石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

2月12日本日は3月議会の議案説明を受け午後からは議員研修となりました

2013年02月12日 | Weblog
 こんにちは、明後日に3月議会の一般質問通告文書提出日が迫っており、内容を絞って行きたい石井伸之です。

 本日は午前10時より3月議会に提案する議案説明を受け、午後からは議員研修、夜には農協壮青年部と商工会青年部による懇親会に出席するという一日を過ごしました。

 3月議会というと、予算特別委員会があることから最重要な議会となっており、議会日程も丸一か月を要します。

 議案説明を受けたところ、詳しい内容をお伝えすることは出来ませんが、料金改定を始め、今まで議会で揉めていた案件が含まれておりました。

 いずれは議会を通過させねばならない案件であり、佐藤市長を支える立場としては議案を可決すべき意義などを、出来るだけ分かり易く伝えることが出来るように努力して行きたいと思います。

 さて本日午後2時より府中の森芸術劇場どりーむホールにて、第51回東京都市議会議員研修会が行われ、講師としては明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授である青山佾(やすし)氏となっており、演題は「自治体と防災 東日本大震災の反省を踏まえて」となっております。

 青山氏は昭和51年に都庁へ入庁後、高齢福祉部長、計画部長、製作報道室理事などを経て、石原知事時代の副知事として活躍されており、財政・都市構造・危機管理・防災等を担当されたそうです。

 「石原都知事の下では仕事がやり易かった」という話から、石原都知事時代の話を面白可笑しく話す軽妙な語り口でスタートすると、すっかり会場が青山ワールドに引き込まれた感じがします。

 まずは、東日本大震災の特徴から入り、何といっても一つ目は法律で明記されていた3大地震(東海地震・南海地震・東南海地震)ではなく、東北地震であったこと、二つ目はマグニチュード9.0という超巨大地震であったこと、三つ目は亡くなられた原因の9割以上が水死(阪神淡路大震災では圧死及び窒息死83.3%、焼死が12.8%と言われ、関東大震災では焼死87.1%、家屋倒壊10%だそうです)だったというように、津波の被害が甚大であったことだそうです。

 建物倒壊数も限られており、昭和56年以降に建設された建物に適応される新耐震と呼ばれる、新しい建築基準法が機能したと言えます

 このように、行政や政治が想定外に備えることが危機管理であるという話がありました

 佐藤市長の答弁ではありませんが、想定外を想定することがこれからの行政に求められるように思います。

 もう一つ危機管理という話では、9.11のテロで世界貿易センタービルの地下鉄駅で一人の犠牲者も出さなかったとの話がありました

 建物に旅客機突入後、異変をすぐさま察知した地下鉄運行当局は、当駅に一人の乗客も残さず出発し、駅員も全て避難したそうです。

 これはテロに対する危機管理マニュアルを作成しており、その通りに関係者が動いたことによって、世界貿易ビルのツインタワー崩壊時全員が避難したことからも、いざという備えと訓練が大切ではないでしょうか?

 それ以外にも、被災された方々は極度のストレス状態に陥っており、お風呂が身も心も癒す大切な役割をしたということや浦安市での液状化現象によるマンホールの浮上などは、浦安市が早くから埋立地として整備されていた為に液状化防止措置が講じられていなかったことによって、被害が大きくなったという話がありました。

 東日本大震災で、世界各国はデモの時のような略奪行為が横行すると思われていたそうですが、そういったことが無かったことに対する賞賛の声やボランティアや自衛隊の方々による献身的な努力を、マスコミがもっと大きく報道すべきとの話は、私もその通りだと思います。

 いざ災害時に備えて、出来ることを一つ一つ行うよう、議会で訴えていきたいと感じる今日の研修会でした

 夜にはチムニーで、商工会青年部と農協壮青年部による懇親会が行われ、私も参加しました。

 忙しいところ公務の合間を縫って佐藤一夫市長も見えられ、一言挨拶をしていただきました。

 昨年農協壮青年部の方々による案内で、商工会青年部では谷保地域の農業を見学したことから始め、農商工連携に向けてお互いの垣根を無くすことが大切であると感じたところです。

 考えてみると、佐藤市長が当選した際の市長選挙で多くの方が顔を合わせていたこともあり、打ち解けるまでそれほど時間はかからなかったように思います。

 国立市内の農作物が地産地消されるように、これからも農協壮青年部と商工会青年部の連携に向けて微力ながら努力したいところです。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする