80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

富山地鉄クハ173の製作(13)

2023-01-27 22:57:26 | 私鉄電車
ダブグレーに続いて赤帯を塗ります。手すりやテールライトを避けながら、まるで端材のように細切れのマスキングテープを貼り重ねていきます。3時間ぐらい格闘しました。



実車の帯は「シンカシャレッド」という深いエンジ色です。最初赤2号を塗ってみたのですが、明るすぎるので、Mr.カラーのC100「マルーン(ワインレッド)」を吹き重ねました。



格闘の甲斐あってまあ及第点かなという仕上がりになりました。それにしても旧特急色はやっぱり上品でいいですね。ニヤニヤ、、



連結面の窓をアルミシルバーで縁取り。ヘロヘロ回避のためマスキングして吹きました。



ナンバーと社紋を貼ります。エンドウの14760形の付属インレタにバラ数字と社紋があったので流用したかったのですが、糊が変色・劣化してまったく使えませんでした。残念!



メタルの部分だけカッターで剥がしてみたのですが千切れて使い物にならず・・・。



しかたがないので、車号の数字は今や希少なマッハの阪急用のエッチング切り抜き文字を使いました。あぁ2000系・・・。「2」を使わなければ大丈夫かな?と楽観。。



ちなみに当工場では切り抜き文字はまず極少量の木工用ボンドで貼って位置を微調整し、そのあと瞬着を文字の周囲に流して固着しています。



社紋はWikipediaに載っていたものをシール紙にグレーで出力。



丸刀で切って車号の間に貼りました。無いよりはマシといったところです。



正面窓上の車号は手持ちのメタルインレタを使用。ヘッドライトリムにジェルボールペンでシルバーを差しました。



だいぶ完成形になってきました。車体のディティール追加と色差しはもう少し続きます。




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富山地鉄クハ173の製作(12)

2023-01-21 19:15:18 | 私鉄電車
窓周りの「ダブグレー」を塗りました。仕事が立て込んだり天気が悪かったりでやっと・・・。使用したのはマッハの調色塗料。恐る恐る薄吹きから吹き重ねていったのでタミヤスプレー(アクリル)の下地でも問題ありませんでした。エンドウ車との差もほとんどなく、下手に自家調色しなくて正解でした。



前面はこのように型紙を作ってマスキングテープを切り出したのですが、センターと天地を同時に合わせるのが難しく何度もやり直しました。実車写真を見るとこのカーブの塗り分けラインが各車バラバラで、小半径でクイっと曲がっているのもあればだらっと大半径のものも見られたようです。晩年のクハ173は後者で、塗装図面など見ずに職人さんが記憶を頼りに一生懸命マスキングしたような温かみがありました。



塗りあがりがこちら。ちょっと左上あたりが曲がっちゃったけど、ここは地鉄名物「秘密の箱」(笑)で隠せるからOKか。このあと赤帯を入れますが、グレーとの間に0.5mmぐらいの細いすき間を空けなくてはいけないので、マスキングの順番からいくとあえて難易度の高いやり方をしています。アイボリーで赤がうまく隠せるかという不安があったのでセオリー通りの順番(薄い色が先)にしたわけですがこれはこれで不安。ちなみにエンドウ車の赤帯はデカールです。



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富山地鉄クハ173の製作(11)

2023-01-14 23:21:02 | 私鉄電車
クハ173の転換クロスシートを作っています。

メーカー製のプラ高級品?をあてがうほどのものでもないため紙で自作します。t0.6程度の板目紙(板目表紙)をL字に折ってシート本体を作ります。あえて紙の目を縦に使い、折り曲げ位置の外側にカッターを深めに入れて折り曲げています。



サランラップの芯にマスキングテープを巻き付け、シートを貼り付けて一気に塗装します。



艶が出ないように、赤2号を下地が見えるか見えないかぐらいに薄めに吹きます。ファルベを使っているのでGMより赤みが強くいい色合いです。



次にシートカバーを塗り分けます。白→赤の順で塗ればマスキングが楽だったのですが気が付いたときは後の祭り。これはシートカバー部分を残してマスキングするための治具で、「コ」の字型の部分にシートの背もたれを差し込むと上辺から2mmの位置にガイドがくるようにしてあり、このガイドに合わせてマスキングテープを貼れば均一な塗り分け線が得られるというわけです。



仕上がりはこんな感じです。ベースホワイト→ホワイトの順に塗る予定でしたが、ベースホワイトだけでも問題なさそうなのでそれで仕上げました。艶消しの背ずりと、やや艶のあるビニールのシートカバーのコントラストが思った以上によく表現できました。



これで完成だと楽ですが、ひじ掛けを付けてやる必要があります。後年造られたモハ14760形は六角形のものを貼ればOKですが、この車はモハ10020形と同世代でちょっと古風な形をしているので、またチマチマ手作業で1個ずつ切り抜いて作ることにします。


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鎌倉で蕎麦が食べたくなったら

2023-01-09 22:58:05 | その他
以前ご紹介した東京・新宿御苑の蕎麦居酒屋「和心蕎花」(わしんそか)さんの2号店が鎌倉にオープンしたので、ごあいさつがてら初日におじゃましてきました。鎌倉に来るのはもう何十年ぶりだろう?

JR鎌倉駅から江ノ電に乗り換えて3つ目が長谷駅です。3連休最終日とあって電車も通りも観光客でいっぱい。



長谷寺の参道も賑わっています。



お店は長谷駅から北へ約200m、長谷寺の参道の1つ先の路地を入ったところにあります。古民家を改装した和モダンなつくりが目をひきます。表通りからも参道からも奥まっていて隠れ家的なロケーションもいい感じ。



オーナーさんとスタッフさんに、開店と新年を合わせた「おめでとうございます」の気持ちを伝え、季節のかき揚げ蕎麦をいただきます。いや、その前に日本酒なぞもいただいちゃってたかもしれませんねぇ。。(すっとぼけ)



テーブル席のほか道路に面したカウンター席もあります。日が落ちたらいい雰囲気になりそうです。



ということで、30分ぐらいでおいとまする予定が1時間半も腰を落ち着けてしまいました。そんな心和むお店ですので、江の島・鎌倉へお出かけの際はぜひ立ち寄ってみてください。

**お店情報**
和心蕎花 鎌倉店
〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-8-17
TEL 0467-50-0232
営業時間 11:00~21:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日が定休)



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カルテックスマークが出現!

2023-01-08 18:25:37 | 貨車
近所のガソリンスタンドの隣で工事が始まったと思ったら、なんと今ではかなり貴重になった日本石油の「カルテックスマーク」が姿を現しました。隣地の塀が壊されて今まで隠れていたものが出土した状態。戦後しばらく自社石油製品の販売が制限されるなか米CALTEX社と業務提携して以来、1983年まで使用されていたマークとされます。



普通はセットになっている「蝙蝠(こうもり)マーク」が無いのが不思議でしたが、よくよく見ればその部分は塀が壊れたかなにかで新しく取り替えられていました。これは残念!工事が本格化すれば消されるか新たな塀で隠されてしまうでしょうから、今のうちにしっかり愛でておきたいと思います。



実はこのマークが出現する少し前に、買ったまま放置状態だったTOMIXのタキ9900キットを組み立て始めていて、キット付属のマークじゃものたりないなぁと思ってネットの海から「こうもり&CALTEX」マークを拝借してシールを作ったのです。



デッキとかドームまわりの作り込みメンドーだなぁ、、と手が止まり気味だったので、この実物マーク出現で大いにモチベがUPしました。笑




さて、話変わって富山地鉄のクハ173ですが、ひと晩考えてやっぱり白すぎるので、当初から気になっていたタミヤの「レーシングホワイト」を新たに購入して吹きました。



まだエンドウ車よりは白いですが、“足して2で割った”ぐらいにはなったのでこれでよしとします。



コメント (2)
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