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アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。 

昨日(2月16日)は、1日ゆったりとお休みをいただきました。
とはいえ、原稿書きもしましたよ。

さて、間が空きましたが、「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」の7回目。
今回は、協力(cooperation)についてです。

「協力」の“cooperation” は、 co+operation から成り立っています。
co-は、 col- 、com-、 con-の接頭辞と同じく“ together”(お互いに)を意味し、“operation” は、そのまま「作業、運営、実施」。

ですから“cooperation” は、「(共通の目標に向けて)一緒に作業(運営)をすること」。

ところが、一緒に作業(運営)ができないと、「協力(cooperation)」の反意語の「競争(competition)」になります。

『ジーニアス英和辞典』によると、“competition”は、“petition”が「(当局などへの)請願、嘆願〔陳情〕、〔裁判所などへの〕請願;申し立て、(神・国王などへの)祈願、嘆願」であるため、「一緒に(com)嘆願する(pete)こと(tion)」の意味になるようです。

「我こそは、我こそは」と嘆願しているところに、同じように嘆願する人がいると、協力ならぬ競争関係になってしまうようですね。
ご用心、ご用心!


◆「英単語から学ぶアドラー心理学のキーワード」のシリーズは、1回目から6回目まで次のとおりご覧になれます。

2月3日 勇気(courage)
2月6日 尊敬(respect)
2月7日 信頼(trust)
2月9日 相互尊敬・相互信頼
2月11日 共感(empathy)―その1
2月12日 共感(empathy)―その2

 <お目休めコーナー> 2月の花(3)

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