80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

ザ・ロイヤルエクスプレス着工しました

2020-01-29 03:24:49 | 北海道方面
先日雨のなか下見に行ってきた伊豆急行の「ザ・ロイヤルエクスプレス」こと2100系第5次車の製作に着手しました。
正式にはこの夏に北海道で運行が予定されている「ザ・ロイヤルエクスプレス~北海道クルーズトレイン~」です。
すなわち、2100系5両と電源車(通称「ゆうマニ」=マニ50)、そしてDE15(らしい)の重連がセットになります。
まだ想像図しかない編成が果たして作れるのでしょうか??
成せば成る!!
もしダメならば「伊豆急のザ・ロイヤルエクスプレス」にするだけです(笑)。

さてこのクルーズトレインですが、本来8両編成の「ザ・ロイヤルエクスプレス」を有効長の関係で5両に短縮するとされています。プレスリリースにはこんなイメージ図が載っているので、これをもとに何号車が抜かれるのかを予想しようとしたのですが。。



なんのことはない、クルーズ募集のパンフレットに編成が載っていました。それによれば1、4、5、6、8号車を抜き出して5両編成に仕立てるようです。1号車は「ゴールドクラス」、4号車は「キッチンカー」、そして5、6、8号車はそれぞれ内装の異なる「プラチナクラス」となっています。

先日撮影した写真でみるとこうなります。雨と障害物に阻まれた見苦しい写真ですがご容赦ください。
伊豆急下田方1号車の「ゴールドクラス」クハ2162号車。なお、伊東方8号車の「プラチナクラス」クハ2161は、こと外観だけでみれば、連結面に対して線対称のスタイルとなります。



4号車の「キッチンカー」モハ2123。伊豆急下田方にパンタをもつ中間電動車で、車体外観は後述の6号車と同一です。



5号車のサロ2191。元々は「ロイヤルボックス」として組み込まれたいわゆるグリーン車でした。窓配置が特徴的なほか、他の車両の出入口がプラグドアなのに対しこちらは4枚折戸になっています。



6号車のモハ2122。車体外観は4号車と一緒で、パンタが伊東方にある点が異なります。


ということで、設計的には①先頭車、②パンタ付き中間車(ただしパンタ位置はそれぞれ逆)、③元ロイヤルボックス車の3パターンでいけることがわかりました。これはシンプルで良い♪
ちなみに今回はDLに牽引される「客車」なのでモーターも入れません。この点もラッキー♪

実車は寝台車並の深い屋根が特徴なのでペーパールーフで作ることとし、手始めに断面図を作成して展開寸法を求めます。100mmと出ました。普通の裾絞り車体でも95~96mm程度なのでいかにボリューミーな車体かわかります。この屋根の深さがクルーズトレインとしての豪華な内装を可能にしています。



続いてケガキに移ります。今回は手ケガキでいきます。いつもはパソコンを使ってWordで作図しているのですが、バージョンが上がったらなんかうまく描けなくなりました(笑)。コピー&ペーストすると微妙にズレてくるのです。コピペできなきゃデジタルでやる意味ないじゃん・・・。オコ!



前頭部が非常に悩ましい形状をしています。フロントガラスの後退角は45度だそうですが、全体的に丸みを帯びているためペーパーだけでは表現しきれないと思われます。この辺は「作りながら解決していく」いつものパターンでは無理っぽいのですが、まあなんとかなるでしょう・・・という根拠のない自信で乗り切ります。



勢い余ってパーツも買い揃えてしまいました。台車は形式こそ微妙に違えど、東急のポピュラーな台車と見分けがつきません。カツミのTS807Bでキマリです。今回は「客車」なので全部ピボット軸でいいのですが、在庫が無く、2両だけプレーン軸となりました。将来、動力車を増備した時はそちらに振り向ける予定です。



床下機器もラッキーです。両先頭車はサイドスカートで大部分が隠れ、中間の元ロイヤルボックス車は付随車なのでパーツ点数は少なめ。となれば2両のモハだけ注力すればいいのですが、実車を見る限り、主抵抗器はじめ103系の機器とそっくりです。なので、カツミの「モハ103冷房用」を2両分調達しました。



そしてクーラーも何とかラッキーに持ち込めそうです。屋根が深いため24系寝台と同じように車端部にクーラーが載っているのですが、AU76やAU77では小さすぎて合いません。何かうまいパーツはないか探したところ、カツミのAU712というクーラーが形、大きさともほぼ一致しそうだったので試しに1両分買い求めました。天井のファンや両サイドのスリットあたりが実車と違いますがごまかしは利きそうです。サロ212、213等用となっていて、なんとカツミ大阪店オリジナル製品とのこと。有楽町のカツミで普通に売ってましたが、これは無くならないうちに必要分をゲットしておいた方がいいかも。。



ということで、またまた浮気物件が無事に(笑)スタートを切りました。
無謀にも8月頃に実車と同時デビューを狙ってます。
どうぞ生温かい目で見届けてくださいませ。

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お座敷運転会

2020-01-26 10:17:48 | 運転会
昨日は恒例のお座敷運転会でした。今回は5名が参加。

中央のほぼ正方形に近いエンドレスがわが鉄道。インスタ映えを狙って四角くしました。
というのはほぼウソで、入りが遅れて取り分が減っただけです。笑
ゴハチを先頭に20系編成を仕立て中のY氏。車両アップ写真なくてごめんね~。



当鉄道からは定番の上信マンナンライフ電車。汎用廉価版12Vモーターは実に良く走る!



そしてアクラスEF64 0番台牽引による中央東線4××レ風客レ。茶色のオハ35多め。
長崎・佐世保行きのサボが入ったスハフ42が紛れてますので被写界深度浅くして回避♪



さらにキハ53を先頭にキハ58・28で組成した小浜線風DC。あ~お座敷運転には「風」が似合うなぁ・・・という謎理論。



ぐりれ氏のNゲージコーナー。
往年の113系東海道東京口15両フル編成が優雅に周回中。



ゴハチ61番が牽くサロマニア氏のスロ62オールグリーン団臨。天賞堂のサウンドシステムSL-1で臨場感豊かな走行。
ホイッスルのドップラー効果などという小技もきくのは初めて知りましたが熟練運転士でないと操作は難しいようです。笑



毎回何かテーマを縛ってくるT部長は、今回は昭和40・50年代テイストの電車しばり(らしい)。東海形にこだま形・・・♪
積み上がったカツミの箱がいい味出してますね。



ということで今回もまったり楽しい時間が過ぎていったわけです。
ご参加の皆さんお疲れさまでした。


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リゾート21の走行音

2020-01-19 19:26:33 | 実物・資料系(現在)
昨日乗車した伊豆急行の2100系「リゾート21・黒船電車」の走行音をお届します。
MT46系の流れをくむちょっと懐かしい音色です。
会議用のICレコーダーで高感度設定のまま録ってしまったので音が歪みまくっている点はご容赦ください。

熱海駅発車から伊豆多賀駅までです。途中、来宮駅で列車交換のため長時間停車したところはカットしました。録音開始直後にブロワーが起動します。さあ出発!の気分が高まります。



城ヶ崎海岸駅から伊豆高原駅までです。てっきり上り勾配を爆走した気になっていましたが、実は伊豆高原駅の方が低いらしいです。(汗)



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伊豆の電車全部撮る

2020-01-19 00:04:21 | 実物・資料系(現在)
暖冬などと言ってますが寒いですねー。。
で、今年も無事に発症しました。

インフル・・・?
ではないですね...

浮気虫であります。笑

発表されてからもう半年経ってる事案なのですがこちらを覚えていらっしゃいますか?伊豆急のクルーズトレイン「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を北海道に持ち込んでDLで引っ張るという計画。電源車として「ゆうマニ」ことマニ50 2186をしたがえるというゲテっぷりに今さら浮気スイッチが入ってしまいまして。。

(JR北海道・東京急行電鉄プレスリリース2019.8.22より)


KATOのDE10にジャンクで譲り受けた珊瑚のDE10、それにいさみやキット組みマニ50はすぐに集合。「ザ・ロイヤル・エクスプレス」の前身である伊豆急2100系「アルファ・リゾート21」5次車の図面と解説が載った鉄道ファンも偶然発掘されてしまいました。こうなったらもう実車詣でに行くしかない!


ということで、雨・雪予報に目もくれず本日出かけてきました。最初は「ザ・ロイヤル・エクスプレス」だけ撮るつもりだったのですが、蓋を開けてみれば、伊豆の電車(東海岸だけですが)を全部カメラに収める結果となりました。

早朝に自宅を出て新幹線で熱海へ。あまり食指は動きませんが(笑)まずは停車中の8000系を撮ります。



8000系が出て行ったあと、しばらくして入線してきたのが「リゾート21・黒船」編成。これも2100系の仲間です。本日はまずこれに乗って伊豆急下田まで完走します。



リニューアルして内装が凝っていますが、こちらは「ザ・ロイヤル・・・」と違って誰でも乗れる普通電車。先頭車の前半分はこんな感じの展望席になっています。しかし訳あってこちらには乗りません。



2号車の「モハ」に乗ります♪ 世の中イッパーゴだMT54だと騒いでますが、私、この電車のスペックを見て驚きました。主電動機がTDK806シリーズ・・・って何かと思ったら国鉄でいうところのMT46だそうで。つまり101系、111系の世界じゃないですか!しかも強制通風式のブロワが脇でいい音出してます。



あいにくの天気で伊豆諸島は全く見えませんでしたが、心地よい音色を聴きながら海岸線に沿って順調に南下します。



伊豆高原駅に着く直前、隣接する車庫にお目当ての「ザ・ロイヤル・・・」編成が・・・。今日は伊豆急下田から伊東へクルーズするはずなのであれ??と思いましたが、まだ時間も早いので、この列車を追って回送されてくるのかなと思い下車しませんでした。

終点伊豆急下田駅には10時前に到着。ホーム端には伊豆急線の概要を記したボードと100系で使用された車輪が置かれています。更新前の初期車にはツリカケ車と同じ平ギヤが使われていて独特のギヤノイズを奏でていました。


ちょうど「スーパービュー踊り子」が改札中でした。この奇抜なデザインのダブルデッカーもいよいよ見納めですね。


予定では「ザ・ロイヤル・・・」は10:45頃伊豆急下田発となっているので入線を待ちます。しかし一向に入って来ず、10:34着の普通電車が1番線に到着しました。おそらく「ザ・ロイヤル・・・」は1番線で客扱いするはずなので、ああこれはカラぶったなと悟りました。一応クルーズ予定表には載っていたのですが、それがイコール「催行」を表すのではないようです。
このまま居てもしょうがないので一旦改札を出て、「キンメコロッケ」をほおばっただけで、今着いた折り返しの普通電車に乗り込みました。

小一時間で伊豆高原駅に到着。雨脚が強くなった最悪のコンディションの中、ホームからターゲットを撮影します。いざ製作することになってもいいように(笑)細部も入念に。この車両はだいたいいつもホームや電車から良く見えるこの位置に止まっているようですが、看板車両だけにプレゼンテーション的な意味もあるのでしょうか。



伊豆急下田方先頭車クハ2162です。前面下部は丸っこいですが、フロントガラスは球面ではない単純な曲面ガラスのようです。むしろ、いたるところに散りばめられた紋章やロゴの方が再現するのに厄介そうです。



ところどころに絵のようなはたまた版画のようなものが窓にはめ込まれています。これもどう表現したらよいでしょうか。天気の良い日に撮った写真を切り抜いて貼るのが無難かなー。。



車庫の奥の方と反対側は撮れないので、適当なところで「ザ・ロイヤル・・・」の撮影は切り上げ、ちょうど上下列車の交換で入れ食い状態になった185系踊り子号を撮影します。こちらは上り臨時踊り子154号。



遥か彼方の側線に100系の保存車103号車が佇んでいます。去るものと残されしものの無言の会話。



2番線からは伊豆急下田を目指して踊り子107号が同時発車していきました。


ひととおり撮影を終え、12:30発の普通電車で帰路につきます。本当はここで途中下車して昼食でもと思ったのですが、きっぷを見ると伊豆急線内は下車前途無効となっていて、聞けばJRとの境界の伊東駅なら可能とのことだったので先へ進むことにしました。

伊東駅に着いて足早に改札口へ向かっていたその時、ふと電光掲示板を見ると「13:06 伊豆クレイル1号」なる文字が! これも昨今はやりのリゾートトレインの一種で、伊豆のおいしい食事とお酒を楽しみながら列車旅をしましょうというコンセプトの車両。651系を改造した4連とのことです。持参した時刻表に臨時列車が載っていなかったので偶然の賜物でした。



「伊豆クレイル」を見送り、駅を出て少し歩いた店で遅い昼食を頂きます。冷たい雨で冷え切った体を熱燗で温めつつ、キンメの煮つけとお刺身の定食で至福のひとときを過ごしました。



駅に戻ってみると側線に何やら見慣れない列車が。おお、これが噂の「サフィール踊り子」ですか!



下田方先頭車はグリーン車の上をゆくという「プレミアム グリーン」車とか。。ブラインドが降ろしてあって残念ながら車内は見えません。



「シ」を名乗る中間車は麺を中心とした軽食を出す「ヌードルバー」だそうです。豪華列車なのになぜ麺?それは、ちゃんとした食事は現地のレストランやホテル・旅館でという考え方なのだそうです。車内で完結する「クレイル」や「ザ・ロイヤル・・・」とは真逆のコンセプトなのですね。窓位置が少し高く、床下の水タンクらしきものがやけに無骨なのが目立つ特徴。



ということで、悪天候のなか思いつきで出かけた撮影旅行でしたが、期せずして伊豆東海岸を走る新旧車両のほとんどを撮影することができ、おいしい魚料理も頂けたことで大変有意義な1日となりました。
「ザ・ロイヤル・エクスプレス北海道」は着工するのかしないのか。それは今夜見る夢の中でサイコロを振って決めたいと思います。


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新春こてはし鉄道様運転会

2020-01-13 10:17:30 | 運転会
恒例の「こてはし鉄道」様レイアウトをお借りした運転会に参加して参りました。
オーナー様、がっちゃん幹事様、ご参加の皆様、楽しい時間をどうもありがとうございました。
以下、鉄道風景に溶け込む乗り入れ車両を簡単にご紹介。
毎度のことながら編成でバシッと撮れておらずスミマセン。。

地上駅に待機する初参加のKさんの165系「なのはな」。



がっちゃんさん渾身の流線形C55。作り込みがすごいです。きゃーカッコイイ♪



キャブ扉、テンダー上部のカバーなどの開口部がことごとく開きます!!。完成が楽しみですね。



電車!電車!(笑) 左から上田交通丸窓電車(しるねこ先生)、上信電鉄500形(isao)、近鉄通勤車(ととさん)、近鉄スナックカーと伊予鉄(なかむらさん)。



C59が20系寝台を牽いて快走!U田さん。カマはトラムウェイでしたっけ?



N原さんは各種塗装の115系をお持ち込み。こちらは新潟ローカル復活色。後ろに湘南色を連結して運転。



Mr.Uさんは165系ムーンライト色と湘南色を併結。



そして私管理人は、上信電鉄500形「マンナンライフ」を渓谷美の中で運転させていただきました。



ローカル電車は山でも街でも似合いますなぁ。。



あと、こっそり?製作中のEF13の足回りチェックも。ベースはKATOのEF58なので問題ないのですが、新調した先輪がうまく追随できるか心配でした。結果は上々。左右の復元バネは省略し上下の圧着バネのみでいけそうです。



レイアウトの醍醐味は灯り。この地下道と側線のコラボはいつ拝見してもノスタルジックな気分にひたれますね。



セメント工場も2種類の光で実際に稼働しているかのような雰囲気。左の窓際に何か立てかけてありますが恐らくこれも演出でしょう。リアル!



オーナーのこてはし鉄道様からは、次回の池袋の芸術祭に出品予定の「すごいギミック」をご紹介いただきましたが、当然マル秘ということで、ぜひ当日まで楽しみにお待ちください。


以上、簡単ですが参加報告とさせていただきます。形式や所有者名などでもし間違いがあればお知らせください。
ありがとうございました。


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