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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

GooブログのTEXTエディターは、相変わらず不調なのですが、HTMLエディターを使って何とかやりくりしています。
今日から従来の朝方に戻します。

さて、「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の2回目は「尊敬(respect)」です。

「尊敬」を『広辞苑』で引くと、「他人の人格・行為などをとうとびうやまうこと」とあります。
日本語のニュアンスでは、どうしても「仰げば尊し」のように、下の者が上位の人を「尊び敬うこと」のように捉えがちですね。

尊敬の英語は“respect”。『ジーニアス英和辞典』で“respect”を引くと、次のように書いてありました。

「原義:後ろを(re)見る(spect)→ふり返って見る→尊敬する」

今度は、接頭辞、語根にこだわってみましょう。

“re”は、「後ろ」(用例はrecollect)以外に「もう一度」(用例recover)とか「遠く」(用例remote)の意味もあります。

次に、“spect”には“look”や“watch”の「見る」意味が含まれています。

だとすると、英語の“respect”は、対人関係でトラブルなどに巻き込まれたときに、つい感情のままに暴言を吐いてしまうのでなく、もう一度その人との関係を距離を置いて見つめ、冷静に対応する態度がふさわしいようです。

このことから、私の「尊敬」についての定義を次のとおりにしています。

「人それぞれに年齢・性別・職業・役割・趣味などの違いがあるが、人間の尊厳に関しては違いがないことを受け入れ、礼節をもって接する態度」

英語の意味合いを理解すると、私の「尊敬」の定義がよりクリアになってきませんか?

<お目休めコーナー> 2月の花(1)



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