おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
『孫子・勝つために何をなすべきか』(矢沢永一・渡部昇一、PHP文庫、533円+税)を読みました。
今は亡き矢沢永一氏と、80歳を過ぎても知的な老いをまったく感じさせない渡部昇一氏による孫子の解説書ですが、お2人の知識の豊富さに驚かされました。
とりわけ日露戦争、第二次世界大戦にまつわる話には「なーるほど」と思うことだらけでした。
孫子の教えは、いかに戦うかよりも、いかに戦わないようにするか、に力点が置かれていることがわかりました。
日中関係の停滞にからんで、日本のアホな元政治家たちが中国に利用されていますが、こんなところにも孫子の教えをしたたかに生かす中国の戦略が読み取れます。
その戦略とは「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり(訳:戦わないで他国の軍を屈服させるのが、最高に優れたことであります)」
最高の戦略とは「戦いを略すこと」なのです。
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