80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

飯田線撮影と1人運転会(前編)

2024-04-16 03:20:53 | 信州全般方面
ここ最近、年度が明けてヒマになったら1週間くらい貸別荘か何かにこもって模型作りと運転三昧の日々を過ごすぞ!!と、声には出さずにひそかに練っていたプランをこのたび実行に移しました。ただし、諸般の事情により1週間の日程は1泊に、貸別荘はふつうのコテージになりましたが。。。

今回のミッションはこんな感じです。
1)最近、動静が微妙になってきた飯田線の213系5000番台を撮る
2)高遠の桜を観る
3)安曇野で蕎麦を食べる
4)北アルプスを見上げ、安曇野を見下ろすコテージに泊まって1人運転会をする
5)ついでになんらかの工作もする
6)いつもDMをいただく大雪渓酒造さんで酒を購入
7)時間があれば大糸線か篠ノ井線を撮影する

結論から言うと、5)以外はすべてミッション・クリアしました。👏
以下、写真とともに「大人の道楽」の一端をご紹介します。

飯田線列車を効率よく撮ろうとすると朝以外にありません。1泊分の着替えとユニトラック一式、それに愛車の「ルノー・ライト10」(自転車)を車に積んで都内の自宅を午前2時半に出発。途中2回の休憩を入れて、「道の駅・花の里いいじま」に5時40頃到着しました。ここで小休止ののち9時頃までの間に、飯田線の七久保駅付近から伊那市駅付近まで移動しながら上下合わせて10本の列車を狙います。



ちなみに自転車ですが、時間があればどこかでサイクリングでもしようかとも思いつつ、メインは撮影地直近で車が停められない場合の“ラストワンマイル”の足として使うことを想定して積んだものです。結局、今回出番はありませんでしたが、以前、E353系の「特急信州」を撮りに行ったときは諏訪湖でいい仕事をしてくれました。

まずは肩慣らし。七久保駅南側の開けた場所で、朝日に映える南アルプスをバックに、213系5000番台の上り528M豊橋行を撮影。七久保駅周辺では北側のカーブが「お立ち台」として有名ですが、今回は2ドアクロスシートの優雅なデザインを強調するため、なるべく側面からの構図を狙うことにしたものです。ただ、ちょっと真横すぎるので工夫の余地アリといった感じです。



ちなみに213系の運用はネットで検索してもよく分からなかったので、列車番号を打って画像検索し、「ほぼほぼ213系が現れたら213系ww」という怪しいやり方で事前に調べておきました。それによると10本中6本撮れるはずだったのですが・・・。


続いてやって来たのはJR東日本の211系3000番台3連、1日1往復の「快速みすず」であります。169系でもヘッドマークを出している訳でもありませんが、同名の列車がまだ残っているというのは製作のモチベーションアップにつながります。



列車が七久保駅ホームに吸い込まれるのを見届けつつ、車を次の目的地に向けて出発させます。ローカル線の朝は割と忙しい(笑)。次なる撮影場所は伊那本郷駅の北方約300mにある本郷第四踏切。ここで上り1500Mを迎え撃ちします。


やって来たのは373系!特急「伊那路」の送り込みとして天竜峡まで運転される普通列車で、実は「乗り特列車」としてそのスジの方々には有名なんだとか。今回の撮影では珍しく「撮り鉄構図」になってます。



せっかくなので振り返ってもうワンショット。



予定ではこのあとすぐに中田切川橋梁へ移動するつもりだったのですが、伊那本郷駅の桜が奇麗だったので、次の上下2本はここで撮ることに変更しました。桜と下り211M上諏訪行(313系)の車掌さん。ここは下りホームが独立していて踏切脇の階段から入るようになっていて、踏切脇でうろうろ写真を撮ってたら「乗りますか?」と聞かれてしまった、、、気を遣わせてしまいスミマセン。。



続いて、飯島駅で211Mと交換してきた1502M天竜峡行が本郷第四踏切を通過して入線。目論見通り213系5000番台でした。ヨシヨシ♪



もう少し撮りようがあるでしょうに・・・的な感じですが、次の桜のシーズンには居ないかも知れないのでとにかく桜との絡みを記録。



2連窓と転換クロスシートが並ぶ独特のフォルム。かつてクモハ43・52などが活躍した飯田線にはマッチしているのではないでしょうか。



そしてやっと定番撮影スポットの登場、田切〜伊那福岡駅間の中田切川に架かる橋梁です。まずは上り202M(213系)の後追い。桜を入れようとすると構図が難しく、ベストは河原からの見上げるショットでしょう。



続いて313系3連の下り213Mがゆっくりと鉄橋を渡っていきます。



次の列車まで約30分あるので車へ戻って軽く朝食。くるみパンと残り物の唐揚げ、ゆで玉子などを保冷剤とともに保冷もどきバッグに入れて持ってきたのですが、折からのポカポカ陽気で既に限界の様相を呈していたので急いで平らげました。


で、撮影ポジションへ戻って待つこと数分。やってきた下り1415Mは予想した213系ではなく313系の2連でした。これはこれでカワイイ。



最後に下り2201M(213系)の後追いを撮ってここは引き上げることに。今日初めて同業者さんを見かけましたが河原へ降りて行かれました。やはり迫力あるショットは見上げる構図ですね。



予定ではもう1本、下り1501Mという列車をどこかでとらえてから高遠の桜を観に行くことにしていたのですが、さすがに9時を回ると駐車場も混んでくるだろうし・・・ということで諦め半分で車をスタート。しかし、いや、せっかく来たんだからミッションは完遂すべき、という天の声に押され、あまり構図はよろしくありませんが下島〜伊那市間の小黒川橋梁にて最後の撮影を敢行したのであります。最後まで真横にこだわった撮影でした。笑



時間も9時をだいぶ回ってしまったので急ぎ車を高遠城址へ向けて進めます。はじめは問題なくスイスイ走ったのですが、残り2、3キロの地点から渋滞しはじめ、やっとのことで臨時の無料駐車場へ停めたのが10時半近く。



天気も良く、桜もちょうど満開から散り始めのタイミングで誠にグッドタイミング。噂には聞いていたものの、そのボリュームと美しさに魅了されました。



列車を桜に代えて中央アルプスを再び愛でます。絶景かな絶景かな。しかし河原べりにある臨時駐車場から高遠城址までの往復は普段運動不足の体にダイレクトパンチ!これが後々の旅程に影響を与えることになるとは・・・。



つづく

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クモユ141を仕上げる(後編・完成)

2023-12-01 02:23:32 | 信州全般方面
窓ガラスのうち曇りガラスになっている箇所は、透明ガラス(ポリカーボ)の表面を耐水ペーパーでこすって半透明にしたものを貼っています。ドア窓にはYAMA模型の保護棒印刷済ガラスを貼り、その他の保護棒が見えている窓にも同じものを貼り重ねてあります。〒マークはIMONのインレタで、曇りガラスの表面に転写したのですが、透け過ぎなので、裏側に白い紙を貼り重ねました。



屋根上は賑やかです。AU12クーラーと押込み型ベンチレーター、避雷器はエンドウパーツ、PS23パンタグラフはTOMIX製で、郵便業務室の換気扇?はハーフガラベンを削ってそれらしくしたものです。これらは早い段階で仮取付を行って塗装も済ませてあったので、取付作業はスピーディーにできました。



前面窓の裏側にはエコーのデフロスターを接着し、ワイパーとジャンパケーブルはTOMIX完成品のユーザー取付パーツの余りを活用しました。



2-4位側です。独特の形状の主抵抗器は市販パーツが無いので自作しました。



1-3位側です。左にEF63、右に115系1000番台冷房準備車5両を連結して運転します。ロクサンをはずした状態では先頭または最後尾になるので手前側だけヘッド・テールライトを点灯化する予定でしたが、週末の運転会向けには他にも仕上げなければならない車両があるため、とりあえずクモユ141はこれにて完成といたします。


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クモユ141を仕上げる(前編)

2023-11-28 11:46:05 | 信州全般方面
信越本線がまだ横軽でつながっていた頃、115系普通列車にぶらさがって郵便を運んでいた長ナノ時代のクモユ141。これもだいぶ放置したなぁと思って前回の投稿を探したら2021年6月でした。なーんだ最近じゃん♪ 笑 ちなみに素材は小高のペーパーキットで、前面のみ自作パーツに置き換えています。

週末の運転会に持っていく新作がないのでコレを仕上げます。押し寄せる苦手意識を何とか払いのけてポスカの「はいいろ」でHゴム描き。まあ・・・人に見せられる程度には出来たかな。。



レタリングはプラ完成品の残りインレタを活用して入れました。



クモユが無いのでクモハとオユを合成。側面がのっぺりしていて目安となるものが無いため、写真のように紙帯に中心線を描いて貼り込み位置を決めています。



郵便マークはかなり古いインレタしかなかったのですが、IMONからこんなのが出ているのを発見し、さっそく使ってみました。とりあえず窓下の標記のみ貼って、窓の大きな〒マークはこれからになります。



手すりはφ0.4真鍮線を黄かん色に塗ってもっか乾燥中。



残りは後編で。(中編になるかもw)


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松本駅に閉じ込められた電車

2022-05-18 11:49:01 | 信州全般方面
所用で再び松本の地を訪れました。今回は往復ともE353系あずさ号を利用。登場から5年目にしてやっと乗車できました。中央東線マニアの風上にも置けない人物ですハイ。。

帰りに少し時間があったので松本駅構内をぶらつくことに。そういえば昨年の集中豪雨で上高地線が不通になって松本駅側に取り残された電車は居なかったのだろうか?と、これも何を今さら案件なのですが確認しに行ったところ、なんとモハ10形リバイバル塗装のモハ3003+クハ3004編成が留め置かれていました。よりによって集客目玉のうちの1本がこんなことになるとはなんという不運。



フロントガラスのところに松本駅~渚駅間代行バスのお知らせが置いてあり、構内アナウンスでもひっきりなしに流れていました。



昨年の8月からなので9か月ほどが経っていますが、それなりに汚れはみられるものの目立った腐食などはなく塗装も割と綺麗な状態でした。しかし、報道によれば残念なことにこのまま廃車となり、他の3000形の部品取りに回されるのだとか。そして運行再開の日は6月10日と公式発表されました。全線運行再開という祝うべき日を境に消えゆく電車というのは何とも切なさを感じますが、せめて“その日”まで美しい姿を保ってほしいと思います。間違っても盗難事件など起きませんように。



この並びを181系あずさ、381系しなの、モハ10形と妄想しながら撮りましたが、やはり現実は厳しいようで・・・。クモハ60どこー!? 笑

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クモユの塗装

2021-06-28 22:49:27 | 信州全般方面
今日は台風がそれて日差しが注いだので、仕事をサボってやり繰りしてクモユ141の塗装を済ませました。

雨樋を緑2号で塗り分けるため、マスキングの手順を考えて屋根のグレーから吹き始めました。115系とトーンに差をつけるべく少し明るめのタミヤ「呉海軍工廠グレイ」を屋根中心に吹き、マスキングしたところです。



この後、発色を良くするためにベースホワイトを軽く吹いてから黄かん色を吹きました。手抜きで写真ナシ。。

次いで下半色の緑2号を吹くためにマスキングしますが、側面中央部がのっぺりしていて塗り分け線がヘロヘロだと情けないことになるため、ちょっとした小技を試してみることにしました。

まず適当なプラ板の端にマスキングテープを貼ります。この段階ではあまり直線にこだわる必要はナシ。



テープの端を1mmぐらいカットして新鮮な切り口を出します。同時にここで直線がキマります。



車体の前後に薄くマークした目印にしたがってテープを貼って・・・



プラ板を取り除けば完了。



と簡単にはいかんのですねぇ。
まず、プラ板は適当なものじゃなくて専用のコンパクトなものにすべきです。バサバサして扱いにくいのなんの。笑
あとテープを貼る位置はもっと浅くした方がいいですね。はがす時に大変なので。。


ということで無事塗り上がりました。若干の吹き込みがありますが小技のおかげで直線もしっかり出てひと安心。



残るは大量のHゴム描きをどうするかですねー。80系のHゴム&アルミサッシと抱き合わせで「修行(苦行)の日」を設けますか。。


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