おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
著者の原田綾子さんから贈呈いただいていた本を読みました。
『子どもの「自信」と「やる気」をぐんぐん引き出す本』(マイナビ、1,380円+税)
私の印象に強く残ったのは、大きく次の3点です。
1.原田さんが、アドラー心理学ベーシック・コース や 「愛と勇気づけの親子関係セミナー(SMILE)」 などヒューマン・ギルドで学ばれた講座の内容に実に忠実であること
2.それでいて、原田さんの教師体験、出産・育児体験、さまざまな講座やカウンセリングの体験が随所に生かされていること
3.実例が豊富にあり、子育て中のママたちの指南書になりうる本であること
私が強く賛同する部分もありました。
「勇気づけ」を学ぶと、「ほめてはいけない」と自分自身をがんじがらめにする人が多いのですが、原田さんは「2~3歳くらいまでは、ほめる言葉を使ってもいい」とし、この時期を過ぎてから「勇気づけ」の子育てに少しずつ移行していくことを勧めていらっしゃいます。
私なりの言葉を使うと、「子どもが内発的動機づけの発達レベルに達していない時期までは、外発的動機づけの『ほめる』が有効」なのです。
「勇気づけコラム」も独特の味わいを示し、とても仕上がり具合いのいい本です。
原田さん、こんな素敵な本を世に出してくださり、ありがとうございました。
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