80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

【レーティッシュ鉄道】コープコンテナの製作(4)

2021-09-28 00:54:14 | 海外
いよいよコンテナのラッピングデザインです。

Wordにシールを貼り込むスペースの原寸枠を描き、その中に写真やロゴなどの素材を貼っていきます。
イチゴの写真はネットで見つけた真横の写真から拝借。車体の汚れや写真の歪みが気になったのでイチゴ周辺だけを切り抜いて使い、Coopのロゴは「コープ・スイス」のWikipediaの画像を別途貼り込みました。ハッチに書かれた青文字は「Casty Trsansporte」という物流会社のロゴで、食品センター~駅間のトラック輸送を担っているようです。その他、感電注意の黄色い三角マークやハッチの枠、取っ手などを線画で描き込みました。



サイズが合っているか確認するため、まず普通のコピー用紙にプリントして貼ってみます。若干の位置修正が必要だったので原図を修正しました。



せっかくなので先に完成したフラットカーと連結させ、赤い客車の最後尾につながって走る姿を想像して余韻にひたりました。



しかし現実は厳しい。。あ゛~サーモキングの冷凍機作んなくちゃだわ~⤵⤵⤵

(Thermo King Corp.のサービスマニュアルより)



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の出来事3題

2021-09-27 01:29:57 | 九州・山陽方面
今日は3つの話題について書きます。だいたい「発見」系の話です。

まず1つめはオシ14の話題。
朝から某店の委託品情報をチラ見していたらTOMIXのオシ14を発見。一時はプラモデル改造でいくと決めたものの、こうしてニンジンが鼻先にぶら下がってしまうといてもたってもいられず回収に走り、無事ゲットしてきました。



付属品が未開封だったので、エアホースは置いといて、とりあえず車側灯をはめ込みました。



必要なのは両側で4個。絶対に飛ばさないゾと誓って作業を始めたものの2個めで早くもピ~ン!結局6個全部使い切りました。悔しいのでいつも指差し喚呼してますよ、「側灯滅!!」って。笑



やっぱりプラモよりこっちの方がいいですね。かくして「1レさくら」フル編成がTOMIXでコンプしました。



そして今さらながらですが、プラモと合体するつもりでKATOのオシ24の下回りを買ってあったことに気が付きました。ぐぬぬ・・・って感じです。これはもったいない。。まあ当分は無理ですが24系25形100番台の「富士」フル編成の夢も捨てていないので(注:そんな夢あったんです)、また自分の中で“ブルトレブーム”が来るまで取っておきますか。



2つめは、えちごトキめき鉄道、通称トキ鉄413系に関する発見。
着工しっぱなしで放置状態なので少しは進めようとこちら↓の本を買いました。



模型の型紙は、「ぜかまし文庫」さんで閲覧可能な再末期の国鉄電車・417系の図面をもとに、実車写真と見比べながらすでにあらあら作図してあったのですが、j-trainに収録されていた413系の図面をみるとクモハ413の運転室周辺の寸法が微妙に違うことが分かりました。模型にすれば2~3ミリの差ですが、やはり正規図面に合わせて作っておいた方が安心です。



若干手直ししたのちプリンターで出力。ユニットサッシの表現を今回はシール紙ではなく別の方法でやってみようかと画策中です。




そして3つめは製作中のレーティッシュ鉄道のコープコンテナについて。そもそも分からないことだらけなので、発見というか、新たに判明したことといった内容です。

コンテナの方は継ぎ目をパテ処理してからサーフェーサーを吹き、さくっと研磨したところです。
そしてこの段になった部分に冷凍機が載るのですが、何気にエアロダイナミズム感あふれる筐体なのでハテどうやって作ったものか・・・と考え込んでしまいます。



BEMOとかRGBの模型の写真はかなり検索で引っ掛かってきますが、模型は模型として、実物がどんなものなのかはしっかり見ておく必要があります。
しかし、実はこの冷凍機側から撮られた写真というのが少なく困っていたところ、たまたまGoogleストリートビューで「ポスキアーヴォ」という駅の側線に停まっている個体をかなり近くから観察できるのを発見しました。

明らかに車両基地の構内のような場所で、えっ、こんなとこ入っちゃっていいの?みたいな感じですが(笑)、買い物帰りっぽい女性2人が歩いているので大丈夫なのでしょう。しかし軌陸車とおねえさんとは、これまた奇妙な画です。そしてターゲットが中央奥に。。



うわぁ近い近い♪(笑)それにしてもすごい機関車ですね。通路がセンター通ってて機器室が真っ二つに割れてますよ。わが国のDDなんちゃらみたいなサイド・ランボードに比べると歩きやすそうではありますけど。。



まあ機関車はともかくコープコンテナを観察しましょう。無事に裏側へ回れました。ふーん冷凍機だけじゃなくて妻板に何やら板状の出っ張りが・・・。



え!?これもしかして燃料タンクですか??いや、冷却水??ちょっと予想外の構造にびっくりですが、とりあえずサーモキングのTS-200なる冷凍ユニットを積んでいることは分かりました。そしてなんか既視感あるなぁと思った正体は・・・



これでした。トラックのキャブ上に張り出してるコレと同じものじゃないですか。先頭に出ることはまず考えられない貨車が無駄にエアロダイナミズムを追及していると思ったら汎用品でした。ちなみにこのユニットの駆動源として内蔵されているエンジンはヤンマーの3気筒ディーゼルエンジン(OEM品)だそうです。



隣の貨車のはまた違う格好をしていますね。妻面に燃料タンクが無い?



と思ったらこんなところに!しかもこれ、トラックの床下から外してきて無造作に置いただけじゃん!笑
メーカー読めませんが「C」だけ見えてるのを頼りに探したら「Carrier」というメーカーのようで、これもトラック向けの汎用品みたいですね。



ということで目から鱗が剥がれまくった1日でした。

冷凍機は、数的にはサーモキング製の方が多いようなのでそれを作りたいと思いますが、曲線美あふれる筐体や通風スリットなど、どう表現しようか迷います。
トラック用品ならHelpaとか1/87のトラックでいいやつがないかな?と検索したのですが今のところヒットせず。見つけた方いらっしゃいましたらぜひご一報を!


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】コープコンテナの製作(3)

2021-09-26 03:01:12 | 海外
下回りがだいたいできたので、続いてコンテナを作っていきます。

COOPの生鮮品輸送に使われているのは、RhBのホームページ情報によると「クラスCスワップボディ」という規格のコンテナで、C715、C745、C782と3種類あるうちのC782とのこと。これは全長7,820mmであることを表しています。20ftコンテナの3割増しぐらいのサイズ感です。各個体とも冷凍機を積んだリーファーコンテナとなっています。

PDF図面をもとにエイヤッと模型寸法を決め、t0.5プラ板からパーツを切り出します。カチッと仕上がるt1.0にしようか迷ったのですが、切り出しに体力を要するので薄板にしました。もう若くないっ!笑



せっせと組み組み。コーナーは裏側にプラストラクトの3mmアングルを添えた上でイモ付けします。



何を焦ってるんだか、本来は天井板の厚さ分だけ下げて貼るべきアングルを上辺に合わせて貼ってしまいました。片側貼った段階で気が付いたのですが、すでに接着剤が乾きかけていたのでそのまま続行し、アングルと天井板を“突き合わせ”で貼るという奇策で乗り切りました。パテ整形で消えることを祈ります。



妻板も1か所同じミスをしています。同じく丁寧に突き合わせました。



ひと通り箱になったのでフラットカーに載せてニヤニヤ。なんか既視感あるスタイルだと思ったらテンダーじゃないですか。TR41とか履かせたい♪笑



いや、あくまでコンテナですコンテナ!早くこのラッピングまでこぎつけないと。。。



今回、側面やハッチの写真やロゴ、さらには側面の大きなドアの表現もすべてシールプリントでいく予定ですが、それでは凹凸が不十分な部分はt0.3プラ板を貼って表現しようと思います。こちらは妻面のハッチ周辺の枠でヒンジ部分の切り込みを入れています。



ボディのコーナー材?もすべて立体表現します。t0.3プラ板だと少し厚すぎなのですが、シール紙を貼り込むので半分ぐらいになるかな?と期待。



一気にシールまで作りたかったのですが、なんだかんだ細かい工作が多くて今日はここまで。


よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】コープコンテナの製作(2)

2021-09-24 02:28:02 | 海外
床板のスリットに差し込んだだけでも自立していた軸受ですが、車輪の回転を調整しつつM2ネジで仮止めしました。ちゃんと走るか確認したかったのと、床下のフレームを現物合わせで入れていくには軸受けの位置を固定する必要があるからです。そう、ガニマタなのでスケール通りの位置になんて到底入れられないのです。笑



ホイールベースが長いため走破性が心配です。片軸をこのように僅かですが捻じれる構造にして、いわゆる3点支持で車輪の接地性を高めました。t0.1燐青銅板の中央に洋白帯板を垂直に半田付けしたもので軸受を支え、沈み込みを抑えつつ捻じり回転のみ許しています。



軸受ごと上下しますので床板のスリット穴は軸受の形に合わせて切り込みました。



もう片方の軸受はそのまま床板に固定。車輪はカツミのφ9.5mmピボット車輪で、フランジと床板の間は0.5mmぐらいしかクリアランスがありませんが、軸受のガタがほとんどないため床板を削ることはしませんでした。見た目はポンチを打っただけのような軸受なのに、ピボット軸の先端でしっかり車輪を受けるとともに気持ち良いくらいクルクル回る。さすがホビーモデルです。



走行試験と3点支持の動作具合を確認して問題なかったので補強フレームを入れました。一番外側の魚腹タイプのものは実際は軸受(板バネ)の外側にあるようですが、とても同じにはできませんので内側に配置しています。



可動軸受側は中央のフレームに切り欠きを入れ、捻じれた時に当たらないようにしてあります。



ということでシャーシの完成です。フラットカーなのに床上にねじが大量に出ていますが、上に載せるコンテナは「スワップボディ」といって、折り畳んだ自立脚の分だけ1~1.5mmぐらいの空間ができるので大丈夫です。もしそれでも足りなければコンテナの底を“上げ底”にするという奥の手もありますので♪



ところでこのクルマ、ご覧のように前後対称ではありません。ハンドブレーキが付く方がオーバーハングが長いのか?と思ったらそうでない個体もあったり、リーファーコンテナの冷凍機は重いのでこちら側に向けて積むのかな?と思ったらそうでない積み方をしている写真があったりと・・・、相変わらず分からないことだらけです。そもそも「Lb-v」って何の略? 笑



よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【レーティッシュ鉄道】コープコンテナの製作(1)

2021-09-23 03:50:36 | 海外
レーティッシュ鉄道(RhB)の貨車シリーズ第2弾として、「Coop」の大きな文字と野菜や果物のイラストが描かれたリーファーコンテナが楽しい2軸貨車「Lb-v」を作っていきます。

正確には「Lb-v」は2軸のフラットカー部分を指し、この上に「スワップボディ」と呼ばれる自立脚の付いたコンテナが搭載されることになります。

RhBのサイトにこのような図面がありましたが、どうやら全長が短いタイプのようなので、ネットの真横写真と見比べながら車軸の位置などを割り出しました。



t1.0mmプラ板から床板を切り出します。長さ101.5mm、幅31mmです。実車はラダーフレームですが、模型では常にコンテナが載った状態にするので1枚板としました。4か所の穴は軸受パーツが入り込みます。軸受がリジッドなので車輪を3点支持とすることとし、その準備として右側の穴と穴の間をカットしてあります。



軸受はホビーモデルの2軸貨車用を使います。実車はコロ軸受なのでエコーの「コロ軸受フタ」(下段左)を使おうとしたところ小さすぎました。カツミの軸受メタル(下段中央)でも小さいため、Zugの西武101系プラキットの余りのFS372台車(下段右)から調達することにしました。エンドウの台車を使ったために余ったものです。



金属とプラのパーツを合わせ、プラの突起を半田ごての熱で溶かして“カシメ”ます。手戻りNGですが、昔ながらのこういう素朴な工法は楽しいですね。なおプラパーツの方は上辺を1mmと、ブレーキシュー取付用の突起を削り取ってあります。



元の平軸受をカットし、FS372から切り取ったコロ軸受を接着します。



床板に軸受を仮にはめ込み、車輪も取り付けて具合を見ます。高さ、平行ともに良好でひと安心。まだねじ止めしていませんがこの状態でも一応自立しています。マスキングテープが貼ってあるところはこのあと燐青銅板に置き換え、スプリング効果によって3点支持となるように調整します。



正面から見たところ。前作と違ってボギーではないので軸受の幅を狭める努力は一切やっていません。そろそろメーターゲージャー界隈から「いい加減にしろ」とクレームが来そうですが16番世界を貫きまーす。笑




よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型へにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする