80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

山スカ・山ゲタの製作5(お試し二段雨樋)

2013-05-30 02:40:08 | 中央東線方面
ついに梅雨入りですかね。
しとしと霧雨が降ってます。
塗装し残したもの、いっぱいあるなー...


さて、旧型国電といえば二段雨樋。ペーパー車体では2枚の幅の違う紙帯を貼り重ねるのが一般的ですが、なにぶん薄くて細いものだけに、これをスッキリ・カッチリ表現するのは至難の業で、最近ではシル、ヘッダー、プレスドアととともに真鍮パーツを使ってスッキリとまとめる方が多いようです。

今回、山スカでは、以前にビード表現に使ったスジ彫りのテクニックを応用し、貼り合わせなしで二段雨樋を表現する方法にチャレンジしてみました。

まず紙の端の方の適当な位置にステンレス定規を置き、これをガイドにして幅2mm程度のマイナスドライバーを強く押し当てながら一気に引き、溝をつくります。ちなみに紙はいさみやのt0.4方眼紙で、ドライバーの先端は紙の地肌を荒らさないように#800程度の耐水ペーパーで軽くナメてあります。



隣り合わせに何本か溝をつけておきます。



そして、ここがこの工法のキモなのですが、段差を境にして左右0.75mmの位置でカットすれば、幅1.5mmで中央に段差のついた紙帯が出来上がるというわけです。



モハ71に貼ってみたところ。二枚貼り合わせ方式に比べるとダイナミックさには欠けますが、実物だって二段といいながら窓枠のような段差がついているわけではありませんから、この程度で十分ではないでしょうか。なにより、ヘロヘロにならずにビシッと貼れるのが爽快です。興味のある方は一度お試しあれ。



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花月園運転会

2013-05-27 12:57:36 | 運転会
こんにちは。

この土、日、りゅーでんさん主催の花月園運転会に参加し、目の保養をしてきました。
今回は(も?)あまり写真を撮っていませんので、さらっとだけご報告したいと思います。

お馴染み中央駅周辺。電留線には実物を超える3編成のカシオペア(TOMIX)がフル編成で集合してます。
ナイトランに登場しましたが室内灯のチラツキは一切なし。実績あるメーカー製だけあって転がりも抜群のようです。



今回の「大集合」はEF58。さすが愛好者が多いだけあって、青大将、試験塗装、青、茶等々装いのバラエティはもとより、番号ごとの違いにこだわり抜いた作品が集合しました。残念ながらカマ関係はワタクシあまり詳しくないので指をくわえてるだけでしたが・・・(^^;
ちなみに一番手前の旧ボディはなかむらさんの所有だったかと。マイテつき「特急つばめ」を引いて悠々と周回する姿がカッコよかった~



今回、よこやまさんには大量の「ロコモデル」製品をお持ちいただきました。今はなき伝説の「ロコモデル」は東京・日暮里のほか京都にも店があって、基本は同じながら、それぞれ個性ある製品をリリースしていた由。窓の抜き方、塗装、キャンバス屋根表現などの微細な違いが見られて勉強になりました。
ちなみに写真は阪和形クハ25052で、窓枠のRと中央に寄ったドアが特徴的。こんな車両でも図面と写真と簡単なメモを店へ持っていけでば、手の届く価格でちゃんと作ってくれたそうです。いい時代でした。



で、あの車両はどうなった?

まず山スカ・山ゲタ4連は見事撃沈。プチ集合やりましょう!なんて声掛けだけしといてどうもすいません。。
手前がよこやまさんのご持参品で、奥が東ウラさんの所有。ペーパーありブラスありで賑やかです。
ちなみに右上のグレーの集団が私のもの。やっぱ1週間やそこらじゃ出来ませんわ・・・(^^;;;
まずはこれを仕上げることを宣言してまいりました。



「お題」としてスクラッチ、改造品のカテゴリーがあるのですが、今回は「ハユニ」ということでした。
なかなかコアなテーマだったからか集まった両数は多くありませんでしたが、キハユニ、クモハユニ・・・と基本的なアイテムはしっかり出品されてました。
私のキハユニ26は土曜の出発前まで追い込んだものの、やはり未完で撃沈・・・
左から3両目がソレです。



うちへ持って帰ってから撮ったのがこちらです。一見、出来てる風ですが、手すり、窓セルの取り付けとヘッド・テールライトの配線関係が残っております。なんか朱色が明るすぎるんですけどー!?(GMスプレーの朱色4号だから合ってるはずですが・・・)



キハ51に至っては塗装のトラブル(大量のあぶくが出た!!)で一気に下げ下げモードになってしまい、大糸線DC3連は幻に終わりました。こちらも新品の缶スプレーなのですが、かといってウデのせいだとは思いたくないのですが。。。
シンナー風呂はできないので、地道にペーパーかけて地肌を整えることにします。
手を掛けた子供ほど可愛いっていうし。。



ということで、天プラのキハ55はKATOのキハ58・28と組んで4連で地味に運転させていただきました(^^;
KATOの密着自連はなにげにケーディーカプラーとつながります。ただし開放する時は引っ張らないで真上に持ち上げる感じでネ



ということで自作車両のお披露目ができず残念な結果に終わりましたが、皆さんとの懇親も図れ、楽しい2日間でした。仕掛り車両・仕掛りレイアウトに関する叱咤激励もいただきましたので、引き続きこれらの完成目指して頑張って参ります!

最後に、りゅーでん幹事さま、ご参加の皆さま、そして素晴らしいレイアウトをお貸しいただいた花月園さま、どうもありがとうございました。


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山スカ・山ゲタの製作4(なんとか4両出揃いましたが・・・)

2013-05-21 03:02:14 | 中央東線方面
おはようございます。。

クハ76、モハ71×2、クハ79が超速で形になりました。

とはいえ、まだなーんにもついていません。
床下機器はM車以外は取り付けてあります。M車用の床下機器は、主制御器やコンプレッサーなど厚みのあるほとんどの機器の体積を半分にしないとモーターと干渉するので後回しになってます。
モデラーの皆さんならおわかりのとおり、模型というのはここから先の仕上げに時間がかかるんですよね。。



やはりお似合いの舞台はこの初鹿野ライクなセクションでしょう。どちらも未完成どうしですが、いちおうクハ79923をしんがりにすえた甲府行きの後追いのイメージで...(^^



クハ76の側から。「鉄道青春時代」収録の写真のイメージです。
目標は水曜の早朝に塗装♪(なんで早朝なんだ??)



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山スカ・山ゲタの製作3(モハ71がまさかの展開に)

2013-05-18 23:49:33 | 中央東線方面
こんばんは。

前回、クハ79のとっかかりまでご報告したところですが、このたびめでたく車体が箱になりました。
ただ、ひと騒動ありまして、一度組み立ててから前面の窓位置がクモニ83並みとは言いませんが明らかに高過ぎることに気づき、迷った挙句、このとおりばっさり切り取って作り直しました。時間の問題、ウデの問題など考えると、さすがにこれに踏み切るのは勇気が要りましたが、なんとかマルく収まりました。
キハユニ26の時といい、どうも最近は前面の作り直しが常態化してます。。



ひとあし先に完成しパテを塗りたくってあるクハ76と一緒に。
とりあえず両端2両は先が見えてきた♪



あとは中間のモハ71×2両なのですが、使う予定にしていた新型電車用の薄い屋根板が、よく見るとずいぶんと反ってしまっていて使い物にならないことが判明。これも悩んだ挙句、ペーパールーフでイチから作り直すことにしました。そもそも放置されていた「三枚下ろし」の側板を再生するつもりで始めたのに、結局それらは1枚も使わない結果となってしまい、なんだかな~状態です(^^;;


まずはクハ76用に作成してあった型紙データを流用し、中間車用にアレンジして2両分を出力。
しかし、運転会まで1週間を切ってるというのにこの状態とは、常識的にみて「あり得ない」水準。
来週は仕事も忙しくなるというのに...orz



まあ、とにかく1両ずつにカットし、屋根肩に裏側からスジをつけて曲げぐせをつけます。生産性を上げるため、2両ともHゴム窓なし・DT17台車装備のS27年以降車とし、まったく同一仕様で作ることにしました。



息つく間もなく鬼の形相で窓抜き。。



ドアはお馴染みKSモデルの中桟つきプレスドア(C)を瞬着でペタペタと。
手持ちがあると安心していたら、わずかに1枚足りず、右下の1ヶ所だけHゴムのプレスドアになりました。
実車でもドアが混在しているケースはまま見られましたが、特定番号にするために写真探しをしている時間はないので、雰囲気だけの「なんちゃって混在」です(^^;



予定では明日塗装なのですが、「ムリでしょ!」


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山スカ・山ゲタの製作2(クハ79全金を抜く)

2013-05-16 08:28:07 | 中央東線方面
おはようございます。
今週もあっという間に過ぎてゆく感じ・・・

クハ79 923の窓抜きをして、ようやくキット状態になりました。
全金920番代は窓隅にRがついたものと、ついていないものがありますが、この923は無い方です。Hゴムの戸袋窓が大量にあるので、窓隅のRがないだけでも気分的には楽でした。



クハ76の前面に続き、この車もとれいん誌に掲載された「紙成模型塾」の型紙を使わせて頂きましたm(_._)m
2005年6月号(No.366)の第6講の型紙です。



全金車は雨樋を内側に隠した構造となっているため、側板の上端を1mm延ばして切り出しました。
元々の型紙の側板高さは27.5mmだったので28.5mmになっています。
ただ、実車の写真を見るともう少し高くてもよかったかな?という気も。
見る角度や塗分線との位置関係などの影響で、そう見えるだけかも知れませんが・・・



先に窓抜きが終わっていたクハ76は、屋根板を載せて箱になりました。



残るは中間に入るモハ71×2両。
台車、床下機器などパーツ類は確保してあるので、とにかく車体をつくりあげることですね。。
前進あるのみ!
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