80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

デハのひらき

2010-02-27 14:33:46 | ひらき
ひらき初の20m級4扉車の登場です。

まだアイボリィ紙ではなく白ボール紙を使っていた頃の作品で、1両は黄ボール紙かと思うくらい黄ばんでいます。何と中途ハンパな窓抜きでしょう・・・
エンピツで薄く「デハ9000」「デハ9300」と書いてあり、9300の方はパンタ位置もケガいてあります。



もうおわかりですね。
正体はコレ↓



小田急電鉄の地下鉄千代田線乗り入れ用9000形です。

それにしてもひどい顔だ。
この(当時としては)斬新な顔をどう再現するか、モックアップを作って検討したのですね。パテの存在を知らなかったとみえて紙粘土が充填してあります。
もう少し頑張れば何とかなったかも知れない(笑)一品ではあります。


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都電の誘惑9・・・ビューゲルは奥が深い

2010-02-27 01:52:23 | ひらき
都電7000形更新車は、ヘッドライト周りのボサボサをパテとサフェで修正し、何とかましな顔つきになりました。換気口のスリットとバンパーは塗装後に取り付ける予定です。



あと、塗装前のひと手間として、ビューゲルの引きひもとその支持台座を作りました。あまりに細かいので最初は躊躇したのですが、他にディティールらしきものもなく目立つので、オーバースケール覚悟で挑戦してみました。
ひもを通す台座はt0.5mmプラ板を1mm幅に切ったもので、φ0.5mmの穴を開けてからカットしましたが、ご覧のとおり恐ろしく小さいパーツに少々引き気味です。右の正方形のものが車体側面用で、塗料皿に入った長方形の方が屋根上取付け用です。



案ずるより生むが易しで、切り出しから接着まで10分くらいでできました。
予想にたがわずオーバースケール気味ですが、がぜん路面電車らしくなってきました。



図面からは屋根上の配置がわからなかったので、実車写真を参考に、途中で「く」の字に折れ曲がっているものと推測して下の写真のように配置しました。



続いてビューゲル折り畳み時の固定フックをφ1.0mm真鍮線から切り出して植え込みました。もっとも模型ではダミーなので先端のカギは表現ぜず、ただの棒になっています。



操作ひもはφ0.3mm真鍮線を使おうとしたら曲がらず、見た目も太いので、電気コードの芯線をほぐしたものにしました。φ0.1~0.15mmくらいです。塗装で台座の穴が塞がってしまう危険性があるので先に通してしまいました。台座を折らぬよう、ピンセットで挟んで慎重に通していきます。



こんな感じにできあがりました。固定フック側は真鍮線に半田づけしてあります。すこしヘロヘロ感が漂いますが“ひも”なのでそれでいいんですッ!
運転士側の取っ手は先につけておくべきでした。パテか接着剤を丸めて半乾き状態でくっつけてやる予定。。。



ところでこのひもですが、何をするものかわかりますか?
ビューゲルの方向転換をするためのもの、じゃあないんですね、どうも。

確かにツーマン時代は、車掌が後部からひもを引いて反転させていたようですが、ワンマンになってからは、どうやら自動で方向転換や折り畳みができる構造になっていたようです。
実車の写真をよく見ると、ひもはビューゲルまで達しておらず、固定用フックのところで切れています。つまりこのひもは、下げたビューゲルを上げるための「カギはずし」用だったわけです。

終点で折り返すと、運転士はビューゲルが倒れた方向に行くわけですが、そこでひもを引いたってさらに下がるだけじゃん?という長年の疑問がやっと解けました(笑)

この写真は荒川車庫の「都電おもいで広場」に静態保存されている7500形7504号車のビューゲルですが、両サイドにピストンのようなものがついているのがわかります。これをエアで操作して上げ下げしていたのでしょう。左右に棒の上に乗った固定用フックがあって、ひもはここまでしか来ていない様子もわかりますね。



あとディティール関係では、正面向かって左側に昇降ステップがつくのですが、狭い場所で塗装の際にマスキングの支障にもなるので、余力があれば(笑)塗装後に貼り付けることにします。


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都電の誘惑8

2010-02-24 02:10:12 | ひらき
都電7000形更新車が少しだけ進みました。

前面にヘッド/テールライトケースを取り付けました。ヘッドライトはKSモデルのNo.983「ライトケース(113系シールドビーム用)」、テールライトは外径φ2.0mm(内径φ1.5mm)真鍮パイプです。
両方の間隔が狭すぎたので、写真向かって右側のようにヘッド、テール連続した穴を開け、間にt1.2mmプラ板のスペーサーを挟んでライトケースを押し込んでいます(写真左側が押し込んだところ)。



なお、テールライト用パイプはドリルレースで外側に45°のテーパーをつけています。



全景写真です。ベンチレーターはエコーの「小型ガラベン」を4コ載せました。



これで何とか塗装に持ち込めそうです。
早く排障器作らないと。。。


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EF65の更新(その6)

2010-02-23 20:16:12 | その他
カツミEF65-1000の下回りとKATOのAssyボディを組み合わせた-500Pがほぼ完成に近づきました。

ヘッドライト導光用のアクリルパーツがモーターに支障する話は前に書いたとおりですが、これを押さえるカバーの取付台座(写真の突起)も邪魔になることがわかったのでカットしました。中央に見えるパンタ取付けネジの頭は屋根板に潜り込んでいるのでセーフでした。



下回りを組み立てたところです。前後のボルスターとモーターをたすきがけに配線しています。ボルスター取付部(モーターとウェイトの間)に横はリを追加しているので、床板の沈み込みはなくなりました。



裏返してみたところです。昨今のスマートな足回りと違って歯車むき出しの台車がとってもメカニカルでGood!
床板はφ2mmネジでボディのアングルにとめましたが、途中で、恐れていた“アングル外れ”が1ヶ所だけ発生してしまいました。多用途接着剤と瞬着を併用してしっかりとめたつもりでも、ちょっと強い力がかかると弱いようです。



スカート周りはブレーキホースに黒、コックに白を色差ししました。実車の写真をみるとコック全体を白く塗ったもの、ハンドルと頭部分だけ白く塗ったもの、ハンドルの先だけ白く塗ったものなど様々だったので、メリハリを出すため少々オーバーですがコック全体を白く塗ってあります。
カプラー開放テコとスノープローが未設置です。
カプラーはケーディのNo.5で、ポケットの先端を1mmカットした上でスカートとツライチに固定しました。



全身ショットです。んーイイ感じよ(^^;



調子に乗って「はやぶさ」との絡みを撮ってみました。やっぱ20系と特急塗装はベストマッチですね。




順番が後先になってしまいましたが試運転の様子です。ブラシ周りの清掃と注油のおかげでとてもスムーズに走り、ひと安心です。しかも思いのほかスローが効いてちょっとびっくり。さすが老舗・カツミのモーターですね。インサイドギヤならではの釣り掛けっぽいサウンドが悠久の時を経て(笑)よみがえりました!




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正体不明・・・地鉄ライク?なひらき

2010-02-21 22:58:14 | ひらき
ついに登場、正体不明のひらきです。しかもペーパールーフではないので厳密に言うとひらきではなく、背骨を取った三枚おろしというのが正解かな?

測ってみると車体長210mm(実物換算16.8m)、窓幅16mm(同1,300mm)、扉幅14mm(同1,100mm)で、17m級の2扉クロスシート車といったところでしょうか。記憶を総動員してもプロトタイプは思い浮かばないので自由形で間違いないでしょう。



そしてこのモデルの最大のポイントは、富山地鉄クハ170形を髣髴させるこの窓配置!
中間車からの改造歴をにおわす狭小窓がマニア心をくすぐります(^^;



さらに、正面は貫通それとも非貫通?、足回りは釣り掛け、カルダンどっち?、パンタは1丁それとも2丁?、塗装はどんな色?、などなど、想像はどんどん膨らんでいくわけで。。。


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