80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

知らなきゃよかった事実

2020-05-30 01:58:26 | 私鉄電車
緊急事態宣言が全て解除となり初の週末を迎えました。
昼すぎに何やら急に大きなジェット音が近づいてきて、羽田着陸機にしては随分フライングな時間だなあと思ったら、何とブルーインパルスがスモークを引いて飛び去って行きました。医療従事者への感謝を示す飛行とのこと。医療従事者の方々の日々のご活躍には本当に頭が下がります。ありがとうございます。



そんな私にできるのはなるべく外へ出ないこと。さぞ模型作りも捗るだろうなと思ったけれど、そうは問屋が卸しませんねぇ。
近鉄860系はヘッドライトケースを差し込んだだけ。これでは工作とは言えぬ・・・。(爆)



そして定番のつまみ食い。残雪の立山連峰をバックにチューリップ畑の中を走り抜ける富山地鉄いいよねー♪ 14760形の先頭に増結用のクハ。しかもお揃い車体のクハ175じゃなくて10020形の流れをくむクハ173非冷房車。これで3ツ目だったら言うことナシなんだけどなー♪♪

(復刻版私鉄の車両10「富山地方鉄道」;ネコパブリッシング刊)


友人の形見で譲り受けたエンドウの14760形。前パンかっこいい!!何度か走らせたんですが、インレタがヘタってて仕上げを中断してました。再び重い腰を上げようか・・・。クハ1両ぐらいすぐ作れるんじゃない??



みたいなノリでふらっとクハ173の図面をPCで描いて窓抜き。実車の図面がないので名鉄5000系とか長電2000系とか混ぜたハイブリッド仕様です。サハからの改造なので、乗務員ドア後ろの、できるもんならここから頭を出してみろと言わんばかりの狭い窓がチャームポイント。



ところが全部抜き終わってから実車写真を改めて見返してびっくり。晩年の写真を見ながら作図したのですが、何とそこにはなかった「窓下側のコーナーにR」がついているのを発見!他のモハも含めて、皆、登場時は窓の四隅にRがついていたようです。まあその方が自然ですが・・・。



改造のタイミング的には冷房化の時ぐらしか思いつかないのですが、なんでRを削ってしまったのでしょうか。サッシを外から外すのに便利??ナイナイ^^;
まあ冷房化後の姿で作れば問題ないわけですが、前に書いたように非冷房時代のアンバランスな編成が魅力なのです。で、修正するか思案中。。やっぱり浮気はいけません。バチが当たりますね。。



ということで、この土日はおとなしく近鉄の仕上げに励みたいと思います。
が、地鉄の謎も興味津々ですので、どなたか窓の改造についてご存じの地鉄フリークの方がいらっしゃいましたら情報お待ちしております。


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路面電車動力を取り寄せてみた

2020-05-23 15:08:59 | 北海道方面
また浮気?
ま、否定はしませんが(汗汗)一応ゴールのある話です。
秋の運転会の「お題」の内示がありましたので、いつもどおりフライングスタートしてみた・・・というお話。
「元〇〇」ということなので、世にも珍しいディーゼル路面電車D1000形から転じた札幌市電700形という車両を作ってみようと思い、とりあえず足回りパーツを取り寄せて組んでみました。

路面系ではだいぶ前に都電7000形更新車を作ったことがあって、その時はフクシマのFギヤと乗越ボルスター、だるまやの台車、小型モーターなどを苦労して組み合わせました。今では動力ユニットも数社から発売されていますので、今回はアルモデルの「路面電車動力セット(アルパワーHO-17T)」を試してみようと思います。

セットの内容です。組立済の動力台車(右)と非動力台車(左)、それに真鍮エッチング製の床板などが同梱されています。後ろの袋の中に見える穴だらけの板は何だろうと思ったら「残材」だそうです。元々バラパーツとして発売されたものをメーカー側が組んで発売したわけですね。


台車ユニット以外は素材感の強いパーツだらけ。しかも説明書も簡素なので最初はどこから手を付ければよいやら??といった状態でしたが、要はエッチング製の床板の端を折り曲げて強度を出し、これに台車を取り付ければオワリというものでした。ただし、予め装着済の「台車取付金具」を使わない場合は、モーター周辺を一度分解してから外す必要があるため、集電板などの取り回しをよく頭に叩き込んだうえで分解する必要があります。

さて、今回製作する車両はボギーセンター距離が7,400mmで、80分の1に換算すると92.5mmです。付属の床板には6mmピッチでセンターピン穴が開いており、最大で84mmまで対応していますが、これでは足りません。



そこで、付属の「延長改造素材」を使って延長します。板厚分だけ折り曲げて下面が床板とツライチになるようにして半田付けしました。



見ての通りこのままではかなりペラペラなので、ストックのあった2×5mmチャンネル材を使い、延長部分だけでなく、全長にわたって補強をしておきました。



台車ユニットと床板を合体すれば完成。ちなみに台車枠は別売りのホワイトメタル製住友KS-40タイプを仮装着した状態。



なんと配線ナシでこのまま走ります!!



〆切はまだ先なので車体はこれから作図し、気長に作っていきます。一瞬、トラムウェイの都電7500形の改造でイケそうかなと思ったのですが、かなり細かくバラさないと無理そうなので諦めました。



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ザロイヤルエクスプレスの先行試作(1)

2020-05-17 01:37:57 | 私鉄電車
天気が悪いのを言い訳にして近鉄の修復・塗装を先延ばしにしております。(汗)
代わって、伊豆急2100系5次車改「THE ROYAL EXPRESS」の先行試作を始めました。

製作に当たっては、兎にも角にも、まずこの流線形の前頭部を何とかしないことには始まらないので、下田方先頭車のクハ2162をモックアップ代わりにして仕様を固めていくことにしました。もしうまくいかなかった場合は頭だけ切り落としてやり直し・・・。そう、つい先日近鉄で練習(笑)した方法でやり直せばいい、ぐらいの気持ちで取り掛かっています。



これは雑誌掲載の図面です。左が「鉄道ファン」、右が「とれいん」で、前頭部のカーブが両者で微妙に違っています。詳細組立図ではないので、もはやどちらが正しいというものでもありませんが、ふくよかな丸みで描かれている「鉄道ファン」の方が何となく実車の感じに合っているようなので、この図に合わせて造形を試みることにしました。



この図面を見ているうちに「アレ」が使えるのではないかという気がしてきました。そこで・・・我こそはと思う屋根板は集合!!(笑)



ちょっと幅が足りませんが、こいつなら盛って削ってすればうまく使えそうじゃないかい?



ということで、前頭部(下部)は屋根板からの削り出しでベースを作ることにして車体の方をケガきます。もっとも、以前に「北海道クルーズトレイン」向けに5両分を先行してケガいてあったので、今回ケガいたのは残りの中間車3両分のみ。使用した紙は#300スノーマット(t=0.35mm程度)です。



妻板と車内仕切板は、t0.5mm相当の#400スノーマットを使用し、はがき大の用紙に印刷。



外周を切り抜いて軽く曲げ癖をつけます。なんかC55みたい、、、(笑)



窓を抜きます。ドア類はすべて外板とツライチとなるため、抜きカスを捨てずに窓を開け、再利用します。それにしても開口部多すぎ!展望室部分は幕板側の補強材が入りそうにありません。はぁ...



乗客用はプラグドアなので、裏打ちをしたうえでこんな感じに貼り込みます。



乗務員ドアも同様、こんな感じになります。



今回はとりあえずここまで。

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続・近鉄モ862の修復

2020-05-12 19:05:36 | 私鉄電車
運転台ユニットの幅が狭めだったのを調整して車体に接着します。乗務員室仕切が迫っている関係で“ノリシロ”が取れず、側板は車体にほぼイモ付けする形になりましたが、腰部の補強材が残っているので、写真のようにクリップで挟んで強固に固定することができました。



オデコはアガチスの屋根板から切り出して整形しました。前回はファルカタ材を使いましたが、一見柔らかそうに見えて手ごわいという、ツンデレならぬ“デレツン”素材であることが分かったので却下。笑



先端が変形したヘッドライトケースはうまく修復できず、さりとて1袋だけ通販するのもナンなので反対側をドリルレースしてみました。



思ったよりうまく出来てワロタ♪



ヘッドライトケース、テールライトケース、ジャンパ栓受をシンナー風呂で洗濯。



瞬着は溶けませんが、ある程度シナシナになったので、ピンセットで剥ぎ取ることができました。これで再利用の準備完了です。



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近鉄モ862の修復

2020-05-10 22:19:09 | 私鉄電車
さっそくモ862号車の修復を開始します。製作記の途中に修復記が挟まるという、世にも珍しい進行となっております。笑

まずは被害状況の把握から。右前方コーナーあたりに被害が集中しているのでここを踏んづけてしまったようです。全体重がかからなかったことが不幸中の幸い。ヘッドライトケースの先端もひしゃげています。なおヘッドライトケースに沿って割れ目が伸びていますが、ここは製作段階で既に割れてしまっていたので強度が落ちていました。



反対側はほぼ無傷ですが、よく見ると乗務員扉の右上あたりに塗装の割れっぽい痕跡が認められます。



連結面側は難を逃れたようです。配管などいろいろ作り込んでいるので、もしここが崩壊していたら、今頃はまだ布団から起き上がれなかったでしょう。



前面がらみではもう1点、乗務員室仕切が片側だけ外れていましたが、ここは元に戻してから瞬着を流し込んで修復完了です。



車体にキッチンペーパーを巻いて養生し、とりあえずひしゃげている前面を剥ぎ取ります。片側が生きているので乗務員ドア付近の変形をうまく取り除けば再利用できそうな気もしますが、よくよく見るとダメージもそこそこなのでそっくり作り直した方が早そうです。



乗務員ドアもすべて取り去ります。



屋根も割れてはいるものの再利用できなくもなさそうに見えます。しかし、補強材も含めてこのようにダメージを受けているため、泣く泣く屋根まわりも一式作り直すことにしました。



テールライトケースはできれば再利用したいので丁寧に剥ぎ取っておきます。



続いて新たな運転室の製作に入ります。前回は誤って三つ折れ前面にしてしまったので、今回はR8000カーブを忠実に再現すべく、円定規を使ってまずは型紙を起こします。



さらに、前回はイモ付け+削り出しとしていたコーナーを“曲げ”で表現することとし、乗務員ドアまで一体化した展開前面を作成します。



ピンクサーフェーサーで軽く下地処理してから組み立てればユニット運転台の完成。



天井板と窓下の補強材で、前面Rと車幅を出しています。内側は室内色を兼ねてグレーサーフェーサーを吹いてあります。



車体と合わせてみるとガーン!!微妙に合わないw。。まあこの程度は気合いですり合わせが可能でしょう。。



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