久しぶりにバスネタいきます。
先週土曜日、昼食ついでに中野駅北口にある『ブロードウェイ』をぶらついてみました。今や秋葉原と並ぶヲタクの聖地ですね。中古鉄道模型屋を2軒ほどのぞき、とりたてて欲しいものもなかったので帰ろうとした矢先のこと、中古ミニカー屋のショーウィンドウに激しく惹きつけられるバスが並んでいたので速攻で確保してきました。
ヨネザワのダイヤペット“ACE”(エース)シリーズ『三菱ふそう国鉄ワンマンバス』(コードNo.14-0268)であります。顔つき、塗装、行先(東京駅)どれをとっても東名ハイウェイバスを模しているとしか思えないのになんと“3ドア”です。おもちゃとはいえ、これはかなり強引な設定。調べてみると同じ車体で塗装が都バス(美濃部色&現行色)もあるようですが、都バスにもこんな“バス窓”の3ドア車はありませんでしたね~。
ドアが開きます。このモデルのウリといってもよいでしょう。
後方からのフォルム。おもちゃとはいえ、ディーティールをつぶさに観察してみるとなかなか良く出来ています。エンジンルームの「網」やテールランプはシールに印刷したものですけど。。
国鉄バスや都バスに化けていますがプロトタイプはズバリこれでしょう。京王バスがまだ京王帝都だった頃に在籍した『三菱ふそうB800N(三菱ボディ)』。ホイールベース5.7m、全長11m超級は路線バスとしてはかなり大きいサイズです。赤白クリームの旧塗装が懐かしいですね。
(桜ケ丘営業所所属J3184号車 1980年3月,聖蹟桜ヶ丘駅前にて)
通称B8(ビーハチ)と呼ばれたこの車はかなり大量に導入され、相模原線開通前の多摩ニュータウン輸送に威力を発揮したほか、区部にも配属されて新宿や渋谷に顔を出していました。少し時代が下がってボディが近代化されるとこうなります。バス窓がサッシ窓に代わりましたが基本の窓割は一緒。新製時から簡易塗装で登場したはずです。
(桜ケ丘営業所所属J3236号車 1978年9月,桜ケ丘営業所にて ※許可を得て撮影)
リヤスタイルの実車比較。窓上のヒサシはもっと張り出していいかなー。でもよく特徴をとらえていると思います。
B8はエンジンが独特でした。それまでの直列6気筒をやめ、V型6気筒の6DC2という200馬力エンジンを積んだのです。アイドリング時はエンストするかと思うくらい悠長にタタン、タタンと回り、いざ吹けあがるとドゥルルルル~というV型エンジンならではの爆音を奏でました。シリンダのボア径がストロークより大きいオーバースクエアタイプで、本来は観光バスなどの高速運転向きのエンジンなのですが、V型にすることでコンパクトになるため、路線バスにも用いられたのでしょう。三菱ふそうのリヤエンジンバスは“ひな壇”と呼ばれるエンジンルームのデッドスペースが大きいのが特徴でしたが、このB8系ではそれもぐっと小さくなりました。直結冷房が登場するのはもっと後で、パワーよりも収容力が求められた時代なのだと思います。
京王バスには付いていませんでしたが、会社によってはリアに「B8」エンブレムを取り付けていました。これカッコよかったなー。。
(京急バスM5121号車(三菱ふそうB800M(呉羽ボディ))のB8エンブレム ※大森営業所にて許可を得て撮影)
さて、このミニカー。海外サイトなどをみると5,000円、1万円etc.で取り引きされているようですが、コレクションもトレードも興味ない管理人としては、もはや頭にあるのはいかに“京王バスに戻すか”だけ。しばらくは楽しく妄想することにしよう♪
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先週土曜日、昼食ついでに中野駅北口にある『ブロードウェイ』をぶらついてみました。今や秋葉原と並ぶヲタクの聖地ですね。中古鉄道模型屋を2軒ほどのぞき、とりたてて欲しいものもなかったので帰ろうとした矢先のこと、中古ミニカー屋のショーウィンドウに激しく惹きつけられるバスが並んでいたので速攻で確保してきました。
ヨネザワのダイヤペット“ACE”(エース)シリーズ『三菱ふそう国鉄ワンマンバス』(コードNo.14-0268)であります。顔つき、塗装、行先(東京駅)どれをとっても東名ハイウェイバスを模しているとしか思えないのになんと“3ドア”です。おもちゃとはいえ、これはかなり強引な設定。調べてみると同じ車体で塗装が都バス(美濃部色&現行色)もあるようですが、都バスにもこんな“バス窓”の3ドア車はありませんでしたね~。
ドアが開きます。このモデルのウリといってもよいでしょう。
後方からのフォルム。おもちゃとはいえ、ディーティールをつぶさに観察してみるとなかなか良く出来ています。エンジンルームの「網」やテールランプはシールに印刷したものですけど。。
国鉄バスや都バスに化けていますがプロトタイプはズバリこれでしょう。京王バスがまだ京王帝都だった頃に在籍した『三菱ふそうB800N(三菱ボディ)』。ホイールベース5.7m、全長11m超級は路線バスとしてはかなり大きいサイズです。赤白クリームの旧塗装が懐かしいですね。
(桜ケ丘営業所所属J3184号車 1980年3月,聖蹟桜ヶ丘駅前にて)
通称B8(ビーハチ)と呼ばれたこの車はかなり大量に導入され、相模原線開通前の多摩ニュータウン輸送に威力を発揮したほか、区部にも配属されて新宿や渋谷に顔を出していました。少し時代が下がってボディが近代化されるとこうなります。バス窓がサッシ窓に代わりましたが基本の窓割は一緒。新製時から簡易塗装で登場したはずです。
(桜ケ丘営業所所属J3236号車 1978年9月,桜ケ丘営業所にて ※許可を得て撮影)
リヤスタイルの実車比較。窓上のヒサシはもっと張り出していいかなー。でもよく特徴をとらえていると思います。
B8はエンジンが独特でした。それまでの直列6気筒をやめ、V型6気筒の6DC2という200馬力エンジンを積んだのです。アイドリング時はエンストするかと思うくらい悠長にタタン、タタンと回り、いざ吹けあがるとドゥルルルル~というV型エンジンならではの爆音を奏でました。シリンダのボア径がストロークより大きいオーバースクエアタイプで、本来は観光バスなどの高速運転向きのエンジンなのですが、V型にすることでコンパクトになるため、路線バスにも用いられたのでしょう。三菱ふそうのリヤエンジンバスは“ひな壇”と呼ばれるエンジンルームのデッドスペースが大きいのが特徴でしたが、このB8系ではそれもぐっと小さくなりました。直結冷房が登場するのはもっと後で、パワーよりも収容力が求められた時代なのだと思います。
京王バスには付いていませんでしたが、会社によってはリアに「B8」エンブレムを取り付けていました。これカッコよかったなー。。
(京急バスM5121号車(三菱ふそうB800M(呉羽ボディ))のB8エンブレム ※大森営業所にて許可を得て撮影)
さて、このミニカー。海外サイトなどをみると5,000円、1万円etc.で取り引きされているようですが、コレクションもトレードも興味ない管理人としては、もはや頭にあるのはいかに“京王バスに戻すか”だけ。しばらくは楽しく妄想することにしよう♪
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