80分の1丁目16番地

ペーパースクラッチによる車両作りを中心に1/80、16.5ミリゲージの鉄道模型を楽しんでいます。

緊急指令373系を調査せよ!!

2024-04-29 12:33:23 | 中央東線周辺
夢の中で緊急指令が出たので、昨日は甲府駅まで出かけて特急「ふじかわ」の373系を見てきました。どうしてこうなった・・・!?

理由はコレ以外ありません。(2回目w)

(飯田線 飯島→伊那本郷間を行く373系普通1500M,2024.4.14)


さすがにもう完成品を買う余裕はないのでストック品を漁ったら出るわ出るわ・・・笑 ま、正確には他に使う予定だったものを横流ししただけですが。。



これに「鉄道ファン図書館」がたたみかけるように形式図を発行してくれます。ほんと、この月額396円のサブスクやばいです。仕掛り品製造メーカーの片腕としてこれほど強力なブレーンはありません。いつも負け続けてます。しかしよくよく見るとこの図面、窓寸も天地方向の寸法も入っていません。分かったのはシートピッチ970mmと、解説本文に書いてあった「天地寸法930mmのワイドな窓」だけ。



しゃあない、見に行くか(測るとは言ってない、、)ということで、E233系と211系の普通電車を乗り継いで、停車時間が長くいろいろ眺め回せそうな甲府駅にやって来たわけです。長居するつもりはないのでターゲットは16:03着16:35発の1本だけ。到着したのはクモハ373-3ほか3連のF3編成でした。



雑誌の記事でだいたいの構造は分かるのですが、やはりデメキン状になっているライトケーシング周りは実際にこの目で見ておきたいところ。腰の絞りはあるものの、出っ張っている部分の高さは変化しないので割とシンプル。



鼻筋といいますか、フロントガラスや貫通路周辺も鉛直方向には真っすぐなのでシンプルで、台枠部分だけ若干斜めになっています。この優雅な大半径のパノラミックウインドウは、民営化後も「ひだ」や「南紀」で活躍したキハ82のオマージュ的要素もあるようです。



特急車でありながら1300mm幅の両開きドアというのもなかなか大胆な設計です。これは運用を見て納得しました。本来の特急運用以上?に東海道線の普通列車として走り回っているようで、なるほどこのドアも伊達じゃないと納得しました。本当は戸袋の幅を測りたかったのですが人目が微妙だったので「写真判定」に変更。



もっと測りたかったのがココ!(笑) 全部の窓が等間隔ならシートピッチ970×2=1940mmを頼りにえいやッと図面は描けるのですが、車両センターにこんな「おひとり様用窓」があるばっかりに・・・。いや、おひとり様だから970mmが基準なのは当然ですが、前後の柱の幅も他と違って狭いので厄介なのです。結局、持参したA4レポート用紙をササッと当てて測ったところ柱幅は250mm前後に違いないと確信したのであります。ちなみに太い方の柱は測っていませんが、先輩に当たる371系が350mmなので同じだろう・・・ということにしました。笑



213系の取材時は転落防止幌の中にレンズを突っ込んで撮ったりしましたが、チラっと見た限りでは配管の取り回しもシンプルなようだったので、今回はおとなしく外観だけにとどめました。しかし、転落防止幌を後付けしたためなのか、縦樋のつなぎ目がなんか複雑ですでに涙目です。これ、切った角パイプを再利用して繋いでる疑惑ありますね。。



ホームからは撮れるアングルも限られるので15分ぐらいで切り上げ、外へ出て側面から撮れる場所を探しますが不発。結局、駅東側の踏切で発車していく姿を撮影しましたがダメダメでした。



線路沿いの通路のフェンス越しならこんな感じでサイドからの写真が撮れたはずなのでリサーチは大事ですね。

(4番線で発車待ちの313系3000番台,2024.4.28 「時の鐘」付近の通路より)


手あたり次第シャッターを切った中に、奇跡的にクモハの台車だけしっかり写っていて助かりました。なんで助かったかというと、C-DT63なるこの台車、要はDT50のほぼ同等品なのですが、ブレーキシューを結ぶロッドがあるのかないのか、いや、ないことはないので見えないだけかと思うのですが、実際どうなんだというのが分かって助かった、ということです。余談ですが電機なみに大きな砂箱が目を引きますね。



帰宅のため再び入場し、313系のステップにある滑り止めの様子を見たり(カツミの313系にはこの表現が無かった!!)・・・



313系と211系の同時進入を撮ったりしながら時間をつぶし、さすがに疲れたので「かいじ」に乗って帰りました。



ということで、DT50のブレーキ機構をいじってロッドの位置を高くして目立たなくする案は、取材の結果・・・



ナシナシ!すぱっと取っ払っちゃいましょう!! となりました。



なんか急にJR東海モノに取り付かれたようになってきましたねー。無理に抑え込むより、この勢いを借りて仕掛りの213系も仕上げていきたいところ。



ところで213系ってDT50まんまでよかったのかな??と心配になって調べ直したら大丈夫でした。


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313系入線!

2024-04-24 00:47:47 | 中央東線周辺
今日ははるばる・・・でもありませんが、小一時間電車に揺られてカツミ横浜店でお買い物。



JR東海の313系3000番台を買ってしまいました〜! 記憶にある限り新品のブラス完成品を自分で買ったのは初めてかも知れません。“買ってもらった”や“もらった”(笑)ものは多々ありますが、自分で買ったブラス製品といえば中古か委託品かキットしかなかったように思います。



どうしてこうなったといえば、やっぱりコレが効いてますねぇ。。

(飯田線 田切〜伊那福岡間を行く313系3000番台<海カキR107編成>/2024.4.14)


おととし213系を取材に行った時にも岡谷駅で撮っていました。前パン付の2連という誠に好ましいスタイル。

(中央線 岡谷駅で折返し待ちの313系3000番台<海カキR105編成>/2022.5.31)


開封しさっそく隅々まで愛で倒します。もうデレッデレ・・・w



ダブルパンタが勇ましいクモハ313側から。行先は御殿場線を想定した「国府津」がセッティング済みですが「天竜峡」にしようと思います。添付のシールで飯田線に使えそうなのは「豊橋」しかなかったので自作しないとですね。



配管もリアルに作り込まれていてGood!



足回りはEN22モーター+ACEギヤのオーソドックスなもの。両台車駆動の2連なのでブラス車体でもパワフルな走行が期待できそうです。



大きな窓から車内のクロスシートが良く見えます。



相方のクハ312。



店頭で試運転しただけなので、本格的なデビューは来月の運転会2連発からとなる予定です。


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169系「快速みすず」を仕立てる(5)

2024-04-19 01:11:25 | 中央東線方面
少しずつ塗装を始めました。屋根はタミヤのTS-67佐世保海軍工廠グレイ、ベンチレーターはAS-7ニュートラルグレイです。



ボディはサーフェーサーを軽く吹いて元の湘南色を消した後、下地色としてクレオスのNo.97灰色9号を吹きましたが、まだ足りないようなので(グレーの下にグレーが見える笑)もう1、2回吹き重ねようと思います。



クハ169はジャンパ栓収めが付くのを忘れていたので、外側のKE64のつもりでエンドウの#5809(車体側2連)と、内側のKE70のつもりでエコーのNo.2646(車体用B)を接着剤で取り付けました。ロストで出来はいいのですが、いかんせんオーバースケール気味で横にはみ出しています。。床下の栓受も元のモールドをカットしエンドウの#5822(床下側3連B)を取り付けてあります。



アドバンスブルーとリフレッシュグリーンは、こちらのポストで公開されている配合を参考に・・・というかモロそのまま拝借して配合しましたが、後者は気を許した隙にホワイトを入れ過ぎてしまいました。。ベースとなるターコイズグリーンはひと瓶丸ごと使ってしまっているので濃い方へ戻せないという・・・。塗ってみないと分かりませんが許容範囲かなぁという気はしています。



他には、懸案となっているフロントガラスのデフロスター除去にもチャレンジしてみました。



カッターで浮き出ているモールドを削り、#800→#1000→#1500の耐水ペーパーで磨いてから、最後にタミヤのコンパウンド(仕上げ目)で整えています。



結果は微妙。。一応向こう側が透けて見える程度には仕上がったのですが、周囲に磨ききれない部分が残ったのと、平面性があまりよろしくないのが余計に助長されたような感じになってしまいました。



しかも片側のガラスはうっかりカッターの刃で深めのキズをつけてしまっているので、そのリカバーも兼ねてもう少し研磨を続けてみようと思います。あと、手持ちの関係で耐水ペーパーが#1500までしか使えていないので、#2000を入手して、より細かな下地作りをする必要もありそうです。


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飯田線(&大糸線)撮影と1人運転会(後編)

2024-04-17 01:51:57 | 運転会
鬼のような早起きのおかげで、ミッション1)飯田線撮影と2)高遠の桜を観る会wは楽しくクリア。お楽しみの舞台を南信から中信・安曇野へ移します。

駒ケ根I.C.から中央道、長野道経由を経由し、南アルプスに代わって現れた北アルプスの雄大な峰々にはやる心を押さえつつ安曇野I.C.をOUT。真っ先に立ち寄ったのは碌山美術館前に店舗を構える蕎麦処「寿々㐂」。人気のお店で今日も20分ぐらい待ちましたが、素朴にして美味な「天ざる蕎麦」を存分に楽しむことができました。



時刻は14時を少しまわったところ。今日は早めに宿へ入ってゆっくりする予定だったので、県民の皆さん御用達のスーパー・ツルヤへ立ち寄って食材を買い込み、安曇野から北アルプスを背にして東に見える小高い長峰山の山頂付近にある「天平の森」へ向けて車を走らせます。

こちらが本日の宿泊場所兼運転会場となる天平の森のコテージ。1週間前に急きょ思い立って予約したのですが、GW前の日曜泊という時節柄か、6棟あるうちの一番眺めが良いとされるNo.6を無事に押さえることができました。バリアフリー設計で広さも一番広いようです。365分の1泊だ許せ!笑



ほほ~♪♡



北アルプスに沈む夕日、眼下には安曇野のまち並み。絶好のロケーションです。



眺めの良いバスルームで軽くシャワーを浴び、車で3分ぐらいの場所にある展望台で暮れゆく安曇野のパノラマを鑑賞します。北アルプス残照、天頂には三日月。



コテージに戻ってからもしばらく夜景を楽しみます。



そして運転会準備。部屋のサイズが不明でしたが、R790のカント付きカーブと直線20数本、大型ポイント3基でほぼピッタリでした。



簡単な試運転ののち夕食。スーパーで買い物する時点ですでに高遠で歩いた疲れが出ていたので自炊は諦め、メインはトンカツ弁当に。まあ自炊したとしてもカレーなので五十歩百歩です 笑。しかし信州サーモンの刺身が手に入ったのは朗報で、醤油を忘れてきたことを悔やみつつ、塩とゴマドレッシングでサーモンサラダに仕立てたのでした。お供は安曇野の地ビール!



で、食後は運転会本番。今回は下見の意味もあってあまり多くの車両は持参しておらず、TOMIXの115系新長野色6両、同EF64 1000番台重連とコンテナ貨物、自作のアルプスの電車、KATOのC56といったラインナップです。まずは115系6連をエンドレスくーるくる♪



気が付くとカメムシが列車に向かってにじり寄っていきます。実はコテージ自体は快適だったのですが、カメムシが異常発生?していてカーテンや壁に十数匹がうごめいているというシュールな光景。1匹づつ捕まえては外に放り出していたのですがキリがないので“同居”を決めました。ちなみにこのカメ野郎、気付いた時にはちゃっかり115系に無賃乗車していました。。



そしてEF64 1000番台JR貨物更新色の重連です。付属パーツ未装着なので、この場で取り付けようと工具一式も持参したのですが、歩き疲れにカメムシ騒動、さらには久々に外をノーマスクで歩き回ったツケが来て花粉症がひどくなり、加えて酔いが回って睡魔到来・・・と、これでもかというくらいコンディション悪化が進んできたため戦意喪失。結局コンテナも繋げずに機関車だけク〜ルクルという情けない状況となりました。。



スイスの赤い電車、アッペンツェル鉄道の「ワルツ」もアルプスには似合うだろうと持参。こちらも前面周辺の未完成部分を工作しようと思っていたのですが未遂に終わりました。赤いものは苦手なのか、こちらにはカメ野郎のご乗車はありませんでした。



しかし、久々に運転したのですが、「走り」と「光り」は上々を通り越して異常レベルなのを再確認。普通のEN22+MPギヤですが完成品の3分の1ぐらいの目盛りでスタートし、室内灯は引き通し&キャパシタの効果もあって白色LEDが煌々と灯っています。作った当時はまだ知識がなく、チップLEDを今の倍ぐらい搭載していたので間引く必要がありそうです。



高原のポニーC56も買ってからあまり日の目を見ていなかったので伸び伸びと走行。今にして思えば怪しいサイトで購入し、案の定、ロッドが片方はずれた状態で送られてきたブツだったので足回りが心配でしたが、ゆるゆると安定して動く姿に安心しました。2軸貨車は数両持参したのですがこちらも試験走行に終始。多少の疲れはあったにせよ、人間、あまりに自由時間を手に入れると趣味さえも「どーでもええわ」ってなるんですね。コワイコワイ 笑



そんなわけで眠けもMaxに達したのでエンドレスの真ん中に布団を敷いて(笑)早めに就寝しました。


翌日は雲海の発生を期待したのですが、気象条件が揃わなかったようで、前日と同じような「ちょっとモヤがかかった晴天」となりました。朝日を浴びた北アルプスの山々が奇麗です。スイスの電車にも日本アルプスを見せたりしながら朝食。



ひときわ高く尖った山容を誇るのが常念岳。その山肌に「常念坊」と呼ばれるお坊さんが五合徳利を持った「雪形」が現れると、田植えや種まきなど農作業の準備にとりかかるとされています。この日はそのことをすっかり忘れており、帰ってから写真を確認したらしっかりありました!



部屋を片付けて午前9時半にチェックアウト。ちなみに料金は平日の基本料金8,800円+公益費220円の合計9,020円でしたが、このロケーション、スペースを独り占めしてこの値段ですからコスパは超最高!ということになります。暖房を使うと570円かかりますが、明け方冷えたものの暖房を必要とするほどではなかったので今回はかかりませんでした。オートキャンプ場などもあるので、興味ある方はこちらをご参照ください


さて、ミッション3)安曇野で蕎麦を食べる、4)北アルプスを見上げ、安曇野を見下ろすコテージに泊まって1人運転会をする・・・はまあまあクリア、
5)ついでになんらかの工作もする は見事玉砕しました。強い意思を持って今度こそ“アウトドア・モデリング”をやるゾ!と誓った朝でした。


次なるミッション6)として、池田町にある大雪渓酒造さんへ向かいます。県道大町明科線に面し、工場に隣接して直売店舗「花紋大雪渓」があります。蔵の見学などもできるようですが、残念ながらあまり時間がないので気になったお酒を2本だけ購入。ポイントカードを勧められましたが、「将来移住したら作ってくださいw」と、後ろ髪を引かれつつ店を後に。



店舗前のバス停を見ると「酒屋前」と書いてあります。これはネコバス🐈が来ますね、たぶん。



最後のミッション7)は大糸線または篠ノ井線の列車を撮る、でしたが、結局というかやっぱりというか大糸線へ向かうことにして、まずは安曇沓掛〜信濃常盤間のスポットへ向かい、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳などをバックに上り5232M・E127系2連を撮影。北アルプスのさらに北部となるこれらの山々はさらに残雪も多く映えます。



続いて信濃常盤〜南大町間の貝原踏切近くへ場所を移し、西南方向へカメラを向けて下り列車を撮ります。まずは5231M信濃大町行のE127系100番台2連。後方は餓鬼岳と思われますが詳しい方HELP求ム!



そしてやって来ました下り5M、E353系「あずさ」。これが撮りたかった!!



この「あずさ」で今回の旅のプログラムはすべて終了。ミッションは工作を除いてすべてクリアしたので、急ごしらえにしては満足度の高い旅となりました。今回はあくまでパイロット・プログラム、すなわち下見であります。近いうちに、今度こそ小鳥のさえずりを、渓流の音を聴きながら工作に励むという酔狂な旅を実現したいと思いつつ、こちらの戦利品を燃料にブログを書き終えたところです。



ということで皆さまお付き合いいただきありがとうございました。次回は「快速みすず」に戻る予定です。

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飯田線撮影と1人運転会(前編)

2024-04-16 03:20:53 | 信州全般方面
ここ最近、年度が明けてヒマになったら1週間くらい貸別荘か何かにこもって模型作りと運転三昧の日々を過ごすぞ!!と、声には出さずにひそかに練っていたプランをこのたび実行に移しました。ただし、諸般の事情により1週間の日程は1泊に、貸別荘はふつうのコテージになりましたが。。。

今回のミッションはこんな感じです。
1)最近、動静が微妙になってきた飯田線の213系5000番台を撮る
2)高遠の桜を観る
3)安曇野で蕎麦を食べる
4)北アルプスを見上げ、安曇野を見下ろすコテージに泊まって1人運転会をする
5)ついでになんらかの工作もする
6)いつもDMをいただく大雪渓酒造さんで酒を購入
7)時間があれば大糸線か篠ノ井線を撮影する

結論から言うと、5)以外はすべてミッション・クリアしました。👏
以下、写真とともに「大人の道楽」の一端をご紹介します。

飯田線列車を効率よく撮ろうとすると朝以外にありません。1泊分の着替えとユニトラック一式、それに愛車の「ルノー・ライト10」(自転車)を車に積んで都内の自宅を午前2時半に出発。途中2回の休憩を入れて、「道の駅・花の里いいじま」に5時40頃到着しました。ここで小休止ののち9時頃までの間に、飯田線の七久保駅付近から伊那市駅付近まで移動しながら上下合わせて10本の列車を狙います。



ちなみに自転車ですが、時間があればどこかでサイクリングでもしようかとも思いつつ、メインは撮影地直近で車が停められない場合の“ラストワンマイル”の足として使うことを想定して積んだものです。結局、今回出番はありませんでしたが、以前、E353系の「特急信州」を撮りに行ったときは諏訪湖でいい仕事をしてくれました。

まずは肩慣らし。七久保駅南側の開けた場所で、朝日に映える南アルプスをバックに、213系5000番台の上り528M豊橋行を撮影。七久保駅周辺では北側のカーブが「お立ち台」として有名ですが、今回は2ドアクロスシートの優雅なデザインを強調するため、なるべく側面からの構図を狙うことにしたものです。ただ、ちょっと真横すぎるので工夫の余地アリといった感じです。



ちなみに213系の運用はネットで検索してもよく分からなかったので、列車番号を打って画像検索し、「ほぼほぼ213系が現れたら213系ww」という怪しいやり方で事前に調べておきました。それによると10本中6本撮れるはずだったのですが・・・。


続いてやって来たのはJR東日本の211系3000番台3連、1日1往復の「快速みすず」であります。169系でもヘッドマークを出している訳でもありませんが、同名の列車がまだ残っているというのは製作のモチベーションアップにつながります。



列車が七久保駅ホームに吸い込まれるのを見届けつつ、車を次の目的地に向けて出発させます。ローカル線の朝は割と忙しい(笑)。次なる撮影場所は伊那本郷駅の北方約300mにある本郷第四踏切。ここで上り1500Mを迎え撃ちします。


やって来たのは373系!特急「伊那路」の送り込みとして天竜峡まで運転される普通列車で、実は「乗り特列車」としてそのスジの方々には有名なんだとか。今回の撮影では珍しく「撮り鉄構図」になってます。



せっかくなので振り返ってもうワンショット。



予定ではこのあとすぐに中田切川橋梁へ移動するつもりだったのですが、伊那本郷駅の桜が奇麗だったので、次の上下2本はここで撮ることに変更しました。桜と下り211M上諏訪行(313系)の車掌さん。ここは下りホームが独立していて踏切脇の階段から入るようになっていて、踏切脇でうろうろ写真を撮ってたら「乗りますか?」と聞かれてしまった、、、気を遣わせてしまいスミマセン。。



続いて、飯島駅で211Mと交換してきた1502M天竜峡行が本郷第四踏切を通過して入線。目論見通り213系5000番台でした。ヨシヨシ♪



もう少し撮りようがあるでしょうに・・・的な感じですが、次の桜のシーズンには居ないかも知れないのでとにかく桜との絡みを記録。



2連窓と転換クロスシートが並ぶ独特のフォルム。かつてクモハ43・52などが活躍した飯田線にはマッチしているのではないでしょうか。



そしてやっと定番撮影スポットの登場、田切〜伊那福岡駅間の中田切川に架かる橋梁です。まずは上り202M(213系)の後追い。桜を入れようとすると構図が難しく、ベストは河原からの見上げるショットでしょう。



続いて313系3連の下り213Mがゆっくりと鉄橋を渡っていきます。



次の列車まで約30分あるので車へ戻って軽く朝食。くるみパンと残り物の唐揚げ、ゆで玉子などを保冷剤とともに保冷もどきバッグに入れて持ってきたのですが、折からのポカポカ陽気で既に限界の様相を呈していたので急いで平らげました。


で、撮影ポジションへ戻って待つこと数分。やってきた下り1415Mは予想した213系ではなく313系の2連でした。これはこれでカワイイ。



最後に下り2201M(213系)の後追いを撮ってここは引き上げることに。今日初めて同業者さんを見かけましたが河原へ降りて行かれました。やはり迫力あるショットは見上げる構図ですね。



予定ではもう1本、下り1501Mという列車をどこかでとらえてから高遠の桜を観に行くことにしていたのですが、さすがに9時を回ると駐車場も混んでくるだろうし・・・ということで諦め半分で車をスタート。しかし、いや、せっかく来たんだからミッションは完遂すべき、という天の声に押され、あまり構図はよろしくありませんが下島〜伊那市間の小黒川橋梁にて最後の撮影を敢行したのであります。最後まで真横にこだわった撮影でした。笑



時間も9時をだいぶ回ってしまったので急ぎ車を高遠城址へ向けて進めます。はじめは問題なくスイスイ走ったのですが、残り2、3キロの地点から渋滞しはじめ、やっとのことで臨時の無料駐車場へ停めたのが10時半近く。



天気も良く、桜もちょうど満開から散り始めのタイミングで誠にグッドタイミング。噂には聞いていたものの、そのボリュームと美しさに魅了されました。



列車を桜に代えて中央アルプスを再び愛でます。絶景かな絶景かな。しかし河原べりにある臨時駐車場から高遠城址までの往復は普段運動不足の体にダイレクトパンチ!これが後々の旅程に影響を与えることになるとは・・・。



つづく

コメント (3)
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