アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

「人生相談」 こんなアプローチの7回目です。

このブログの「人生相談」を初めてお読みになる方は、相談内容である

6月2日付の「こんな人生相談、あなたならどう答える? 」

と、それに対するコメントにあらかじめ目を通しておいていただくことをお勧めします。

さて、今回は、カウンセリングの際の妻の恨み節を聴かせられ続ける夫の相談に対して、目の付け所の「2.そもそも『恨み』の感情とは?」です。

こころの壁を乗り越える生き方の知恵―実践ケーススタディで学ぶ勇気と自信が湧いてくる自己変革ノウハウ
岩井 俊憲
ビジネス社

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恨みの感情に関して、私は『こころの壁を乗り越える生き方の知恵―実践ケーススタディで学ぶ勇気と自信が湧いてくる自己変革ノウハウ』(ビジネス社、1,400円+税)で次のように書いています。

1.定義  相対的な強者を相手役とした復讐を目的とする感情

2.特質
①怒りの感情のグループ
②相対的弱者が相対的強者に対して抱く感情
③満たされない依存の感情
④いくら償っても果てしがないほど続く感情


恨みの感情は、カウンセリングの際にかなり遭遇します。家庭内暴力児、アダルト・チルドレンだと訴える人、虐待を受けてきた人、DV(ドメスティック・ヴァイオレンス)で苦しんでいる妻(一部夫)などです。

この種のクライエントは、だいたいがカウンセリングの際も延々と恨みの物語を語ります。

立場を替えると、「私は延々と恨み節を聞かされている」と語る人は、話の聴き方が拙劣であるか、対応がワン・パターンであることが多いのが特徴です。

どうしても6月9日のブログで述べた「弁解・解釈・助言の3点セット」で接するために火に油を注ぐ結果になってしまいがちなのです。

恨んでいる本人のカウンセリングならば、その人の認知を変える(恨みを伴わない当事者の人間関係の物語の再構築)ことで対処はさほど困難ではないのですが、恨まれている側のカウンセリングで相手の恨みを何とかするのには、かなりの力量を要します。

こんな時、カウンセリングでどうするかは、次回かそれ以降のお楽しみに。


<お目休めコーナー> 赤坂で見つけた花①



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