こんにちは、三多摩地域における各議員との連携を大切にして行きたいと考えている石井伸之です。
本日は午前中に南養寺で大変お世話になっていた方の告別式に参列した後に、午後3時30分より自民党三多摩議員連絡協議会冬期全議員研修に出席しました。
第一講座は三多摩地域における広域連携について、第二講座はコロナ後の社会について萩生田光一自民党政調会長から講演をいただきました。
第一部の広域連携の事例として、国立駅高架下設置されている「くにたち・こくぶんじプラザ」が取り上げられていました。
僅かな面積を両市で区切るよりも、両市が協力して一つの施設を建設すべきと議案説明の中で我々与党議員が佐藤一夫前市長に訴えたことを思い出します。
結果的には良い形で広域連携の事例になったかと思います。
続いて第二部は萩生田光一政調会長よりコロナ後の社会について講演をいただきました。
自民党政調会長が如何に激務であるか話を聞くと良く分かります。
岸田総理へ向かう全ての政策を萩生田政調会長が確認するそうです。
すると今までは積極的にタッチしていなかった分野も研鑽を積み、正しい判断をすることが出来るよう、多くの意見を聞いて判断するとの話がありました。
特に八王子出身の萩生田政調会長にとって、漁業の分野は全くのフロンティアだったそうです。
コロナ後の社会の前に、日本の新型コロナウイル感染症拡大当初の対応がどうだったのか振り返りました。
皆様も御存じの通り、日本は新型コロナウイルス感染症克服に向けて世界でリーダーシップを発揮することは出来ませんでした。
日本において新型コロナウイルス感染症対策が後手に回った最大の原因は、感染症分野の医師や専門家を育成していたなかった点にあります。
明治、大正、昭和と野口英世、北里柴三郎を始めとする偉人によって日本の感染症研究が進んでいました。
その後は、衛生的に考えても先進国の日本で感染症が蔓延する可能性は非常に低いと言われていました。
すると、新型コロナウイル感染症対策も後手を踏むのは当然です。
うがい薬で克服できるという話があり、たまねぎの免疫力で感染症を防ぐことが出来るという話、湿度が高くなる夏になればウイルスの活動力が衰え自然に感染は収まるという話がありました。
これらの話にはすべて裏切られる結果になった事は皆様も御存じの通りかと思います。
そこで、政府は感染症を専門に研究する分野の意志を国費で育成することを始めたそうです。
新型コロナウイルス感染症は2類から5類になったからと言っても、完全に消えたわけではありません。
いつまた突然変異をして、人体に大きなダメージを与える病原菌やウイルスが発生するかもしれないことを考えると、リスク管理の面で感染症の専門医師を育成することは重要な視点であると感じます。
医師の中でも救急救命の分野は訴訟リスクが高いことから、この分野を選ぶ意志が少なく、逆に美容外科を希望する医師が非常に多いそうです。
美容外科医は初任給でも年収2000万円が得られるという話を聞くと、その気持ちは良く分かります。
更に法医学の医師が少ないことによって、検死が数週間待ちの状況だそうです。
国家戦略として、これらの医師を育成する為に努力して行くそうです。
ただ、マスコミがこれらを報道しないことが非常に残念と言われていました。
地方選挙で厳しい結果が続く自民党ですが、政権担当政党として日本の将来に対する責任を果たすべく努力していることを理解いただけると幸いです。