80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

つるぎ完結編(オハネ25-0番台の製作【8】)

2020-08-23 01:28:37 | 北陸方面
屋根にグレーを吹き、AU77クーラーを乗せました。グレーはタミヤの「呉海軍工廠グレイ」(TS-66)でKATO完成品よりも若干暗めです。車体のブルーが暗めなので単体で見た時のトーンとしてはいいバランスかなと。クーラーはKATOのAssyが入手できなかったのでTOMIXの「HO-R30」を使いました。



妻面は手すりなどこまごまとしたものは省略し、車端ダンパだけ、KATO完成品の余りパーツを取り付けることにします。便洗面所側の連結棒付きのものは4点、デッキ側のダンパだけのものは3点の支持足が出ていますので、位置決めが楽なように穴あけ治具を作りました。



このように被せて使いますが、便洗面所側基準で作ったらデッキ側はステップの分だけ天地方向が寸足らずになり、結局、手ケガキしながら穴をあけましたとさ。汗



こんな感じですねー。車体と色合いが異なりますが、軟質プラは下地処理しても塗料の乗りが悪いのでこのままにします。連結面で目立たないので。



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つるぎ完結編(オハネ25-0番台の製作【7】)

2020-08-19 00:38:25 | 北陸方面
オハネ25の車体を仕上げていきましょう。
薄紙から切り出した雨樋と縦樋を瞬着で貼り、サーフェーサーと#800以上の耐水ペーパーで形を整えます。



左右1か所ずつある吸気口にエバーグリーンの波板(カーサイディング#2020)をはめ込みます。板厚が0.5mmあるので裏側を削って0.3mm程度にしています。手すりはφ0.4mm真鍮線。



室内色吹きます。実車は「クリーム9号」とされていますが、そのような高級な色(笑)は持ち合わせていないのでクリーム1号で妥協。デッキは薄茶色6号ですが、後で塗り分けるので、とりあえず一緒に吹いてしまいます。



窓と床下をマスキングしてFarbeの青20号を吹きます。ん~~期待したけどこれ限りなく青15号に寄ってません??写真では明るく見えますが実際はもっと暗い感じです。実は、塗料を浮かそうと思って下地にデッドストックのタミヤ「ブリリアントブルー(TS-44)」を吹いているのですが、これと1:1で混ぜるとちょうど良さそうな気もします。KATOとのバランスもあるので塗り直そうか、どうしようか。。。



便洗面所側の貫通扉は、仕様書の色指定を見ると「青20号」となっていて「ホントか!?」と思ったのですが、雑誌やWEBの写真を探してもそのようなものが見当たらないので、好みでアルミ地肌仕上げとしました。



対するデッキ側。念のため図面を見直すと貫通扉が描かれておらず、これは「やっちまったナ~~」と、切り取りを覚悟したのですが、初期車(1~56)は貫通扉無しで、北陸トンネル火災を受けた防火対策として56番以降(と100番台)は貫通扉が設置されたとのことでセーフでした。同じく好みでシルバーに塗ってあります。



先に組み立ててあった下回りと合体!いい感じです♪



内装も並行して少しずつ作っていきます。3両分を上下反転して圧縮ケガキ。(笑)



1区画ずつ切り離すと大変なので見えない天井裏でつながっています。カーテンを閉めた状態にするので寝台の“中身”は簡素にする予定。




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つるぎ完結編(デッキ照明の試み)

2020-08-13 23:58:12 | 北陸方面
カニ24が一段落したので、引き続きハネの製作とドレスアップに移ります。
主な作業内容は、3両のペーパースクラッチのオハネ25の製作とKATO製品を含めた全車の内装仕上げ、そして室内灯の点灯化です。

内装は、寝台側ブラインドをすべて下ろし寝台カーテンを閉めた状態、すなわち、草木も眠る丑三つ時の状態を再現します。したがって灯火類はデッキとデッキ(等級)標示灯、廊下、便洗面所、方向幕のみとなります。
表向きは「夜汽車の雰囲気を盛り上げる」という建付けになっていますが、本音は「寝台ハシゴの量産に嫌気がさしたから」というのが正直なところ。Assyの「オハフ33ハシゴ」を大人買いして作る気満々だったのですが、連日の猛暑で一気にしぼみました。。


で、3両のオハネ25は雨樋・縦樋を貼ってからサーフェーサーを吹きました。



スクラッチの進捗は今のところこれだけなので、今日は、デッキ照明のちょっとした試作の様子をご覧に入れたいと思います。

デッキを光らせるだけならLEDを天井に仕込めば済む話ですが、この「B寝台」と書いてある小窓、正式には「出入台標示灯」というらしいのですが、これも一緒に光るようにしたい。LEDは指向性が強いため、小窓もデッキも程よく光が回るようにするにはどうしたらよいか・・・。



そこで考えたのが、お湯で柔らかくなるプラスチック粘土「イロプラ」を使った小窓への導光とデッキ全体への拡散です。半透明のイロプラを使い、とりあえずお湯による成形はせずに、切削だけで導光板もどきを作っていきます。



こんな感じで装着し、中央にチップLEDを埋め込んで全体を光らせようという目論見なのですが・・・。



KATO完成車の場合、小窓のパーツがこんな感じの肉厚の成形品になっていて、このままでは光を通さないので裏側を極限まで削ってみたのです全く透過しませんでした。透明シールの裏に白紙を1枚挟む程度のものじゃないとダメなようです。



ってことで却下・・・するのもシャクなので、導光できるかどうかだけでも試してみることにしました。KATO完成品は天井に穴を開けてLEDを埋め込まないといけないので、とりあえず天井空間に余裕のあるスクラッチ品で試してみます。まずはイロプラだけ成形して「合い」を確認。



やっつけのLEDユニット(笑)。テープLEDから切り取って抵抗を半田付けしただけ。



イロプラに角穴を掘ってLEDを落とし込み、アルミテープでくるんでLEDが天井側になるように設置します。LEDの直射光を避けつつデッキ全体に光が回ることを期待。そして小窓にも導光されているのがわかるでしょうか。



外から見るとこんな感じ。コレハイケル!



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つるぎ完結編(カニ24のドレスアップ【後編】)

2020-08-06 02:22:07 | 北陸方面
お待たせしました。ついにカニ24の配電盤が光りました!

室内灯の光源についてはテープLEDの採用も考えましたが、光量を抑えるのがなかなか大変なので、パーツBOXの奥に眠っていた頂き物のKATO純正の室内灯セットを使うことにしました。



ただしこちら旧製品につき光源は電球です。基板だけ再利用してLED仕様に作り変えることにします。



なんとかコンパクトにできないか考えた結果、中央にブリッジダイオードを置き、その両サイドにチップLEDを配するこんな形に収めることができました。このLEDはノーブランドのテープLEDから剥がしてきたもので、素性不明ですが、恐らくポピュラーな3035チップではないかと思います。



裏側には430Ωの抵抗を各LEDごとに結線。つまり2個並列接続です。右に置いてあるカバーは使えなくなりますが、アクリル導光板をホールドするぐらいしか元々の役目はないので無問題です。



その導光板ですが、屋根に反射用のアルミテープを貼り、そこにセメダインスーパーXクリアで直接貼り付けてあります。光源ユニットを挟んで右側の導光板が斜めに貼ってありますが、これは乗務員(荷物車掌)室にも光が入るようにわざと曲げたものです。ちょっと見にくいですが、光量抑制用のアルミテープが所々に巻き付けてあります。



問題の配電盤用の採光は、導光板の途中にこのようなクサビ状の切り欠きを設け、ここに光ファイバーを突っ込んで導光することにしました。



配電盤に開けておいた穴にφ0.5mm光ファイバーを通します。この太さのものは初めて使いましたが、見た目、手触りともにテグスですね。。笑



複数のファイバーをポリウレタン線で縛って仕切り壁の上に瞬着で固定し、導光板の切り欠きに合うように先端をカットすれば採光部のできあがり。白く見えるのは、光ファイバーが配電盤表面に直角に出るように「押さえる」ためのプラ片です。



燃料タンクの中が空洞なので、ここにチラつき防止用のコンデンサーを入れました。チップコンデンサーを集積させた「コンデンサーアレー」と言われるもので、MAXの616μFの容量となるように配線してあります。無極性なのでブリッジダイオードの前に入れることができます。ちなみに値段は秋葉原のパーツ店A価格で税込280円とリーズナブル。



これでひと通りの電気配線は終わったので車体を組み戻します。まずはエンジン・発電機ユニットを搭載。室内灯を入れたおかげで導光板の厚さ分だけ排気管をさらに短くせざるを得なくなり、せっかく表現したフレキシブルジョイント部分を泣く泣くカットしました。



点灯試験は一発で合格。光量もだいぶ抑えたのでいい感じに光ってます。



導光板を斜めにしたおかげで乗務員(荷物車掌)室にも光が十分回りました。



エンジンのチラリズム。DMH17Cがよく化けたものだと我ながら感慨深く眺めてみたりして。



ターボチャージャー周辺。ムフフですなぁ。。



そして配電盤の光具合がこちら。どうですか?思いのほかいい感じに仕上がったのではないかと。サウンドシステムなくても高回転のエンジン音が聞こえてくるようです。ちなみに「光らない」ランプはほとんど真っ黒に見えるので、スイッチ類とともにガンダムマーカーの墨入れ用グレーで色差ししてあります。



ということで、エンジンや内装に凝り過ぎて肝心の配電盤がなんとなくやっつけになってしまった感は否めませんが、まあとにかく光ったのでひと安心です。



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