ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。
今日(6月16日)は、10:30-16:00にヒューマン・ギルドで「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」を行い、その後、金沢に出張します。
さて、シリーズの6月2日付の「こんな人生相談、あなたならどう答える? 」の相談内容に対するアドラー心理学の立場からの回答です。
前回は、2つの公理を提供しましたが、今回は、いよいよ具体的な助言段階に入ります。
ただし、助言の前に次のコミュニケーションの、繰り返される次のパターンをしっかりと把握しておくことです。これを「偽解決」と呼んでいる流派もいます。
詳しくは、6月9日の「こんなアプローチ⑤」をご参照ください。
妻の恨み節
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夫の感情
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夫の対応
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妻の反応
妻の恨み節は、そう急には変わらないかもしれませんが、それを聴くときの夫の感情と対応は変えることができます。
ただし、自分自身の感情のコントロールはそう簡単ではありません。
手がかりとしては、妻の恨み節が復讐を目的とする恨みの感情の発露だとし、さらには、恨みが怒りのジャンルに属することを知れば、その根底には、「寂しさ」「落胆」「心配」などの一次感情が潜んでいることも理解でき、もっと共感をもって接することができるかもしれません。
次に、対応です。
私のお勧めは、
意表をつく
ことです。
このことは、次回に。
<お目休めコーナー> 梅雨時の花①