80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

路面電車動力を取り寄せてみた

2020-05-23 15:08:59 | 北海道方面
また浮気?
ま、否定はしませんが(汗汗)一応ゴールのある話です。
秋の運転会の「お題」の内示がありましたので、いつもどおりフライングスタートしてみた・・・というお話。
「元〇〇」ということなので、世にも珍しいディーゼル路面電車D1000形から転じた札幌市電700形という車両を作ってみようと思い、とりあえず足回りパーツを取り寄せて組んでみました。

路面系ではだいぶ前に都電7000形更新車を作ったことがあって、その時はフクシマのFギヤと乗越ボルスター、だるまやの台車、小型モーターなどを苦労して組み合わせました。今では動力ユニットも数社から発売されていますので、今回はアルモデルの「路面電車動力セット(アルパワーHO-17T)」を試してみようと思います。

セットの内容です。組立済の動力台車(右)と非動力台車(左)、それに真鍮エッチング製の床板などが同梱されています。後ろの袋の中に見える穴だらけの板は何だろうと思ったら「残材」だそうです。元々バラパーツとして発売されたものをメーカー側が組んで発売したわけですね。


台車ユニット以外は素材感の強いパーツだらけ。しかも説明書も簡素なので最初はどこから手を付ければよいやら??といった状態でしたが、要はエッチング製の床板の端を折り曲げて強度を出し、これに台車を取り付ければオワリというものでした。ただし、予め装着済の「台車取付金具」を使わない場合は、モーター周辺を一度分解してから外す必要があるため、集電板などの取り回しをよく頭に叩き込んだうえで分解する必要があります。

さて、今回製作する車両はボギーセンター距離が7,400mmで、80分の1に換算すると92.5mmです。付属の床板には6mmピッチでセンターピン穴が開いており、最大で84mmまで対応していますが、これでは足りません。



そこで、付属の「延長改造素材」を使って延長します。板厚分だけ折り曲げて下面が床板とツライチになるようにして半田付けしました。



見ての通りこのままではかなりペラペラなので、ストックのあった2×5mmチャンネル材を使い、延長部分だけでなく、全長にわたって補強をしておきました。



台車ユニットと床板を合体すれば完成。ちなみに台車枠は別売りのホワイトメタル製住友KS-40タイプを仮装着した状態。



なんと配線ナシでこのまま走ります!!



〆切はまだ先なので車体はこれから作図し、気長に作っていきます。一瞬、トラムウェイの都電7500形の改造でイケそうかなと思ったのですが、かなり細かくバラさないと無理そうなので諦めました。



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ザ・ロイヤルエクスプレス着工しました

2020-01-29 03:24:49 | 北海道方面
先日雨のなか下見に行ってきた伊豆急行の「ザ・ロイヤルエクスプレス」こと2100系第5次車の製作に着手しました。
正式にはこの夏に北海道で運行が予定されている「ザ・ロイヤルエクスプレス~北海道クルーズトレイン~」です。
すなわち、2100系5両と電源車(通称「ゆうマニ」=マニ50)、そしてDE15(らしい)の重連がセットになります。
まだ想像図しかない編成が果たして作れるのでしょうか??
成せば成る!!
もしダメならば「伊豆急のザ・ロイヤルエクスプレス」にするだけです(笑)。

さてこのクルーズトレインですが、本来8両編成の「ザ・ロイヤルエクスプレス」を有効長の関係で5両に短縮するとされています。プレスリリースにはこんなイメージ図が載っているので、これをもとに何号車が抜かれるのかを予想しようとしたのですが。。



なんのことはない、クルーズ募集のパンフレットに編成が載っていました。それによれば1、4、5、6、8号車を抜き出して5両編成に仕立てるようです。1号車は「ゴールドクラス」、4号車は「キッチンカー」、そして5、6、8号車はそれぞれ内装の異なる「プラチナクラス」となっています。

先日撮影した写真でみるとこうなります。雨と障害物に阻まれた見苦しい写真ですがご容赦ください。
伊豆急下田方1号車の「ゴールドクラス」クハ2162号車。なお、伊東方8号車の「プラチナクラス」クハ2161は、こと外観だけでみれば、連結面に対して線対称のスタイルとなります。



4号車の「キッチンカー」モハ2123。伊豆急下田方にパンタをもつ中間電動車で、車体外観は後述の6号車と同一です。



5号車のサロ2191。元々は「ロイヤルボックス」として組み込まれたいわゆるグリーン車でした。窓配置が特徴的なほか、他の車両の出入口がプラグドアなのに対しこちらは4枚折戸になっています。



6号車のモハ2122。車体外観は4号車と一緒で、パンタが伊東方にある点が異なります。


ということで、設計的には①先頭車、②パンタ付き中間車(ただしパンタ位置はそれぞれ逆)、③元ロイヤルボックス車の3パターンでいけることがわかりました。これはシンプルで良い♪
ちなみに今回はDLに牽引される「客車」なのでモーターも入れません。この点もラッキー♪

実車は寝台車並の深い屋根が特徴なのでペーパールーフで作ることとし、手始めに断面図を作成して展開寸法を求めます。100mmと出ました。普通の裾絞り車体でも95~96mm程度なのでいかにボリューミーな車体かわかります。この屋根の深さがクルーズトレインとしての豪華な内装を可能にしています。



続いてケガキに移ります。今回は手ケガキでいきます。いつもはパソコンを使ってWordで作図しているのですが、バージョンが上がったらなんかうまく描けなくなりました(笑)。コピー&ペーストすると微妙にズレてくるのです。コピペできなきゃデジタルでやる意味ないじゃん・・・。オコ!



前頭部が非常に悩ましい形状をしています。フロントガラスの後退角は45度だそうですが、全体的に丸みを帯びているためペーパーだけでは表現しきれないと思われます。この辺は「作りながら解決していく」いつものパターンでは無理っぽいのですが、まあなんとかなるでしょう・・・という根拠のない自信で乗り切ります。



勢い余ってパーツも買い揃えてしまいました。台車は形式こそ微妙に違えど、東急のポピュラーな台車と見分けがつきません。カツミのTS807Bでキマリです。今回は「客車」なので全部ピボット軸でいいのですが、在庫が無く、2両だけプレーン軸となりました。将来、動力車を増備した時はそちらに振り向ける予定です。



床下機器もラッキーです。両先頭車はサイドスカートで大部分が隠れ、中間の元ロイヤルボックス車は付随車なのでパーツ点数は少なめ。となれば2両のモハだけ注力すればいいのですが、実車を見る限り、主抵抗器はじめ103系の機器とそっくりです。なので、カツミの「モハ103冷房用」を2両分調達しました。



そしてクーラーも何とかラッキーに持ち込めそうです。屋根が深いため24系寝台と同じように車端部にクーラーが載っているのですが、AU76やAU77では小さすぎて合いません。何かうまいパーツはないか探したところ、カツミのAU712というクーラーが形、大きさともほぼ一致しそうだったので試しに1両分買い求めました。天井のファンや両サイドのスリットあたりが実車と違いますがごまかしは利きそうです。サロ212、213等用となっていて、なんとカツミ大阪店オリジナル製品とのこと。有楽町のカツミで普通に売ってましたが、これは無くならないうちに必要分をゲットしておいた方がいいかも。。



ということで、またまた浮気物件が無事に(笑)スタートを切りました。
無謀にも8月頃に実車と同時デビューを狙ってます。
どうぞ生温かい目で見届けてくださいませ。

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キハ183系保存プロジェクト成立!・・・夢は次の終着駅へ

2018-01-29 19:55:09 | 北海道方面
本ブログで2回ほどご紹介したクラウドファンディングによるキハ183系保存プロジェクトは、本日午前10時をもって目標金額610万円を達成し、無事プロジェクトが成立したとのことです。おめでとうございます!関係者の熱い想いが結実しましたね。本ブログを通じてご支援いただいた方に厚く御礼申し上げます。




そしてプロジェクトはセカンドゴール(2両目の保存)へ向けて走り出しています。次の目標は1,100万円。夢の終着駅へ向け、さらに支援の輪が広がることを期待しています。

キハ183系保存へ向けたクラウドファンディングの概要(詳しくはリンク先をご参照ください)
【実行者】
 矢野友宏(北海道鉄道観光資源研究会
【実施日】
 2018年1月1日~3月30日(88日間)
【目標金額】
 610万円(1/29成立)→第2目標金額1,100万円
【実施内容】
 2019年春OPEN予定「道の駅あびら(仮称)」に、蒸気機関車D51 320号機とスラントノーズ型のキハ183を並べて保存する。その際、塗色をかつての国鉄特急色に変更する。第2目標金額(1,100万円)を達成した場合、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両保存する。


◆「クラウドファンディング」とは何かについてお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。




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セカンドゴールへ向けてさらなるご支援を~キハ183系保存プロジェクト~

2018-01-21 13:29:20 | 北海道方面
以前ご紹介したクラウドファンディングによるキハ183系の保存プロジェクト(代表者:矢野友宏氏(北海道鉄道観光資源研究会))の支援総額は、本日現在で475万5千円となっており、目標額610万円に対する達成率は77%となっています。

期限は3月末までですが、同プロジェクトでは目標金額に達した場合のセカンドゴールとして、もう1両のキハ183系を保存し2両態勢とすることを悲願としているとのこと。この場合の目標支援総額は1,100万円です。当ブログもこれを応援するため再度告知させていただく次第です。




キハ183系保存へ向けたクラウドファンディングの概要(詳しくはリンク先をご参照ください)
【実行者】
 矢野友宏(北海道鉄道観光資源研究会
【実施日】
 2018年1月1日~3月30日(88日間)
【目標金額】
 610万円
【実施内容】
 2019年春OPEN予定「道の駅あびら(仮称)」に、蒸気機関車D51 320号機とスラントノーズ型のキハ183を並べて保存する。その際、塗色をかつての国鉄特急色に変更する。
 (第2目標金額:1100万円を達成した場合、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両保存する。)


◆「クラウドファンディング」とは何かについてお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。



興味のある方、支援希望の方はぜひ上記サイトを訪ねてみてください。


isao



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クラウドファンディングでキハ183系国鉄色「特急おおぞら」を未来へ

2018-01-04 23:06:06 | 北海道方面
新年早々、北海道在住の友人からメールが届きました。この3月に引退が予定されているキハ183系特急形気動車を保存するため、クラウドファンディングを立ち上げたとのこと。より多くの協力を募りたいとのことだったので本ブログでもご紹介する次第です。


(Readyfor.jp『北海道・鉄道史の誇り。往年の「特急おおぞら」を国鉄色で未来へ』プロジェクトページより)



キハ183系は北海道向けに設計された「スラントノーズ」スタイルの角ばったフォルムをもつ特急形気動車。運用エリアが限られるため全国区の表舞台に立つことはありませんでしたが、道内の特急網のレベルアップに貢献した功績は大きいといえるでしょう。

下記内容およびリンク先のページをお読みになり、1人でも多くの方が協力していただけることを期待します。


キハ183系保存へ向けたクラウドファンディングの概要
【実行者】
 矢野友宏(北海道鉄道観光資源研究会
【実施日】
 2018年1月1日~3月30日(88日間)
【目標金額】
 610万円
【実施内容】
 2019年春OPEN予定「道の駅あびら(仮称)」に、蒸気機関車D51 320号機とスラントノーズ型のキハ183を並べて保存する。その際、塗色をかつての国鉄特急色に変更する。
 (第2目標金額:1100万円を達成した場合、安平町鉄道資料館(旧追分機関区)にさらにもう1両保存する。)


 なお、1月4日(木)22時現在の支援状況は、支援総額165万5千円(27%)、支援者数107人となっています。


◆プロジェクトの詳細(こちらのページをご参照ください)


◆「クラウドファンディング」とは何かについてお知りになりたい方はこちらのページをご参照ください。



お知らせは以上です。皆さんよろしくお願いいたします!


(『北斗』で運用中のキハ183系初期車 2014.3.20 伊達紋別駅にて)



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