石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

6月6日本来であれば、私の一般質問が行われる予定でしたが・・・・

2006年06月06日 | Weblog
 こんにちは石井伸之です。表題のように、本来であれば本日の午後3時45分頃より、私の一般質問が行われる予定でしたが、先日同様に議会の進展が無く、上原市長と質問議員とのやり取りが継続されている状況です。

 そこで、本日午前10時過ぎに野党議員で今後の対応を協議するという話になり、最後に質問を行い、その後市長とのやり取りを続けている上村議員より、メモで説明を受けました。そこで、4月19日に上原市長がJRへ駅舎保存については存置方式をお願いにいったところ、相談役の方より、解体保管を提案されたところ、市長としてはこれは文化財としての価値がなくなる(文化財としての価値は公にされてはおりませんが)ということで、これを拒否すると市長はJR側より、曳き家を提案されたと言っておりましたが、JRとしては明確に曳き家を提案したわけではないということが、他の方面より聞こえてきました。

 市長がどのような話の中で、曳き家に心が傾いたか分かりませんが、職員の方が同行しているわけでもない会談の中で、しかも言った言わないというところで、存置方式から急遽3月15日に曳き家は行いませんという公文書を東京都と交わしながら、またもや曳き家を行う政治姿勢が問題なところです。

 そこで、まずはJRとして存置方式についてどのような解釈をしているのか、この部分の回答を求めるべきであるという意見で、午前中の野党会議が集約され、この件を議長から市長へと伝えられたそうです。

 午後になってから、その回答を待っているうちに、この事態を打開するために、野党議員側から各会派代表の懇談会を行うことを、与党議員側に伝えたところ残念ながらこれは拒否されてしまいました。

 そうこうしているうちに、時間が経過し事態の進展が無いまま、午後4時になって再び野党議員の会議があり、まずはJR側の回答ができる方が本日は午後5時以降でないと会社に戻って来ないので、市長の方から回答を待って欲しいというもうし入れがあり、このことを了解することとなりました。

 それから議長より、議会を少しでも前に進める為に、まずは会派代表者会議を7日午前9時より開き、今後の議事日程をどのように調整するか審議し、代表者会議の集約を受けて、議会運営委員会で日程を決定し、これが終わり次第、2日に中断となった市長の答弁から本会議を続行するとのことが確認されました。

 このように、私達野党議員が審議拒否をしているわけではなく、市長の答弁ができない状況が続いていたために、会議が中断していますので、そこの部分を誤解した形での与党議員側のチラシが配布されていますので、お間違いないようにご理解のほど宜しくお願いします。
 
 それにしても、上原市長の無計画な曳き家の提案を強引に議会へ提案し、無理矢理通そうとする執拗さがどうしても理解できないところです。普通物事というのは、相手があるわけですから、お互いの意見をぶつけ合うにしても、最終的にはある程度の譲歩をして折り合うのが普通です。しかし、今回の場合はまったくそれがなく、6月議会前に急遽浮上してきた曳き家工法について、事前説明でも曳き家はできませんと断言したわけですから、そのままなんの調整も無く強引に提案するということは、提案権の乱用としか思えません。

 もしも、このまま6月議会が審議に入れず流会になったとして、おそらく上原市長サイドの方々は自民党や公明党といった野党側の議員に責任を押し付ける街頭演説やチラシを配布することと思いますが、その前にもう少し大人の対応をしてほしいところです。こういった事態を未然に防ぐ意味も込めて、国立駅周辺まちづくり特別委員会が平成15年6月に発足したのですが、平成17年夏頃から委員会内部での調整が機能しなくなり、結果的には自然消滅状態になりました。この辺りから、国立駅周辺における与野党の溝が深まった感じがしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする