アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

「自己変革を妨げる心理」の第3回目は、「イエス、バット」です。

いったん「イエス(はい)」と言って、設定した目標に近づこうとするのですが、「バット(でも、しかし)」を言うことで、現状のコンフォート・ゾーンに留まろうとする心理です。

「イエス」で快適・安全な現在地から離れようとしても、目的地は不快で、違和感だらけのため、快適で違和感のない現在地の居心地の良さに戻ってしまうのです。

そんな時、決まって次のような言い訳をします。

「だって、今までと違ったことをやるのは大変だもの」

「いったんはそう思ったけど、予想とかなり違っていた」

「何も今、この時期にやらなくても、しかるべき時期があるさ」

「自分らしさが失われてしまうことに気づいた」

「もともと自分には無理があったようだ」

 
ここで、第1回目の「成功回避の心理」が働きます。「失敗恐怖」が潜んでいることもあります。


さて、どうしたら「イエス、バット」を克服できるでしょうか?
理屈は簡単です。

「イエス、アンド」と「バット」を「アンド」に置き換えてしまえばいいのです。

「しのごの言わないで、一度決めたことはやり通そう」

「予想と違っているかもしれないけれど、とにかくやってみよう」

「今、この時期にやってみないで、いつやるのか。もう以前のパターンは卒業だ」

「無理を承知でトライしてみよう」

 
さて、あなた。あなたは「イエス、バット」人間ですか、それとも「イエス、アンド」人間ですか?


<お目休めコーナー> 高輪のプリンス・ホテルの庭にて(3)

 

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