80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

お気楽キハ58001改造記(2)

2020-03-30 01:01:49 | 中央東線方面
年度末の嵐も何とか収まりましたので製作に復帰します。キハ58001を早いとこ仕上げて近鉄に戻らないと・・・。

冷房用配電盤で埋められていた連結面の窓を復元します。t0.5プラ板で外枠を、t0.3プラ板で窓枠を切り出しました。



2枚を貼り合わせます。下段窓は埋められているので、裏打ちをしたのち、レポート用紙の表紙(t0.15mm程度)を貼って窓枠との段差を小さくしてあります。



妻板の穴にはめ込み、ツライチになるように注意しながら瞬着で固定。さらにジャンパホース受けのくぼみもt0.5プラ板で埋め、両者とも隙間にパテ代わりの瞬着を盛って整形しておきます。中桟が太すぎましたね。。あと左の窓に比べて全体的に0.5mmぐらい低いような・・・。(汗)



タイフォンは、元の耐寒型のシャッターを削った後にスジを付けてスリットを表現しようとしたのですがうまくいかず断念。潔く削り取ってエコーのパーツに置き換えました。



サーフェーサーを吹いてさらに研磨。新設窓の上部には、φ0.3真鍮線を曲げた水切りを瞬着で貼ってあります。



なんだかんだでユルユルと工作したため塗装まで辿りつかず、今日はここまで。


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お気楽キハ58001改造記

2020-03-21 01:57:01 | 中央東線方面
やる気スイッチが入ってしまったので、KATOのキハ58をタネ車にして「かわぐち」用の富士急行キハ58001を作ります。

とりあえず外せるものは外します。幌、手すり、ジャンパ栓、ワイパー、点灯ユニット、それにいったん取り付けた屋根も作業性を考えて取り外しておきました。フロントガラスは割れそうだったのでそのままにしてあります。



フロントガラス部分をマスキングテープで養生し、不要なモールドを削るとともに、ジャンパ栓受の穴はプラ屑を押し込んで埋めておきます。



こっちは手を付けないつもりでしたが、ついムラムラと。。。ごみ箱(左)の突起を削り、配電盤(右)部分は少し大きめに穴を開けました。左側と同じ窓ユニットを作ってこの穴に埋め込む予定。



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DC急行「アルプス」に再度向き合う

2020-03-19 11:17:30 | 中央東線方面
発表から少し経ちますが、トラムウェイから、キハ58系パノラミックウィンドウ車の発売予告が出ました。
これを機に、何となく塩漬けになっているDC急行「アルプス」編成のフィニッシュに向け、少~しだけ駒を進めようと思います。



DC急行「アルプス」については、当ブログの立ち上げ3日目に「キハ58系「アルプス」を仕立てる・その1」と題した記事をUPしています。なななんと11年前・・・(汗)

手持ちのKATO製品を中心に、とりあえず基本となる松本・糸魚川編成の8両を仕立てましょうということだったのですが、その後はキロ58のペーパースクラッチが完成したぐらいで、キハ65の寒地向け仕様だとか、キハ28の2500番台化(パノラミックウィンドウ)改造などが全く手付かずの状態となっていました。

キハ28 2500番台はキロ58の冷房電源供給用に製造されたもので、今回トラムウェイから発売される一般的な3000番台パノラミック車とは細部が違うのですが、KATOの平窓車をゴリゴリ削って改造するよりは遥かにマシ。ということで、「M無し冷房車」タイプをさっそく1両予約しました。

これで肩の荷が下りて気が楽になったので、多層建て気動車列車の真骨頂に迫るべく、小海線に直通する「八ヶ岳」と富士急行線に直通する「かわぐち」も加えた12連にしちゃおう!!とはしゃいでいますよ、というのが本投稿の主旨であります。


追加する2列車4両のうち、まず「八ヶ岳」はノーマルなキハ58+キハ65として手持ちのストックから車両を調達。一方の「かわぐち」は知る人ぞ知る富士急行所有のキハ58系で、片運転台のキハ58001と両運転台のキハ58003の組み合わせとします。Nゲージャーの方は、何かむかしそんなセットが発売されたよなあ・・・と気付かれるかと思いますが、はっきり言ってそれをパクって参考にしてます♪

で、寄せ集めたのがこの写真ですが、キハ65は在庫払底につき急行「うわじま」を減車(9両→8両)することで捻出しました。「かわぐち」用のキハ58001はKATOのをそのまま転用しようとしたら“非冷房”だったんですね。。今ごろ気付くなよwって話ですが、まあ何とかなるでしょう。残るキハ58003・・・。こいつはKATO改では全く歯が立たないので別ルートで調達することにしました。



ではまずキハ58001を「何とか」しましょう。クーラーを取っ払って、冷房電源と制御用のジャンパケーブルも取っ払って・・・。キハ28パノラミックウィンドウで稼いだ「ラクする貯金」が一気に底をつくどころか倍返しの勢いです。。



全部バラして・・・



エイヤッと一気に改造!!




エヘヘ・・・これはウソでございます。


お友達から譲り受けたキハ58 800番台(修学旅行用)の屋根をそっくり頂戴しました。走行関係が不調になった他のキハ58に足回りを譲ってダルマ状態になっていたものです。



どうせなら黄色5号をクリームに塗り戻せばそのまま使えるな・・・とも考えたのですが、せっかく友人がコツコツと改造したものなので、いずれは屋根と下回りを復元して元の形に戻してあげたいなと。。ああ、またカラ手形。。



何だかんだで非冷房化ってけっこう大変。ジャンパ関係はほぼすべて外して穴埋めが必要ですね。タイフォンもスリットタイプにする必要があります。キハ65と交換できれば万事うまくいくのですが、出来ないのが一体成型の悲しさ。



デッキ側妻面は、ジャンパ外しだけでなく、右側の冷房用配電盤も撤去して窓を開けないといけませんが、まーこちらには手を付けないのが無難かと。



こんな感じで今後も不定期にいじって参ります。

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近鉄860系の製作(10)

2020-03-13 01:53:12 | 私鉄電車
まずはじめに訂正があります。
前回の投稿で、「図面に騙されて前面を三つ折れで作っちゃった」と書きましたが全くのウソでした!
元にした図面をもう一度確認すると、しっかりR8000の円弧であることが明記されていました。しかも自分で80分の1にした寸法を「100」と書いてるし・・・。
読者、関係者の皆様にお詫びするとともに訂正させていただきます。円ですゴメンナサイ!! m(_ _)mヒラニ



幸い後退角は僅かで、ほとんど円弧と見分けはつかないので、この先の研磨作業でだましだまし丸くしていこうと思います。

ということで気を取り直して下地処理を続行します。車体裾やコーナーなどのRをつけた部分に溶きパテを筆塗り。屋根肩に折り曲げ線が出ているところがあるので、肩Rの部分にもざっと塗っておきました。



最終的にピンクサフで仕上げるのですが、今回は手抜きで車内色を塗らずサフのままにしようと思うので、車内外ともにグレーサフを吹いてとりあえずコートしました。



乾燥を待つ間にベンチレーターを試作します。果たしてこれは押込み型なのか吸出し型なのか・・・何度写真を見ても構造が理解できないので、とにかく見た目が似てればヨシとすることにしました。前後の向きが互い違いに取り付けられているのがわかります。

(Wikipedia 近鉄820系電車より)


写真判定で大きさはだいたい1m四方と推定。こんなパーツの構成で試してみることにします。



裏側に足を4本、瞬着で接着。これは後で短く切ります。



前から見たところ。何となく雰囲気はOKでしょうか。。両サイドの前後端のRを丸くしすぎたので要修正ですね。



後ろから見た感じ。こちらも何となくOK。(ってことにしちゃう笑)



先の実車写真では、1番目の前向きのものは天板の下に隙間が無いように見えますが、2番目の後ろ向きのものをよく見ると、天板のすき間から向こうの景色が透けて見えています。そのへんにこだわったら同じようなスケスケにできたのですが、果たしてこれでいいんでしょうか???(笑)



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近鉄860系の製作(9)

2020-03-09 21:02:05 | 私鉄電車
先週は仕事が立て込んでいたので工作は牛歩です。というかこの週末しか工場が稼働しておりません。(汗)
モの方は車体の整形と走行試験がとりあえず終わったので、今度は相棒のク760形の車体を仕上げていきます。

オデコの部分は、今回は「ファルカタ材」を使ってみました。DIY店でよく売っている白っぽくて軽い南洋材です。バルサに似た質感ですが、バルサより硬さがあります。



今月の「とれいん」誌に近鉄8000系の車体構造の解説が載っていますが、それによると前面は三つ折れではなく、R=8000の大きな円弧で出来ているそうです。形式こそ違いますが同じ顔つきの860系も円弧だったのでしょうか。参考にした図面が三つ折れで描かれていたので疑うことなくそうしましたが、写真をじっと眺めてみても折れ目が全く見えないので不思議に思っていました。三つ折れといってもわずかな後退角なので幌座を付ければ誤魔化せるでしょう。



ヘッドライト穴を開け、ざっくり整形したものを接着。



雰囲気重視でRを出しながら削り、パテを盛って乾燥待ち。話が前後しますが車体裾やコーナーのRは既に削り出してあります。



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