アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

お昼休みの時間を狙って記事を書いています。

昨晩(6月9日)は、「赤坂 まき田」でちゃんこ鍋をご馳走になりました。

元関取の蒔田力雄氏(青森出身、下の写真右)が経営する店で、相撲界の裏話もしっかりお聴きしてきました。

また行きたくなるお店でした。


さて、「人生相談」 こんなアプローチの6回目は、「妻が「恨み節」をこれほどまでに続けるわけは?」という問いに基づき「原因」よりも「目的」を模索します。

「不適切な行動の4つの目標」

①注目

②権力闘争

③復讐

④無気力

のうちのどれかをあてはめることができるかもしれません。

①注目だとすると、「姉よりも自分にもっと注目してほしい」と妻がアピールしているのかもしれません。

②権力闘争だとすると、「私があなたに恨み節を伝えているかぎり、あなたとの主導権争いで優位に立てる」と妻が思っているのかもしれません。

③復讐だとすると、「あなたに傷つけられたのだから、それと同じくらいあなたにやり返して当然」だと妻が思っているのかもしれません。

④の無気力の可能性はないでしょう。

①、②、③のどれに該当するかは、妻の恨み節に対する夫の感情、夫の対応、妻の反応によって決まってきます。

ここで大切な観点は、原因 ― それを探ったからといって、解決策は出てこない ― よりも目的 ― 対応策にたどり着ける ― を探ることです。

相談に対する回答では、妻と夫のコミュニケーションにおいて不適切(不健全)な関係が続いていることを何とかして改善しなければなりません。

次回は、目の付け所の「2.そもそも「恨み」の感情とは?」に入ります。

<お目休めコーナー> 通勤途上で②




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