80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

新快速「ブルーライナー」を仕立てる(1)

2024-02-26 09:39:22 | 関西方面
見たもの乗ったものに感化されやすい管理人のこと、当然?今回の関西出張でもやる気スイッチが入りました。播但線の103系を作・・・りません笑。

タイトルのとおり新快速のルーツである「153系ブルーライナー作ろう!」であります。223系新快速はそれはそれで快適でしたが、やはり思考は昭和レトロ、国鉄に回帰してしまうのであります。

珍しく自前の写真があります。確か中学2年生の修学旅行で京都・奈良を訪れた時に0系新幹線の車窓から撮ったと記憶していたのですが、いかんせん半世紀前(1974(昭和49)年)のことなので自信がありません。後方に写る学校のような建物を頼りに調べたところ、鴨川べりに建つ「崇仁(すうじん)小学校」であることがわかり、京都に着く直前に引上げ線で休んでいるクハ153-500番台をとらえたもので間違いないことがわかりました。ちなみに崇仁小学校を含むこの一帯は、昨年、京都市立芸術大学が移転してきたためこの姿はもう見られないようです。



まあ「作る」といってもTOMIXの153系を塗り替えようという話なので「仕立てる」にしました。一応、中央東線つながりで新宿に顔を出していた「内房」としてドレスアップしてあるのですが、153系は東海道・山陽を走ってこそという思いもあり、ずっと自分の中では「じゃない」感が拭えずにいました。



TOMIXからはブルーライナー塗装の153系も発売されましたが今では市場在庫がほぼ払底。オークションで見かけても途方もない価格になっていますので塗り替えてしまえ!という流れです。一時は編成を伸ばして「東海」やら「比叡」やら「鷲羽」を夢見た時期もあったのですが、中央東線関連以外での増備は原則ナシにしたので、コンパクトな6連で東海道・山陽路を駆け抜ける姿を再現できるいい題材ではないかと。



もうひとつ理由があります。今までブルーライナーはすべて153系とばかり思っていたのですが、少なくない数のクハ165が混じっていたと知ったからです。調べたら1978年の配置表では大ミハに12両確認できました。これはまさに目から鱗でした。先日の“165系お仕立て祭り”で余った車体や床板があるので、これを工面すればクハ165が1両できるぞ・・・という悪魔の囁きを素直に受け入れました。ちなみに前の写真も「もしかして!?」と思ったのですが、台車がTR59でバカでかい水タンクも見えるのでクハ153でした。。



ただ、余っている車体はクモハ165(左)で妻面に電動機の冷却風取入口があるので、ホビセンで手に入れたクハ165のハンパボディ(右)に屋根やら窓ガラスやらを移植してリアル・クハに仕立てていこうと思います。



一方、床板の余りはモハ164用で、床下機器も違えば長さも違います。これも何とかしてクハ165に化かすべく、床下機器はエンドウのパーツにすべて交換することにしました。ただ、市場在庫が無いようなので手持ちのクハ455用から使えそうなものをピックアップし、足りないものはストックパーツから補充しました。ちなみにブルーライナーに充当されたクハ165はすべて1968年製、すなわち冷房準備車として登場し、その後冷房化された“新製冷房車相当”のようなので水タンクがFRP製のセンター置きとなります。



さっそく工事開始。床板はボギーセンター距離の延長とオーバーハング部の延長が必要なため2か所でカットし、ABS板の“添え木”をあてて切り継ぎました。



“首から後ろ”は実車もそうですが共通設計なので車体固定用ツメの位置は一緒ですが、残念ながら“首”の下は合わないので、ツメ(赤丸)の下あたりの窓ガラスパーツの窪みを拡大してツメが収まるようにしました。



床下機器は、クハ165とモハ164では共通するところがまったくないため、バッサバッサと削り取ります。



はいこの通り奇麗さっぱり。硬いものがなくなったので強度が下がってヘナヘナです。



使えそうな機器はサルベージしておきます。



床板の補強を兼ね、床下機器はt0.5真鍮板に組み付けました。



ホワイトメタルのヒューズ箱は3本用だったので、剥ぎ取った6本用の両端をカットして4本用にして取り付けました。



ブレーキ制御装置(左)の脇がガバガバで寂しいので、φ0.6真鍮線の途中にチリコシ(らしきもの)と肘コックを取り付けた配管を1本だけ伸ばしておきました。



台車もストック品の再利用でカツミorエンドウのTR69です。ボルスターの穴を少し拡大しただけで元のセンターピン部分にすっぽり入りました。軸受メタル無しの年代物で転がりがイマイチですが、動力車が2両入るのでパワーで解決してくれるでしょう。集電対策はちょっと考えないといけないかな。。



屋根板はクモハ用なので前部の大型ベンチレーター用の穴をふさいだほか、新製冷房車相当なので後方2か所のベンチレーターの位置も後ろにずらす準備をしました。すなわち、中央のものは前側の取付穴をカットしてベンチレーター半個分後ろに下がるようにし、後部のものは台座をすべてカットしてさらに後ろ寄りに付け替えることになります。



とりあえず主要な改造は終わりました。結局クモハ165の車体は余ってしまいましたが、放っておくとモハ164の床下と組み合わせて「地方線区向けクモハ164だ!」などと笑えないウソ電を作ってしまいそうだったので助かりました。



で、編成ですが、こちらのブログで1970年代終盤の編成を調べておられた方がいらっしゃったのと、こちらのサイトで“そのもの”の個体の写真が確認できたので、「クハ165-165」が草津方につながれた次の編成にしようと思っています。
↑京都・草津
クハ165-165
モハ153-43
モハ152-43
モハ153-2
モハ152-2
クハ153-10
↓姫路・上郡


あと気になっているのは「青22号問題」で、吹田工場独自の「青22号特」と呼ばれる緑が強い塗装が登場当時からなされていたのかどうか。確かに阪和線の113系は独特の青緑色をしていますが、JR化後という記載も見かけたりしてモンモンとしています。最初に載せたカラー写真も経年でほとんど色が変わっちゃってますし。識者の方のご意見をお聞かせください!

コメント (7)
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103系残照

2024-02-23 19:25:02 | 実物・資料系(現在)
関西・中国方面への出張があったので、移動日の宿泊地を姫路にセットして加古川線と播但線に残る103系を見てきました。夜か明け方のシーンしかありませんが、最後の頑張りをみせる姿をご覧ください。

大阪で夕方に仕事が終わったので、まず加古川で途中下車して加古川線の103系3550番台を見ることにします。

ホームから1階へ降りると、な、なんと加古川線専用改札なるものがありました。ほとんどが無人駅なのでキセル対策なのでしょうか。新大阪から姫路までの普通乗車券を持ってはいましたが、同じ加古川駅構内とはいえ、いったん入ると出てくるときに何か面倒なことになりそうだったので入るのはやめました。島式ホームなので、何かパーツを接写するようなことがなければあまりメリットもありませんし・・・。



で、山陽本線上りホームから停車中のM06編成を撮影。手前はクモハ103-3556で、ダブルパンタになっていますが前位のは霜取り用のようです。貫通路を備えたその姿は「君、105系だよね?」と聞きたくなるほど。雨に濡れたエメラルドグリーンのボディが蛍光灯に照らされて艶やかに光っています。こうしてみると、床下機器って夜に撮った方がディティールが鮮明に分かりますね。笑



ユニットを組むクモハ102-3556。ゴーゴーと吠え続けるMGとたまに吠えるCPのコラボレーションがたまりません。



加古川駅を発車する西脇市行。カーブの速度制限があるため豪快な加速はありませんが、懐かしいMT55サウンドを残して闇に消えていきました。



だいぶ冷えてきたので駅撮りは30分程度で切り上げ姫路に向かいます。それにしても新快速って、速いだけじゃなくて本数も多く車内も快適でいい電車ですね。実は新大阪から西明石までは新幹線を使ったのですが、はじめから新快速でよかったんじゃないかとさえ思えるほどでした。

基幹となる225系も増備が進んでいるようで、こちらは普通網干行に使われていたクモハ225-125ですが、制御器のフタまでステンレスが光り輝いていて思わずシャッターを切りました。今年の1月に入ったばかりとのことです。



姫路で新快速を降り、改札を出る前に軽く播但線の103系3500番台の様子を見に行くことにします。1階へ降りるとまともや謎の中間改札が出現!!播但線は明日の早朝に試乗する予定なのでここも入らず、対岸ホームから眺めることにしました。ちなみに姫新線ホームもこの改札の先にあるようです。



山陽本線ホームから停車中の車両を撮影。BH8編成の寺前方のクモハ103-3508です。1枚窓に更新されているものの、この非貫通・傾斜窓の前面はまさしく103系のDNAを今に伝えるスタイルです。正直・・・萌えます。笑



姫路駅に降り立ったのはもう何十年ぶりか分からないぐらい。駅はすっかり様変わりしていました。



ライトアップされた姫路城が見えますが、小雨模様で寒いのでホテルへ直行・・・。



翌日、仕事の方は昼過ぎまでに広島へ着けばいいので、朝練として播但線に少しだけ乗ってみることにして6時過ぎに姫路駅へ入場。SUICAが普通に使えるので便利です。で、例の中間改札を少し緊張しながら通過。もちろん何のお咎めもなくピッ!と通過できました。笑 ちょうど姫新線の上月行が発車するところだったので撮影。両運転台のキハ122のワンマン列車でした。気動車ですが、顔がしっかり「アーバンネットワーク」の一員ですね。



ホームのはずれにはBH6編成が幕だけ光らせて待機中。



主抵抗器をはじめとする懐かしい床下機器や・・・



φ910mm、WB2,300mmのボリューム感あふれるDT33台車などを夜も明けぬうちに捕獲。



すっかり感傷にひたっていたら突然ブロアが立ち上がり、ライトが光って前進を開始しました。直感的に「増結だ!」と気づき、足早に前方へ移動。辛くも連結の瞬間に間に合いました。考えてみれば山手線をはじめ首都圏で103系が普通に走っていた頃、連結・解放シーンて見たことなかったように思います。



連結されて4両編成になった6:20発の寺前行5603Mに乗って砥堀(とほり)駅まで行ってみることにします。シートは懐かしの紺モケット。いい感じです。乗車時間は12分ぐらいですが、揺れ枕が作り出す優しい揺れとMT55サウンド(意外と爆走しました)を堪能しました。この区間は動画ではなく音だけ録ったので別投稿で公開できたらと思います。



砥堀駅は相対式ホームで、踏切も直近にあるので編成の両サイドが撮れるかと期待して訪れたのですが、上下列車がほぼ同時進入で踏切が開かず、まだ夜も明けきらない上に小雨も降っていたのであまり欲張らず、出来る範囲での撮影にとどめました。驚いたのは右側通行になっていたことで、姫路行の4連(先頭はクモハ102-3507)が本来なら下り列車が停まるホームでヘッドライトを輝かせています。島式ホームの駅では左側通行だったので、全駅同じ側のドアが開くようにしているのかも知れません。



ダブルパンタを掲げてやって来る寺前行下り2連。さすがに暗くてブレちゃった。。



同じ列車を後方から。手前がクモハ102-3509なのでBH9編成でした。分かりにくいですがトイレ装備なので連結面寄りのところの窓が埋められています。



とりあえず交換2回、4列車の写真を撮って引き上げようとしたら、なんと221系がやってきました。103系より後輩とはいえ、JR西日本が設計した1期生と聞けばこちらもかなり年季が入っています。つい先日は「221系の日」でもてはやされたのではないでしょうか。まだしばらくは活躍しそうですね。



姫路駅に着いた221系。改めて確認するとクハ221-61以下6連のB15編成でした。個人的には関西電車群のなかでは割と好きな形式です。



で、何か黄色いものが目の端にとまったので振り返ると、おお!出たなまっき色!!113系2000番台、まだ居ましたね♪♪キハ58との並びが撮れるなんて思いもよりませんでした!(笑)



そして「のぞみ」に乗って広島へ移動。用務先は横川だったので、山陽本線より先に発車する可部線に乗って横川へ。227系「RedWing」です。もう73系のナの字もありません。警戒色とか言うと警戒されそうです。



広電の乗り場にはちょうど新旧2つの車両が停車していました。



グリーンムーバー・シリーズの弟分というか汎用版というか、1000形超低床車の1009号車と。。



古風な352号車。350形は移籍車が多い広電にあって生え抜きの車両なんだそうですね。そうと知っていればもっとちゃんと撮ったのにぃ、、というお話でした。



ということで、加古川線、播但線の103系は、「あれは103系じゃない」と思う反面、「いまが乗れる最後のチャンス」という気持ちがぶつかり合ってモンモンとしていたところへいいタイミングで出張の話が飛び込んできたため、夜間・早朝・雨という最悪のコンディションでしたがその片鱗に触れることができました。もしまだ活躍が続くようならたっぷり時間を取ってプライベートで訪れ、あの爆音を思う存分浴びたいと思った次第です。

砥堀駅を発車する播但線103系姫路行



コメント (2)
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ペーパーで作る西武赤電(多摩川線編【2】)

2024-02-18 11:00:28 | 自由形
下回りを作っていきます。床板はt1.0真鍮板。短い車両なのでプラ板でもいいかな?という気持ちもありましたが、片台車駆動なので補重の意味も込めて真鍮板をチョイスしました。



モーター(FK-130SH)の逃げ穴や、センターピン穴を開けます。床下機器はIMONのクモハ351用を使いますが、モーターに合わせて取付位置を微妙に変える必要があるので付属の取付板は使わず、プラ板で自作しました。



駆動台車側のパワートレーンを仮組みします。MPギヤとユニバーサルジョイントで後位側台車を駆動するオーソドックスなものですが、ユニバーサルジョイントの交角がなるべく浅くなるようモーターはかなり前位に寄せて搭載しました。



モーターのネジ穴側のブラケットはラグ端子をL字に折り曲げたもので、最近のFKモーター搭載車の標準になっています。



反対側はt1.5プラ板からの組み立て品です。真鍮薄板にφ6という大口径の穴を開けて折って・・・というのがなかなか寸法どおり奇麗に作れないので変えてみたのですが、まあ手間的にはあまり変わりませんでした。。



非駆動側台車側もMPボルスターとエン・カツ規格の車輪に替えてしまえば楽ですが、無意識のうちにφ11.5・プレーン軸の日光車輪を買い求めてしまった結果、MPボルスターの穴とスリーブを活用しつつ段付センターピンでとめるという怪しい構造となりました。ちなみに心皿はプラキットの余り品を削って高さを合わせています。



床下機器は先述のとおりIMONのクモハ351専用品で、予定通りモーターやウエイトに合わせて若干外側に寄せて取り付けたものもありますが、主制御器など一部の機器は裏側をカットしたり削ったりしながら何とか収めました。それにしてもこの凝集感たまりません。シルバーに輝く宝石箱や~♪



うっとりしていてはいけません。スペースとの戦いは対カプラー戦に移ります。ドーピングはいけないと思いボギーセンター間距離をレギュレーション通りに作っているためガチンコ勝負です。もちろん後悔していますww。そして準決勝の相手は連結面側のISカプラー(IMONの通電カプラー)です。過程を書くと長いので結果だけ。勝ちました。カプラー本体の取付け高さを高めにし、お尻の一部を削り、スケールより1mm程度連結面側にハミ出した状態で取り付け・・・ってドーピングだらけじゃないかとの指摘はさておき、とにかく連結相手のクハ1411が負けて(カプラー取付位置を引っ込めて)くれれば決勝進出できます。



で、クハ1411は20m級車体で車端部の余裕はあるので、とりあえず負けてくれたとの前提で決勝戦に臨みます 笑。対戦相手はガタイが格違いなことで有名なTNカプラー。しかし勝ちました。おめでとうございます。こちらは前頭側なのでさすがに出っ張らせてつけるわけにもいかず、筐体の一部を削りに削って台車がこの状態まで曲がる状態を手に入れました。そして胴受けの上端を削るなどして、こちらも本体の取付け高さを高めてあります。たぶん他車との連結運転はしないので。



ちなみにガタイが格違いなTN勢と互角に戦えたのにはわけがあって、あらかじめ150mmのハンデをもらっていたのです。ボギーセンターの位置は前後とも連結面中心から3,000mmで同じですが、後退角をもった湘南形ゆえ、前位側のカプラーの飛び出し量(250mm)が後位側のそれ(400mm)より短いのです。言い換えればオーバーハングが長いため余裕があったということになります。


かくして激闘の床下戦は辛くも勝利しました。試運転の結果も特に問題なくスムーズでひと安心です。次なる塗装・仕上げ戦に備えます。(いつから鉄道模型はスポーツになったのか・・・)



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ペーパーで作る西武赤電(多摩川線編【1】)

2024-02-12 19:52:18 | 私鉄電車
今年の年度末は余裕余裕・・・と思ってたら一気に忙しくなりました。
工場の稼働率も大幅低下です。

出張が多いのです。
本題に入る前に、もう1週間前のことになってしまいましたが宮崎での駅撮りを少々。

日南線油津行が「2両2つドア」と表示されてたので期待したらコレが来ました。キハ47はまだ残存してるんですね。8000、9000番台というものすごいインフレ番台をつけています。手前からキハ47 9073+キハ47 8119。機関換装済みとはいえ国鉄の香りを残して大爆音で発車していきました。



特急は787系だらけ。一瞬、3並びが実現しました。これが485系ボンネットの3並びだったら・・・はもう言いますまい 笑 。787系でさえ30年選手ですから。。



で、西武赤電です。多摩川線向けクモハ351形を作っています。

いつもどおり内貼りと補強を入れて箱にしていきます。手のひらに乗る・・・は言い過ぎですが、コンパクトサイズの17m級車体は作っていても思わず笑みがこぼれます。しかし笑っていられるのもここまで。



カッコイイ湘南顔を作っていくためには精神統一が必要です。京王2010系ではコーナーのRを表現しつつ上下2分割で顔を組み立てましたが、Rの管理がやっぱり難しいなぁと思い、今回は「イモ付け&R削り出し」手法に変更しました。



前面窓の寸法は形式図に書かれていないため、正面がちに撮られたネットの写真を拝借して比率計算で決定。ワイパー取付部の出っ張りが昭和の電車っぽくていいじゃぁないですか。



t0.3プラ板から幅0.5mmに切り出した帯材を“立てて”窓の内側に瞬着で貼ってHゴム表現とします。すなわち0.3mmがHゴムの「幅」になります。このままだと表面に出過ぎるので、耐水ペーパーで表面の浮き出しが0.1mm強ぐらいになるように表面(断面?)を削っておきます。



屋根板は手持ちの旧国用?を使用し、車体に接着したのちコーナーとオデコをあらあら削ったところです。いつもは下回りが先行していることが多いのですが、今回はまだ作っていないのでダルマ状態です。本日はここまで。


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赤電近況

2024-02-03 14:04:51 | 私鉄電車
そういえば西武の赤電どうなった?という声が日に日に高まってきた・・・

ということは全くないのですが、一応近況のご報告をしておきたいと思います。
そしてまた横跳びが発生しました。

まず新宿線10連に組み込む701系(zug改)ですが、高い位置にあった雨樋を削ってパテであらあらの整形を行った下の状態から少し進展しました。



側板と屋根板の継ぎ目の研磨を完了。



t0.3プラ板から切り出した雨樋をマステで低い位置に仮止めし・・・



瞬着で貼り込みました。ちょっとヘロッてますがまあ勘弁してちょ。



縦樋パーツが無いなあと思ったら新101系は元々車体埋め込みでした。。なのでこちらも新たにプラ板から切り出したものを貼ります。



こんな感じで牛歩ですが進めています。

一方の501系は、サハの側板高さに疑義が生じて、もしかすると大修理が必要かも知れません。。351系のサハとして作られた初期車なので屋根が深く、雨樋がかなり低い位置にこないといけないのですが少し高すぎるようです。う〜ん・・・


(後藤文男著「1970年代 西武の電車1 赤い電車編」より)


そして横跳びの話ですが、西武は西武なので真横に跳んだわけでもありません。
以前、10連は諦めて8連にしようかというときにクモハ451形+クハ1411形という2連を作ることにしていました。そしてクハ1411形はすでに車体の組み立てまで出来ていたのですが、クモハ451形のユニット窓が少し面倒なので沙汰止みに。。

その後、西武多摩川線(武蔵境〜是政)で一時期クモハ351+クハ1411という編成が走っていたことを知り、クハの形態も前面貫通路の幅が広いタイプであったことが確認されたので、クモハ451に代えて湘南顔・17m級のクモハ351を作ることにしました。これなら武蔵境で顔を合わせていた国鉄101系、115系、165系などとの親和性も抜群です。


形式図には主要な寸法しか入っていませんが、窓800、柱100はまず間違いないので、あとは写真から判定して模型図面を作成してプリンタ出力し、窓抜き、サーフェーサー塗布、一次研磨と進めました。



プレスドアはIMONのエッチング製を使用。



台車は日光のDT10(コロ軸)で、時代設定が1970年代終盤なので、スポークではなくφ11.5のプレート車輪としました。2両なのでFK-130SHの片台車駆動とします。これは先に製作した411系と同じ構成。実車同様に規格化・標準化しています。笑



最後はこんな感じの2連になります・・・という妄想写真。


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