョイントはエンドウの小型車用「タイプⅡ」でφ1.5-2.0のものを使用。




ところでこのモーター、どうやら片側のホルダーだけで支持するようなのですが、床板が金属ではなくモーター逃げ穴も少し大き目に開けてしまったのでグラつきます。なので反対側のホルダーも真鍮板から自作しました。上端が変に曲がっているのは、差し込み穴が大き過ぎたので無理やり押さえつけているからです。。




駆動系一式を組み立てるとこんな感じ。ボギーセンター間はだいたい18m級車両と同じサイズになります。




床上面はこんな感じ。先述のとおり両端の逃げ穴の上に補強板を貼ってフタをしてあります。ボルスター部分もヤワなので三角形の「飛び出し」を設けて2枚重ねとしました。モーターの重みで中央がたわむので紙片を折って支えています。




ボルスター部分の拡大。2枚重ねに対応するよう妻板下部の切り欠きも拡大しました。




ということで、動力車の構造はだいたい確定したので、あとは来年の本格着工まで冬眠していただきます。(と言って10年眠る車両も少なくない・・・)





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2018年の抱負

2017-10-16 10:24:02 | つくるつくるサギ
おはようございます。先日の猛暑復活から一転、寒いです。なんでも師走の寒さだとか。

だからという訳ではありませんが、来年の話をします。
鬼ども、笑う準備はできてるか~~!?

阪急2000系原形非冷房車を作ってみて(まだ完成してないけど・・・)、やっぱり自分と同世代の電車っていいなぁと再認識しました。ならばこのノリでもう1本。ペーパー車両工作を始めて以来、常に頭の片隅にあった「かっこいい電車」を作るなら今しかない!ということで、ターゲットを小田急ロマンスカーNSE(デハ3100形)に定めて資料集めを始めました。プロトタイプはもちろん冷房強化前の原形スタイルですよ♪

(「私鉄ガイドブック・シリーズ第2巻 小田急・京王帝都・西武」より)


自分の撮影コレクションがチープなのはいつものこと。割と身近だったNSEも片手くらいしか撮ってませんでした。形式写真はおろかディティールがわかる写真もなしとあってはネットの力を借りるしかありません。。

これは「初詣号」のヘッドマークを出した臨時列車。1980年の元旦に新宿駅で撮影したものです。既に屋根上には後付けのクーラーが載っていますが、ヘッドマークは五角形の差替え式が使われています。




新宿へ向かって箱根湯本駅を発車した「はこね」号。勾配票と、「でんしゃにちゅうい」のサイン、そしてアジサイ。撮影日は1979年7月1日と記録されています。上の写真の前年ですね。今も変わらないのはアジサイだけでしょうか?




そしてこちらは1970年代初頭と思われる新宿駅付近の写真。後方にはアルプスないし房総急行用と思われるキハ58が見え、その奥には多数の貨車がとまっています。冷房強化改造前の美しい姿のはずですが前頭部しか写っていないのが残念です。



というわけで、2017年も2か月半を残しての来年の抱負でした。カテゴリーも「つくるつくるサギ」を新設しましたので、罵倒はお控えいただき、温かい目で見守ってやってください。よろしくお願いします。m(_ _)m



ちなみに・・・・・・・・、本当にちなみになんですが、



1両作ってみたりして。。(^^ゞ




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ながまれ号の製作(4)

2017-10-13 10:50:03 | 北海道方面
こんにちは。仕事のヤマがあってだいぶ間が開いてしまいましたが、またボチボチ製作記事を再開したいと思います。まずはキハ40「ながまれ号」から。

オデコまわりの成形をしました。キハ40系気動車の顔はイメージ的にはのっぺりとした印象があるのですが、実車をみるとオデコはもっと丸みを帯びています。もっと削れぃ!




カッター、ヤスリを駆使してRを大きくしました。ついでに“アンドン”の両サイドのラインがシャープに出るように修正。写真だとあまり違いが分かりませんが、だいぶ良くなった気がします(←自己評価という名の事故評価)




続いてライトケースを仕込みます。屋根裏には前面を組み立てた際の天井板と、左右の側板を結ぶ補強材が入っていますが、屋根板によってすべてが接着された今となっては強度保持の意味を持たないため、配線の邪魔になる部分をカットしてしまいます。




補強材は中央付近をニッパーで切断しピンセットで除去。初めからこうする前提で、屋根板に接する部分はボンドをつけていないのです。




ライトケースとアンドンにかかる部分の天井板をカッターで切り取ればライト類の仕込み準備は完了。




ライトケースはKSのNo.984を使用。φ3砲弾型LEDを仕込むために後方をドリルで拡大しておきます。




ヘッドとテールのライトケースを仮に装着してみたところ。オーケー、キハ40らしくなってきた。




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阪急2000系の製作(24)

2017-10-01 12:08:03 | 私鉄電車
こんにちは。本来なら前回の投稿と一緒にUPすべき内容ですが、ブツが出来ていなかったため分割運転となりました。旧型避雷器を作ってみたというお話です。

何度か触れているように、初期の2000系列車には、カバーのない旧型の避雷器が搭載されていたようです。昇圧前の600V時代のものかも知れません。市販品では天賞堂から「LA15 カバー無し」というパーツが出ていますが、ロスト製でなかなかいいお値段なので自作してみることにしました。うまくいけば、カバー付きでお茶を濁した前作の富士急7000形の避雷器も交換したいと思います。

キモになる避雷器本体はTOMIXの「GPSアンテナ」なるパーツを使います。わざわざ買ったのではなく頂きもの。5~6セットあるのですが使い道がなくデッドストックとなっていました。




ドーム状になっている上面を軽くヤスッって平らにし、裏の凹みにφ1.8mm真鍮パイプを短くカットしたものを挿入。その中にφ0.8真鍮線から切り出した足を差し込んで瞬着で固めたものです。




見た目少し大きいかなと思ったのですが、ケース付き避雷器と比べてみると、直径、高さともだいたいこの中に収まる感じなのでOKとしました。




ペーパーを曲げた取付台座に差し込んでみたところ。さすがにちょっとヤワなので真鍮板で作り直したいと思います。




屋根に仮載せしてみます。新規の材料費ゼロでなかなかいい感じのシルエットが手に入りました。





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