おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
「自己変革を妨げる心理」の第4回目は、「失敗しようとする意思」です。
ある人たちの心の中には、当人が試みようとすることに対して無意識のうちに失敗に向かわせようとする意思が潜んでいるのです。
これを「失敗しようとする意思(will to fail)」と呼びます。
このことは、第1回目の「成功回避の心理」や第2回目の「コンフォート・ゾーン」が働いて、私たちの知らないうちに失敗へ向けているのかもしれません。
こんなことがよく言われています。
工場の現場などや自動車の運転でも、事故を起こす人はある人たちに集中するのだそうです。
「また、あの人が!」ということはよくあります。
こんな人たちに共通していることは、うまくいかなかったとき、失敗したとき、問題を起こしたとき、「自分らしい」とか「また、やってしまった」と思っているのです。
曲者はその人の内言(セルフ・トーク)です。
内言(セルフ・トーク)というのは、実際に音声として外には出ないで、心の中で自分に対して言っている言葉です。
うまくいかなかったとき、失敗したとき、問題を起こしたとき、「自分らしい」とか「また、やってしまった」というのは、まさに内言(セルフ・トーク)です。
内言(セルフ・トーク)が恐ろしいのは、反復するにつれて「自己概念(あるいは「自己イメージ」)を形成することです。
「失敗しようとする意思」を持っている人は、「私は失敗しやすい」とか「自分はドジだ」という自己概念を持つ人です。
このことからすると、行動に注意を向けても根本的な対策になりません。
その人の自己概念を変える援助をしないと、「失敗しようとする意思」は克服できません。
言い換えれば、自己概念を変える「勇気づけ」の援助をすれば、、「失敗しようとする意思」が克服できるのです。
<お目休めコーナー> 高輪のプリンス・ホテルの庭にて(4)


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