80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

仕掛品ワールドカップ

2010-07-30 16:11:27 | その他
こんにちは。
東京地方は昨日から今朝まで雨で涼しくていいなと思ったら、昼には再び蒸し暑さが戻ってきてしまいました。

以前に小惑星探査機「はやぶさ」のことを書きましたが、今日、明日と相模原市立博物館で帰還したカプセルなどが展示されるというので行ってみました。ウチから相模原は近いのです。世界の最先端技術がそんな近くにあるなんてワクワクします。

9時半開場だというので真っ先に行ってみると・・・

な、なんだこの長蛇の列は!


「最後尾はこちらです」という案内を頼りに進めども後尾は見えず、これは丸1日潰す覚悟じゃないとダメだなと判断。泣く泣く退散したのでした。
帰ってからネットのニュースを見たら2千人が並んで3時間待ちだとか。夏休みとはいえ平日だからとタカをくくったのが大間違い。マスコミ報道も手伝って「はやぶさ」人気はものすごいことになっているのでした。。
ちなみに今後は、つくばや丸の内でも展示されるそうです。


さて、科学技術に門前払いをくったので、ならば人知の及ばない世界はどうかと、こんな遊びをしてみました。題して「仕掛品ワールドカップ」。ネタ的にはかなり賞味期限切れなので、体調に自信のあるかただけお付き合い下さい(^^;

何をするかというと、E127系100番代が無事ロールアウトしたので、次なる題材は何がいいか、わが家の愛鳥「チャッピー」(♂)に占ってもらおうというものです。

こちらが「チャッピー」です。満6歳を過ぎているので、かの占いダコと同じくかなりの老体です。何をやらされるのか少し不安げなようす。



そして対戦チームはこちら。地区予選からやっていては飽きるので(笑)、独断で仕掛品ベスト4を選びました。「101系7連」以外はこのブログで多少なりとも触れているので、ご記憶の方も多いでしょう。101系は国鉄101系のことで、ホビーモデルのプラキットが10両分あるのですが、DT21を少し他に流用してしまったので、基本7両編成を先行的に作ってみようというものです。本来ならこんなゲームをしていないで潔く0系新幹線に行くべきなんですが、もー敵前逃亡しまくり!



さあキックオフ。まずは優勝候補(?)「0系新幹線」と「EF13とマヌ」の対戦です。チャッピーは大飯食いなので餌箱は常に2つ抱えています。



おや? いつもと違う空気を察してか、止まり木から降りてきませんね。。



待つこと20分。来た!
なんと「EF13とマヌ」に降り立ちました! これは・・・



0系に目をくれることなく、黙々とEF13をついばんでいます。
うーん、0系、まさかの敗退です(>_<)



続いては「プラ101系」と「山スカ115系」の対戦です。これも昭和の香りプンプンの好カード。さあ、どう出るか?



おっ!今度はいきなり来ました。しかも「山スカ115系」だ。彼は右側の餌箱がお気に入りなのか?



と思ったら、左の餌箱もチラ見し始めましたよ。。



そして首を突っ込んで食べ始めた。
結局このまま食べ続けたので「プラ101系」が勝ち残りました。



そしていよいよ迎えた決勝戦。勝利の女神はどちらに微笑むのか?


えっー、いきなりですかぁ?
餌箱を入れた途端にこの体勢(^^;
しかも余裕のカメラ目線とは・・・



もうちょっと試合しようよー
という願いもむなしく、チャッピーは黙々と「EF13とマヌ」を食べ続けたのでした。
やっぱりじいさんは昭和の古豪が好きなのかね。



というわけで次回作は「EF13とマヌ」に決定しました。何となく予感してたんだよな。足回りをKATO製EF58から流用し、ボディ(箱型)をスクラッチします。マヌは・・・
暖房車マヌは全然作るつもりはなくて、勢いでEF13とセットにしてしまったのが運のツキ。作るなら西コフ(甲府)のマヌ34かぁ。資料探さないと。ってか、このくそ暑いのに暖房車もないっしょ。コイツは寒くなってからにしよう♪


科学的な前振りの割にはしょぼい結末でした。JAXAさんごめんなさい。(いつか必ずカプセル見に行きます)


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E127系100番代の製作(その23・完成♪)

2010-07-29 00:01:43 | 大糸線方面
E127系100番代が完成しました。
製作開始から約2ヶ月。応援していただいた皆様、有難うございます!


まずは残っているシートの取り付け作業のようすから。
北アルプスサイドにつくクロスシートは、以前にも触れたとおりKATOのオハフ33からの発生品を流用します。写真の一番下がオリジナルのパーツで、ここからまず上・中段のように4人がけボックス席2組×3セット分切り出します。



補強材に当たる部分をカットし、念のため仮置きしてみると、「足」の部分が補強材より下に出っ張ってしまうことが判明しました。シートピッチを広げるため、どのみちこの「足」は中央でカットしてしまう予定でしたが、このような状況なので丸ごとバッサリ切り落とすことにしました。



結果、座面と背もたれだけが残りました。自作したほうがラクだったかもしれません。肘掛けはそのまま生かそうと考えていたのですが、作業中に折れたり曲がったりしてしまったので、これも潔くカットしました。



ロングシートは簡単に厚紙を折り曲げただけのものです。



2両分のシートが揃いました。紫色に塗装します。ちょっと濃いというか暗い色合いになってしまいました。



クロスシートには、背もたれのフチと2がけシートの背面に白色のシール紙を貼っておきます。




シルバーシートの背もたれは、パソコンでシール紙にナナメ縞模様をプリントしたものを貼りました。



ロングシートの端部につく仕切板です。厚紙から切り出したもので、塗装せずにこのまま貼ります。



シートを取り付けるとこんな感じです。




扉脇にはLEDを使った出入口表示とドア開閉ボタンがあります。どちらもアルミ粘着テープを台座にして、前者には黒の、後者には白のシールを貼り重ねて表現しました。このほか車外スピーカーもアルミテープで表現してあります。(上写真に写っています)



形式番号はくろま屋製インレタで、特注すると時間がかかるようなので出来合いのE233系用を購入し、適宜番号を拾いました。このグループのラスト・A12編成の112号車です。



その他の表記は透明シールにプリントしたものを貼りました。デカールと比べてベースシートの厚みがどうしても出てしまいますが、ほんのアクセント程度なのでよしとします。



JRロゴ、ATS種別表記、所属・定員表記を貼ったところです。これだけで模型が活き活きとしてくるから不思議ですね。



最後にパンタを載せようとしたところ、なんとリンク部品がまさかの破断! 急きょ、クハE126の霜取りパンタから流用しことなきを得ましたが、悲しいかな霜取りパンタはダミーに成り下がってしまったのでした。



さあ完成しました。地面代わりのテーブルクロスがイマイチですが気にしないでください(笑)



松本向きMc・クモハE127-112です。



信濃大町・南小谷向きTc・クハE126-112です。



なんちゃってセクション・安曇追分駅に置いてみましょう。よし、いい感じだ!



交換シーン。ああ冷凍ミカン食べたくなった・・・(笑)



ご清聴有難うございましたm(_._)m



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E127系100番代の製作(その22・完成まぢか)

2010-07-26 04:07:46 | 大糸線方面
スケールは違いますが、KATOからE127系100番代が発売されました。メーカー製品に対抗してもしょうがないのですが、やはり気になるので、模型雑誌の写真をチラ見しながら我がモデルのラストスパートをかけているところです。


前回は窓枠にすき間があいてしまったという話を書きましたが、どうもあの1ヶ所だけだったようで、他の窓はむしろきつくてハメ込むのに苦労するほどでした。一応全部のサッシが無事に入ったところで、再び細かいディティールを追加しました。

列車無線アンテナはプラ完成品の付属パーツの余りを使い、四角い台座部分を削り落としてツノの部分だけ使いました。



ホイッスルカバーは、前作のE641フリー電機でやったのと同じ方法で、t1.2プラ板から切り出した小片をアンコにしてカバーを薄紙(ハガキを利用)で巻いて作りました。



巻けたら裾を斜めにカットし、車体色と同じアルミシルバーに塗っておきます。



信号炎管(エンドウ製)とあわせ3点を前部屋根上に取り付けたところです。



電気ブレーキ用抵抗器カバーの中央には両サイドに台形の突起(配管引出口と思われる)があるので、厚紙を2枚重ねにして切り出し瞬着で固めたものを取り付けました。



細かいパーツもほぼ底が尽きたので、いよいよ観念してフロントガラスの取り付けに入ります。JRマークと行先表示はパソコンで作りシール紙にプリントしました。行先表示は側面用とともに、LED式の行先表示を画像で作られている方の作品を拝借しようかと思ったのですが、縮小してプリントするとどうしても字が潰れてしまうため断念し、実物より明るく太いフォントで自作してみました。



屋根カーブに合わせて切り出し、貼り込みます。行先は「信濃大町」にしました。厳密にやるなら常にクハを先頭にして運転しなければなりません・・・(笑)
「ワンマン」や「快速」といった種別表示もあるのですが、やはり字が潰れてしまうため行先のみにしました。



続いて窓ガラスを入れます。エコーのt0.3透明塩ビを使いました。一品生産品ゆえ屋根カーブが微妙に違うため、現物合わせで寸法を合わせながら1ヶ所ずつ切り出していきます。



シール紙に黒で窓枠をプリントしたものを塩ビに貼り、中をくり抜きます。「○」が描いてありますが、大きさを合わせるのが大変でいくつかサイズの違うものを作ったので、最終的にサイズが合ったものに丸印をつけたためです。



2両分4枚の枠付きフロントガラスが出来上がりました。



窓の下側と、窓枠の上辺のごく狭い部分にセメダインスーパーXをつけ、半乾燥状態で所定の位置に落とし込み圧着すればできあがり。何とか難関を突破し、「顔」が出来上がりました。
なお、クモハのみ渡り板(エコーの平妻旧国用を成形)をつけていますが、クハ用は塗りムラが出てしまったため、研磨+再塗装してから取り付ける予定です。



側面方向幕は何とか行先が読める程度で、漢字の下に入れたローマ字はほとんど読めず自己満足に終わりました。



やっとここまで漕ぎつけました。あとはシートを入れ、側面にある細かなディティールパーツを付け、レタリングをしてパンタを載せれば完成です。



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ツイてるかも

2010-07-23 08:56:14 | その他
こんにちは。
昨日は仕事で日光までへ行ってきたので実物ネタを少々。

行きは東武直通特急「スペーシアきぬがわ3号」を使うことにして新宿駅へ。多摩地区住民にとって浅草や北千住へ出るのは大変なので有難い列車。でも日光方面へ行く機会がなかったので、開設から4年目にして初めて利用することになりました。

新宿駅の発車はいわゆる特急ホームの5番線。時刻表を見ると、あと10分くらいで「成田エクスプレス」(N'EX)池袋行が反対側の6番線に入るらしい。まずはE259系でも撮っておこうとホームをブラついていると、改築中の甲州街道の下からオレンジ色の車体がヌッと顔を出し・・・ えッえッこれってもしかして!?

キタ━━201201201━(*゜∀゜*)━201201201━━!!
はやる心を落ち着かせ無事ゲットできましたよ、最後の201系T7編成♪



いやー今日はツイてるかも。

で、しばらくしてN'EX到着。新スカイライナーに対抗するE259系。横から見たデザインは先代とあまり変わらないものの、さすがに前頭部はこの圧倒的なボリューム感。「目」がスパイダーマンだ。



そして「スペーシア」の100系が5番線に到着。折り返し運転なのでしばらく車内清掃に入ります。新宿駅に東武車両・・・ 昔ならありえない光景ですね。



スペーシア個室車のちょっとお洒落なエンブレム。でも、こんどはスーパーマンの「S」にみえちゃうよー



両雄の並びです。片や旅客争奪戦真っ最中の肩で風切る若者、片や競争の時代が去って「共同輸送」を模索中の熟年。でもムーミン顔の100系はさすが先輩格だけあってどこかどっしりとしていて、不思議と悲哀を感じさせないのがすごいところ。



スペーシアの発車準備が整って乗車開始。最後部6号車は個室グリーンです。残念ながら今回こちらはパス。



夏休みに入った関係もあるのか平日なのに普通車は結構込んでいます。



埼京線のダイヤ乱れの関係で4分遅れで新宿を発車。赤羽を過ぎた頃からは快調に飛ばしていきます。
栗橋で東武線に入るために運転停車。ここには「直・直デッドセクション」なんてものがあるのですね。エアコンと電気がしばらく消えて無事東武日光線に進入完了。再び快調な走りで昼過ぎには下今市に着きました。
今回は指定券を事前に買っていなかったので新宿でロスタイムがありましたが、最短乗り継ぎで行けば、浅草回りより遥かに早く楽なことを実感しました。


仕事を終えて返りは今市からJR日光線で帰宅することに。
駅へ着くと乗りたかった列車は車両故障で運休。アンラッキーと思いつつ30分後の電車で宇都宮へたどり着くと・・・


イタ━━115115115━(*゜∀゜*)━115115115━━!!
天気急変でゲリラ雷雨の中に佇むのは、紛れもなく115系原形車の姿を留める八トタ所属の訓練車なのでした。一転ラッキー!です。



んー、モハ114-827の低屋根部もいい感じ。



宇都宮からは経費節減のため在来線乗り継ぎで帰宅。
201と115に会えて、なかなかラッキーな1日でした♪


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E127系100番代の製作(その21)

2010-07-20 13:31:47 | 大糸線方面
こんにちは。一気に真夏に突入しましたが皆さん体調はいかがですか?
引き続きE127系の進捗状況です。

電気関係のトラブルは2件あって、1つはチラつき防止回路の配線ミス、もう1つはLEDもしくはダイオードの破損でした。

配線ミスについてはLED、抵抗、コンデンサの3点をすべて並列にすべきところ、思い込みで抵抗とコンデンサを直列につないでしまった単純ミスで、正しく配線しなおしたところ、逆側LEDがチラつく現象は完全にシャットアウトできました。
破損については、たぶん半田の熱が回ってしまったためと思われるので部品一式を入れ替えたところ、ちゃんと点灯するようになりました。


車体の方は仕上げの一環として、窓やドアの枠、雨樋、クモハの側面通風孔など光沢があるステンレス部分に暗めのシルバーを入れました。写真のようにマスキングして小筆で入れていくのですが、暑いなか30分以上かけて片側をマスキングしていく作業には閉口しました。使用した塗料はガイアノーツの「ダークステンレスシルバー」です。



車体に吹いた白めの「アルミシルバー」との対比は、光線の具合によってこんな感じになります。余談ですがシルバー系は特に筆塗りには向かないようで、どんなに混ぜても筆ムラが出てしまいます。改めてエアブラシが欲しいと思う次第で・・・



ホロを付けました。連結面側はエコーの私鉄用広幅タイプ(15mm幅)で、グレーに塗って瞬着で固定してあります。貫通ドアも上記のダークステンレスシルバーに塗るのが本当ですが、ほとんど見えない部分ということでスルーしています。



クモハの前面側には、同じくエコーの「旧型国電用B」を使いました。吊りステーがなく上部に吊り金具が1ヶ所だけ付いているタイプです。本体をグレーに塗った上でホロ座面に艶消し黒を入れました。
あと、写真ではわかりにくいですが、正面窓の天地寸法がやや足りておらず、上側のブラック処理部分の面積が広くなりすぎていたので、窓の上側を1mm弱切りました。この段階で車体にメスを入れるのはなかなか勇気が要ります。



次は側窓のサッシの表現です。ハガキの表面をサフェーサー処理したものにケガいて切り抜いていきますが、エッチングパーツのような細かさで、これも暑い季節の仕事としては辛いものがあります。



飛ばないようにテープの上に並べ、艶消し黒のスプレーを吹きます。



サッシの位置を書いた紙を車体に仮止めし、窓ガラス(塩ビ)の上に貼っていきます。接着剤は窓ガラスの固定ともども「セメダインスーパーX」を使い、ズレないよう、半乾燥状態にしてから一気に圧着しました。



貼り込んだところです。まあまあの感じかな?



と思ったら、角度を変えて見てみると、あれぇー!?サッシの上部にスキ間が!! 窓の天地寸法に合わせて作ったつもりだったんだけどなー。。。塗装で縮んじゃったのか??
まだ全部貼っていないので対応は可能なのですが、今さらイチから作り直すのも大変なので、黒い紙切れを「詰め物」にして乗り切ろうかと画策中(^^;



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