おはようございます。昨日、上信電鉄と碓氷峠鉄道文化むらに行ってきました。撮影というよりも、模型づくりのための資料集め的な遠足です。足はクルマ。
渋滞を避けるために早朝に家を出て、高崎には7時に着きました。まずは駅と駅付近で撮影するため、上信電鉄に一番近い駐車場(笑)に車を入れます。すると目の前に現れたのは懐かしの上信カラーをまとった元西武451系の100形。長らくJR線側に留置(放置?)されていたのですが最近移動したのでしょうか。目障りだとクレームが出て引っ込めたのか、はたまた復活整備の前ぶれなのか。。外野の勝手な思いとしては、デキともども、シーラカンス的価値を今後もさらに高めてほしいと願うばかり。
駅はずれからテムやデキ、発着する列車などを撮影後、入場券を買ってホームへ入ります。券売機に入ってなかったので窓口で聞くと、なんと硬券が出てきました。出場時にはこちらが聞くより先に「記念にお持ち帰りください」と。嬉しいですね。
ホームから撮影できるものは限られているのですが、実はコレが見たいがために入場しました。待合室として保存されている200形デハ203号車です。200形2次車は西武まんまの車体スタイルですが、1段窓の1次車はオリジナル車体のため資料が少なく、今後作る、作らないは別として、完全に消えてしまう前に採寸しておこうと思ったのです。それにしても「電車型待合室」って・・・本物の電車ですやん。(笑)
車内はテーブルがあったり、半分リクライニングシートに交換されたりしてはいますが、かなり原型を保っていました。土曜の早朝で人影がなかったので、のびのびと採寸・撮影させていただきました♪
200形調査の後はクルマで烏川橋梁付近へ移動して撮影しました。まずは橋梁西側の踏切から上下列車を撮影。高崎行のクハ303+デハ251がやってきました。模型に好適な異形式の両運Mc+片運Tc・・・ではあるんですが、最近はほぼ固定編成なんだそうですね。塗装を見ればなるほど、と。
続いて下仁田行のデハ252+クハ1301がやってきました。
クハ1301は3連の1000形をバラして改造したクルマ。上信顔のDNAを受け継いでますが、正直、ビミョーな顔つきかな~なんて。。
烏川橋梁を渡る高崎行のクモハ504+クモハ503。今回の目的「その2」がこの編成で、朝から出会えてなかったんで下仁田駅留置だったらどうしようと思っていたところ、無事に現れてくれました。少し前に西武新101系の復活という名目で、ひしゃげた車体の更新期をUPしていたのですが、実はコレに仕立てるつもりでいるのです。ネットの写真だけだとまた色選びに苦労しそうなので、ぜひ実車を見ておこうと思った次第。他のラッピング電車は複雑すぎてとても手が出せませんが、これならシンプルで何とかなりそうです。
ところでこの烏川橋梁、お立ち台だけあってなかなかいいポイントなんですが、国交省が河川事故防止のために設置しているらしいこの“かかし”は困りもの。被写体に夢中になっていると、直立不動の不気味なこのおじさんが容赦なく写り込んできます。これ、夜見たら怖いだろうなぁ、、
この後も何本か撮影したのち、次なる目的地の碓氷峠鉄道文化むらへ向かいました。
ここは何度か来ているのですが今回は実車の採寸がメイン。特に、形式図に載っていない寸法、例えば便所や洗面所の窓の下端からの高さ、客車のデッキや端梁周辺のさまざまな寸法などなど。したがって、撮った写真はどれも工事現場写真みたいなものばかりなので、あえてアップはしません!(笑)
ただし追加情報を1点だけご報告します。オハユニ61のベンチレーター位置がオリジナルと全く違ってしまっている件ですが、実車を確認したところ理由がわかりました。車体の補修に合わせて、屋根と雨樋が全く別物に作り変えられていました。資金難の中、やっと補修の手が差し伸べられたことは嬉しいのですが、きれいにし過ぎて史料的価値が下がってしまったのは残念です。
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