80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

近鉄860系の製作(16)ほか

2020-04-30 14:51:42 | 私鉄電車
近鉄の仕上げを続けます。φ0.4mm真鍮線で乗務員ドアと貫通路の脇に手すりを設置。最近はφ0.3をデフォにしていたのですが、今回はスパンが長いので強度確保のため0.4を使用しました。



縦樋はφ0.6mm真鍮線を使用し、いつものアルミテープの小片を被せた“なんちゃって配管止め”ではなく割ピンで取り付けました。



その割ピンですが買い置きがなかったので自製です。ベースは素材BOXの中から見つけた0.4×0.6mm真鍮帯板。このままでは曲げにくいのでt0.2相当まで削ります。



真鍮線に巻き付けてペンチで首元をキュッと絞めれば出来上がり。



パンタ配管も作ります。同じくパーツBOXから拾ってきた適当なヒューズ箱を設置し、φ0.5mm真鍮線でまず母線を這わせます。こちらの配管止めはzugのプラキットの余りものを使用。そのままではゴツいので全体的に切って削ってダイエットしてあります。



・・・とここまでやって根気が限界。。残りの配管はまたあした。。w


疲れた時は音楽鑑賞・・・ではなくてパーツ鑑賞。先日通販で取り寄せたパーツを開梱して愛でるのだー!



これ、実は伊豆急行2100系5次車改=いわゆる「The Royal Express」用のパーツなのです。着工してすぐに運転会の「お題」が発表されたために中断していたのですが、そろそろ近鉄もゴールが見えてきたので準備を始めようかと。。



当初は、この夏に運行が予定されている「The Royal Express 北海道クルーズトレイン」として8両編成中の5両を製作する予定だったのですが、自粛疲れ発散のため「The Royal Express」そのもの、すなわち8両フル編成に変更!♪



さーて華々しく狼煙を上げたのはいいが・・・(汗)


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近鉄860系の製作(15)

2020-04-29 02:06:50 | 私鉄電車
パンタの横碍子とともに頭を悩ませていたパーツがありました。幌枠です。“幌座”ではないところがミソで、実写写真を見る限り、内・外2本の枠の中に幌本体を差し込んでフックで固定するような構造のようです。

いろいろ考えた末、“内・外2本”の表現は諦めて外側の枠のみとすることにして、まずはこのような治具を作りました。大きさの違う2枚のt0.5mmプラ板を貼り重ねてあります。上の小さい方が貫通路、下の大きい方が幌枠の内寸になっています。



これを貫通路の凹みに落とし込み、ずれないようにテープで固定します。車体外板の厚み約0.3mmに対し落とし込んだプラ板は0.5mmなので上側のプラ板は車体からわずかに浮いています。この状態で幅0.75mmに切った紙帯をプラ板に巻き付けながら瞬着を流して貼っていきます。すき間のおかげで瞬着はプラ板に着かず、一周貼り終わったところで治具を裏から押し出せば容易に外れるというわけ。



ナローボディをもつ当車にはごっついドアステップがついています。縞鋼板の買い置きがあったので、これを幅約1.5mmに切ったものをペーパーに貼ってステップとしました。なお車体への取り付けは、手すりや屋上配管などの取り付け作業が終わった後にします。



車体裾のRのため、実車の乗務員ステップは奥の方から大きく湾曲するような形で取り付けられています。曲線を出すのは大変なので、エンドウのパーツの横腹にV字型の切り欠きを入れて斜めに曲げました。



幌枠、乗務員ステップのほか、カプラー胴受、ジャンパ栓、エアホースの取付座まで取り付けが完了しました。右がモ860形、左がク760形です。



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近鉄860系の製作(14)

2020-04-26 18:51:21 | 私鉄電車
トレジャータウンの「角型ライトケース」を取り付けるため、t0.5mmプラ板を「ロ」の字に組み合わせて台座を作ります。急行灯はダミーで最終的に裏側をフタしてしまうため、テールライトとの間の仕切りは入れません。



前面の穴に差し込んで瞬着で固定し、耐水ペーパーで削りながら出っ張り具合を調整します。



角型ライトケースを接着し、周囲をパテ整形したところ。やっぱり既製品はいいですなぁ。



続いて屋根上を作っていきます。ベンチレーターは試作品から若干変更し、“中身”(整風板?)のカーブを緩やかにしました。左が試作品で右が量産品です。



サーフェーサーで軽く下地を整えφ1.4mmタッピングねじで屋根に固定。手前に見える「モ」にはペーパーをL字型に組んだランボードを接着してあります。



パンタグラフはPT42系のようですが、ネットの写真をよく見ると、どうやら横碍子らしき構造になっています。まあ近鉄といえば横碍子なのですが、なんとこちらは縦(進行)方向の横碍子です!たまたま買い置きのあったTOMIXのTDK-C2形というパンタ(琴電用)から改造できそうな気がしてきたのでトライしてみました。付属の上下組み碍子を活用するのがポイント。



ちなみにこのパンタ、なんとスプリングが4本も付いています!!!



碍子の足とパンタのメインフレーム先端をカットし、ここにφ0.5mmの穴を開けます。厚さ1mmの物体の中央に0.5mmの穴・・・、、もう視力の限界っす、、、(@_@)



開けた穴にφ0.5mm真鍮線を差し込み、瞬着を流してフレームと碍子を結合します。単なる接着だけでは強度が圧倒的に不足するため“芯”を入れたわけです。パンタ台に載せるときのステーを仮に作って碍子の間に差し込んでみました。おお、これはいけるじゃないか♪ニコニコ



ということで「ステイホーム週間」を利用してこの横碍子をあと3個作ります。頑張れ自分。。


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近鉄860系の製作(13)など

2020-04-22 10:38:18 | 私鉄電車
マジメにやろうとすると頭の痛い、急行灯と一体になったテールライトケース。ペーパーでトライしましたが見事に玉砕・・・。



要は根気と視力の問題で、プラでも金属でも結果は同じとみてスクラッチは早々に諦め、トレジャータウンの「角型ライトケース」を入手しました。他の民鉄向けやキハ120用なども入っていて、製作中や、完成済み車両のグレードアップにも使えるかな~という読みもあっての購入。(グレードアップ“する”とは言ってないw)



さすがこだわりのエッチングパーツ!!惚れぼれします♡



でもね...出来は良くても使う人のウデが追い付いていない事案!さーてどうやって取り付けますか。。




で、「角型ライトケース」1点だけ通販するのもナンなので客車も発注しました(爆)。トラムウェイのキノコ妻タイプのオハフ33です。KATOで発売されていない車種をカバーしているので助かりますね。



全体のディティールバランスもまあまあの好製品なのですが、ところどころに惜しいポイントがあります。何だよこれ?w



赤電機の相棒ということで仙フクのオハフ33 2584にしました。肝心の「仙フク」はインレタないのでまだ空欄。。



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近鉄860系の製作(12)

2020-04-20 01:22:25 | 私鉄電車
ヘッドライトに続きテールライトケースまわりを作っていこうとしたのですが、ペーパーだけだとイマイチうまくいかず、時間だけがズルズル過ぎてしまったので、こちらは諦めて市販品を使うことにしてベンチレーターの製作に移りました。

ベースとなる構造は以前の試作品と大きく変わりませんが、底板の中央部に新たに“仕切り板”を立て、その前後に平板と半円形の整風板(?)を置いた形としました。ただしこの“仕切り板”は仕切るのが目的ではなく、本体の断面形状を整えるためのものです。



カバーを接着すれば完成。1個ずつの手作りですが(アタリマエ)、慣れるにつれてスピードアップしてきました。とはいえ2両分12個はキツイ...



裏側には、t0.5ペーパーから切り出した小片を4か所に接着し、取付足に見立てます。



仮に載せてみます。ま、こんなもんかねぇ。。



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